僕の感性

詩、映画、古書、薀蓄などを感性の赴くまま紹介します。

異空間の酔いどれ

2019-07-13 01:08:30 | たわごと

 中学、高校と一緒の友達と佐ぶ郎で飲んだ。

今日は写真に思いがいかなかったので

食べた後の岩ガキの殻

揚げ出し豆腐の食べ半端

 

 

 

玉葱サラダ

 

生ビール二杯、レモンサワー一杯飲む。

彼は仕事も私生活も絶好調!

 

二次会は「あかし」へ

あかじ(赤字)の濁点を取る意味合いから

「あかし」とつけたそうだ。

 

松山千春や竹内まりやを歌っていたら

急に空間が捻れてきた。

そして異次元の空間が現れた。

そうSF小説でも書きたくなるような

異星人二人が登場!

この地球(ほし)で流行している歌を歌えと言ってきた。

たくさんの影響を食べてしまう人たちのようで

僕らは彼らのコントロールからひたすら逃れた。

素性を隠し彼らの機嫌を損ねることを危惧した。

そして、とうとう彼らが油断した隙をついて

上手く逃げおおせたのであった。

不思議な不思議な体験だった。

 

まるで神様の思し召しのように

二人に廻り合い

惹かれていったのだ。

異星人になぞらえたしまったが

とても不可思議な男性と女性だった。

 

あかしを出て

「いやーそれにしても・・・」

と言いながら

同級生の友達と顔を見合わせた。


わたくしというもの

2018-10-24 19:11:47 | たわごと
私の趣味は、古書蒐集、切手蒐集、古銭蒐集、映画半券・チラシ蒐集、鉱物蒐集などと
前世の遺物のようなものを集めるのが好きだ。

加えて寺、神社、仏像鑑賞なども趣味の一環だと思う。

映画は寅さん、聴く曲はビートルズとどこまでも古臭い。

できることなら方丈記を記した鴨長明や若山牧水のように
鄙びた土地にさびれた一軒家を借りるか
放浪の旅に出たいなんて考えたりする。

便利さや都会が嫌いで
人のいない田舎が大好き。
祠やお地蔵さん、道祖神などに惹かれる。

誰も通らないような古道、細い山道が好き。

スマホやパソコンもいらない!

そうなると、やや時代遅れの感があるこのブログも
いらないのだろうか。

大学生美沙の物語

2018-08-02 18:22:03 | たわごと
 西の空は今日も濃い茜色に染まる。

大学生の美沙はアルバイトに明け暮れていた。

午前中から昼過ぎまではコンビニのレジ係で、終了してから大学へ向かう。

夕方から夜の時間帯は、駅前の居酒屋で接客業に励む。


パフスリーブのトップスにフレアスカートと
おしゃれに気遣い、けっして疲労の色は他人に見せないのが、信条だ。

だから友達に
「美沙は仕送り0円て本当?」
といつも同情と驚嘆の言葉をかけられる。

奨学金を貰っているが、入学金と授業料でほとんど消え、先々月の6月は通帳の残金が6円だった。
美沙は心底泣けてきた。次の奨学金が入るのは2,3日後、流石に食いつなげないので
友達の彩(さや)に泣きついてすがった。

彼女はこころよく食事をおごってくれたから助かった。

 サークルの演奏会において会場代と打ち上げの費用で2万円が吹っ飛んだのが痛かった。

「なぜ私だけこんなに苦労するの?」と時々神をも恨んだりする。
それは下に高校生の弟がおり、成績からすると国立大学が危うく、金食い虫になるだろうと母親が見込んでのことだった。

ベットに寝ころび一日の疲れを癒していると、急にこの存在している現実が仮想社会で
実は「夢こそまこと」なのかななどと江戸川乱歩ばりの荒唐無稽な考えにもとらわれた。

彩を含めたの友達の多くは、仕送りを8万ぐらい貰っている。
それでももっと遊びたいからとバイトをやっている。

 私は生活のため、生きていくためバイトをしているのに、他の人は遊びのため?
非常に腹立たしくも思うが、今の世の中全部自分の力で大学を卒業しようとする
バイタリティを持った若者は少数派だ。 やれ任天堂のSwitchだとか、ソニーのプレステ4だとかで騒いだり、
カラオケだーボウリングだーダーツだーなどと遊んでばかりだ。

 美沙はできるだけ友達との遊びで出費しないよう、アルバイトや大学、サークル、そして自宅との往復に甘んじている。

アルバイトのコンビニでは廃棄される弁当を先輩方に倣って持ち帰ることができるので助かっている。
オーナーは夏場の食中毒を心配するので、基本駄目と言ってあるが、持ち帰る行為は黙認しているらしい。

コンビニの弁当を三食食べている自分、反しておしゃれなカフェに訪れては、ふわふわのシフォンケーキやパンケーキに舌鼓をうつ友達。
この落差は何なんだろう?支配階級と労働階級の差??

けれど美沙は思った。逆境こそバネになる。親が試練を与えてくれたものと感謝し、強く将来を見据えるのだった。

先々月ATMで残金6円の通帳に愕然としたとき、あえて母親に「なんとかならない?」と助けを求めた。

けれど母親の返答は・・・仕送りしてあげる・・・ではなく・・・

「奨学金の金額を増額するか?」
というものだった・・・

あるがままに なんて、言葉では簡単だけれど

2018-06-30 15:45:12 | たわごと
「恋人ができるとどう変わるの?」

「人生がバラ色になるのよ」

是枝監督の映画で、二女の佳乃がすずと交わした言葉だ・・・

「ぼくこれまで彼女できたことがないんです」

「大丈夫!時期が来たらできるから」

朴訥な男子と私の会話なのである

どこかしこにもさいわいはおちている

だけど それをさがそうとすると なかなかみつからない

これだけは気にしててもいいかな といって
わたしは会話を続ける

誠実に生きること

人と仲良くすること

一所懸命生きること

思い浮かぶ限りの言葉を彼にむけた


平凡な生き方でも とてつもなく永く続く

ちょっとやそっとではなしえないこと 達成しない事 いっぱいあるよね

一足飛びに片づけたいけれど 案外できないんだ

たゆまず、くじけず あゆむことだよね

戯れによしなしごとを書いてみる

2018-06-08 16:56:33 | たわごと
最近、テレビでは紀州のドン・ファン怪死事件が取りざたされている。
ちょっと前までは、日大アメフトタックル問題、また今も継続して加計学園問題など。

いいかげんうんざりしてくる。

日本人の本来持つ清廉潔白さは何処に行ってしまったのだろう。
それとも民族的にはじめからそんなもの持ち合わせていなかったのだろうか。

今日Sさんと話す機会も持った。
Sさんは奥様を亡くし、娘さんと二人暮らしだ。

家事はお手の物で毎日台所に立ち、週に3回以上働きにも出ている。御年は80歳を越えている。

Sさんは
「人間働いているうちは何とか生きられる。働かなくなったら生きる気力や精神力も弱ってくる。」
と語り、昔、精神力で病に打ち勝ったことを誇らしげに繰り返す。

彼の説く一生涯仕事にかかわることが大切という持論には私も大賛成だ。

毎日所在なさげにテレビを見ていたり、日がな一日を釣り糸を垂れて過ごす人がいる。
彼はこれでは駄目なのだと力説する。やることがないから仕方なくやるでは活力が生まれない。
好きなことを仲間たちと一緒にということに価値を見出せばということだ。

体が動くうち、継続的にスポーツをしたり、趣味打ち込んだり、食事に行って会話を楽しんだり。

なんだ、人生はこんなにもバラ色だったのか、という瞬間が訪れるかもしれない。
前向きに積極的に外出し、行事に参加したりする。
あるいは、ただ一人で散策するだけでも、こんなところにこんな素敵な花が、といった新しい発見があるかもしれない。










素敵で可憐な野の花たちも、ただ素通りされるだけでは寂しいのだよ、きっと。