一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

青螺山・河内岳 ……久しぶりに平六さんと黒髪山系を歩く……

2012年03月29日 | 黒髪山系
今日(3月29日)は佐世保に行く日なので、 佐世保に行く途中にある黒髪山系を歩こうと考えた。 昨日、黒髪山系の近くに住む平六さんに、 「久しぶりに一緒に山歩きしませんか?」 と連絡すると、 これまでにいろんなことがあって、 なかなか山に行けなかった平六さんは、 「行きま~す」 との返事。 午前7時に竜門駐車場で待ち合わせることにした。 ルートは私に一任するとのことなので、 次のように考えた。 竜門 . . . 本文を読む

自宅から歩く鬼ノ鼻山 ……シュンランがもうすぐ開花します……

2012年03月25日 | 鬼ノ鼻山・聖岳
今日は午前中に用事があり、午後からの登山となった。 となれば、近くの山。 自宅の玄関から登山靴を履いて登れる鬼ノ鼻山がイイ。 自宅から鬼ノ鼻山山頂までは、約2時間。 往復4時間ほどの歩きが楽しめる。 この時期、もしかしたら、シュンランに出逢えるかもしれない。 今年は、春の花の開花が遅れ気味なので、 シュンランの花もまだまだかもしれないけれど、 出逢いをちょっぴり期待しながら歩くのは、 それはそれで . . . 本文を読む

多良山系(経ヶ岳~笹岳~西岳~多良岳)……マンサク満喫縦走……

2012年03月22日 | 多良山系
先日、登山靴を買った。 4年ぶりくらいだろうか。 買ったのは、SCARPA(スカルパ)の「シャルモGTX」 。 山岳雑誌などを読んで、 最初、私は、SPORTIVA(スポルティバ)の「トランゴ S EVO GTX」を買うつもりで店に行った。 ところが、その「トランゴ S EVO GTX」を履いてみると、しっくりこない。 私の足が拒否反応を起こすのだ。 私の様子を見ていて、店員さんが持ってきたのが、 . . . 本文を読む

映画『エンディングノート』 …実の娘だからこそ撮れた父親のエンディング…

2012年03月20日 | 映画
昨年10月1日に公開されたドキュメンタリー映画であるが、 当初は上映館が少なく、佐賀では見ることができないと思っていた。 だが、その内容の素晴らしさから、評判が評判を呼び、 上映館も増え、佐賀でもシアター・シエマでの公開が決まり、 3月中旬になって、やっと見ることができた。 “エンディングノート”とは、 遺書のように公的なものではなく、 自分が死んだときに家族が困らないようにと書き残すマニュアル . . . 本文を読む

徒歩日本縦断(1995年)の思い出・第8回「新聞連載」…旅先から原稿を送る…

2012年03月18日 | 徒歩日本縦断(1995年)の思い出
出発前、徒歩日本縦断の計画を、私は誰にも話さなかった。 私の気まぐれな思いつきで実行することなので、 誰にも知られたくなかったからだ。 妻も子もある中年男が会社を辞めて旅に出る……など、褒められた話ではない。 非難を浴びるだけだ。 それに、歩き通せる自信もなかった。 イヤになったらすぐに帰ってくるつもりでいた。 だから家族以外は徒歩日本縦断のことは知らない筈であった。 ところが、旅に出る直前、 地 . . . 本文を読む

井原山 ……新村ルートでホソバナコバイモに逢いに行った……

2012年03月15日 | 背振山系
数日前より、いろんな人のブログで、 やっとホソバナコバイモの蕾の写真がアップされるようになった。 今年の冬は寒い日が続いたので、どの花も開花が遅れているようだ。 そろそろ、蕾ではない、パッと開いたホソバナコバイモを見たいものだ。 ホソバナコバイモが最も早く咲く山のひとつ「井原山」に行ってみることにした。 さて、どこから登ろうか…… 気になっているのは、佐賀県側からの新村ルート。 1年前の大雪で倒 . . . 本文を読む

登吾留山 ……宝石のような滑滝と、どこまでも続く美の回廊……

2012年03月11日 | 登吾留山
シリーズ「麓から登ろう!」を実施するようになって、 いつだったか、このブログに、私は次のように記したことがある。 頭のてっぺんだけが「人」ではない。 胴体も手も、そして足の爪先までが「人」なのである。 同じように、「山」は、山頂だけが「山」ではない。 中腹も、麓も、すべてが「山」なのだ。 麓から山に登るようになってからの実感だったのだが、 これは、山岳コミック『岳』の中に、 同じような意味の言 . . . 本文を読む

映画『私の叔父さん』 ……初恋の思い出のように心に残る佳作……

2012年03月09日 | 映画
最近、 『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』 『ヒューゴの不思議な発明』 『戦火の馬』 など、洋画の話題作が次々と公開されている。 アカデミー賞候補になった作品ばかりなのに、 そういった大作をあまり見たいと思わない私がいる。 3Dであったり、CGを多用したような作品は、 見ている時は楽しいのだが、 見終わって映画館を出ると、心が胸やけしたような状態になる。 先日も、映画館で、上記3作の . . . 本文を読む

徒歩日本縦断(1995年)の思い出・第7回「雨の日」 …全天候型歩き人誕生…

2012年03月08日 | 徒歩日本縦断(1995年)の思い出
1995年の夏の北海道は、まるで梅雨のようであった。 私が北海道を歩いていた一ヶ月弱の間、毎日のように雨に祟られた。 今の私は「雨に祟られる」というような表現はしないと思うが、 当時の私は、まさに「祟られている」ような感覚であった。 雨が恨めしかった。 雨の日は歩きたくなかった。 事実、最初の頃は、歩かない日もあった。 そうすると、どうなるか? 当然のことながら、一歩も進まない。 歩かないことには . . . 本文を読む

猟師岩山・鬼ヶ鼻岩・春の散歩道 ……バイカイカリソウが咲き始めました……

2012年03月04日 | 背振山系
今日も、山友と、或る山域を歩く筈だったのだが…… 雨であえなく中止に…… ガックシ。(笑) 山へ行く準備が完了した早朝に中止の知らせが届いたので、 全天候型アルキニストの私としては、 そのままひとりで山へ行くことに……(爆) 雨の中をひとり歩くのも悪くない。 とりあえず、背振方面へ車を走らせる。 車の中で松居慶子の曲を聴きながら考えたのは、 背振山系の猟師岩山・鬼ヶ鼻岩周回ルート。 林道金山背振線 . . . 本文を読む