天山 ……秋の花が出揃いました……

ネット仲間が、天山に秋の花を見に来るとの連絡が入った。
秋の山は一日一日変化をとげる。
9月25日（木）に登ったばかりだが、今日、また天山に登ってきた。
上宮駐車場に集結したのは、
そよかぜさん、軟弱さん、みつばさん、壱岐っ娘さん、pandaさん、クライマー・トミーさん、それに私・タクの7名。
それとは別に、七曲峠の方からも、
山馬鹿さん、ミッセルさん、しまさん、コヨーテさんの4名が山頂をめざす。
コヨーテさんと私以外は、すべて長崎からの参加。
コヨーテさんは福岡からの参加である。
山馬鹿さん、ミッセルさん、しまさんを七曲峠に送りに行ったそよかぜさんを待つ間、上宮周辺を散策。
この辺りは、もう秋の花が出揃っている。
青紫色のアキチョウジに混じって、白花のアキチョウジが……


アケボノソウは、もうかなり咲いている。


今年は、例年よりも花の数が多いように感じられる。


pandaさんがヒメアザミを写真に撮っておられた。
長崎ではなかなかお目にかかれない花だそうだ。


開花するとこのようになる。


面白い形をしたシギンカラマツの実。
花もユニークだが、実の方も個性的だ。
シギンカラマツは、花の方もまだ咲いているので、どちらも楽しめる。


そよかぜさんが到着し、上宮を出発する。
あめ山、そして天山の稜線では、実に多くの花が見られた。
それをここですべて紹介することはできないが、代表的な花を紹介したい。
まずはセンブリ。
小さくて美しい花だ。
花弁が5枚のものと4枚のものがある。
5枚のものと4枚のものとの共演。


見ているだけで心が和んでくる。


リンドウも咲いていた。


そして、タンナトリカブト。
今年は昨年に比べて花の数が少ないように感じる。


今日は、天山山頂は人で溢れていた。
多くの登山者の目的は、やはりこの花であろう。


ウメバチソウもひっそり咲いていた。
下の方に見えるのは蕾。
蕾も真珠のように美しい。


そして、今日のハイライト、ムラサキセンブリ。


小さくて気品のある花だ。


蕾がたくさんある株が多いので、10月も大いに楽しめそうだ。


正午近くになり、七曲峠の方から登ってきた4人と、島原から来られたミラさんとtetu-1さんも合流し、計13名で昼食。
壱岐っ娘さんやそよかぜさんなどから差し入れをたくさん頂き、満腹になった。
みなさん、ありがとうございました。


昼食後、先日開拓した「秘密の散歩道」コースを歩くことに。
ミラさん・tetu-1さんとはここでお別れ。
ミラさんとtetu-1さんは、雲仙の九千部岳を早朝登山した後に、天山に駆けつけたとのこと。
いつもながらこのお二人の行動力には驚かされる。


軟弱さんの提案で歩いてから約一ヶ月。
わずか一ヶ月の間に、花も変化をとげていた。
ツルニンジンの多さに驚く。
まさに鈴なり状態。


クサアジサイがまだ咲いていた。
この淡いピンク色の花は本当に好もしい。


ビッシリと生えたモウセンゴケ。
この道を通ると、なぜか見たくなる。


なんと春の花・スミレが一輪だけ咲いていた。
どの山でも、季節を間違えた花を時々見かける。
先週登った涌蓋山では、ミヤマキリシマが咲いていて驚かされた。


イシミカワの実を発見！
赤紫や青色が混在し、えも言われぬ美しさだ。


ガガイモにもお目にかかれた。
色が濃く感じられるのは、花期が終わりに近づいているからではないかとのこと。
ガガイモに逢えて良かったと言う人が多かった。


ナギナタコウジュ。
カワミドリを小さくしたような花。
カワミドリの方は花期を過ぎていて、色褪せていた。


サクラタデも咲いていた。
白く小さな美しい花だ。


コシオガマ。
ママコナを短くしたような花だ。
先日登った七曲峠でも見かけた。


14：40
上宮駐車場に戻ってくる。


輪になって挨拶した後、解散。
今日もたくさんの花に出逢えた。
遠くからお越しになった皆さん、お疲れ様でした。
そして、ありがとうございました。
皆さんのお陰で楽しい一日を過ごすことができました。

秋の山は刻一刻変化しています。
同じ時期に、何度登っても、新しい発見があります。
花の山、宝の山……天山。
この山が、私の住む町の近くにあることを、本当に幸運に思う。
皆さん、また来て下さいね！