日本を訪問したウィリアム王子は、その足で、企業団と合流し中国を訪問し、経済交流の進展をはかりました。更に、AIIBの設立への参加を、欧州の中で先鞭をつけ、習近平の訪英では、バッキンガム宮殿の晩餐会にエリザベス女王が馬車でお迎えに行くという破格の媚中振り。香港の自由維持で対立することがあり、対中経済交流では、仏独に周回遅れとなっていた英国は、キャメロン政権の媚中・挽回策で、急接近し、英中協力の「黄金の10年」が始まったのでした。
それに対する習近平のお土産の目玉は、イングランド南西部のヒンクリーポイントでフランス企業が建設する原子力発電所に中国が60億ポンド(約80億ドル)を出資する案件。更にその後には中国の企業がイングランド南東部で原発を作るというもの。総額ては、400億ポンドの投資を約束したのでした。
ところが、今回の政権交代で誕生した新政権は、7月末に、この案件はまだ検討中だと発表したのでした。
更に、原発計画に出資する中国国有の原発大手「中国広核集団」が、米国の原発施設で、原子力の先端技術に関する企業秘密を盗むスパイ行為を行い、米司法当局から起訴されていたことが明らかになったのだそうです。 . . . 本文を読む
自国の漁船が尖閣周辺の海に侵入してきたことについて、中国の程大使は「魚が捕れるから」と応えたという。この論理からすれば、瀬戸内海も大阪湾も「魚が捕れるから」中国漁船が侵入してきても良いのである。世界史上、強盗国家の出現は往々にしてあるが、それほど堂々とした強盗国家は前代未聞だ。
— 石平太郎 (@liyonyon) 2016年8月11日 - 06:39
8月15日は「コリアの日」?米 . . . 本文を読む