4月5日(金)
以前は週1回の登山で、体力の現状維持はできていた。
それが70歳近くになってくると、それでは現状維持はできなくなった。
なので、今は、山へ行く回数を週2回にしている。
都会に住んでいると、それはなかなか難しいと思うが、
自然に囲まれた田舎に住んでいると、それが容易に出来る。
特に、(有名無名にかかわらず)近くに山があると、
自宅の玄関が登山口になったりもする。
今日も、ふらりと近くの里山で山歩してきた。(とは言っても3時間以上は歩いている)
4月になり、新緑が増えてきた。
新緑を見ているだけで気分が好い。
この山にはアオキが多い。
今は花を咲かせている。
足もとには、クサイチゴの花がたくさん。
ムラサキケマンや、
キケマンや、
ヤブニンジンも咲いている。
シュンランはあちこちで見掛けた。
以前、天山で、「シュンランの咲く場所を教えて下さい」と懇願されたことがあるが、
家の近くの里山歩きでも、歩く頻度を増すだけでシュンランには出逢える。
シュンランは目立つ花ではないので、よ~く探すと案外見つかる。
あなただけのシュンランが見つかる筈だ。
ムサシアブミや、
ホウチャクソウを見ながら、
フデリンドウの群生地へ。
今日は曇っていたが、開花して待っていてくれた。
ひとつひとつ撮っていく。
秋に咲くリンドウに比べれば、小さくて、地味な花だが、
花の数が増えてくると、豪華な感じになってくる。
ここまでくると、立派な花束だ。
この花束をあなたに……
葉の背面が紫色のシハイスミレ(紫背菫)や、
もうすぐ開花しそうなカノコソウを見ながら、
ヒトリシズカの群生地へ。
「おっ、咲いてる~」
ヒトリシズカも小さくて目立たない花なので、
最初は探さないと見つからないが、
ひとつ見つかると、次々と見つけることができる。
花を追っていくうちに、そこが群生地であることが判明する。
大好きな花なので、嬉しくてたまらない。
踏みつけないように注意しながら撮っていく。
遠くの花は、
カメラを(光学40倍ズームの)「キャノンPowerShot SX740 HS」に替えて撮る。
遠くの花でも、これほど(近くに見えるように)撮れるカメラに感謝。
名は「ヒトリシズカ」であるが、一人でいることはほとんどない。
一人でいたためしのないヒトリシズカ。(笑)
〈この群生地に咲くヒトリシズカの全ての花を撮って残したい……〉
そう思えるほどに愛おしい。
こんな素敵な花々に出逢えるから、里山歩きはやめられない。
今日も「一日の王」になれました~