遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

中国が日本国債を大量処分

2010-10-11 21:41:53 | 中国 全般
 日本の財務省が公表した 8月の国際収支状況で、中国の対日証券投資で処分額が購入額を 2兆182億円上回ったのだそうですね。内訳は、短期債が 2兆285億円の処分超、中長期債は103億円の買い越しなのだとか。
 これは、昨年8月~今年7月の買い越し額の累計2兆2383億円を一度に処分したことになり、異例の水準なのだそうです。
 
政治的意図?利益の確定? 中国、日本国債を大量処分(朝日新聞) - goo ニュース

 日本国債を買い進めてきた中国が一転して、償還期間1年以内の短期債を大量処分したことが波紋を呼んでいる。日本の財務省が公表した8月の国際収支状況(速報)によると、短期債が大半を占める中国の対日証券投資は売却・償還額(処分額)が購入額を2兆182億円上回った。昨年8月~今年7月の買い越し額の累計2兆2383億円に匹敵する異例の水準だ。
 8月の中国の対日証券投資の内訳をみると、短期債は2兆285億円の処分超、中長期債は103億円の買い越しだった。
 中国の対日証券投資の買い越し額は4月以降、毎月約2千億~約7千億円に達し、日本の市場関係者の間では「中国が外貨準備をドルから他の通貨に多様化する一環」との解釈が主流だった。8月に売却・償還額が購入額を大幅に上回ったのは、円高進行に伴い利益を確定させたのではないかとの見方が出ている。
 中国では、外貨準備を運用する投資家としての「正常な調整」(新京報)との反応が目立つ。日本側の「中国の政治的意図」をいぶかる一部の見方に対しては「増減は正常。威嚇ではない。政治的な解釈は不要」(証券日報電子版)などと伝えている。

 ただ、信用不安で打撃を受けたギリシャ国債について、温家宝(ウェン・チアパオ)首相が同国との首脳会談後に購入を表明するなど、中国には政治的ととられる動きもある。尖閣諸島沖の漁船衝突事件後の投資状況が明らかになる9月分の統計は再び話題を集めそうだ。(福田直之、吉岡桂子=北京)


 ギリシャと違って、日本の国債は外国の保有がほとんどなく、国内で保有されているから、多額とはいえ安心といった説明をよく聞きますが、中国が買い進んでいたとは...。
 M&Aや、森林=水資源を買いあさっているとの報道が盛んですが、その流れで、国債などの金融資産を買っていてもおかしくはない話ではあります。

 対馬で自衛隊の隣接地を、韓国資本が買っていたのが話題になりました。
 外国が、何でも無制限に買うことへの制限が必要と、有志の議員さんたちが動き始めていました。
 米国では、中国資本の買占めに議会がストップをかけている例が少なくないのは、諸兄がご承知の通りです。

 国債の外国の保有率は、約 7%で、中国の買越=保有分は、0.2%前後とのことです。中国分は記事の通りで、短期物が主ですから、長期的な戦略によるものとは考えられないとのことです。
 しかし、最初は無視されるようなジャブから始めて、徐々に実績を積み上げて、気付いたら大きな影響力を持つまでに至ってしまっていたというのは、中国の常套手段です。
 努々油断は禁物です。中期国債の動きに注目が必要です。

 G7で、人民元の切り上げを促すことで一致したとのことですが、日本の円高阻止行動にも非難があり、世界が通貨戦争状況にあります。
 読売テレビのウェークアッププラスで、寺島実朗を脱帽させた、堀古英司氏の円の市場流通量を増やす策論に賛成なのですが、ふと思いついたのですが、ドル買いでなく元買いを進めるというのは、G7の合意と日本の円高阻止への円の市場への供給に繋がるのではというのは、どんなものでしょう?
 海上での艦船の戦争ではなく、金融市場での開戦となりますが。





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2 コメント

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Unknown (aa)
2010-10-15 17:58:42
著書『暴かれた中国の極秘戦略』で中国共産党政権による台湾乗っ取り戦略を描いた
袁紅冰氏が来日。台湾乗っ取り戦略の現況とともに、中国の対日本戦略を語ります。

尖閣諸島沖の衝突事件以来の日中関係の背後にあるものとは何か、そして中国はいっ
たい何を狙っているのか? 中国共産党政権内など中国内に余人をもって替えられない
情報網をもつ袁紅冰氏ならではの講演が聴けることでしょう。

■日  時: 2010年10月28日(木) 18:30~21:00(18:00開場)  定員70名

■会  場: 文京シビックセンター 区民会議室 5階会議室C

■使用言語:中国語(通訳有)

■主催: まどか出版

■お問い合わせ・お申込み
 mail予約 adm@madokabooks.com [件名 袁紅冰講演会 お名前 ○○○]
 電話予約 TEL:03-5814-9292    まどか出版 イベント係まで

■参加費: 500円

[講演者略歴]
袁紅冰(えん・こうひょう/Yuan Hongbing)

投稿 yukoku | 2010/10/13 07:41

邦訳『暴かれた中国の極秘戦略』著者、中国からの亡命作家・袁紅冰氏(現在オーストラリア在住)は近く来日、共産中国のグローバル拡張や、対日戦略の中核、2012年までの中国の政局などについて、日本読者に語る。

 ■日時:10月31日(日) 講演時間14時~16時 
 *中国語で講演、日本通訳付

 ■場所:東京都渋谷区道玄坂2-6-17 渋東シネタワー13階

 ■交通:JR、渋谷駅「ハチ公口」徒歩2分 東京メトロ、東急田園都市線渋谷駅2番出口直結

 ■会費:1,500円(特典付き:次回講演割引券付き、大紀元時報送料付き4回無料購読)

 ■予約:日本語で申込み ファックス:03-6407-9409 メール:info@my3.jp
(連絡先、氏名を必ずお入れください)

 ■予約:中国語で申込み ファックス:03-3381-7612 メール:info@epochtimes.jp
(連絡先、氏名を必ずお入れください)

 主催:ワールドビジネスマーケティング協会
2010/10/13(水) 20:04:35 | URL | ゆ989 #rMPwZq/k [ 編集 ]
Unknown (Unknown)
2010-10-15 18:00:08
著書『暴かれた中国の極秘戦略』で中国共産党政権による台湾乗っ取り戦略を描いた
袁紅冰氏が来日。台湾乗っ取り戦略の現況とともに、中国の対日本戦略を語ります。

尖閣諸島沖の衝突事件以来の日中関係の背後にあるものとは何か、そして中国はいっ
たい何を狙っているのか? 中国共産党政権内など中国内に余人をもって替えられない
情報網をもつ袁紅冰氏ならではの講演が聴けることでしょう。

■日  時: 2010年10月28日(木) 18:30~21:00(18:00開場)  定員70名

■会  場: 文京シビックセンター 区民会議室 5階会議室C

■使用言語:中国語(通訳有)

■主催: まどか出版

■お問い合わせ・お申込み
 mail予約 adm@madokabooks.com [件名 袁紅冰講演会 お名前 ○○○]
 電話予約 TEL:03-5814-9292    まどか出版 イベント係まで

■参加費: 500円

[講演者略歴]
袁紅冰(えん・こうひょう/Yuan Hongbing)

投稿 yukoku | 2010/10/13 07:41

邦訳『暴かれた中国の極秘戦略』著者、中国からの亡命作家・袁紅冰氏(現在オーストラリア在住)は近く来日、共産中国のグローバル拡張や、対日戦略の中核、2012年までの中国の政局などについて、日本読者に語る。

 ■日時:10月31日(日) 講演時間14時~16時 
 *中国語で講演、日本通訳付

 ■場所:東京都渋谷区道玄坂2-6-17 渋東シネタワー13階

 ■交通:JR、渋谷駅「ハチ公口」徒歩2分 東京メトロ、東急田園都市線渋谷駅2番出口直結

 ■会費:1,500円(特典付き:次回講演割引券付き、大紀元時報送料付き4回無料購読)

 ■予約:日本語で申込み ファックス:03-6407-9409 メール:info@my3.jp
(連絡先、氏名を必ずお入れください)

 ■予約:中国語で申込み ファックス:03-3381-7612 メール:info@epochtimes.jp
(連絡先、氏名を必ずお入れください)

 主催:ワールドビジネスマーケティング協会
2010/10/13(水) 20:04:35 | URL | ゆ989 #rMPwZq/k [ 編集 ]

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