沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブの工事車両用ゲート前で18日午前、福島瑞穂参院議員を含む社民党全国自治体議員研修会のメンバー約70人が新基地建設に反対し、座り込み抗議活動をした。機動隊員が座り込む議員らを強制排除し、資材を積んだ工事車両16台が基地内に入った。

 午前9時40分ごろ、機動隊員が「道交法に違反しています」と座り込む議員らに警告をくり返し、議員の両脇や足を抱えて排除した。

 機動隊員による強制排除を初めて受けた福島参院議員は「強制排除には、怒りが込み上げた。県民の民意を無視して進める工事は適法なのか国会でも議論したい」。同研修会のリーダーで、社民党香川県連合代表の髙田良德議員は「沖縄県民の意志を各議員が持ち帰って、全国に発信したい」と話した。

 辺野古崎の砂浜ではトラックで運ばれてきた石材を投下する作業が確認された。「N5」護岸建設予定地付近で、カヌーや抗議船に乗った市民らが新基地建設反対を訴えた。