大雪の弱陽に憩うあきあかね霜降る幾度いかに過ごさん
イノコロは薄茶に枯れて霜を受く沢の朝日に子羊に見ゆ
タデの実はまだ落ちぬれど霜被り白く染まりて草紅葉伏す
餌も無き思えど冬のあきあかね水面の蚋を食みて師走よ