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「とくダネ!」出演が続いた

24日に続き、25日、26日もフジテレビの朝8時、「とくダネ!」への出演が続きました。何れも、ニュースのコーナーのゲスト解説者の立場です。全国ネットで視聴率の高い番組にこんなに続けて出演できるとは思っていなかったので、これはライブドア事件のうれしい副産物です。

「とくダネ!」のように、主婦層も含むかなり広い範囲の視聴者がターゲットの情報番組の場合、自分のこだわりを反映した深い解説や議論、難しい話や、過激な意見は言えませんが、非常に多くの人に、何らかの自分の付加価値がある情報を届けることが出来る機会なので、貴重だと私は思っています。もちろん、「山崎元商店」の広報効果もあるので、その面でも力が入ります(もっとも、肩に力が入ったコメントは今一つになりがちなのですが)。

「とくダネ!」には明日の金曜日にもコメンテーター役で出演することになっているので、何と4日連続ということになります。

朝起きは相変わらず辛いのですが、これだけ続くと、早起きしても一日を過ごせるのだな、という自信が少しついてきました。ここで、朝型生活への転換を図りたいところですが、次の問題は、お酒を飲む機会とどのように折り合いを付けるか、ということになりそうです。私の場合、どうしても、夜の方が気分が好調なので、飲みに行くと、テレビで言う「押した」(時間がのびた)状態になりがちです。この傾向と、翌日の起床がたぶん、生活改造のポイントなのでしょう。
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ライブドア事件で最も重要なこと

以下は、自分用のメモのような下書きです。

今回のライブドア事件で最も重要なポイントは、上場企業をどのようにコントロールするかという仕組みの問題だろう。

経営者も現在の株主も、とりあえず一時でも株価を上げることが出来れば、立場も安泰だし、儲けることも出来る、という現実の下では、株価を上げたいという誘惑が働く。加えて、株価が企業実態から正当化できるレベルよりも高くなってしまった場合に、経営者は高い株価が正当であるかのように振る舞うことで、過剰な投資や無理なM&Aなどが起こり、果ては、今回のように会計粉飾に至ることもある。

こうした不適切な経営へのインセンティブは、特に、経営陣が同時に大株主であったり、ストックオプションを持っていたりする場合には、さらに増大する可能性がある。

つまり、この問題は、これまでよく取り上げられたコーポレートガバナンスの問題のように、経営者と株主の利害を一致させることでは解決できないので、別の工夫が必要だ。

この問題の解決のためには、①情報の透明性を確保することと、②経営行動を現在の株主だけでなく、将来の株主になるかも知れない市場参加者一般の立場からもフェアにチェックすることが必要であり、かつ③経営者の逸脱的行動に対してブレーキが掛かるような負のインセンティブ(つまり罰則)の再構築が必要だ。

完璧な対策、というものは思いつかないが、当面可能なものとしては、(A)取締役会の改善(例;上場企業は独立な社外取締役が過半数必要とする)、(B)監査法人の契約方法の変更(例;上場会社の監査法人は2年に一度交替するものとする。また、東証は個別の会社に対する契約監査法人を指定することが出来るものとする)、(C)有価証券取引法の罰則を強化する(風説の流布での最大懲役5年は軽すぎる)、といった対策が必要ではないか。

もちろん、今回、有効に機能していたとは言い難い、証券取引等監視委員会の強化や、審査機能の分離を含む東証の再構築も必要だろう。

株式の上場が容易になったこともあり、株式の形での富の獲得が強いインセンティブとして社会の方々で働くようになった。この、言わば、エンジンの強化に対して、十分に(或いは、少しでも)見合った、ブレーキやハンドルの機能を設計することが必要だし、理屈上は、エージェンシーコストの節約を配分することで、制度が改善できるはずだ。
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