一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

金立山 ……東尾根ルートで、深まりゆく秋を楽しむ……

2013年11月24日 | 金立山
標高の高い山では、もうすでに冬山の様相を呈しているが、
里山などの低山は、これから紅葉の秋本番を迎える。
私が毎年「紅葉狩り」に行っている金立山も、
11月末から12月初旬にかけて紅葉するので、
これからが楽しみな山である。

今日は、午後から用事があったので、遠くへは行けない。
我が家から車で30分ほどで行ける金立山へ行ってみることにした。
紅葉にはまだ少し早いと思ったが、
様子窺いがてら歩いてみたいと思ったのだ。

金立コスモス公園駐車場には一台の車もなかった。
日曜日なのに……と思ったが、
寒くなってきたからだろうか?


メタセコイアの並木を見ながら歩いて行く。


今日は午前中は晴れの予報なので、雨の心配はない。


丸山古墳に立ち寄り、ちょっと見学。


古墳群を過ぎると、紅葉した木が所々にあって、目を楽しませてくれる。


登山道に入ると、紅葉はまだこれからといった感じ。


それでも、黄葉した木が少なからずあったので、楽しく歩くことができる。


イイね~


ゆっくり登って行く。


サザンカの花がたくさん咲いていた。




雰囲気の好い道が続く。




東南尾根と東尾根の分岐にさしかかる。
いつもは東南尾根ルートへ行くのだが、
今日は東尾根ルートを歩いてみることにする。




雰囲気は好いのだが、
急坂の多い、ややタフなルートであった。


やがて、傾斜のゆるやかな道になり、


上宮からのルートと合流した。


出発から1時間40分ほどで、金立山山頂に到着。
ここまで誰にも会わなかったし、
山頂にも登山者はいなかった。


しばらく休憩し、下山開始。


植林帯が多いが、所々に自然林があり、美しい沢も見ることができる。


面白い形をした杉に出会う。


「通りゃんせの杉」と命名してあった。
なるほどね。


シャワーロードに入ると、紅葉した木が見られるようになってきた。




いいね~


紅葉のピークはまだまだといった感じだが、
なかなかのもの。


このシャワーロードは、喬木が多いので、
低山ではあるが、深山の趣を楽しめる。


美しい~


足もとに注意しつつ、
上を見上げながら歩いて行く。




市街地に近い山であることを忘れる。


それほどの紅葉と、


黄葉。


低山の紅葉を存分に楽しむことができた。


でも、シャワーロード周辺の紅葉のピークは、
12月初旬くらいかな……と思う。
25番(分かる人には分かる)辺りは、まだ緑の方が多かった。
これからも楽しみな金立山であった。


約3時間の山歩きだったが、
下山するまでに会った登山者は1グループのみで、
日曜日だというのに、静かな山を楽しむことができた。
感謝。

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