SSDに即適用可能な4倍高速化・60%省エネ化

2014-05-27 09:32:58 | 技術

SSDに即適用可能な4倍高速化・60%省エネ化

中央大学の研究グループがソリッドステートドライブ(SSD)の書き込み速度を4倍にしつつ60%省エネ化する技術を開発しました。この新技術は、現行のSSDにただちに適用可能な技術とのことです。

データ断片化の影響を抑えてSSDを高速化する技術、中央大学が開発 - 半導体デバイス - 日経テクノロジーオンライン
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20140519/352641/

中央大がSSD高速化技術、書き込み速度4倍に  :日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK2102Y_R20C14A5000000/

半導体メモリ技術に関する国際学会「2014 IEEE 6th International Memory Workshop(IMW)」で、中央大学理工学部電気電子情報通信工学科の竹内健教授らの研究グループは、不要になったメモリ領域を自動的に開放する機能であるガーベジコレクションにおけるデータコピー量を大幅に減らすことで、高速・長寿命・省エネ化できる新技術を発表しました。

SSDでは同じメモリ領域にデータを上書きできず別のメモリ領域にデータを書き込んだ後、古いメモリ領域を無効化するというメカニズムにおいてデータが断片化してしまい書き込み速度が大幅に低下することから、これを防ぐために現行の多くのSSDでは無効領域をブロック単位で消去するガーベジコレクション機能が備わっているものが多いところ、ガーベジ処理に数百ミリ秒の時間が必要なため書き込み速度が低下しているという問題がありました。

竹内教授のグループが開発した新技術では、データベース・アプリケーション向けのストレージを制御するミドルウェアに工夫を加えることで、アプリケーション・ソフト側からSSDにアクセスする際、論理アドレスを割り当てるミドルウェア「SE(storage engine)」と、SSDコントローラー側で論理アドレスを物理アドレスに変換するミドルウェア「FTL(flash translation layer)」を連携動作させデータ断片化を防ぐとのこと。

具体的には、まっさらな新しいページにデータを書き込むのではなく、次に消去するブロック中の断片化したページにデータを書き込むことでページを効率的に利用でき、ガーベジコレクション時にコピーするページ量を減らすというもの。

この新技術を用いることで、SSDの書き込み速度は従来比で最大4倍高速に、書き換え回数は55%減少することで長寿命化を実現し、消費エネルギー量も60%減少することが確認されたとのこと。

なお、この新技術はNANDフラッシュメモリには一切変更を加えないミドルウェアレベルで完結している技術のため、現行のSSDに直ちに適用することが可能なので、近々、SSDの性能が大幅に引き上げられることになりそうです。


たき火の熱で発電するキャンピングストーブ

2014-05-26 12:07:48 | 自然エネルギー

たき火をしながら発電する画期的なキャンピングストーブが話題

小枝や松ぼっくりなどを燃やして発電し、暖を取ったり料理をしながらスマホなどが充電できるというバイオライトが注目されている。日本代理店はモンベルで、その活用法などを紹介した特設サイトもオープンした。

強力で安定したたき火ができ、さらに発電も可能という画期的なキャンピングストーブ。そんな夢のような製品が開発され、ワクワクするアウトドアライフスタイルを提案している。

アウトドアシーンはもちろん、防災用品としても注目されている。単に製品を開発することだけではなく、ビジネスを通じグローバル社会によりよい貢献をしていくことを目標にしているという。


アメリカ 太陽熱と風力併用のタワー式発電所建設

2014-05-26 00:52:10 | 自然エネルギー

米、太陽光と風力併用のタワー式発電所建設へ

太陽熱で気流を作り風力を稼働 2018年運用予定
アメリカ・アリゾナ州で、太陽光と風力を組み合わせたタワー式太陽熱発電所の建設が始まる。

これは、アメリカのソーラー・ウインド・エナジー・タワー(Solar Wind Energy Tower)社が開発する発電設備で、太陽熱と風力のハイブリッド方式を用いている。商用レベルとしては世界初の建設プロジェクトで、アメリカとメキシコの国境サンルイス市に建設、2018年運用開始を目指している。

発電には、ソーラー・ウインド・ダウンドラフトタワー方式が採用される。タワー最上部で太陽光で空気を暖め、発生した蒸気によって高速下降気流を作り、気流の力で風力発電システムを回転させて発電するというもの。

建設されるタワーは686メートル。タワー内では時速80キロ(秒速22メートル)以上の風力が発生、発電が可能となる。

火力並みの発電コスト 大量の水確保が課題
このシステムによる発電コストは火力発電並みで、通常の太陽光発電や風力発電の3分の1程度に抑えられるという。

この発電方式は1975年、エネルギータワーとしてアメリカで特許が取得された。同社は今後、日射量豊富な地域での活用を計画する。最大の課題は大量の水資源確保で、豊富な日射量を得られる地域には水が不足するという自然な現象をどう解決するかが問題である。


外部リンク

ソーラー・ウインド・エナジー・タワー社
http://www.solarwindenergytower.com


巨大防潮堤:建設、安倍晋三首相夫人の昭恵さんから懸念 仙台で集会

2014-05-25 17:30:07 | 宮城県

巨大防潮堤:建設、参加者から懸念 仙台で集会 /宮城

 震災被災地で建設が進む防潮堤の在り方を考える集会が24日、仙台市で開かれ、参加者から巨大防潮堤への懸念などが出た。

 主催者の一人、安倍晋三首相夫人の昭恵さんは冒頭に「防潮堤は環境を破壊する。孫子の代に地域がどうなるかを考えて議論してほしい」とあいさつ

 日本財団の尾形武寿理事長は「漁師らは朝晩、海を眺めて何をしようかと考える。防潮堤は生活と海を隔絶させる」...


旭硝子が太陽光パネル参入 スマホ技術で重さ半減

2014-05-24 17:42:57 | 自然エネルギー

旭硝子が太陽光パネル参入 スマホ技術で重さ半減

旭硝子は太陽光パネル事業に参入する。スマートフォン(スマホ)画面の素材生産で培ったガラスを薄く強くする技術を生かし、発電能力は落とさず重量を従来品の半分に抑えたパネルを開発した。月内に製造販売を始め、2016年に売上高100億円を目指す。軽量化で工場などの屋根にパネルを置きやすくなり、太陽光発電の立地不足の解消に役立ちそうだ。

旭硝子はガラスを生産し、パネルの組み立ては光学フィルター大手のフジプ…