コメント
 
 
 
Unknown (Unknown)
2008-04-28 02:25:18
日経は自分のところでもあったことだからきちっと書いていませんね
トップの責任論に踏み込めないのは情けないかな
経済紙が問題点をしっかり書き切れていないから、一般紙もよくわかってないような。
 
 
 
Unknown (レイスト)
2008-04-29 12:13:42
山崎さんに日本電産社長の発言「休みたいなら辞めろ」やサービス残業についてコメントして欲しいです。
 
 
 
野村証券 (どんぐり)
2008-04-29 17:32:25
山崎先生は野村証券の情報管理体制の甘さが要因の事件であり、「個人の犯罪」という表現は不適切と指摘しています。また対応策についても「倫理・教育以外に具体策が出てこない点」は危機管理能力に乏しさの象徴ととらえております。

たしかに情報管理体制の甘さは否定できず、改善すべきというご意見に賛成です。ご指摘の「王子・北越」でのインサイダー取引は野村証券が自らの意思で防げた事例だと思います。たとえば担当外の情報に触れさせないよう、サーバーの情報アクセス権設定を厳格に運用する、同じ部署の人間であっても進行中の案件について口外しない、等のルールがなかったことは十分に非難されてしかるべきことです。

しかし容疑者本人が関わっていた「富士通デバイス」の事例では情報をシャットアウトできません。こればかりは職業人の倫理に期待せざるを得ないのではないでしょうか。今回の事例では、容疑者は他人の口座を複数用意し、協力者を見つけるなど周到に準備しており、彼は「知恵を働かせて完全犯罪を行おうとした非倫理的な人間」と判断されます。私も自分の企業の決算情報を事前に知れますが、インサイダー取引をしていないのは、一種の倫理感ゆえであります。まあ失うものが大きいというのもありますが。。。組織は性悪説で運営するには限界があり、社員を信用することで成り立っています。容疑者はこの組織の性質を利用したと私は考えています。

これは「もしも」の話ですが、容疑者は就職活動時点で悪意を持っており、たとえば野村証券に落ちて、大和証券に入ったとします。彼が機密情報を扱う職種に就けたのなら、大和証券で同じ事件を引き起こしたと思います。とすると、野村証券は「悪意のある人間にたまたま利用された」とも考えられます。確固たる意志(悪意)を持っていれば、事件は起こるべくして起きてしまします。

結論としては、1つ目の「王子・北越」は情報管理体制の甘さによる事件です。しかし2つ目の「富士通デバイス」は悪意のある個人が企業を利用した事件と考えます。これらは同一の人間による犯罪ということで、並列にして語られていますが、私は異なる背景を持つ、それぞれ別個に議論されるべき事件とみています。「富士通デバイス」では「野村にも三分の理」を認めてしかるべきではないでしょうか。
 
 
 
読み直してみると (どんぐり)
2008-04-29 17:42:00
山崎さんも(2),(3)で似たようなことを書かれていたんですね。これは失礼しました(^_^;)
 
 
 
株屋らしい事件ですね。 (Unknown)
2008-04-29 19:02:25
>それにしても、たかだか野村證券に大きな期待を持つべきではないのだが、何ともお粗末な今回の事件に、私は同社の株主でも社員でもないのだが、がっかりした。

株屋らしい事件ですね。
事件の本質は昔も今も変わっていないのだから、がっかりする必要もないと思いますよ。

目新しいことがない、普通の証券会社の不正ですし、山崎さんがこの証券業界に入ってからずっと同じ不祥事を見続けているので、がっかりするほどのこともないと思います。期待している方がおかしくありませんか?
 
 
 
株屋 (山崎元)
2008-04-29 22:33:19
株屋らしい事件といえば、そうかも知れませんね。もっとも、本質は変わらなくても、現代の株屋は、もう少し格好を付けなければダメです。このレベルのワルにこうまでやられているようでは、お客さんにバカにされてしまいます。
 
 
 
Unknown (年上女房っていいですよ)
2008-04-30 08:17:32
マスコミ、検察は証券会社への追求が他の業界へのそれに比べて甘いように感じます。何か裏があるのかと感じてしまいます。
 
 
 
悪い個人はどこにもいる。 (鉄腕28号)
2008-05-04 18:31:17
野村は、他の金融機関と同じく組織としてコンプライアンス体制、教育はきちんと行っている筈。
今回のケースの場合、当事者が悪さを働いたのだから防ぎようはありません。
山崎さんがやっても無理だと思いますよ。
個人の罪として例外として認識すべき。
同様なことは、青森の公社のアニータの1件や、三菱東京UFJ銀行の支店の事務員が10憶円だったか横領した件とか、大和銀行NY支店の1000億円とか、皆その担当者がその気になれば何でも最低1回はできます。
上の三つのケースはチェックシステムの不備もありますが・・・。
日本人社員の場合、1回やって見つかった場合、日本の金融界から実質追放になるので、リスク=リウォードを天秤にかけてやらないだけです。
日本人は日本語の壁があるので、世界中どこでもいける社員はわずかです。
中国人なら、上海、中国などの金融界にはもぐりこめる可能性がある他、金融ブローカーになれる可能性もあります。
実際彼らにとってはやった価値はあると思います。SECの監視機能を甘くみていたのも背中を押した一因でしょう。
 
 
 
Unknown (山崎元)
2008-05-04 20:35:19
>年上女房っていいですよ様

検察はこれからですが、新聞を6紙ほど見た限りでは、社によって差がありますが、傾向としてマスコミの追及は明らかに甘いと思いました。ボーナス時期を前にして、野村證券絡みの広告が気になっているのかも知れませんね。紙媒体の広告はどこもかなり苦しいようです。

>鉄腕28号さま

野村なら他の金融機関並み(以上?)に管理をきちんとやっている筈だと私も当初は思いました。

しかし、新聞を数紙見ただけで、管理のレベルが全く不十分だったことが分かりました。見習社員を担当外の案件の書類作りに使うなど、管理が杜撰で、当然のレベルを下回っていたというしかありません。また、今日(3日)の毎日新聞には犯行グループが手掛けた銘柄のリストが出ていますが、多業種且つ長期にわたり、いずれもインサイダー情報絡みで、野村証券が凡そ無警戒だったことが分かります。

今回のケースでは野村證券に会社としての管理責任に不備があったことは明らかで、同社は単なる被害者ではありません。当然、厳しい行政処分の対象でしょう。会社としてダメージを軽くするためには、自ら情報を公開し、社長降格その他の、世間から見て「十分以上」と見える処分を行うことが合理的でしょう。

詳しくは、明日配信される予定の「JMM」に書いたので、お時間があれば、ご一読下さい。
(JMMは作家の村上龍氏主宰の無料メルマガです。購読申し込みはhttp://ryumurakami.jmm.co.jp/へ)

尚、エントリーにも書きましたが、本件は犯人が中国人であることに意味を求めたくなりますし、実際そうなのかも知れませんが、この点の指摘をしようとする場合には、相応の論拠(と覚悟が、特に、実名でやる場合には)が必要です。
 
 
 
ブログいつも拝見させていただいてます (DORAちゃん)
2008-05-06 18:30:05
山崎さんのブログをいつも拝見させていただいており
ます。私は、マーケット関係の仕事ではなく、経済的
リテラシーも決して高くはなくこのブログの内容が羅
針盤的な存在となっています。
『経済評論家の不経済性』というタイトルでご自身の
仕事についていつもながらに客観的に分析されており
感心いたしましたが、若干へこんでいらっしゃるよう
にも感じましたので、些少なりとも励ましになればと
思いコメントを入れたいと思いました。
冒頭にも書かせていただきましたが、私は経済に関し
詳しくなく、ほぼ無批判にブログの内容を自分の行動
の指針とさせて頂いています。しかしこの状態は、私
自身にとっても本意では無く、将来的にはもっと経済
的知識を身につけ、山崎さんのブログの論旨にほころ
びがある際には指摘できる位になれれば理想かと思っ
ております。しかしこのようなレベルに達するまでに
は勉強をかなりしなくてはならないと感じています。
ほかの読者に関しても山崎さんの意見に対し賛成にし
ろ、反対にしろ筋道だった意見を書けるだけの知識を
持った人が限られるのではないかと思いました。
『経済的合理性を超えて継続的に供給していただいて
いることに、お礼を申し上げたい気持ちです。』とコ
メントしておられる方がいましたが私も非常に感謝し
ております。
これからも是非がんばってください。
 
 
 
Unknown (MOMO)
2008-05-09 12:42:45
山崎先生、こんにちは。
このニュースは、やはりどうしても本村さんのニュースに気圧されてしまったような気がします。無理もありませんが。
私は勤め先にて、持株会関連が現担当業務の一部で、また以前には財形を担当していた関係上、野村證券の該当部署とやりとりがあります。野村證券は他の金融機関に比べても社員教育が徹底している印象があります。問い合わせに対しても、打てば響くといいますか、どの社員も答えは明確ですし、客のこちら側が教育的指導を受けることもしばしばあります。ですから、人事に関してもかなり厳しく社員を見て配属をきめているのだろうと思っていました。大きな組織ですから、私がやり取りする部署のことだけで判断はできないでしょうが・・・。
今回の件は、高いモラルを求められる部署に、適任でない社員を配属してしまったことが大きな要因であるように思います。入社したての社員を配属する部署ではないですよね。本来なら人事考課・査定等で適任であると見極められた社員を配属すべきだったのでしょうが、世の流れに遅れまじと焦ってしまったのでしょうか・・・。
 
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