遊爺雑記帳

ブログを始めてはや○年。三日坊主にしては長続きしています。平和で美しい日本が滅びることがないことを願ってやみません。

鳩山は、オバマ大統領に喧嘩を得っているのか?

2009-11-15 22:33:44 | 日本を護ろう

 昨夜(11/14)寝ぼけ眼でテレビを見ていて、鳩山首相がオバマ大統領との会談で合意した普天間の移設に関する閣僚級の作業部会について、「答えが決まっているなら、作業部会を作る意味がない」と、オバマ大統領の「日米合意履行に基づいた履行」発言を否定する発言があったと聞いて、飛び上がるほど驚きました。
 会談前は、時間が経過するほど話はこじれる方向にすすむと早期に結論を出す発言でした。会談でも、早期に結論を出すことで合意しました。もともと、話がブレてひらひらと平気で翻す鳩山で、麻生以上に定見のない政治家ですが、米国大統領との会談内容を、翌日に翻して日本の信用がこの先どうなるか、判っているのでしょうか?
 判っていないはずはなく、何故翻した上に、名護市長選の結果に委ねるような、一国の総理にあるまじき責任逃れの姿勢を示したのでしょうか?
 事の重大さに驚いているのは、遊爺だけなのでしょうか?
 民主党支援番組のTBS・サンデーモーニングでは、唯一バランス感覚のある、岸井成格特別編集委員でさえ、時間をかけてじっくり結論を出すべきと、完全擁護体制です。鳩山ブレーンの寺島実郎日本総研会長の指導なのでしょうか?民主党実質専制君主の小沢の指令なのでしょうか?
 産経でさえ小さな事実を伝える記事だけでしたが、読売では早速取り上げてくれていました。
 

普天間先送り示唆 米、「鳩山不信」に拍車 (11/15 読売朝刊)

 【シンガポールー1川嶋三恵子】鳩山首相は14日、訪問先のシンガポールでの同行記者団との懇談で、沖縄の米軍普天間飛行場移設問題について、「迅速な結論」で合意した13日の日米首脳会談から、一転して結論先送りの可能性に触れた。米側は「首脳レベルでの公約は極めて重い」とみなしており、鳩山政権に対する不信感に拍車がかかるのは必至の情勢だ。〈本文記事ー面〉
 首相は、現行移設先の米軍キャンプ・シュワブ沿岸部を抱える沖縄県名護市長選(来年1月)の結果を見極めることも、改めて選択肢の一つだと述べた。選挙の結果、移設反対派が当選すれば、現行計画が暗礁に乗り上げる恐れが出てくることを「織り込み済み」と受け取られかねないものだ。
 さらに、この問題に関する日米の外務・防衛担当閣僚級の作業部会での協議について、オバマ大統領は首脳会談後の共同記者会見と14日の演説で「日米合意の履行」が前提だと繰り返したが、首相は14日、「答えが決まっているなら、作業部会を作る意味がない」と述べ、作業部会の位置づけについても共通見解がないことが明らかになった。
 米側は「首相が『できるだけ早く結論を出す』ことで同意した以上、日米合意に基づいて移設を履行する」と受け止めていただけに、今週中にも開かれる予定の作業部会での協議は冒頭から難航が予想される。
 
「バラク」と「ユキオ」の違い 編集委員 大塚隆一 (11/15 読売朝刊)

 「鳩山首相も私も変革を公約に掲げて選ばれた」
 初来日したオバマ米大統領は14日行ったアジア外交演説で、鳩山首相との共通点を強調してみせた。
 しかし、共同会見と外交演説で感じたのは、むしろ「バラク」と「ユキオ」と呼び合う仲になったという2人の違いの方だった。
 象徴的なのは、北朝鮮問題をめぐる両者の発言だ。
 首相は記者会見で「大統領から問題提起があった。密接に協力していきたい」と述べた。どこか人ごとのような話しぶりだった。
 一方、大統領は北朝鮮が従来の合意を無視すれば制裁を続けると釘を刺した。さらに外交演説では拉致問題に言及し、「国交正常化は被害者の家族が全面的な説明を受けた時に初めて司能になる」と明言した。
 拉致は、首脳会談のたびに日本側が米大統領の発言を引き出そうとしてきた、いわば「日本問題」である。それを米国の大統領が取り上げ、日本の首相は触れない。オバマ発言にはリップサービスの側面もあるだろうが、正直な印象を言えぱ、
「一体どちらが日本の首相なのか」と感じた。
 
 違いはまだある。
 温暖化では、首相が温室効果ガスの大幅削減方針を誇らしげに強調したのに対し、大統領は国の競争力や安全保障にからむエネルギー問題である点を指摘した。
 大統領は「核のない世界」についても「遠い目標」であり、「抑止力は維持する」と改めて強調した。
 一方、首相は他の問題でも「協力」「連携」「話し合い」といったソフトな言葉ばかりが目立った。
 核にせよ、温暖化にせよ、経済にせよ、世界はいま、中国やインドなど新興国も加わり、新たな枠粗みやルール作りをめぐる激しいせめぎ合いの時代に入った。
 大統領にあって、首相に欠けているのは、こうした国際政治の現状への認識と、掲げた理想を具体的な国益につなげるしたたかな戦略だと思う。
 そのオバマ大統領すら、米国内の保守派からは「成果を出せない理想主義者」と批判され、悪戦苦闘している。鳩山首相は世界のそんな厳しい現実をまず直視すべきだ。

 金曜日の多くのメディアの論調は、鳩山が選挙で県外・国外を(何ら具体案は無いにもかかわらず、票ほしさの一念で)唱えたため、時間稼ぎをさせてくれと言うものに、米側が配慮をして強く迫らず、温情を示したというものでした。クリントン時代の自国内優先・ジャパンバッシングの民主党とは異なる対応です。
 これは、オバマ大統領の今回のアジア歴訪の主目的である、APEC参加とAPECで主導権を握りつつある中国との会談に向け、日米両国関係が親密で揺るがないことを、中国などの日米関係分断により日米の国力低下、自国の覇権拡大を画策する国へ示そうとしたものでした。
 今回の鳩山発言は、単に日米関係に留まらず、東アジアでの日米中、ひいてはAPEC全体でも中国独壇場の流れを加速する重大な転換を招く可能性が強いものです。
 転載した読売の記事の、オバマ大統領と鳩山とどちらが日本の首相の発言かのくだりの通りというか、反日・中国朝貢民主党小鳩政権の正体が露わになったもので、こんなにも早く、こんなにも露骨に、こんなにも隷属的にその姿をあらわすかとあきれるばかりです。

 オバマ大統領は、中国には3泊滞在するのだそうですね。日本には1泊でしたが、さらに予定時間を短縮して飛び立って行きました。
 オバマ大統領側からの日程延期(不評のアフガン政策にかかわる当然の理由)で日程がズレたとは言え、天皇陛下とオバマ大統領か逢う場に立ち会わず、APECに先に行ってしまう鳩山は、その唱える友愛の中身はなにか問いかけたくなるし、日本人の基本の礼節はどう考えるのか疑わしい限りです。
 そして、そこまでして参加したAPECでは、鳩山の東アジア共同体構想は関心をもたれず無視され、シンガポール、チリ、ニュージーランド、ブルネイ、オーストラリア、ベトナム、ペルーが参加する自由貿易協定(FTA)の「環太平洋パートナーシップ協定(TPP)」に米国も参加することで、ラッド豪首相も歓迎するなど、日本は蚊帳の外で、オバマ大統領のアジア歴訪の成果があげられつつあります。
 米中トップ会談はこれからとなりますが、小鳩政権の今回の反日、反米行為のなか、どの様な展開となるのか、支持率挽回のためのおみやげを必要とするオバマ大統領が、どの様な成果をあげるのか、注目されます。
 それは、日米の揺らぎ無い同盟関係に基づいた当初の作戦とは異なるものとならざるをえず、米国は苦しい立場での作戦展開となりますが、中国重視を、親豪・捨日本への度合いを深めて進める歴史的方向転換の始まりの予感がしてなりません。
 そして日本は、中国の隷属国へ、3流以下の低迷後進国への坂を転げ落ちていくのでしょうか。
 それを隠そうと擁護するメディアや評論家。そのために気づく人が少ない国民。そろそろ日本脱出の準備を始めなくてはならなくなるのでしょうか?





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