 
舞楽【蘭陵王】(陵王、羅陵王、没日還午楽など別名)の舞
舞楽【蘭陵王】は、2005(平成17)年度のNHK大河ドラマ『義経』
のタイトルでも舞われたのでお茶の間でもポピュラーになった曲。
(厳島神社の舞人は東京楽所の岩波孝昌氏)(伊勢神宮は竹原氏)
この曲は大仏開眼供養(752)に来日した林邑僧仏哲が日本に伝えた曲とも、
唐に留学していた尾張浜主が承和2(839)年に帰国して伝えたとも云われている。
1500年前の南北朝時代北朝の北斉(550~577)に才知武勇に優れていたが
美男子過ぎて(!)諸兵士の士気が上がらないという蘭陵県の長恭王がいた。
彼は戦意を鼓舞するため龍の面を憑けて戦い戦果を上げたという
故事に基づいた舞。
中国正史「北斉書」(636)によるとその功績を讃えて
蘭陵王入陣曲を作ったそうである。
写真はインターネットより拝借。(右側は伊勢神宮で演じられた。)
「面」「衣裳」は宮内庁・神社などでそれぞれ厳重に保管されているので
同じ演目でも少しずつ違い、上の厳島神社の舞は雨天の為、
神社内殿で演じられたので背景も違う。
TOP画像のように海を前にした舞楽殿で
演じられたのはきっと素晴らしかった事でしょう。
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仕事でお疲れなのにその熱意!迅速さには驚かされます。
心身ともにお元気、お若いですね!有難うございました!
伊勢の蘭陵王のお顔はどこかで見たことがあり、
タイ王宮の「鬼神」と良く似ているのが分かりましたよ!
知らなかった世界がお陰で踏込めました!
詳しく解説してくださったのであまり補足することもないと思いますが、
神社で買ってきた本、手元にも関連本があるので、
宮島の記事を書くとき記事にさせてください。
舞楽面の写真は正面、後ろといろいろ撮影してきました。
その時もう少し大きな写真で見ていただきます。
テレビでは何度も観たシーンですが、目の前で演じられるのは始めて「感動!」の一言。
義妹さんからの、12月の顔見世チケットのプレゼント。
顔見世は古典芸能好きの私もチケットが高くて
今までに数回しか観ていません。
平家物語は古典芸能の中に数え切れない位取り上げられています。
平家物語の世界をそれぞれにアレンジしながら
再生されていますが物語りを知っていると
一層興味深く観ることができます。
物語を一緒に読んで下さっているyukarikoさんへの
何よりのプレゼントです。
以前コメント欄に書いたかもしれませんが、
昨年の春石川県に平家物語巻7に登場する
「斉藤実盛」を捜しに行って来ました。
その時小松に残っている「勧進帳」の舞台の安宅関や富樫の家も訪ねてきました。
画像が残っているので何時か記事にします
また見てください。
今夜私は“高槻名月能”を観に行きます。
仕舞「実盛」を人間国宝片山九郎右衛門楽しみにしています。
チケットもリーズナブル、近いしとても気楽です。
『「蘭陵王」の顔が見たい!』という意見に、コメントに書いた「蘭陵王」の「写真」と「簡単な紹介」だけを引用して載せようと…。
又詳しい記事を是非お願いします。
「高槻明月能」ですか!…お能は守備範囲外なのでポスターを見ただけ(笑)
「斉藤実盛」を探しに…というのは世阿弥作の修羅物「実盛」の話から?
「錦の直垂を着て白髪を黒く染めて出陣した斉藤実盛」の話は読み知っていましたが…そこまで・素晴らしい!の一語ですね。
楽しんで下さっていることが感じられ、私の大きな励みになっています。
私は何をするにも遅いのにYukarikoさんの早いこと、
一日を私の10倍位のスピードで走ってらっしゃる気がします。
時々年初に頂いた賀状のイラストを思い出しています。
Kazuさんがこの舞楽に興味を持って下さったのも、
とても嬉しいですし
すぐ記事をUPして下さったyukarikoさんにも感謝!
誰でも疑問に思ったときはすぐに答えて欲しいものです。
この舞楽は平家物語に関係しているので、
そこの所を付け加えさせて頂いて
先になりますが簡単な記事にさせてくださいね。
まだ平家物語は始まったばかり、まだまだ沢山の人物を登場させないといけません。
記事にした後に撮影した写真もあるので
一部編集し直したい記事もあるのですが、
とても体力がなくて…
あれだけのブログの記事を更新しながら
HPのリニューアルをし、
私達の質問にも回答して下さる
yukarikoさんの気力、体力に乾杯!
「錦の直垂を着て白髪を黒く染めて出陣した斉藤実盛」です。
巻7「実盛」を読みいつか訪ねたいと思っていたのが実現しました。
義仲・芭蕉との絡みで記事にしたいと思っています。