蓮舫氏入閣、亀和田武氏は不支持「すきまタレント」

2010年06月09日 | 政治 経済
蓮舫氏入閣、亀和田武氏は不支持「すきまタレント」
2010年06月09日08時06分 / 提供:スポーツ報知

 菅直人新首相(63)は8日、内閣の顔ぶれを正式発表。目玉の1人が、行政刷新相に起用された蓮舫参院議員(42)だ。事業仕分けで人気を得て入閣したが、これに「待った」をかけたのが、作家でコラムニストの亀和田武さん(61)。かつて蓮舫氏とともにワイドショーの司会を務めたが、蓮舫氏のキツ~イ一面を目撃。菅内閣の人事に警鐘を鳴らした。

 亀和田氏が蓮舫氏とTBSのワイドショーに出演していたのは92~93年。当時の蓮舫氏は「このポジションを絶対手放さない!という感じ。一言文句を言われると、百言言い返していた」と言う。プロデューサーから注意されても突っぱね続け「泣きながら部屋を出て行くのを見た」。周囲も手を焼き「楽屋は大変だった。事業仕分けなんかかわいい方」と振り返る。

 衝撃は92年秋、亀和田氏がそれまでの週1回のゲスト出演から、レギュラー司会陣に加わったときだ。にこやかだった蓮舫氏が「豹変(ひょうへん)した。激しく敵対意識を持って向かってきた。自分が作ってきた番組だったので、おもしろくなかったのでは」。さらに「(トークを)オレに振らないんだよ! しゃべりにくい事件だけ振ってくる。オレは大人の対応をしたけどね」という。

 ギスギスしていたある日、蓮舫氏が急に愛想良くなった。後に、亀和田氏と親交のあるジャーナリストが蓮舫氏に「カメちゃんとうまくやってる?」と軽口を叩いたことが発覚。社会派ジャーナリストを目指す蓮舫氏が「オレもその仲間なので、仲良くしておこうと思ったのでは?」。その後、蓮舫氏はテレビ朝日のニュース番組へ移った。

 事業仕分けでもてはやされた蓮舫氏だが「いやな女、悪相になったと思った人は潜在的に多いはず。そもそも女優でも アイドルでもないすきまタレント。政治が今、本職で落ち目の人の敗者復活戦になっている。その象徴で起用は浅はか」亀和田氏はため息をついた。

http://news.livedoor.com/article/detail/4816041/



与謝野氏が蓮舫行政刷新相の人間性を厳しく糾弾-「評価する人の気がしれない」

(FNNの世論調査で、菅次期内閣への期待が57.3%、項目別にみると、「人柄に期待するが64.3%」であったことなどを受けて)

安倍氏 「正直言って、人柄に期待度が高かったのは意外ですね。(←失笑) 」

(中略)

「菅さんは国民が小沢さんが嫌っていることを、ま、当然ですが。うまく利用したなと。菅さんへの期待と言うよりも上手く利用したなと。
菅さんへの期待と言うよりも、小沢さんを叩いているということに、国民が拍手喝采をしている。
しかし、それは、菅さんが提示している政策への評価では全くないという結果が出ましたね。それがまさに、大問題なんですよ。
それを見事にごまかしている。鳩山政権も左翼政権と言って、私も批判したのですが、菅政権になって、本格的左翼政権になったと思いますね。」

「私もメールマガジン等で批判をしてきたんですが、菅さんは、ご承知のように、北朝鮮のスパイ、シンガンス-彼は、原敕晁さんを拉致し、地村さんを拉致した責任者、そして、横田めぐみさんの拉致の責任者であったとも言われています-、そのシンガンスの助命嘆願書に署名をしたわけですから、本来であれば、政治家にとって、決定的な出来事と言ってもいい。
彼は他にも署名した人がいるではないかと言っていますが、今、700名前後の国会議員がいて、署名したのはふたりしかいないんですから。菅さんと千葉景子大臣。二人とも、内閣に入っているわけですね。
本来であれば、大問題であって、アメリカで、9.11同時多発テロ実行犯の釈放嘆願書に署名した人物が、大統領になるものだと言ってもいい。
菅さんは自分は不注意だったと言っていますが、彼は、いわばシンガンスを助けようとしたネットワークの中にいたということですから、これは大問題であって、我々はきっちり国会等で追及していくべきだろうと。古い話としてごまかせることではない。」

(↑この部分、ダイジェストではばっさり削除されている模様)
  
(中略)

八木キャスター「(予想される新閣僚の顔ぶれをパネルで紹介後)安倍さん、この新閣僚の顔ぶれの中で気になる点は・・・」

安倍氏 「いや、特にないですね」 (失笑)

与謝野氏 「蓮舫さん以外はいい顔ぶれだと思いますよ。」

八木キャスター 「それはどういう点でどのように評価されているんですか」

与謝野氏 「僕は、蓮舫さんという人は本当に信用できない人だと思っていますよ。 」

八木キャスター 「それは何故なんでしょうか」

与謝野氏 「あまり説明したくないんですけど、この人の言動というのは、一貫性もないし、人気とは別に、こういう人が日本の政治をやっていいのかなという気がしますよ。考え方を言ってるんですよ。目立ちたいために、いろんな発言をするとか、そういうことが多くて、やっぱり、蓮舫さんなんかを評価する人の気がしれないですよ。」

八木キャスター 「事業仕分けの中で、結構、あの姿でびしばしとというところがあったと思うんですけけれども、歯に衣着せぬというか、そこがやっぱり、逆に与謝野さんとしては・・・ということですか。」

与謝野氏 「蓮舫さんは、やっぱり、私ら見ていると、魅力ないですよね。」

八木キャスター「なかなか厳しい・・・」
 
安倍氏 「ここまで与謝野さんがおっしゃることは珍しいと思うんですけれども。たとえば、スーパーコンピューターについて、「何故一番じゃなきゃいけないんですか」と言いましたね。これはやはり、科学技術の世界で、一番を目指すというのは当然のことですよね。
あの彼女の発言と言うのは、実はですね、日本の魅力を相当削いだのは事実ですよ。日本はもう技術に置いて、一番を目指さないんだと。
スーパーコンピュータなんて、一番を目指さなければ、意味のない世界です。金メダルを目指さないで、銅メダルぐらいで行こうかと言ったら、普通は入賞もできませんね。そういうことを、我が党の議員が言ったととすると、袋叩きにすらなっただろうなとこういうことを含めて、与謝野さんも言ったのだろうと。」

(ここでダイジェストではバッサリ切られています。)

与謝野氏 「いやいや、それはね、本当のことを申し上げた方がいいと思うんですけど。蓮舫さんが猪口邦子さん相手に質問をされたことがあるんですよ。実に、女の嫉妬心が出ている、いやらしい質問であったと同時に、大変失礼な・・・」

八木キャスター 「具体的にどうだったのか言っていただいた方が」

与謝野氏 「結局、問題は、『あんたなんか少子化担当大臣なんかやったって何もできないでしょっ』ていうトーンで、質問しているわけですよ。障害児の話になったわけですよ。 『あなたは障害児を育てている親の気持ちなんて、まったくわからないような人ですから』って、言いやがった。
これはとんでもない話なんですよ。猪口さんはじっと耐えて、答弁していましたよ。だけど、その時に蓮舫さんの人間性と言うのを知ったんですよ。 これはね、やっぱり言っちゃいけないことなんですよ。」
     
反町キャスター 「猪口さんはそういうお子さんをお持ちであることを表に出されないで政治活動されてきたんですよね。そのへんのところ、あとから、たとえば、あの時、蓮舫さんから、お詫びとかなかったんでしたっけ。」

与謝野氏 「まだ知らないと思いますよ。」

反町キャスター 「あ~う~ん・・・ 」
   
八木キャスター 「あ、ちょっと、このへんはまだ確認はとれていないですが」
     
与謝野氏 「だからね、非常に非人間的な発言ですよ」
  
http://dosanko720.blog106.fc2.com/blog-entry-329.html
http://www.youtube.com/watch?v=_hi0Bs37PTM



「参議院会議録情報第164回国会 予算委員会第16号 平成18年3月2

○蓮舫君 お手元にパンフレットの資料をお配りしておりますけれども、この共済制度は障害児の保護者が入る私的保険制度の一種として始まったものです。障害を持つお子さんを育てている保護者の最大の悩み、考えるとつらいのは、自分が死んだ後、子供は生活していけるのか、もっと言えば生きていけるんだろうか、こういう不安の声にこたえたのが障害者扶養共済制度なんです。
 猪口大臣はこの制度を御存じでしたでしょうか。障害児も大切な命と考えるとこの制度をどのように思われるか、併せてお知らせください。
○国務大臣(猪口邦子君) この制度を私が知っていたかということでございますか。この質問に来るまでにもちろん当然勉強してきております。そして、これが重要であるというふうに認識しております。
○蓮舫君 この質問の通告をしなければ知らなかったと理解をさせていただきます。

http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/164/0014/16403240014016c.html









「選挙第一」「新味なし」=「左翼政権」批判も-野党

 野党各党は8日、菅内閣の顔触れについて「選挙第一(主義)」「新味がない」などと一斉に批判した。野党側は予算委員会の開催を求め、鳩山前政権崩壊の原因となった「政治とカネ」や米軍普天間飛行場移設問題などで攻勢を掛けたい考えだ。
 自民党の谷垣禎一総裁は同日の記者会見で「鳩山政権と菅政権は、何が違って何を継承するのか。そのことをはっきりさせてほしい」と強調するとともに、予算委開催を改めて求めた。
 同党内では、菅政権に「左翼政権」のレッテルを張り、批判する向きもある。麻生太郎元首相は8日、参院選候補の会合で「いよいよ本格的な左翼政権がスタートする。仙谷由人官房長官は全共闘の戦士だった。われわれの世代なら誰でも知っている」と語った。
 また、公明党の山口那津男代表は記者団に「ミニ鳩山内閣と言わざるを得ない」と断じ、「政治とカネの問題は何の決着もついていない。菅直人首相は逃げないで、衆参の予算委員会で堂々と議論するべきだ」と求めた。
 共産党の市田忠義書記局長は「クリーンと言うなら自浄作用を発揮すべきだ。国会で真相解明を」として、小沢一郎民主党前幹事長らの国会招致を要求。みんなの党の渡辺喜美代表は「選挙向けの顔としてよろしいのではないか。選挙第一の民主党らしい内閣になった」と皮肉った。 (2010/06/08-20:29)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010060800944





<石原都知事>菅新内閣を「極左」 外国人選挙権付与絡みで
6月5日19時18分配信 毎日新聞

 東京都の石原慎太郎知事は5日、都内で開かれた参院選自民党立候補予定者の総決起大会で「今度の菅内閣、あれも極左だから」と発言した。民主党が進める永住外国人への地方選挙権付与政策を批判する中で述べた。

 石原知事は来賓としてスピーチ。子ども手当など民主党政権の政策への批判を語る中で「極左だから同じこと言うし、もっとすごいことやるかもしらねえが、地方に限って参政権を与えるって。どうなんですかこれ」と批判した。

 石原知事は、新党「たちあがれ日本」の応援団長を自認し、民主党政権を批判する発言を繰り返している。【真野森作】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100605-00000053-mai-pol













菅直人首相の姓は中国にルーツ、祖先は中国系かー米メディア
2010/06/09(水) 09:39

  米メディア「ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)」は8日、このほど首相に就任した菅直人氏の「姓」は中国山東省に起源を持つ可能性があると指摘、同氏の祖先は中国系であるかもしれないと報じた。環球網が伝えた。

  WSJでは、「元来、アジア各地から日本列島に来た人びとが大和民族の起源であり、アジア各地から来た各民族が融合したものが大和民族である」とした。さらに、中国の姓辞典を引用し、「菅」という姓は中国春秋時代(紀元前770年-紀元前476年)の宋の国にあった「菅県」に起源がある可能性があると紹介した。

  またWSJは、春秋時代に死刑を宣告された貴族が、「菅」という灌木(かんぼく)の中に隠れたことで死刑を逃れることができたことから、貴族は「菅」を名乗るようになったという説もあると報じた。

  菅直人首相が13日に上海万博で行われる「ジャパンデー」への出席を取り消したことに対しては中国ネット上を中心に落胆の声が広がったが、中国では菅直人首相に対する評価として「親中」であるとの意見が一般的だ。

  一方、中国外交部は8日、温家宝首相が菅内閣の発足に対して祝電を送ったことを明らかにし、「中国は菅直人首相が対中関係を重視していることを高く評価する」とし、日中戦略互恵関係のいっそうの発展に期待を述べた。(編集担当:畠山栄)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0609&f=politics_0609_002.shtml











駐中国大使に丹羽氏=国交回復後初の民間人―伊藤忠相談役、政治主導で
6月6日23時4分配信 時事通信

 政府は6日、次期駐中国大使として伊藤忠商事の丹羽宇一郎相談役(71)を起用する方針を固めた。民間からの駐中国大使起用は1972年の国交正常化後初めてで、近く中国政府に対して事前承認(アグレマン)を要請する。複数の日中関係筋が明らかにした。
 中国政府と太いパイプを持つ経済界の大物である丹羽氏の抜てきは、日中間で拡大する経済交流や人的往来をさらに緊密化したい民主党政権の意向の表れとみられる。今夏にも発令される見通し。
 駐中国大使は最近、現在の宮本雄二大使をはじめ外務省のチャイナスクール(中国語研修組)から起用されるケースが多い。日中間では先月末の鳩山由紀夫首相と温家宝首相の首脳会談を受け、今後、東シナ海ガス田の条約締結交渉などが加速する見通しだが、「民間大使」でこうした厳しい外交交渉を統括できるか不安視する声も出そうだ。
 丹羽氏の大使起用は、鳩山政権で検討され、菅直人新首相に引き継がれる。「政治主導」で対中外交を展開したいとの思惑が強いとみられる。 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100606-00000082-jij-pol




国益危険性はらむ財界人起用 中国大使人事
2010.6.7 23:57

 菅直人新首相が次期駐中国大使に丹羽宇一郎伊藤忠商事相談役を起用する方針を固めた人事は、外交官が独占してきた人事慣行に風穴を開けるという政治的な思惑とは裏腹に、外交上の実務経験や知識がまったくない民間人に国益に直結する対中外交を委ねるという大きな危険性をはらむ。
 大物財界人の起用について、日本経団連の米倉弘昌会長は7日の会見で「異例中の異例」と指摘。ただ対中外交の重責を民間人が果たせるかどうかについては「確定してから(答えたい)」と言葉を濁した。
 鳩山政権は早くから民間大使の起用を検討。政権交代後、関係が希薄となった経団連ともOBを通じて人選を進めてきた。だが、5月に経団連会長に就任したばかりの米倉氏は「主要国大使に民間人を起用することには懐疑的だ」(財界関係者)という。
 財界からも懸念の声が漏れるのは、対中外交には極めて高度な政治判断が求められるためだ。中国の軍事力は日本の安全保障上の脅威であり、最近では、中国海軍が沖縄近海で艦船ヘリを海上自衛隊の護衛艦に異常接近させるなど海洋覇権を目指す動きも強めている。外務省でも、今の時期に民間から登用する危険性を指摘する声が強い。
 丹羽氏は7日、産経新聞の取材に対し「正式な話は来ていないが、国のために尽くしたいという気持ちはある」とした上で、中国との政治課題への対応は「世界でも一流レベルの日本の官僚を上手に使いこなすことだと思う」と語った。
 ただ、肝心の外務省内では、駐米大使と並ぶ重要ポストである駐中国大使を民間に委ね、既得権益を失うことへの抵抗感もある。
 丹羽氏は財界活動より公職を重視する財界非主流派であり、伊藤忠は三井や住友などの旧財閥系に属さない。「公平・中立と受け止められやすい」(財界関係者)との期待もあるが、今回の人事が禍根を残す恐れは消えない。(早坂礼子)

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/100607/biz1006072357015-n1.htm


 「日本は中華の一員になれば良い」と暴言を吐いた、あの伊藤忠のトップ
   媚中派の「あきんど」を駐北京大使に任命する管直人政権の「野望」
http://www.melma.com/backnumber_45206_4874496/













国家戦略相、事務所実態ないのに4222万計上

 菅新内閣で国家戦略相に就任した荒井聰・衆院議員(64)(北海道3区)の政治団体「荒井さとし政治活動後援会」が、2002年11月からの約7年間、東京都府中市のマンションの知人宅を「主たる事務所」として総務省に届けていたことがわかった。

 同後援会は政治資金収支報告書が公開されたこの間の6年で、計約4222万円の事務所経費を計上していた。知人は読売新聞の取材に「頼まれて(住所を)貸しただけ」と話している。自民党政権下で相次いだ事務所費問題が、新閣僚の政治団体でも浮上した。

 同後援会の03年~08年の政治資金収支報告書によると、この間の事務所経費は総額約4222万円で、うち「人件費」は計約2741万円、通常は家賃などを含む「事務所費」が計約1013万円。「備品・消耗品費」も計約463万円だった。「光熱水費」の支出はなく、年間の事務所経費は約483万円~約855万円だった。

 会計事務担当者には、現在の政策秘書の氏名と連絡先が書かれていた。主な収入は毎年主催していた政治資金パーティーで、金額は約1100万円~同1400万円。事務所経費以外の支出は、パーティーの開催経費や荒井氏の別の政治団体への寄付などだった。

 松岡利勝元農相や赤城徳彦元農相の事務所費問題に注目が集まった07年、荒井氏の後援会は計約855万円の事務所経費を計上、太田誠一元農相が秘書宅を届け出て批判を浴びた08年も約483万円を計上していた。民主党が政権交代を果たした昨年9月に解散した。

 荒井氏の政治団体はほかに、いずれも札幌市豊平区が住所の「荒井さとし後援会」と資金管理団体の「21ビジョン開発研究会」、荒井氏が代表の「民主党北海道第3区総支部」。08年の収入は、後援会が3485万円、総支部は3012万円、研究会が664万円だった。

 後援会事務所の所在地を知人宅で届け出たことについて、荒井氏の事務所は8日、読売新聞の取材に「組閣日で本人も官邸に入っているので回答は不可能。正確に答えるが、古い時期の質問もあり、9日以降に回答したい」とした。

 荒井氏は農水省出身で現在5期目。鳩山内閣では首相補佐官に就いていた。

(2010年6月9日03時04分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100609-OYT1T00052.htm?from=top











鳩山氏「子分に裏金」疑惑 民主代表の座カネで買う?
2010/6/ 4 18:59

総辞職して首相の座を降りた鳩山由紀夫氏に、「子分にカネ」を配り、民主代表の座を「カネで買った」疑惑が浮上した。母からの資金提供を巡り、「子分を養うためのカネ」指摘に色をなして反論していた鳩山氏のあの「否定」は何だったのか。

疑惑は朝日新聞が2010年6月4日付朝刊で報じた。02年にあった民主党代表選を巡り、鳩山陣営にいた当時の衆院議員2人(現在はともに引退)が、鳩山氏の「公設秘書」らを通じて計300万円超を受け取り、「裏金として処理した」と証言した、と伝えている。

国会での質問に「まったくの作り話であります!」

記事によると2人は、金の使い道について、代表選における「党員・サポーター」投票制の登録料立て替え分の補てんに使ったと話している。登録料(当時、サポーターなら1000円)は本人が納めることになっており、立て替えは規則違反の疑いがある。「元」議員の1人は500人超の、もう1人は1000人以上の登録料を立て替えたとしている。また、鳩山氏側の政治資金報告書には「資金提供を示す記載はなかった」。

鳩山氏側からは渡した資金の使い道の指示はなかったが、証言者の1人は「自費で立て替えた分を負担してもらったと受け止め、その穴埋めをした」と話したという。しかも、登録した名前の本人に「登録したことを伝えていないケースもあった」。

この証言が事実なら、金で「党員・サポーター票」を買ったと言われても仕方ない状況だ。02年9月23日に開票された代表選の決戦投票で、鳩山氏は「国会議員・公認内定者」票では、菅直人氏に負けていたが、党員・サポーター票をもとに算出する「都道府県代表」票で上回り辛勝した。

鳩山氏の「子分へのカネ」を巡っては、10年2月にも大きく注目された。鳩山氏が、元秘書の政治資金規正法違反事件に絡み、母安子さんから毎月1500万円の「子ども手当て」をもらっていたことが発覚して話題になる中、12日の国会審議で自民党(当時)の与謝野馨・元財務相がこう暴露したのだ。鳩山氏の弟、邦夫議員から聞いた話として、
「ウチの兄貴は、まあしょっちゅうおっかさんとこ行って、子分に配るカネ、子分を養成するカネが必要だって、おカネもらってたって」

さらに、邦夫氏のところへ母親から電話があり、「あんたは大丈夫なの?」「あんたは子分がいないの?」と言われた、と邦夫氏から聞いたと話した。

これに鳩山由紀夫首相(当時)は興奮して反論した。「まったくの作り話であります!」。民主党議員らから「冷静に、冷静に」と応援ヤジも飛んだ。由紀夫氏は続けて「母に対して、そのようなお金の無心、特に子分に配るお金をくれなんて言うわけありません。大体この議員の中で私からもらった人はいません。だれにも差し上げていませんから」と断言していた。

邦夫氏は翌日会見し、由紀夫氏が母親に金を無心した、というニュアンスについては「母から聞いてない」と否定した。しかし、母との電話の会話で「お兄さんは子分がいっぱいいて、その世話とか面倒をみるのに大変お金がかかるという話だが、あなたには子分はいないの」と言われたことは「事実だ」と認めた。

6月2日の首相辞任表明と何らか関係あるのか

由紀夫氏の「言葉が軽い」ことは、今さら誰も驚かない。自身の資金管理団体を巡る偽装献金問題については、「裁判が終わった暁には、できる限り使途を説明したい」と話していたが、結局「検察が判断して結果を出した。基本的には資料の提出などは必要ない」とあっさり撤回した。由紀夫氏は、10年6月4日の首相退陣にあたり、退陣会見を開かない、という異例の対応を取った。こうした問題についての質問を避けていると受け取られても仕方がない。

朝日新聞によると、上記記事の内容について鳩山由紀夫事務所に質問したのは、6月2日の首相辞任表明前だとしている。辞任表明の直近まで「続投に意欲」と見られていた由紀夫氏の心境の変化に、朝日新聞の取材が関係していたのだろうか。ちなみに、2日に由紀夫氏とともに幹事長職の辞職を表明した小沢一郎氏を巡っても、翌3日発売(首都圏など)の週刊文春(6月10日号)に、小沢氏に関する自民党時代の派閥のカネを巡るスキャンダルが報じられている。

鳩山由紀夫事務所に電話で取材すると、
「朝日にも答えたように、当時の事情が分かる者がいないのでコメントできない」
との回答だった。

http://www.j-cast.com/2010/06/04068103.html?p=all




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