遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

民主党 売国の沖縄ビジョン

2009-11-26 00:32:25 | 東シナ海ガス田

 名護市市長選といえば、前回の市長選の最中に沖縄へ旅行に出かけ部瀬名を拠点に行動していましたので、選挙カーに頻繁に出会ったのを想い出します。もう4年が経とうとしているとは、月日の経つのは速いものです。
 北部振興事業を前面に押し出した島袋市長が誕生し、市民のみなさんの苦渋の選択結果は、移転受入でした。
 一旦結論が出されたはずの移転が、新政権の無政策による定見のなさから、日米同盟にも重大な危機をまねきそうな状況に陥ってしまっています。 
 北部振興事業は、平成12年以来概ね10年間で1,000億円の投資がなされるべく予算が毎年計上され実行されてきています。

 沖縄では、日本の米軍施設の約25%(75%とよく見聞きしますが、これは何らかの意図にもとづいたごまかしの数値であることは、諸兄がご承知の通りです)が存在するという事などもあり、特別措置法により税金の軽減や、県市町村が行う公共事業の国庫負担を95%とする措置がとられる一方で、基地負担の軽減と、安全保障の両立に向けた長年の協議がなされ、米軍の移転計画が決められてきたのでした。

 安易に、政権をとる政局だけを優先させて政権を獲った民主党に、確たる定見がなかったために、今日の閣僚見解不一致の混乱を招いている様に見えるのです。
 鳩山の発言は、何故ふらふらして、小沢は何故沈黙を続けているのでしょう?

 ふと、「民主党・沖縄ビジョン」を想い出しました。
 2002年8月に「民主党21世紀沖縄ビジョン」が公表され、2005年 8月の改訂をへて、2008年 7月の「民主党・沖縄ビジョン(2008)」に至っています。
 民主党 web-site|沖縄ビジョン
   民主党・沖縄ビジョン (2008)

 このなかで、民主党は沖縄に対する政策を歌い上げています。
 「沖縄を考える」の文書は、あたかも昔の日本に侵略された琉球王国の時代に戻そうとしているかの様な表現がなされていますし、「私たちの目指す姿勢」(2005年 8月の改訂版)や「民主党・沖縄ビジョン(2008)」ではやや表現にオブラートがかけられていますが、「一国二制度」が上げられています。
 

「私たちの目指す姿勢」(2005年 8月の改訂版)より

 この「自立・独立」を着実に進めるためには、地域主権のパイロットケースとしての「一国二制度」を全国に先駆けて導入する必要がある。既に行われているFTZ(フリー・トレード・ゾーン)※1)などが他地域と比べて優位性が見られない中途半端なものと言わざるをえない現状下では、むしろ、競うべき対象、連携すべき対象は「東アジア」の他国・他地域であるという視点での取り組みが求められる。そのため、奄美諸島を含めた琉球弧として、そして、個性豊かな伝統文化を内包する「歴史」、美しい海やサンゴ礁を有する島の魅力に根ざした、やすらぎや健康・長寿をもたらす沖縄の「自然」を最大限活かすこと、そのためのシナリオとして地域間交流、国際交流を積極的に進めること、戦争体験に基づき沖縄が取り組んできた国際平和確立に向けての取り組みを更に具体化することを目指した政策こそが、沖縄の真の自立と発展に寄与すると考える。

 
「目指すべき沖縄の将来像」(民主党・沖縄ビジョン(2008))より

 この自立型経済を着実に構築するためには、地域主権のパイロット・ケースとして「一国二制度」的に、各種制度を積極的に取り入れることも検討する必要がある。
<中略>
 また、FTZ(フリー・トレード・ゾーン)などが他地域と比べて優位性が見られない中途半端なものとなっており、競うべき・連携すべき対象を「東アジア」の国・地域等近隣国・地域に拡げるという視点が求められる。奄美諸島を含めた琉球弧として、個性豊かな伝統文化を内包する歴史、美しい海やサンゴ礁を有する島の魅力、やすらぎや健康・長寿をもたらす沖縄の自然、等を最大限活かしつつ、そのためのシナリオとして地域間交流、国際交流を積極的に進めることを目指した政策こそが、沖縄の真の自立と発展に寄与すると考える。


 「一国二制度」は、ご承知のように、中国が香港やマカオで採っている制度です。民主党の沖縄での「一国二制度」の内容は、例えばビザの免除と記述されている部分では、沖縄在住ジャーナリストの恵隆之介氏の著によれば、中国人三千万人をノービザでステイさせると共に、沖縄の独自独自通貨を制定するというものなのです。沖縄の人口の23倍の中国人を在住させるというのです。で、参政権も...?
 
 廃藩置県は、中国帰化人に統治されていた琉球王国からの解放であったとの恵隆之介氏の記述がありますが、23倍もの中国人を在住させるというのは、毛沢東が日本占領に向けて描いていた無血占領作戦そのものです。
 民主党の沖縄政策は、東シナ海どころか、沖縄、ひいては日本をも中国の属国にするということなのです。
 自民党、みんなの党、共産党などの野党は、ここを徹底追及すべきです。辺野古沖への移転、県外移転ではなく、正直に言う社民党の米軍国外退去、近隣国への日本国売り渡しなのです。
 野党の目覚めと、マスメディアの自覚をお願いしたいところです。



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2 コメント

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Unknown (一ちゃん)
2015-02-16 12:27:34
どうい
Unknown (一ちゃん)
2015-02-16 12:27:35
どうい

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