僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

ボヘミアン ラプソディ

2018-12-09 23:28:37 | 映画
嘗てロンドンに伝説のロックバンドQEENが存在した。

そして史上最高のエンターテイナーでリードヴォーカルのフレディ・マーキュリーを超える者は今も存在しないと言えるだろう。

今日は11時50分からボヘミアン ラプソディを観た。






ラミ・マレック演じるフレディ・マーキュリは
メンバーとの意見の食い違いや耐え難い齟齬に
ソロになることを決意する。

けれど、これが彼の孤独の始まりだった。

本当の友だち、最も大事なことは何かを知った彼は
他のメンバーに母船に帰ることを認めてもらい
心から詫びた。

そしてHIVをメンバーに打ち明け
残された時間に魂を打ち込み続けた。

メンバーの赦しを得たとき、彼がエイズだと打ち明けた時
私はひたすらむせび泣いた。

ラスト21分「ライヴ エイド」というアフリカ難民救済のチャリティーコンサートでフレディ・マーキュリーは熱唱した。素晴らしいパフォーマンスだった。
「ボヘミアン ラプソディ」の曲に心底酔った。
身震いが止まらなかった。


たくさんの国に庶民や有名人たちが彼らを支持した。
フレディ・マーキュリーがたとえゲイがゆえに
生き絶えた人物だと認識してしていたとしても
彼の才能を愛し尊敬し、根底にある「愛」を受け止めた。
倒錯的で怠惰で常に刺激を求めて挫折していった
彼を優しく受け入れていったのだ。

本物のライブを観ている錯覚を覚えた瞬間だった。

是枝裕和監督にとって映画とは

2018-06-09 12:34:25 | 映画
是枝監督はフランスのカンヌ国際映画祭で、最高賞パルムドールを受賞するという快挙を成し遂げた。


ここからは、日経新聞の編集委員、古賀重樹氏の文章を引用する。

是枝さんは映画祭で何を考えたのか。
彼が言うには、日本は「映画を文化としてとらえる素地が欠けている」ということで、
カンヌをワイドショーのネタとしてしか考えておらず、映画を語る言葉が成熟していないそうだ。

それに対してフランスでは、自分たちが映画文化を担うというプライドと気概が明快にあり、業界全体で若者を育てるため
興行収入の何パーセントかを制作の助成に回しているという。それをやらないと文化としての映画はどんどん細くなると主張している。


是枝監督は、今後何年間は外国で撮ってみようと思っている。またいずれは満州を舞台にした映画を作りたいそうだ。

「誰も知らない」を出品した2004年に外国の記者に
「あなたは『死と記憶の作家』と言われるが違うと思う。『後に残された人』をずっと撮っている」と指摘されたそうだ。

みなさんはパルムドール受賞作「万引き家族」をどうとらえるだろうか。

パーフェクト ワールド

2018-06-03 22:11:55 | 映画
1993年の作品で、舞台が1963年のテキサス、監督が
クリントイーストウッド、主演がケビン・コスナーの
「a Perfect World」をDVDで観た。




何処か「俺たちに明日はない」に似ているが
脱獄映画の「ショーシャンクの空に」とも違う、
大脱走やパピオンとはもっと異なる。

くわえ煙草にサングラスのブッチ(ケビン・コスナー)が
格好いい。
脱獄したあと少年フィリップを人質に
パーフェクト ワールドというアラスカに逃避行を企てる。

父のいないフィリップ、父に虐待されて育ったブッチ。
似た境遇の孤独の魂が徐々に共鳴していく。

フィリップの哀しい眼が印象的だった。

ブッチの来しかた行く末はどうだったんだろう。

最後を暗示するのは
フィリップヘのやさしい眼差し。

謂わば敬虔的なブッチの表情とも言えるのだが。



サバイバルファミリー

2018-01-16 21:50:17 | 映画
DVDでサバイバルファミリーを観た。



ある日突然、全ての電気が消滅した。
スマホ、パソコン以外にも、電車や
自動車、ガス、水道、乾電池、ありとあらゆる
ライフラインがストップしたのだ。

小日向文世が世帯主で、奥さんは深津絵里、
長男にひょっ子に出た泉澤祐希、長女は、わろてんかの
葵わかな、彼ら家族は、生き残るために
鹿児島に向かう。

この映画を観て、普段の我々の当たり前の日常が、
とてもかけがえのない有難いものに思えた。

私ならまず食料探し。

川に魚キラーを仕掛け、魚を捕らえる。
野草は豆科の物や菊科の植物を探す。また
蕗(フキノトウ)、タンポポ、車前草、クローバー
ヒョウ、ヨモギ、セリなど道端にある雑草は
結構食べられる。

鳥猟や小動物なら罠で捕まえる。
もっと身近なところでは、ジョロウ蜘蛛などや
昆虫の幼虫、ザリガニや蜂の子やイナゴ。

ビバークや住まいを作るのは苦手なので
極力自宅を拠点にしてあまり移動はしない。

この作品では、頼りない主人が極限の状態で
模索しながらも力を付けていく。
家族の団結力も生まれるし、それぞれが逞しくなっていく。

こうでなくては駄目なんだ。

パソコンオタクの長男は・・・

化粧に振り回されていた長女は・・・

皆さんも観てほしい!

映画ミックスを観て

2017-12-03 19:27:30 | 映画
家族でミックスを観た。

ミックスとは、卓球の混合ダブルスの事。


恋に敗れて会社を辞めた女と、ボクサーくずれで
結婚に失敗し、日雇い仕事を続ける男がミックスを組む。




他にも欠点だらけの不器用な人々が小さな奇蹟を起こしていく。

萩原久役の瑛太が
「真面目に生きている人を馬鹿にするな!」
と言うシーンが格好良かった。

果たしてガッキーと瑛太のペアは優勝出来るのか!?
フラワー卓球クラブの部員は増えるのか?


見ものだよ!


野草園の後movies

2017-09-03 23:33:16 | 映画
今日は天気も良かったので
西蔵王の野草園に秋の七草を見に行きました。

写真は明日アップロードしますね😉

15時25分からフォーラム山形で「スパイダーマンhome
coming」を観ました。

>

エンドロールが出て これでお仕舞いと席を立つ人
がいましたが、肝心な部分を見逃していますねー

これから観る人は 最後まで観てくださいね😉