僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

木綿花(ゆうはな)

2013-07-28 21:35:46 | 食べ物
今日のお昼は東青田の木綿花(ゆうはな)へ。
私の好きな佇まいです。




妻と息子は木綿花ランチを。


ゲソ天と野菜天、野菜サラダ、お漬物、黒ゴマプリン、紫蘇ジュースが付きます。


私は冷たい天ぷら蕎麦を食べました。


細打ちの蕎麦がのど越しに心地よく感じられました。
エビ天とカニ天はもうちょっとサクサク感が欲しいかなというところです。
そんな風にいいながらもエビの頭と尻尾も脚までも全てたいらげました。

嵯峨の屋お室

2013-07-25 18:18:30 | 文学
今日も文學好きな女子大生と話す機会があった。

彼女は以前図書館で「嵯峨の屋お室」の作品を読んで面白く思ったという。

私が坪内逍遥の別号、「春のやおぼろ」の間違いでは?と問いたが、そうではないとやや自信なさげに喋る。
また、仮名垣魯文と同時代とも語ってくれた。

果たして、くだんの主は坪内逍遥の門下生で、「初恋」、「くされ玉子」などの作品を書いていた小説家であった。

それにしても文学史の片隅にさえ出てこないような作家を知っているとは、通の域を超えている感がある。


またこんな話にもなった。

ずっと前に昭和2年発行の本を図書館で借りたら、旧字体で書かれたテスト用紙が挟んであったという。
母校の中学名が書かれていたので、とても感慨深くなったと教えてくれた。

そこで自分も、以前購入した古本に桜の花びらが栞代わりに挟んであったことを話した。
もちろん櫻本来の桃色は失せ、茶褐色に変わっていて、また影絵のように隣のページにも痕が残っていたことも話した。
旧蔵者のロマンチックな想いに共感を覚えたので、厚かましくも彼女に同意を促した。

その本の作者は若山牧水、旅と酒をこよなく愛した。

もちろん櫻そのものも・・・

星空を眺める

2013-07-19 23:30:56 | 漫画

 「あっ あそこに北斗七星が」
 「え?」

 「あっ あそこに白鳥座が」
 「ああ そうですね」「いいなあ宇宙は広くて無限で」

 「無限てホントにあるのかしら ホントに宇宙には終わりがないの?」

 「結論はかんたんなのですよ」
「人間の思考力の範囲外のこと・・・・なのです」「要するに宇宙の無限とは人間の限界をしめしているのです」「どんなにがんばろうと限界は絶対あるということですね」
「そこで人間の生き方には二通りでてくるのですね 限界に近づこうと必死で生きる人と限界がどうせあるならとゆったり生きる人ですね」 「今のぼくは後のほうの考えの人間ですよ」
 「だれにもわからない限界を変にわかったような顔をして生きる人よりも 限界にチャレンジしている人のほうがわたしはえらいと思う」

以上これは「月とスッポン」という漫画に出てくる藤波正平と星野道代という男女が、星空の下会話している内容の抜粋である。ガリ勉で優等生の藤波正平が、愛する星野のことで頭がいっぱいになり、極度のスランプに陥っている状況下にある。
もう東大はあきらめてしまおうかと迷い悩み揺れているその心こそ青春だな~


N先生からの贈り物

2013-07-17 10:41:41 | 食べ物
サクランボのお返しにN先生から釜揚げシラスとサクラエビが届いた。


N先生はトラベルミステリーの大家で、山形を舞台にした作品を何作品か書いている。
作品の謎解きの材料として、「牛肉・サクランボの種」や「結ばれたサクランボの茎」などサクランボを多く登場させているのも嬉しい。

早速、ごはんに、これでもか!というほどシラスを載せ、刻んだ大葉とねぎをたっぷりふりかけ、醤油と胡麻油をたらして
丼にしてかっ込んだ。 磯の香りが口いっぱい広がった。




くま3びき

2013-07-16 16:41:11 | 食べ物
15日、嶋地区にある韓国料理くま3びきでランチをいたしました。

息子は「石焼ビビンバ」880円を。ホウレンソウ、モヤシ、ゼンマイ、エビなどが半熟の目玉焼きやライスと一緒に
熱い石の器でジュウジュウ撹拌されていく状態は、想像以上に食べたい欲求にかられます。





スープを飲みつくしたら韓国人の奥様がおかわりをサービスしてくださいました。


妻はプルコギビビンバ定食を。

お肉やナムル(ホウレンソウ・モヤシ・筍)が渾然一体となり、実に美味しそうです!

僕の感性は参鶏湯(サムゲタン)ハーフ、1200円を食べました。
コラーゲンたっぷりで、野菜の風味がしっかり出ているので美味しいです。鶏の骨もじっくり煮込んであるので
まるごと食べることができ、塩加減も丁度いいのでほぼ完食できました。




中にもちもちしたトッポギが入っていて、チヂミとライス付きなので、ちょっと炭水化物摂取過多かも。

洒落

2013-07-10 23:04:35 | ことば
洒落という漢字を知ったかぶりして酒落と誤字にしてしまったりする。
夏目漱石さえも「専門」を「専問」と誤用していたらしいので、やむをえないかもしれない。

酒の字の酉は口の細い酒壺を意味する。酪は乳を発酵させた飲料で、醇は精製した酒という意味だ。

それに対して、洒の「つくり」は「さらさらと水を流すざるの形」を意味する。

「洒落」は本来「しゃらく」と読む漢語で、物事にこだわらないさっぱりした様をさす。
「しゃれ」という読みは「晒(さ)れ」や「戯(さ)れ」が「しゃれ」と変化し「洒落」という文字を当てた。

「晒」という文字は「日光に当てて汚れを落とし白くする」という意味を持ち、
水を通してさらすのを「洒」といい、日光を通して白くするのを「晒」という。
よって、洒落の洒の文字が「酒」か「洒」か迷ったら、「晒す」の文字を思い出すといい。
「洒落」を別な言葉で言い表すと、「ウイットに富んだ」、「機知に富んだ」、「諧謔」、「小粋な」、「エスプリ」、「軽妙洒脱」、「機転が利く」、「気が利く」、「ユーモアセンスのある」、「センスのよい」などがあるだろう。

最後に「しゃれこうべ」は晒れ(曝れ)頭(こうべ)と書き、日光にさらされた骸骨(髑髏)という意味である。

おいしさ直売所

2013-07-09 17:38:13 | 食べ物
妻と紅の蔵の「おいしさ直売所」で新鮮な野菜を購入しました。

農家の方が次々と農作物を持ち込んできます。

ミニトマト


山形県人大好きな雑草ひょう(スベリヒユ)

二袋で200円


とうもろこしピュアホワイト


栄養満点モロヘイヤ


サラダかぶ


長なすとアスパラガス


人参120円


家で飼っているハムスターのピースにも少しおすそ分けしましたが
とても喜んで食べていました。


サクランボは佐藤錦がほぼ終わりで、紅秀峰や紅てまりなど紅く実がかたい品種が主流になってきました。

オールナイトニッポンコンサート

2013-07-08 11:01:43 | 音楽
七夕の日、コンサートに行った。


南こうせつ、伊勢正三、尾崎亜美の三人。


自分は正やんが一番なので、只管、22歳の別れなごり雪に浸り続けた

彼は多くを語らず、訥々と話すので話の筋が印象に残りやすい。
還暦を過ぎた彼らはなかなか通常の言葉が出てこない。それを正やんは[Top of the Tongue]という現象だと説明していた。
話したい言葉がここまで来ているが出てこない、もうちょっとでわかるのにという歯がゆさが実によく表現された言葉だ。

南こうせつも牽牛と織姫の話の中で、ヨーグルトという単語が出てこず、
「ほら、あれL21とかのやつ」とか苦労していた。
好きだった人の歌詞を途中「忘れちゃった」と空白があったが、ご愛嬌、彼らも人の子であると同時に
軽い健忘症であろうことは否めない

南こうせつと伊勢正三は大分舞鶴高校の音楽部の先輩後輩の間柄で、その関係は今でも続いているそうだ。
こうせつさんが売れ出したころ、部屋にシャワーが付いており、彼がシャワーを浴びている間、正やんに曲作りを義務付けたという。
正やんはきっちり曲を完成させたと褒めていた。
そしてある日22歳の別れとなごり雪を引っ提げて現れた時は、政権交代だな~と感じたとこうせつさんは胸の内を明かした。

尾崎亜美は旦那さんの演奏をバックに3曲唄った。
「マイピュアレデイ」、「オリビアをききながら」、「天使のウインク」。
いずれも全盛期を髣髴とさせる声量と歌唱力でとても感動した。

南こうせつのうちのお父さんと伊勢正三のささやかなこの人生を歌った時は
観客が総立ちとなり、拍手でリズムを取り続けた。

アンコールは予想通り神田川、三人が三様の歌い方で唄い、最後には観客と一体になり
あのすばらしい愛をもう一度で締めくくった。

オールナイトニッポンを聴いていたころの自分、フォークにのめりこんでいた自分にかすかに出会えた気がする。

イトトンボ

2013-07-06 17:36:01 | 生き物
今日、カネのなる木にイトトンボが羽を休めた。 セスジイトトンボであろうか。


消えそうで儚いその姿は、かりそめの神なのか、私の生まれた地方では「神様トンボ」と称した。

決して捕ってはならぬ、傷つけてはならぬと母に戒められ、その子供の時の記憶がいまだにその昆虫を神々しくさせている。

美しきもの

2013-07-05 13:51:53 | 感動
東京の友人よりスイーツセットを頂きました。

陳建太郎氏のマンゴープリンと落合務氏のティラミスと舘野雄二氏のクリームきんとんです。





とってもスイーツでした! ご馳走様です。


お義兄さんより大粒のサクランボが届きました。とっても甘いです! ありがとうございます。




Aさんからは鉢植えのウチョウ蘭を頂きました。
いつも飾らせていただいています。ありがとうございます。