6月10日(木)
明日から天気が崩れそうなので、
今日、天山に登っておこうと思った。
ミヤマキリシマも終わり、今は花の転換期なので、稜線に花は少なく、
平日でもあり、真夏日や猛暑日が続いていることから、
登山者は少ないと思ったからだ。
静かな山歩きを愛する私としては、
登山者が少ないということが何よりなのだ。
もうそろそろヤマトキソウやクモキリソウが咲き始める頃なので、
それも確かめてみたい。
9:30
天川登山口駐車場に着くと、
予想通り、一台の車も無かった。
嬉しい!
出発。
緑が濃くなっていく。
コガクウツギのむせかえるような香りが私を包む。
キイチゴの実が金色に輝く。
雨水で穿たれた溝に、地層が現れており、
天山の成り立ちに思いが飛んだ。
あめ山分岐を通過。
いつもの場所でパチリ。
もうすぐ山頂。
天山山頂に到着。
山頂には誰もいなかった。
展望は、靄っていたのでイマイチ。
稜線散歩へ。
ミヤマキリシマがまだ所々に残っていて、
一人歩く私を楽しませてくれた。
真っ赤なヤマツツジもまだ見ることができた。
ゆっくり歩いて行く。
コバノギボウシや、
ノギランは、開花準備OK!
キュウシュウコゴメグサの葉も出てきた。
そして、今日の目的、ヤマトキソウ。
まだほとんど咲いていなかったが、
天山で最も早く咲く場所に行ってみると、
2株だけ見つけることができた。(写真中央と中央寄りの右下)
まだ熱心に探さないと見つからないレベルなので、
普通の人が普通に見つけることができるようになるまでは、
もう少し時間がかかるだろう。
逢えて嬉しかった。
いつもの場所で、
こんな風景を見ながら珈琲タイム。
本日の「天山南壁」。
梅雨になって、モウセンゴケが目立って多くなってきた。
7月の開花が待ち遠しいハンカイソウ、
9月の開花が待ち遠しいタンナトリカブトや、
ホソバノヤマハハコも、
順調に育っている。
天山山頂に戻ってくる。
ここまでに出会ったのは、
七曲峠から駆け上がってきたトレイルランニングの男性1名のみ。
ちょっとだけ散歩道へ寄り道してみる。
天山は案外ヤマボウシの多い山だ。
サ○ノオの第一群生地へ行ってみると、
もうほとんど実になっていたが、
まだ、花もあった。
天山のこの花は本当に花期が長い。
もう6月も半ばなのにね。
シモツケや、
アキノタムラソウや、
セイヨウノコギリソウも咲いている。
開花し始めたヤマアジサイを見ながら、
クモキリソウの群生地へ。
他の山はもう咲いているが、
天山は標高が高いので、まだ蕾であった。
こちらにも、
こちらにも、
こちらにも……
もうしばらくして、開花した頃にまた見に来ることにしよう。
今日も「一日の王」になれました~