2009年8月の衆議院選挙で、朝日、毎日他のメディア吹かせた「政権交代」という政局の風で、民主党政権が誕生し、日本が沈没しかけました。
風に騙されたと気づいた国民は、自民党政権の復活を選択し、2012年12月に安倍第二次政権が誕生しました。
民主党政権で沈没しかけた日本経済を「アベノミクス」で救い、就職難民が発生していた状況は霧散し、人手不足の状況が発生しています。
外交でも、ルーピーと称されたハトの宇宙人発想の非現実的構想や、沖縄の米軍基地を巡る迷走、カンカラカンによる中国漁船衝突事件処理の不手際は、メドベージェフ首相の北方領土訪問を招き、ドジョウによる尖閣国有化(石原都知事の公有化に対抗)で、胡錦濤の失脚を支援する結果を招く失政と、日本の安全保障を揺るがす失政を重ねました。
その低下した日本外交は、安倍政権の俯瞰外交で信頼を取戻し、いまやG7ではメルケル首相に次ぐ古参となり、リーダーシップを発揮するまでに日本を復活させました。
その後の衆院選、参議院選でも連勝してきた自民党・安倍政権でしたが、今回の選挙は、政界地図を変革する歴史的選挙となりましたね。
原因は、新党の「希望の党」誕生と、それに伴う「民進党」の分裂。
「反安倍一強」を掲げている朝日、毎日他のメディアは、国会で下請け活動をしていた「民進党」を失ったことで、「立憲民主党」の設立を支援・育成する風を吹かせました。
結果、「反安倍一強」批判は、「モリカケ」の犯罪人をヒーローに仕立てた捏造報道で、一定の浸透は見せたものの、自民党の圧勝は予想を反し、揺るぎませんでした。
産経・阿比留氏は、今回の選挙は、読者に特定の見方を刷り込み、言うことを聞かせようという底意がすでに国民に見透か去れた結果だと指摘されています。
概ね異論はありませんし、「希望の党」の失速原因では、一般に言われる「排除」発言だけではなく、「モリカケ」を他の野党と同調して連呼したことを取り上げていただいている点は、大いに共感する点です。
築地の移転では、四面楚歌の状況に陥っていましたが、豊洲新市場では、100~150億円/年の赤字が発生することへの対策はほとんど論じられていない中、その対策を検討し議論を引き起こしている点は、評価される点だと遊爺は考えています。
自民党都連にいじめられる小池のイメージが、築地移転混迷や、五輪施設問題処理で評価を下げながらも安倍政権とは大人の距離を保ち、安定感がありました。
しかし、都議選時の追い風は勢いを減速しつつあり、あせったのでしょうか、「モリカケ」を連呼するようになり、自民党都連だけでなく、安倍首相とも正面からの敵対姿勢に転じてしまいました。他の野党との差別化を失い、ただでさえ口先番長の民進党に数で乗っ取られるとの危惧を具現化してしまい、政権を任せられない普通の野党に埋没してしまいました。
「排除」発言で、いじめられる小池から、いじめる小池に転じたと、一斉にメディアが小池叩き、「希望の党」たたきを始め、レッテル張りに成功しました。確かに「排除」の言葉は失言ですが、主旨は「政策が異なる野合」はしないとの姿勢を表現しようとしたもので正しい発想です。むしろ、前原、枝野の代表選で、選挙の議席の為に共産党との野合を唱えた枝野が破れた通り、枝野・立憲民主党の方が政策無視の選挙用野合であり批難されるべきです。
「立憲民主党」の主力メンバーは、日本を埋没させかけた「カンカン菅」政権のメンバーで、枝野は政策の異なる共産党との野合を唱えているのです。
「モリカケ」の件で、「報道しない自由」で真実の報道をしなかった朝日、毎日、NHK他は、ここでも「立憲民主」は筋を通して清いと喧伝し、風を吹かせました。
「希望の党」との合流協議の総会では、大方の予想を裏切って全員が合流に賛成したのです。政策合意できるかの踏絵での「排除」であぶれてしまい、やむなく新党を立ち上げたという、紆余曲折の迷走の末、政策より選挙の議席を優先する本性に戻っただけです。
そこに、国会で下請活動をしてくれる「民進党」を失って困っていた朝日、毎日他のメディアが迎合して、風を吹かせたのでした。その結果、野党第一党を誕生させたのですから、自民党の大勝はありましたが、風を吹かせたメディアにとっては、成果はあったのです。つまり、過去の民主党誕生の風ほどではないにしても、新たな野党第一党を誕生させることができた=また風に騙された有権者がいたのでした。
「立憲民主党」が、野党第一党になり、政界地図が変動しそうで、今後の展開が姦しくまた、注目が必要です。
何故「立憲民主党」が野党第一党になれたのか。メディアの「報道しない自由」で吹かせた風の他に、共産党が自らの議席を減らしてまで協力したこと、資金の出所、支援団体・組織の動向、共産党ではない左翼政党のニーズなどいろいろ挙げられていますが、今後の展開を考えるキーになる原因糾明が求められます。
ひとつに、選挙突入直前のできごとで、公明党だけが、立民の欠点を指摘していたが、自民、希望ともに立民対策はしていなかったことで、メディアの「報道しない自由」とあいまって、立民の長所・欠点が有権者に誤解それたと指摘する説がありますね。時間の経過とともに実像が知られて来れば、かつての社会党のような単なる政権批判だけの万年野党で終わるとの見方です。
賢明な国民に、広く実態が知られるようになった時、政界地図はどう変わるのか、歴史の分岐点に立っていることを今回の選挙結果は示していると考えますが、いかがでしょう。
# 冒頭の画像は、W不倫ながら、当選したガソリーヌ・山尾 支援組織の力と言われていますね。
フキノトウ
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風に騙されたと気づいた国民は、自民党政権の復活を選択し、2012年12月に安倍第二次政権が誕生しました。
民主党政権で沈没しかけた日本経済を「アベノミクス」で救い、就職難民が発生していた状況は霧散し、人手不足の状況が発生しています。
外交でも、ルーピーと称されたハトの宇宙人発想の非現実的構想や、沖縄の米軍基地を巡る迷走、カンカラカンによる中国漁船衝突事件処理の不手際は、メドベージェフ首相の北方領土訪問を招き、ドジョウによる尖閣国有化(石原都知事の公有化に対抗)で、胡錦濤の失脚を支援する結果を招く失政と、日本の安全保障を揺るがす失政を重ねました。
その低下した日本外交は、安倍政権の俯瞰外交で信頼を取戻し、いまやG7ではメルケル首相に次ぐ古参となり、リーダーシップを発揮するまでに日本を復活させました。
その後の衆院選、参議院選でも連勝してきた自民党・安倍政権でしたが、今回の選挙は、政界地図を変革する歴史的選挙となりましたね。
原因は、新党の「希望の党」誕生と、それに伴う「民進党」の分裂。
「反安倍一強」を掲げている朝日、毎日他のメディアは、国会で下請け活動をしていた「民進党」を失ったことで、「立憲民主党」の設立を支援・育成する風を吹かせました。
結果、「反安倍一強」批判は、「モリカケ」の犯罪人をヒーローに仕立てた捏造報道で、一定の浸透は見せたものの、自民党の圧勝は予想を反し、揺るぎませんでした。
産経・阿比留氏は、今回の選挙は、読者に特定の見方を刷り込み、言うことを聞かせようという底意がすでに国民に見透か去れた結果だと指摘されています。
野党とメディア、問われた姿勢 (10/24 産経 【阿比留瑠比の極言御免】)
蓋を開けてみると自民党の完勝に終わった今回の衆院選は、5年近くにわたる安倍晋三政権の信任を問うものだった。ただ、国民はそれだけでなく、野党やマスメディアの姿勢もまた、問うていたのではないか。
7月の東京都議選で「神通力」を発揮した小池百合子知事が代表に就任し、一時は政権交代もあり得るかと思わせた希望の党は、あれよあれよという間に失速していき、希望は失望へと変わった。
「きつい言葉だった。傷つけるつもりはなかった」
小池氏がこう反省を示す「排除発言」が、国民の反感を買ったとされるが、失敗はそれにとどまらない。選挙戦で、小池氏が森友・加計学園問題を連呼しだしたことで新味が薄れ、「これでは旧来の民進党や共産党と変わらない」とがっかりされた部分も大きい。
主要メンバーの顔ぶれがほとんど菅直人内閣と重なる立憲民主党のほうが、左派色が明確なだけ分かりやすく、反自民票の受け皿として選ばれたのだろう。
そしてより深刻な惨状を呈したのが、メディア報道のあり方だった。事の軽重も優先順位もあったものではなく、ひたすら「モリカケ」「モリカケ」と一つ覚えのように粘着する姿はグロテスクだった。
せっかく民意を国政に届ける機会なのに、一部のメディアは安倍首相が「国難」として提示した北朝鮮危機も少子高齢化問題もそっちのけで、モリカケにこだわっていた。特に突出していた朝日新聞は、首相が衆院解散を表明した9月25日以降、解散の意味を矮小(わいしょう)化し続けた。
「森友・加計問題とあわせ、首相にとって不都合な状況をリセットする意図は明らかだ」(26日付社説)
「『疑惑隠し』があからさまな今回の判断に、大義は見いだせない」(同日付根本清樹論説主幹コラム)
「首相の狙いは明白である。森友学園・加計学園の問題をめぐる野党の追及を消し去り、選挙準備が整っていない野党の隙を突く」(29日付社説)
「『疑惑隠し解散』との批判にどう反論するのか。(中略)説明責任に背を向ける首相の政治姿勢こそ、選挙の争点だ」(10月6日付社説)
「共産党の志位和夫委員長は首相に『森友、加計学園疑惑隠し。これ以外にない』とただした。その通りだろう」(9日付社説)
「選挙準備が整わない野党の隙をつくとともに、森友学園・加計学園問題の追及の場を消し去る」(11日付社説)
「大事な政策論議の前にまず、指摘しておかなければならないことがある。森友学園・加計学園をめぐる首相の説明責任のあり方だ」(12日付社説)
「この解散総選挙も、森友・加計疑惑を隠し、逃げるという本性において類似のもの」(18日付福島申二編集委員コラム)
「森友・加計問題への追及をかわす大義なき解散--」(23日付社説)
目についたものをざっと拾っただけだが、よくもこれだけ同じことを書き続けられるものだ。だが、読者に特定の見方を刷り込み、言うことを聞かせようという底意がすでに国民に見透かされているのは、まさに今回の選挙結果が示す通りである。
野党も一部メディアも、国民をあまりにバカにしてはいないか。
蓋を開けてみると自民党の完勝に終わった今回の衆院選は、5年近くにわたる安倍晋三政権の信任を問うものだった。ただ、国民はそれだけでなく、野党やマスメディアの姿勢もまた、問うていたのではないか。
7月の東京都議選で「神通力」を発揮した小池百合子知事が代表に就任し、一時は政権交代もあり得るかと思わせた希望の党は、あれよあれよという間に失速していき、希望は失望へと変わった。
「きつい言葉だった。傷つけるつもりはなかった」
小池氏がこう反省を示す「排除発言」が、国民の反感を買ったとされるが、失敗はそれにとどまらない。選挙戦で、小池氏が森友・加計学園問題を連呼しだしたことで新味が薄れ、「これでは旧来の民進党や共産党と変わらない」とがっかりされた部分も大きい。
主要メンバーの顔ぶれがほとんど菅直人内閣と重なる立憲民主党のほうが、左派色が明確なだけ分かりやすく、反自民票の受け皿として選ばれたのだろう。
そしてより深刻な惨状を呈したのが、メディア報道のあり方だった。事の軽重も優先順位もあったものではなく、ひたすら「モリカケ」「モリカケ」と一つ覚えのように粘着する姿はグロテスクだった。
せっかく民意を国政に届ける機会なのに、一部のメディアは安倍首相が「国難」として提示した北朝鮮危機も少子高齢化問題もそっちのけで、モリカケにこだわっていた。特に突出していた朝日新聞は、首相が衆院解散を表明した9月25日以降、解散の意味を矮小(わいしょう)化し続けた。
「森友・加計問題とあわせ、首相にとって不都合な状況をリセットする意図は明らかだ」(26日付社説)
「『疑惑隠し』があからさまな今回の判断に、大義は見いだせない」(同日付根本清樹論説主幹コラム)
「首相の狙いは明白である。森友学園・加計学園の問題をめぐる野党の追及を消し去り、選挙準備が整っていない野党の隙を突く」(29日付社説)
「『疑惑隠し解散』との批判にどう反論するのか。(中略)説明責任に背を向ける首相の政治姿勢こそ、選挙の争点だ」(10月6日付社説)
「共産党の志位和夫委員長は首相に『森友、加計学園疑惑隠し。これ以外にない』とただした。その通りだろう」(9日付社説)
「選挙準備が整わない野党の隙をつくとともに、森友学園・加計学園問題の追及の場を消し去る」(11日付社説)
「大事な政策論議の前にまず、指摘しておかなければならないことがある。森友学園・加計学園をめぐる首相の説明責任のあり方だ」(12日付社説)
「この解散総選挙も、森友・加計疑惑を隠し、逃げるという本性において類似のもの」(18日付福島申二編集委員コラム)
「森友・加計問題への追及をかわす大義なき解散--」(23日付社説)
目についたものをざっと拾っただけだが、よくもこれだけ同じことを書き続けられるものだ。だが、読者に特定の見方を刷り込み、言うことを聞かせようという底意がすでに国民に見透かされているのは、まさに今回の選挙結果が示す通りである。
野党も一部メディアも、国民をあまりにバカにしてはいないか。
概ね異論はありませんし、「希望の党」の失速原因では、一般に言われる「排除」発言だけではなく、「モリカケ」を他の野党と同調して連呼したことを取り上げていただいている点は、大いに共感する点です。
築地の移転では、四面楚歌の状況に陥っていましたが、豊洲新市場では、100~150億円/年の赤字が発生することへの対策はほとんど論じられていない中、その対策を検討し議論を引き起こしている点は、評価される点だと遊爺は考えています。
自民党都連にいじめられる小池のイメージが、築地移転混迷や、五輪施設問題処理で評価を下げながらも安倍政権とは大人の距離を保ち、安定感がありました。
しかし、都議選時の追い風は勢いを減速しつつあり、あせったのでしょうか、「モリカケ」を連呼するようになり、自民党都連だけでなく、安倍首相とも正面からの敵対姿勢に転じてしまいました。他の野党との差別化を失い、ただでさえ口先番長の民進党に数で乗っ取られるとの危惧を具現化してしまい、政権を任せられない普通の野党に埋没してしまいました。
「排除」発言で、いじめられる小池から、いじめる小池に転じたと、一斉にメディアが小池叩き、「希望の党」たたきを始め、レッテル張りに成功しました。確かに「排除」の言葉は失言ですが、主旨は「政策が異なる野合」はしないとの姿勢を表現しようとしたもので正しい発想です。むしろ、前原、枝野の代表選で、選挙の議席の為に共産党との野合を唱えた枝野が破れた通り、枝野・立憲民主党の方が政策無視の選挙用野合であり批難されるべきです。
「立憲民主党」の主力メンバーは、日本を埋没させかけた「カンカン菅」政権のメンバーで、枝野は政策の異なる共産党との野合を唱えているのです。
「モリカケ」の件で、「報道しない自由」で真実の報道をしなかった朝日、毎日、NHK他は、ここでも「立憲民主」は筋を通して清いと喧伝し、風を吹かせました。
「希望の党」との合流協議の総会では、大方の予想を裏切って全員が合流に賛成したのです。政策合意できるかの踏絵での「排除」であぶれてしまい、やむなく新党を立ち上げたという、紆余曲折の迷走の末、政策より選挙の議席を優先する本性に戻っただけです。
そこに、国会で下請活動をしてくれる「民進党」を失って困っていた朝日、毎日他のメディアが迎合して、風を吹かせたのでした。その結果、野党第一党を誕生させたのですから、自民党の大勝はありましたが、風を吹かせたメディアにとっては、成果はあったのです。つまり、過去の民主党誕生の風ほどではないにしても、新たな野党第一党を誕生させることができた=また風に騙された有権者がいたのでした。
「立憲民主党」が、野党第一党になり、政界地図が変動しそうで、今後の展開が姦しくまた、注目が必要です。
何故「立憲民主党」が野党第一党になれたのか。メディアの「報道しない自由」で吹かせた風の他に、共産党が自らの議席を減らしてまで協力したこと、資金の出所、支援団体・組織の動向、共産党ではない左翼政党のニーズなどいろいろ挙げられていますが、今後の展開を考えるキーになる原因糾明が求められます。
ひとつに、選挙突入直前のできごとで、公明党だけが、立民の欠点を指摘していたが、自民、希望ともに立民対策はしていなかったことで、メディアの「報道しない自由」とあいまって、立民の長所・欠点が有権者に誤解それたと指摘する説がありますね。時間の経過とともに実像が知られて来れば、かつての社会党のような単なる政権批判だけの万年野党で終わるとの見方です。
賢明な国民に、広く実態が知られるようになった時、政界地図はどう変わるのか、歴史の分岐点に立っていることを今回の選挙結果は示していると考えますが、いかがでしょう。
# 冒頭の画像は、W不倫ながら、当選したガソリーヌ・山尾 支援組織の力と言われていますね。
フキノトウ
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