武漢肺炎の新型コロナウィルス感染が、世界各地に広まっていますね。
その中で、北朝鮮での感染拡大は、情報がないままです。
数少ない情報では、対中交易ルートを遮断、鎖国状態であること。外国人を監禁(?)しているらしいこと。金正恩・金与正兄妹から、文在寅に硬軟の書簡が届けられたことなどが聞かれますが、感染の窮状が推察されるとし、日本は拉致被害者奪還のチャンスと捉え救出に動くべきと唱えておられるのは、福山隆元陸相。
北からの拉致被害者奪還の主カードは、トランプ大統領が金正恩との仲介の労をとっていただいた際の、「戦争賠償金」交渉です。
韓国とは、「日韓基本条約」と「日韓請求権協定」を締結済みですが、北朝鮮には国交回復時となっています。
しかし、新型コロナウイルスの感染が、国連の経済制裁(中露の抜け道支援有)以上に金正恩政権に打撃を与えていて、助けを求めていると、福山氏。
国内の医療体制が脆弱な北朝鮮は、中国から北につながる地中のパイプラインからの石油の供給や、国境警備隊の目を盗んで行う密貿易以外の物流は、完全にストップ、交流を遮断することで中国からの感染を防ごうとしています。
国内感染の対策支援を中国に求める手はあります。しかし、中国は感染拡大終了宣言をし、欧州への支援を開始していますが、対北支援についてどこまで可能かは不明です。
韓国へは、金正恩氏は3月4日に文在寅に親書を渡し、医療支援依頼をしたとみられています。
文在寅政権は、韓国国民には、秘密にして衛生支援を実施するだろうが、自国もピンチの韓国だけでは手が足りない。
一方、与正氏からは想像もできない魔女と見まがうような激越極まりない言葉といった扱いも。
北朝鮮がかなり窮地にあることは可能性が高いようですね。
北朝鮮が韓国に支援要請か、親書が示す困窮ぶり 文在寅大統領宛ての「温かい」親書をどう読むか(1/4) | JBpress(Japan Business Press)
福山氏は、これから、春の種まき、そのための化学肥料が必要だが、中国からの入手が可能かどうか。
他にも北が必要とするのは、コメなどの食料、医療器具特に検査器具と防護服、治療薬、金一族や党員などが感染した場合の直接治療、ひょっとしたら、噂されている金正恩氏の治療の依頼も。
ここは、拉致被害者救出のチャンス。 日本は今こそ、拉致被害者を救出する策を練って、行動すべきだと福山氏。
人道支援の観点から北を助けることよりも、これを利用して拉致被害者を救出すべきだ。支援と拉致被害者を交換条件にすべきだと。
北が苦しんでいるこの時期を逃したら、拉致被害者を救出する交渉が二度と訪れることはないだろうとも。
苦しくて韓国に支援を頼むのにも、兄と妹での二面作戦を展開する金一家。当然日本に対しても一筋縄では応じず、手練手管を駆使してくるでしょう。
国連の制裁を米国と共に推奨している日本として、国連の制裁との整合性の手当ても必要。
福山氏の推奨戦術は、交渉の内容を提案。後は、北が交渉を求めてくるまで、日本政府は待っていてよい。なぜなら、危機に陥って焦るのは、北の方だからと。
賛成です。(素人がプロに対して失礼な表現ですが。)
手ごわい交渉相手の北や、米国や国連との連携も保てる交渉役。軽率に動かず、かつ動くときは果敢に挑むことの出来る交渉役をどなたにお願いするかが課題です。(国益より自分の好印象を優先する元K外務大臣が職を離れているのは一安心です。)
# 冒頭の画像は、砲兵部隊の射撃訓練および超大型多連装砲の射撃を視察・指導しているとされる、合成写真
ウイルスに怯える北朝鮮の証拠写真 軍人や側近の前に姿を現さなくなった金正恩 | JBpress(Japan Business Press)
雑草
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その中で、北朝鮮での感染拡大は、情報がないままです。
数少ない情報では、対中交易ルートを遮断、鎖国状態であること。外国人を監禁(?)しているらしいこと。金正恩・金与正兄妹から、文在寅に硬軟の書簡が届けられたことなどが聞かれますが、感染の窮状が推察されるとし、日本は拉致被害者奪還のチャンスと捉え救出に動くべきと唱えておられるのは、福山隆元陸相。
新型コロナが呼び込んだ拉致被害者救出の手立て 中国との秘密貿易ルートも遮断、苦しむ北朝鮮に“支援の手”を | JBpress(Japan Business Press) 2020.3.16(月) 西村 金一
核・ミサイル問題で北朝鮮を交渉に引きずり出すには、「厳しい経済制裁と軍事的圧迫」の2つが重要だ。
だが、北朝鮮(以後、北)は、国連制裁を受け続けてきたが、中国による不法な貿易や支援が北朝鮮の生命線となり、何とか持ちこたえてきた。今では、このことは誰でもが承知していることだ。
このような中、新型コロナウイルス(以後、ウイルス)感染が中国で拡大し、とうとう北に入り込んだ。
北は、「ウイルスの拡大防止は国家の存亡にかかわる重大な問題だ」と捉え、中朝国境を通過するすべての交通機関を遮断した。
越境するものは、「銃殺せよ」という命令が出ているほどだ。
ということは、北に入ってくる物流を自ら止めざるを得なくなっている。ウイルスの国内感染が、米軍による海上封鎖や国境封鎖と同様に脅威なのだ。
北は、国内にウイルス感染者は一人もいないと発表しているが、実はそうではあるまい。国内には感染者、さらに死者も出ている。
私は、金正恩氏や側近たちが、ウイルスの感染拡大に不安や恐怖を抱き、警戒していると見ている。理由は、金正恩が軍人と映る写真が、合成写真になっているからだ。
その意味するところは、金正恩氏は、ウイルス感染を恐れて軍人・人民に近づいていないのだが、首領様としてカリスマ性を示すために、合成写真のトリックを使っている(「ウイルスに怯える北朝鮮の証拠写真(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59694)」JBpress参照)。
北は今後、なりふり構わず、感染防止の手段をとらざるを得なくなる。そうでなければ、ウイルスの脅威は、国内全土、そして金正恩に降りかかるからだ。
近々想像を絶する悲劇が訪れる
北の防疫体制は、先進諸国と比べ極めて脆弱である。
先進諸国でさえも、ウイルスの感染のために危機を迎えている。北には、医療技術がなく、その施設も乏しい。
さらに、人民は栄養失調で苦しんでいて、ウイルスがいったん国内に入り込めば、感染が国内に急速に広まり、多くの死者が出るのは目に見えている。
北は過去、SARS感染、エボラ出血熱の世界的な広まりでも、神経を尖らせた。
今回の感染は、過去のコロナウイルスよりも、感染力も強く、世界で多くの死者が出ている。北は、国境を閉鎖することと地域ごとに遮断する以外に対策はなく、対応の処置がとれない。
このウイルスは、首領様、側近、軍人、人民にも、分け隔てなく襲いかかる。金正恩氏も人民も、そのことを十分に理解している。
政権がウイルスに対応できずに感染が広まると、人民に大きな動揺をもたらし、人民の不満の矛先が、金正恩政権に向けられ、その後、政権崩壊にさえ発展しかねない。
1995年頃には、200万~300万人が餓死しても、金正日体制や北国家が崩壊することはなかった。
今回のウイルス感染は、これまでの危機とは異なり、金正恩氏にも襲ってくる。そのうえ多くの死者が出ると、怒りは間違いなく金正恩氏に向けられるだろう。
自分で自分の首を絞めざるを得ない
ウイルスが中国全土に拡散したため、中国から北につながる地中のパイプラインからの石油の供給や、国境警備隊の目を盗んで行う密貿易以外の物流は、完全にストップした。
国連制裁では、中国やロシアから北への物流の動きを止めることはできなかったが、ウイルスが完全にそれを止めてしまった。
ウイルスの国内感染で、北は、国連から強制されている経済制裁が、北による発意でさらに強めることになってしまった。
世界各国が北に対して、あれほど努力してもなし得なかったことが、ウイルスが肩代わりしてくれた恰好になった。皮肉なものだ。
中国や韓国は要請に応えられない
北は現在、感染者が出た地域を閉鎖している。各地で感染者が増加すれば、多くの地域ごと、村落ごとに人や物の流入を止める。
閉鎖を全土に広げなければならなくなる。耐えられなくなれば、金正恩氏は、金正日と違い、中国に泣きついて援助を求めるだろう。
北が困ったときはいつでも、中国に頭を下げた。お願いすれば助けてくれた。
今は、その中国が苦悩している。中国のウイルス感染対策の効果が明確になれば、中国は、北に対して医療支援を申し出るかもしれない。
しかし、中国が北を支援することになれば、中国人が北に入ることになり、ウイルスも一緒に付いてくる危険性もある。今は、難しい。
しかし、中国と日本の企業の合弁会社で製造されたマスクなどが、中国政府の規制により、中国に留まっている。これらのマスクが流用される可能性はある。
中国が支援できない場合には、現在ウイルスが蔓延している韓国の出番になるであろう。実際に、金正恩氏は3月4日に文在寅に親書を渡した。
韓国はその内容を秘密にして公開していないが、医療支援を依頼したことは明白だ。韓国のNGOにも医療器具支援の打診をしているという情報もある。
韓国は、人道支援として北に救いの手を差し伸べたいところであるが、韓国国民が、ウイルスに苦悩しているときに、北を優先して支援できるだろうか。
文在寅政権は、韓国国民には、秘密にして衛生支援を実施するだろうが厳しい状況だ。できたとしても韓国だけでは、手が回らない。
今後、感染者を治療する新型インフルエンザ治療薬「アビガン」やオルベスコ喘息治療薬などの医薬品を、日本に求める可能性がある。
その他にも、治療に必要な医療器具などを日本に求めてくるだろう。
北朝鮮が遭遇するウイルス危機
ウイルスは、首領様も、金一族、党の政治局員も襲う。もし、彼らが感染し処置が悪ければ死亡する。金正恩氏も同じ環境にある。
北は、これから、春の種まき、そのための化学肥料が必要で、例年は、中国から水面下でこっそり受け入れていたかもしれない。
今年は、中朝の交通機関がストップしていることから、化学肥料も入手できていないだろう。
北が必要とするのは、コメなどの食料、医療器具特に検査器具と防護服、治療薬、金一族や党員などが感染した場合の直接治療、ひょっとしたら、金正恩氏の治療の依頼があるかもしれない。
金一族の医療についてはこれまで、フランスの医師が専属に行っているという情報がある。
だが、フランスもウイルスの治療に忙しい。日本からの医療チーム派遣を要請してくるかもしれない。
拉致被害者救出のチャンス
日本は今こそ、拉致被害者を救出する策を練って、行動すべきである。
政府は、このタイミングを最大限に活用すること。あらゆる手段を使って、拉致被害者を救出する交渉に持ち込むべきだ。
今、北から韓国を通じて、あるいは直接支援の要請があるかもしれない。
その際、人道支援の観点から北を助けることよりも、これを利用して拉致被害者を救出すべきだ。支援と拉致被害者を交換条件にすべきだ。
北が苦しんでいるこの時期を逃したら、拉致被害者を救出する交渉が二度と訪れることはないだろう。
日本は、ウイルスの対応で苦労しているが、北はもっと厳しい状況にある。
時間が経過すればさらに危機事態に陥るだろう。この時期になんとか交渉に持ち込んで、話を進めてほしい。
日本政府は、今、交渉の内容を提案すること。北は当初、無視する態度をとってくるかもしれない。日本からの提案後、北が交渉を求めてくるまで、日本政府は待っていてよい。
危機に陥って焦るのは、北の方だからだ。
核・ミサイル問題で北朝鮮を交渉に引きずり出すには、「厳しい経済制裁と軍事的圧迫」の2つが重要だ。
だが、北朝鮮(以後、北)は、国連制裁を受け続けてきたが、中国による不法な貿易や支援が北朝鮮の生命線となり、何とか持ちこたえてきた。今では、このことは誰でもが承知していることだ。
このような中、新型コロナウイルス(以後、ウイルス)感染が中国で拡大し、とうとう北に入り込んだ。
北は、「ウイルスの拡大防止は国家の存亡にかかわる重大な問題だ」と捉え、中朝国境を通過するすべての交通機関を遮断した。
越境するものは、「銃殺せよ」という命令が出ているほどだ。
ということは、北に入ってくる物流を自ら止めざるを得なくなっている。ウイルスの国内感染が、米軍による海上封鎖や国境封鎖と同様に脅威なのだ。
北は、国内にウイルス感染者は一人もいないと発表しているが、実はそうではあるまい。国内には感染者、さらに死者も出ている。
私は、金正恩氏や側近たちが、ウイルスの感染拡大に不安や恐怖を抱き、警戒していると見ている。理由は、金正恩が軍人と映る写真が、合成写真になっているからだ。
その意味するところは、金正恩氏は、ウイルス感染を恐れて軍人・人民に近づいていないのだが、首領様としてカリスマ性を示すために、合成写真のトリックを使っている(「ウイルスに怯える北朝鮮の証拠写真(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/59694)」JBpress参照)。
北は今後、なりふり構わず、感染防止の手段をとらざるを得なくなる。そうでなければ、ウイルスの脅威は、国内全土、そして金正恩に降りかかるからだ。
近々想像を絶する悲劇が訪れる
北の防疫体制は、先進諸国と比べ極めて脆弱である。
先進諸国でさえも、ウイルスの感染のために危機を迎えている。北には、医療技術がなく、その施設も乏しい。
さらに、人民は栄養失調で苦しんでいて、ウイルスがいったん国内に入り込めば、感染が国内に急速に広まり、多くの死者が出るのは目に見えている。
北は過去、SARS感染、エボラ出血熱の世界的な広まりでも、神経を尖らせた。
今回の感染は、過去のコロナウイルスよりも、感染力も強く、世界で多くの死者が出ている。北は、国境を閉鎖することと地域ごとに遮断する以外に対策はなく、対応の処置がとれない。
このウイルスは、首領様、側近、軍人、人民にも、分け隔てなく襲いかかる。金正恩氏も人民も、そのことを十分に理解している。
政権がウイルスに対応できずに感染が広まると、人民に大きな動揺をもたらし、人民の不満の矛先が、金正恩政権に向けられ、その後、政権崩壊にさえ発展しかねない。
1995年頃には、200万~300万人が餓死しても、金正日体制や北国家が崩壊することはなかった。
今回のウイルス感染は、これまでの危機とは異なり、金正恩氏にも襲ってくる。そのうえ多くの死者が出ると、怒りは間違いなく金正恩氏に向けられるだろう。
自分で自分の首を絞めざるを得ない
ウイルスが中国全土に拡散したため、中国から北につながる地中のパイプラインからの石油の供給や、国境警備隊の目を盗んで行う密貿易以外の物流は、完全にストップした。
国連制裁では、中国やロシアから北への物流の動きを止めることはできなかったが、ウイルスが完全にそれを止めてしまった。
ウイルスの国内感染で、北は、国連から強制されている経済制裁が、北による発意でさらに強めることになってしまった。
世界各国が北に対して、あれほど努力してもなし得なかったことが、ウイルスが肩代わりしてくれた恰好になった。皮肉なものだ。
中国や韓国は要請に応えられない
北は現在、感染者が出た地域を閉鎖している。各地で感染者が増加すれば、多くの地域ごと、村落ごとに人や物の流入を止める。
閉鎖を全土に広げなければならなくなる。耐えられなくなれば、金正恩氏は、金正日と違い、中国に泣きついて援助を求めるだろう。
北が困ったときはいつでも、中国に頭を下げた。お願いすれば助けてくれた。
今は、その中国が苦悩している。中国のウイルス感染対策の効果が明確になれば、中国は、北に対して医療支援を申し出るかもしれない。
しかし、中国が北を支援することになれば、中国人が北に入ることになり、ウイルスも一緒に付いてくる危険性もある。今は、難しい。
しかし、中国と日本の企業の合弁会社で製造されたマスクなどが、中国政府の規制により、中国に留まっている。これらのマスクが流用される可能性はある。
中国が支援できない場合には、現在ウイルスが蔓延している韓国の出番になるであろう。実際に、金正恩氏は3月4日に文在寅に親書を渡した。
韓国はその内容を秘密にして公開していないが、医療支援を依頼したことは明白だ。韓国のNGOにも医療器具支援の打診をしているという情報もある。
韓国は、人道支援として北に救いの手を差し伸べたいところであるが、韓国国民が、ウイルスに苦悩しているときに、北を優先して支援できるだろうか。
文在寅政権は、韓国国民には、秘密にして衛生支援を実施するだろうが厳しい状況だ。できたとしても韓国だけでは、手が回らない。
今後、感染者を治療する新型インフルエンザ治療薬「アビガン」やオルベスコ喘息治療薬などの医薬品を、日本に求める可能性がある。
その他にも、治療に必要な医療器具などを日本に求めてくるだろう。
北朝鮮が遭遇するウイルス危機
ウイルスは、首領様も、金一族、党の政治局員も襲う。もし、彼らが感染し処置が悪ければ死亡する。金正恩氏も同じ環境にある。
北は、これから、春の種まき、そのための化学肥料が必要で、例年は、中国から水面下でこっそり受け入れていたかもしれない。
今年は、中朝の交通機関がストップしていることから、化学肥料も入手できていないだろう。
北が必要とするのは、コメなどの食料、医療器具特に検査器具と防護服、治療薬、金一族や党員などが感染した場合の直接治療、ひょっとしたら、金正恩氏の治療の依頼があるかもしれない。
金一族の医療についてはこれまで、フランスの医師が専属に行っているという情報がある。
だが、フランスもウイルスの治療に忙しい。日本からの医療チーム派遣を要請してくるかもしれない。
拉致被害者救出のチャンス
日本は今こそ、拉致被害者を救出する策を練って、行動すべきである。
政府は、このタイミングを最大限に活用すること。あらゆる手段を使って、拉致被害者を救出する交渉に持ち込むべきだ。
今、北から韓国を通じて、あるいは直接支援の要請があるかもしれない。
その際、人道支援の観点から北を助けることよりも、これを利用して拉致被害者を救出すべきだ。支援と拉致被害者を交換条件にすべきだ。
北が苦しんでいるこの時期を逃したら、拉致被害者を救出する交渉が二度と訪れることはないだろう。
日本は、ウイルスの対応で苦労しているが、北はもっと厳しい状況にある。
時間が経過すればさらに危機事態に陥るだろう。この時期になんとか交渉に持ち込んで、話を進めてほしい。
日本政府は、今、交渉の内容を提案すること。北は当初、無視する態度をとってくるかもしれない。日本からの提案後、北が交渉を求めてくるまで、日本政府は待っていてよい。
危機に陥って焦るのは、北の方だからだ。
北からの拉致被害者奪還の主カードは、トランプ大統領が金正恩との仲介の労をとっていただいた際の、「戦争賠償金」交渉です。
韓国とは、「日韓基本条約」と「日韓請求権協定」を締結済みですが、北朝鮮には国交回復時となっています。
しかし、新型コロナウイルスの感染が、国連の経済制裁(中露の抜け道支援有)以上に金正恩政権に打撃を与えていて、助けを求めていると、福山氏。
国内の医療体制が脆弱な北朝鮮は、中国から北につながる地中のパイプラインからの石油の供給や、国境警備隊の目を盗んで行う密貿易以外の物流は、完全にストップ、交流を遮断することで中国からの感染を防ごうとしています。
国内感染の対策支援を中国に求める手はあります。しかし、中国は感染拡大終了宣言をし、欧州への支援を開始していますが、対北支援についてどこまで可能かは不明です。
韓国へは、金正恩氏は3月4日に文在寅に親書を渡し、医療支援依頼をしたとみられています。
文在寅政権は、韓国国民には、秘密にして衛生支援を実施するだろうが、自国もピンチの韓国だけでは手が足りない。
一方、与正氏からは想像もできない魔女と見まがうような激越極まりない言葉といった扱いも。
北朝鮮がかなり窮地にあることは可能性が高いようですね。
北朝鮮が韓国に支援要請か、親書が示す困窮ぶり 文在寅大統領宛ての「温かい」親書をどう読むか(1/4) | JBpress(Japan Business Press)
福山氏は、これから、春の種まき、そのための化学肥料が必要だが、中国からの入手が可能かどうか。
他にも北が必要とするのは、コメなどの食料、医療器具特に検査器具と防護服、治療薬、金一族や党員などが感染した場合の直接治療、ひょっとしたら、噂されている金正恩氏の治療の依頼も。
ここは、拉致被害者救出のチャンス。 日本は今こそ、拉致被害者を救出する策を練って、行動すべきだと福山氏。
人道支援の観点から北を助けることよりも、これを利用して拉致被害者を救出すべきだ。支援と拉致被害者を交換条件にすべきだと。
北が苦しんでいるこの時期を逃したら、拉致被害者を救出する交渉が二度と訪れることはないだろうとも。
苦しくて韓国に支援を頼むのにも、兄と妹での二面作戦を展開する金一家。当然日本に対しても一筋縄では応じず、手練手管を駆使してくるでしょう。
国連の制裁を米国と共に推奨している日本として、国連の制裁との整合性の手当ても必要。
福山氏の推奨戦術は、交渉の内容を提案。後は、北が交渉を求めてくるまで、日本政府は待っていてよい。なぜなら、危機に陥って焦るのは、北の方だからと。
賛成です。(素人がプロに対して失礼な表現ですが。)
手ごわい交渉相手の北や、米国や国連との連携も保てる交渉役。軽率に動かず、かつ動くときは果敢に挑むことの出来る交渉役をどなたにお願いするかが課題です。(国益より自分の好印象を優先する元K外務大臣が職を離れているのは一安心です。)
# 冒頭の画像は、砲兵部隊の射撃訓練および超大型多連装砲の射撃を視察・指導しているとされる、合成写真
ウイルスに怯える北朝鮮の証拠写真 軍人や側近の前に姿を現さなくなった金正恩 | JBpress(Japan Business Press)
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