一日の王

「背には嚢、手には杖。一日の王が出発する」尾崎喜八

作礼山……ハンカイソウ、ジュンサイ、オオバノトンボソウなどの花々を楽しむ……

2023年07月07日 | 作礼山


7月6日(木)

本日の天気予報は「晴れ」。
今日は(午後から仕事ということもあって)山へ行く予定ではなかったのだが、
明日以降はまた雨の日が続くようなので、急遽、山へ行くことにした。
今夏は北アルプス遠征を考えているので、
今はなるべく山へ行く回数を増やしたい。(短時間の登山の場合は回数で勝負)
それに夏の花が咲き始めているので、それも楽しみ。
7月1日、4日と、2回続けて天山に登ったので、
今日は作礼山へ。

出発。


木漏れ日が美しい。


みどり池。
ヤマボウシの花がまだ残っていた。


中の池。
美しい。


ジュンサイ池。


ジュンサイの花がピークを迎えていた。


花は早朝に開いて夕刻に閉じて水没する。
この開閉運動を2日間続けたら水中で結実する。
雌性先熟であり、開花1日目は雌しべが成熟した雌性期、(下の写真)


2日目は雄しべが成熟した雄性期となる。(下の写真)


小さく、儚い花、ジュンサイ。




清らかで豊かな水でしか育たないジュンサイ。


見ているだけで愛しい。


西峰へ向かって登って行く。


苔が美しい。




ただ歩いているだけで気持ち好い。




山頂が見えてきた。


西峰(作礼山山頂)に到着。


西峰からの展望は木々に遮られて期待できない。
わずかに唐津湾が見える程度。


東峰に向かって歩いて行く。


この道が美しい。


最後の石段を上がると、




東峰に到着。


天山が雲の上に浮かんで見えた。




ウツボグサの花を見ながら、


花散策へ。


イチヤクソウは、もうほとんどが終わっていた。


残念。


その代わりにテリハアカショウマが咲き始めていた。




嬉しい。


オトギリソウも咲き始めていた。
いいね~


梅雨の時期なのでキノコが多い。




今日はオオバノトンボソウをあちこちで気かけたが、
草刈りで刈られてしまったものも多かった。
これも先端部分がない。




こちらは無傷であったが、


まだトンボが飛び交っていない。


ほぼ完璧な形のオオバノトンボソウを発見。


飛び交っています。




下からもパチリ。


ハンカイソウの群生地へ行ってみると、
もうかなり咲いていた。


この花が咲くと夏到来だ。




今日も「一日の王」になれました~

この記事についてブログを書く
« 天山 ……まさかの雲海、そし... | トップ | カミュ『シーシュポスの神話... »