塩哲の色即是空

私の日常の活動状況を飾り気なく、素のままで表現する。

ミュージアム巡り たばこと塩 気砲

2010-06-11 06:24:47 | ミュージアム巡り
 当時の日本のもの作り・技術力を誇るものが展示されていた。
「気砲」(松浦資料博物館所蔵、文政2年1819)は一種のエア
ガンで、近江の鉄砲鍛冶、国友一貫斎(1778~1840)が造っ
たもの。
 一貫斎はオランダから渡ってきたシャイルフェル製空気銃を修
理した時、その構造を丹念に調べ書き置き自ら造り大名に販売し
平戸藩主・松浦静山が購入したものがコレ。
 一貫斎は、さらにヨーロッパ式の反射望遠鏡を製作したところ、
その性能は当時の舶来品より優れていたという。
 別のコーナーには「シーボルト事件の犯科暢」(長崎歴史文化
博物館所蔵、天保元年1830)が展示されていた。長崎奉行所で
行われた判決記録集で事件の記録が残されている。シーボルトに
協力した阿蘭陀通詞や医師たちの名と罪状、処分が記されていた。
(渋谷区神南1-16-8)
シーボルト事件犯科帳

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