遊爺雑記帳

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デニー知事ピンチ…盟友の那覇市長、自公に「寝返り」 沖縄政界で始まった「逆回転」

2022-10-16 01:33:55 | 沖縄全般
 近く行われる那覇市長選(16日告示、23日投開票)で、自称オール沖縄の故翁長知事が那覇市長時代から副市長だった知念覚氏と、翁長氏の息子で元県議の雄治氏が立候補。
 知念氏は、自称オール沖縄ではなく、自公の推薦で立候補。現職で今回引退する城間氏も知念氏支持を表明。翁長雄治氏と対抗することとなったのだそうです。
 
デニー知事ピンチ…盟友の那覇市長、自公に「寝返り」の背景 – SAKISIRU(サキシル)
沖縄政界で始まった「逆回転」 SAKISIRU編集長 新田 哲史 2022年10月14日

 沖縄で「政変」が起きた。玉城デニー知事の支持基盤である「オール沖縄」系の有力政治家で、今期限りで引退する那覇市長の城間幹子氏が12日、近く行われる那覇市長選(16日告示、23日投開票)で、オール沖縄の候補ではなく、自民・公明が推す前副市長の知念覚氏を支持すると表明した。城間氏は同日、知念氏の選対事務所を訪れて旗幟を鮮明にした。

■翁長元知事の同級生
県都のトップを決める
那覇市長選は、今年の沖縄での政治決戦にあって9月の知事選に続く一大選挙知事選でデニー氏が大勝で再選したことで、オール沖縄勢が市長選に弾みをつけたと思われた矢先での急展開となった

城間氏は、かつてオール沖縄の支柱だった故・翁長雄志元知事が那覇市長時代に副市長を務めた。翁長氏とは中学・高校の同級生。大学卒業後は中学校の教員となり、那覇市内の中学校校長、在香港の日本人学校中学部校長を経て、翁長市政時代に市教委に入った。2010年副市長に選任された

転機を迎えたのはその4年後翁長氏が知事に転出した際後継に指名される形でオール沖縄の支援を受けて市長選に出馬。圧勝で初当選し、ここまで2期務めてきた

ただ
今年1月で71歳。5月に「熟慮する中で次のリーダーに引き継ぎたい」と述べ、秋の市長選への不出馬を表明していた。

■「寝返り」のワケ
不明ながら筆者も失念していたので、今回のニュースに驚いてしまったのだが、
城間氏は引退を明らかにしてからは後継指名を避けてきた普天間基地の辺野古移転には反対の考えである点から、県外から見るとオール沖縄が推す、翁長氏の長男、雄治(たけはる)氏(現在は県議)を指名するのが順当なはずだが、城間氏が選んだのは、自民・公明が擁立する知念覚氏だった

知念氏は那覇出身で、沖縄大学卒業後の1985年に市の職員に。翁長市政では総務部長、政策統括調整監を歴任し、城間市政の2015年3月副市長となり、今年8月に市長選の立候補を目指して退職していた。

その仕事ぶりについて沖縄自民の関係者は筆者の取材に「8年間、城間市政の裏方で自民党本部や(安倍・菅)政権との交渉を知念氏が一手に引き受けていた」と振り返り、「知念氏がいなければ、城間市政は持たなかったとも言え、城間市長からの信頼は絶大だった。知念氏の後援会は市長を巻き込むことを想定していたようだ」と舞台裏の一端を明かす

また、
沖縄の政界事情に詳しい人物は今回の決断の背景として、行政経験のない翁長雄治氏の能力・経験不足への不安があったとの見方を示した。ヤフーニュースではなぜか削除されているが、折しも翁長雄治氏は12日の記者会見で、3年前に飲み会の席で女性に「AV女優に似ている」との発言をしたことを認めたと地元紙で報じられた。脇の甘さがあるとの見方を裏付けた格好だ。

■「逆回転」が始まった
いずれにせよ、
城間氏が敵方に「寝返えられた」オール沖縄には動揺が走っている。市政では「与党」になる市議団は13日、市長に抗議文を直接手渡し、「支持表明を撤回して私達を支えてきたオール沖縄の原点に立ち返って欲しいと思います」などと訴えた。これに対し、城間氏は「翁長雄志さんがオール沖縄を形成して出発したあの時に戻りたい」と突き放してみせた(参照:沖縄テレビ)。

「あの時」とは、おそらく保革の枠を超えて基地問題を打開しようと結集した当時のことであり、左派色を強め、経済界の支持も離れていく近年のオール沖縄勢力への苦言を呈したと言える。それは沖縄政界全体としても、血縁や地縁、利権などよりイデオロギー的な対立が強まってきた構図そのものでもある。今回の「政変」で未解明の真相はまだありそうだが、少なくとも近年のそうした傾向からの「逆回転」が始まったとも言えそうだ。

いずれにせよ、
デニー知事にとっては、2期目をスタートしたばかりで足元で大きな暗礁に直面した格好だ。基地問題などで国の外交・安全保障政策に一定の影響を与えてきた沖縄政界の向こう数年の行方を占う上で重要な市長選はどうなるのだろうか。

 9月の知事選では、自称オール沖縄の玉城知事が圧勝、再選されていましたが、那覇市長選では、自民党県連会長から自称オール沖縄を在福岡の中国領事館の支持も得て転身、立ち上げた翁長前知事の部下と後継者が、自公の推薦での市長選に挑戦。

 城間氏は引退を明らかにしてからは後継指名を避けてきた。普天間基地の辺野古移転には反対の考えである点から、県外から見るとオール沖縄が推す、翁長氏の息子、雄治(たけはる)氏(現在は県議)を指名するのが順当なはずだが、城間氏が選んだのは、自民・公明が擁立する知念覚氏だった。

 知念氏は那覇出身で、翁長市政では総務部長、政策統括調整監を歴任し、城間市政の2015年3月副市長となり、今年8月に市長選の立候補を目指して退職していた。
 その仕事ぶりについて沖縄自民の関係者は、「知念氏がいなければ、城間市政は持たなかった」と舞台裏の一端を新田氏に明かしていると。
 沖縄の政界事情に詳しい人物は今回の決断の背景として、行政経験のない翁長雄治氏の能力・経験不足への不安があったとの見方を示したのだそうです。

 城間氏が敵方に「寝返えられた」自称オール沖縄には動揺が走っていると、新田氏。
 市議団の、知念氏支持撤回要求に対し、城間氏は「翁長雄志さんがオール沖縄を形成して出発したあの時に戻りたい」と突き放してみせたのだそうです。
 「あの時」とは、おそらく保革の枠を超えて基地問題を打開しようと結集した当時のことであり、左派色を強め、経済界の支持も離れていく近年のオール沖縄勢力への苦言を呈したと言えると、新田氏。
 それは沖縄政界全体としても、血縁や地縁、利権などよりイデオロギー的な対立が強まってきた構図そのものでもある。今回の「政変」で、少なくとも近年のそうした傾向からの「逆回転」が始まったとも言えそうだとも。

 基地問題などで国の外交・安全保障政策に一定の影響を与えてきた沖縄政界の向こう数年の行方を占う上で重要な市長選はどうなるのだろうかと、新田氏。

 玉城知事誕生時も、自称オール沖縄勢の市町選では、敗北が続いていましたが、翁長氏の弔い合戦となり、玉城氏が当選。
 今回のコロナ禍の沖縄での、玉城氏の圧勝は原因不明ですが、左派色を強め、経済界の支持も離れていく近年の自称オール沖縄勢力。
 尖閣諸島の領海を含む近海に、実効支配実績争いで「海警」を侵入させている中国。共産党大会後の台湾海峡有事が、世界中からも危惧されるなか、世界一危険な普天間基地を、辺野古のキャンプシュアブに統廃合し基地を減らしながらも機能向上を図る事を阻止する、中国に利する運動(在福岡中国領事館も支援)は、現状でいいのか。
 中国の、与那国島近海のEEZ内へのミサイル撃ち込みの情勢大転換に、抑止の備えはどうするのか。

 「あの時」もさることながら、「今」の変動している現実への対応が求められていますが!
 


 # 冒頭の画像は、那覇市長選立候補予定者を巡る構図
  那覇市長選、16日告示 オール沖縄に亀裂 国政にも影響 - 産経ニュース




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