よっちゃんの独り言

日々の感想を独り言で発信しています

坂東三十三観音巡り(7)日輪寺

2021年08月27日 | 坂東33観音巡り


日輪寺は坂東三十三観音の第21番札所

茨城県久慈郡大子町の栃木・福島県境にある「八溝山」の中腹より山頂に近い場所にある

宗派は「天台宗」

本尊は十一面観音菩薩だ

創立は西暦673年

八溝山の標高は1022mなので約300mほど下った場所にあるが、大子町を走る国道118号の分岐から入ること約20㎞

道路はやや狭くなるが完全舗装で、車の量も少なく快適な自動車登山ができる

日輪寺は「八溝知らずの偽坂東」と言われ遥拝で済ませる人も多かったほど坂東札所第一の難所だったと言われている

火災など幾多の災難を経て、昭和49年六間四面の観音堂が全国からの浄財で完成した

やっと到着し参拝しようと階段を登った


ところが「受付」の場所がないばかりか「本堂は戸閉」、御朱印はいただけないと覚悟した

しかし、本堂の扉に「留守の場合の連絡先電話番号」が貼ってあり、すぐに☎すると携帯の電波が弱く繋がらない

やむを得ず八溝山頂に向かい展望台に行くと「緊急事態宣言発令中」のため立ち入り禁止と

下山

携帯電話の感度が良くなったところで再び☎

すると住職の奥方らしき方が出て、丁寧に「御朱印は差し上げられます!」と

ナビに今から言う住所を入れて来て下さい と

言われた住所は八溝山から遠く離れた大子町池田地内

約30分ほど走り到着した

対応いただいた奥方は「今、住職は病院に出かけていて申し訳ありません!」と

それでも御朱印帳に御朱印をいただき目的を達成することができた

思いがけなく本堂および住職の住所を知ることになった


坂東三十三観音巡り(6)佐竹寺

2021年08月24日 | 坂東33観音巡り
緊急事態宣言の発令で出かけるのが気になったが、我が家から20㎞ほど、同じ県内なのでと出かけた


常陸太田市にあり、真言宗豊山派の寺院だ、坂東33観音の第22番霊場「佐竹寺」

創立は西暦985年(寛和元年)

本尊は「十一面観音菩薩」だ

妙福山佐竹寺といい、「北向観音」とも呼ばれている

佐竹氏代々の祈願寺と定め、天文15年(西暦1546年)佐竹18代義昭が佐竹城の鬼門除けとして現在地に再建し、「北向観音」とも呼ばれている

慶長7年(1602年)佐竹氏が秋田に移封されてからは急速に衰えた

明治維新の廃仏毀釈で荒廃し、のちに本堂が特別保護建造物、国宝に指定されながらも無住の寺だった

昭和24年、前住職の努力で寺観も整い今日に至っている

山門を正面から


本堂


歴史を感じる柱




本堂前には「大銀杏」


住職から「疫病退散の押印」も入った「御朱印」をいただき、参拝ののち佐竹寺を後にした



坂東三十三観音巡り(5) 出流山満願寺

2021年06月03日 | 坂東33観音巡り
コロナ禍のなか足が遠のいていたが、陽気も良くなり蜜は避けられると考え、栃木県栃木市にある「出流山満願寺」に足を延ばした

真岡ICから北関東高速道路、栃木ICで降りた

ここから県道32号線を北上し満願寺に向かったが、途中の「尻内交差点」にあった満願寺の案内看板

左折の指示が

その後どこまで行っても案内がなく、ナビを確認したり地図を広げたが、車は「佐野市」に入っていたようで三角形の二辺を通る形で無駄な走りをしてしまった

やっと着いた「満願寺」


この画像の左手、鉄筋コンクリート5階建ての建物が見える、これは東日本大震災まで「宿坊」として宿泊客を受け入れ接待していた建物だと

大震災で屋上部分他に亀裂が入り、住職が危険と判断、すべての接待を中止したという

本当に残念だと語ってくれた(下記の満願寺僧侶の方の話)

ここは坂東三十三観音の第十七番霊場

真言宗智山派で本尊は「千手観世音菩薩」

創立はなんと天平神護元年(765年)と

享保20年(1735年)建立の山門だ


そして本堂がこれだ!


お参りをしていると寺の関係者らしき人が声をかけてきた

あとで詳しく聞いたのだが、寺に26年も務めている僧侶の方だった

「どうぞ本堂にお入り下さい、わからないことがありましたら説明いたします」と

ありがたい言葉に遠慮なく入らさせていただいた

本堂内


説明していただいたのがこれ


この壁に張り付いている木札は「創建から現在に至るまでに在籍した満願寺関係者の名前」という

なんと1200年間の住職や僧侶、すべての関係者の名前が飾られているとのこと

木札は本堂内を一周し、その全方角にびっしりと貼り付けられていた、その数、数千枚はあるだろうと思えた


さらに「国定忠治の息子がこの寺にいたことなど」満願寺の歴史を教えてくれた

長い説明だったが、本当にありがたかった

由緒、歴史とも満載の「出流山満願寺」、参拝できてよかった!


坂東三十三観音巡り(4)大谷寺

2021年03月03日 | 坂東33観音巡り
第19番の「天開山大谷寺」に向かった

天台宗のお寺で本尊は「千手観世音菩薩」、創立は弘仁元年(810年)、開祖は「弘法大師」だ

場所は宇都宮市大谷町となっていて、宇都宮の市街から約6㎞の場所にあり静かなところだ

有名な「大谷石」の産出地で、近くには石の切り出し箇所が無数に点在している

大谷観音前の大きな無料駐車場に停め、向かうと早速こんな光景が!


今にも落ちそうな大きな岩がみえた、その案内板


大谷寺にむかい平和観音の前に


高さは27m、太平洋戦争戦没者の慰霊と世界平和を願って昭和29年に完成したと




そして「大谷寺」へ


ここは参拝料が必要で500円




入場後の撮影は一切禁じられていて、画像の紹介ができないが大谷石の壁面に刻まれた仏像は圧巻だ

門前に有料駐車場があり遠慮して少し離れた市営の駐車場に停めたのだが、警備の方に言われた

「参拝入場される方は無料でここに停められますよ!」と

後で聞いてもしょうがないね

大谷寺の御朱印はこれだ!(画像をクリックすると大きくなります)







佐白山正福寺

2021年02月16日 | 坂東33観音巡り
坂東33観音巡りの第23番霊場

茨城県笠間市の旧笠間市内にある

近くには日本三大稲荷の「笠間稲荷神社」や「笠間焼」の工房が多い街だ!

「正福寺」は笠間稲荷にほど近く、稲荷から歩いても5分もあれば到着できる

「日動美術館」のそばにあり、入り口は少しわかりにくいが立派な門が見えた


本尊は「さしろ観音」


祀っているのは「千手観世音菩薩座像」だ

「白馬」「白鹿」「白雉」が守っていた霊木によって最初のご本尊が刻まれたと寺伝に記されており、このため山号は「佐白山(三白山)」と称されたようだ

ほどよく清掃され、寒い日だったが丁寧に御朱印をいただき「ありがたい気持ち」になることができた

境内


地蔵菩薩も


笠間市は作曲家船村徹の友人であった「高野公男」の生誕地でもあり文化と芸術の街でもある

これで33観音めぐりもやっと3ケ寺

はやくコロナが鎮まり「鎌倉」などに足を向けたいと思っている