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白い花、紫の花、黒いチューリップ

鈴蘭スズラン・馬酔木アシビ・小手毬コデマリ・雪柳ユキヤナギ・花水木ハナミズキ・白詰草シロツメクサ・春紫苑ハルジオン

白木蓮ハクモクレンは咲いたのを見る間もなく、あっという間に散りはてた。そのあとから、ムラサキ木蓮が慎重に開いてこれももう散った。

チューリップも散るのが早い。デュマの「黒いチューリップ」を読んで見た。オレンジ公ウィリアム(とは昔風の呼び方で今はオラニエ公ウィレムというらしい)やハーレム市園芸協会長の人物像の鮮やかさ。そして無知な民衆の暴虐。オランダ各都市の特色の的確な描写。黒いチューリップをカメラ片手に探してみたが、もう散ってしまっていた。

ついでだからディケンズの「二都物語」にも手を出し、子供の頃の講談社版をしのんだ。どちらも単純で分かりやすい話だ。どうもこの頃そういう話が好きになった、というか、昔からそういう傾向があるようだ。

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