狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

【追記】あり、「慶田盛効果」の成果!

2013-11-11 06:41:16 | 八重山教科書採択問題
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文末に【追記】があります。

コメント欄で太平山さんが「慶田盛方式」というユニークな造語で、混迷する名護市長選の現在の状況を表現されている。いろんな見方があるものだと感心する。 太平山さんは現在筆者が使用している造語「極悪複合体」の元なった「極悪共同体」を造った方なので定めし造語の達人とでもいうべき方なのだろう

慶田盛氏は、本人は意図しなかっただろうが、他にも「慶田盛効果」という大きな業績を教育行政に残した。

慶田盛氏の常軌を逸した「抵抗」が、国の教育行政に風穴を開け、これまで看過されてきた教育委員会制度の弊害を炙り出した。

現行の教育委員会制度では、八重山教科書問題の最大の責任者である大城県教育長(当時)の暴走に、行政の最高責任者である県知事が介入する仕組みになっていなかった。

「慶田盛効果」その1がこれ。⇒首長による教育長任命を提言

そして「慶田盛効果」その2が次の記事だ。

 教科書検定基準 改正の方針固める

11月9日 4時0分
教科書検定基準 改正の方針固める
 
 

文部科学省は、自民党から今の教科書は歴史や領土を巡って問題のある記述が多いなどと指摘されていることから、教科書検定基準を改正して、通説的な見解がない場合は特定の見解だけを強調せずバランスよく記述することなどを新たに盛り込む方針を固めました。

自民党の教育再生実行本部の特別部会は、南京事件や沖縄県の尖閣諸島などを念頭に、今の教科書は歴史を巡って問題のある記述が多く、領土に関する記述が不十分だなどとして、教科書検定基準の見直しを安倍総理大臣に提言しています。
こうしたことを踏まえ、文部科学省は、教科書検定基準を改正して、近現代の歴史などで通説的な見解がない場合、特定の見解だけを強調せず、バランスよく記述することや、政府の統一した見解や確定した判決がある場合は、それを取り上げることなどを新たに盛り込む方針を固めました。
文部科学省は、教科書検定調査審議会に諮り、来年1月にも検定基準の改正を行いたいとしています。
また、文部科学省は、これにあわせて、沖縄県竹富町が、地区の協議会が選んだものとは別の教科書を独自に使い続けていることに関連し、今後、同様のケースが生じないよう、法改正を含め制度の見直しを検討する方針です。

                            ☆

 >沖縄県の尖閣諸島などを念頭に、今の教科書は歴史を巡って問題のある記述が多く、領土に関する記述が不十分

八重山教科書問題は当初は、歴史教科書に沖縄の集団自決の記述がどれだけ詳しく掲載されているかで始まった。 八重山採択地区協議会が帝国書院版を選定したので、石垣市、竹富町、与那国町の3教委はこれにしたがって採択し、歴史教科書では特に問題は起きなかった。

ところが予想に反して公民教科書では八重山採択地区協議会が育鵬社版を選定したことから問題が大きくなってきた。

歴史教科書の場合は記述内容が問題になったが、公民教科書の場合は採択の手続きを問題にした。

内容に関しては、いちゃもんをつける根拠が薄かったからだ。

例えば八重山協議会の選定に異論を唱え、したがって現在石垣市と与那国町が採択している育鵬社版では、尖閣諸島について次のように記述されている。

 ■育鵬社版
沖縄県八重山諸島北方の尖閣諸島は、日本の領土です。しかし、中国は1970年後半東シナ海大陸棚の石油開発の動きが表面化するに及びはじめて尖閣諸島の領有権を問題とするようになりました。ただし、中国が挙げている根拠はいずれも領有権の主張を裏付けるに足る国際法上有効な論拠とはいえません」。

日本の教科書としては当然の記述であり、これのどこが「戦争を賛美する」に相当するのか。

慶田盛竹富町教育長が育鵬社版教科書のことを「子どもたちには渡さない」と必死で抵抗したが、彼が寄付まで仰いで違法にも採択した東京書籍版教科書には、尖閣諸島について次のように記されている。

 ■東京書籍版
沖縄県先島諸島の北方に位置する尖閣諸島は日本の領土ですが、国がその領有を主張しています。」

慶田盛氏が東京書籍の採択に「拘る理由が理解できないが、「平和教育」の成果である「思考停止」に陥っていると聞けば納得である。

 

>沖縄県竹富町が、地区の協議会が選んだものとは別の教科書を独自に使い続けていることに関連し、今後、同様のケースが生じないよう、法改正を含め制度の見直しを検討する方針です。

このように数々の教育制度改革に貢献した慶田盛氏の「竹富町の反乱」は慶田盛効果として八重山教育界の偉人、いや、異人として語り継がれ、歴史に燦然とその名を刻むことになるだろう。

慶田盛さんよ、ありがとう!

 

 

【追記】

10日付八重山日報に慶田盛氏に関する興味深い記事を見つけた。

以下引用。

「日本は法治国家か?」これは文科省が沖縄県教育委員会に竹富町教育委員会に対して「是正要求」をするように指導したことに対して、竹富町教育長が発した言葉である。>

本文では「慶田盛さんよ、ありがとう」などと慶田盛氏の教育行政に対する「慶田盛効果」を礼賛しておきながら、こういうのも気が引けるが、あえて言わせてほしい。

「日本は法治国家か?」だって?

あなたにだけは言われたくない!

同記事は、偏った新聞報道により「教科書問題の真実」を誤解している市民のために、八重山の教育自治を守る会が主催する、沖縄マスコミが報道しない「八重山教科書問題の真相」と題した講演会の告知であった。

ついでに、同告知を案内しておく。

講師は2年前の教科書問題発生時より取材を続けられてきた産経新聞記者安藤慶太氏(現「正論」編集委員)です。1人でも多くの方に教科書問題の真相を知っていただければと思います。

沖縄マスコミが報道しない
「八重山教科書問題の真相」

【日時】 11月11日(月)午後6時30分~

【場所】 ホテルミヤヒラ2階

【講師】 安藤慶太氏(産経新聞記者・現「正論」編集委員)

【料金】 500円

【八重山の教育自治を守る会】

事務局:友寄・電話090-3463-2761

            ☆

 【おまけ】

昨日は、島袋吉和氏の事務所開きの様子を、ご報告したが、沖縄に内なる民主主義はあるかの又吉さんも参加されたようで、ふんだんに写真を使って「北部探訪記」をルポルタージュ風に書いている。

ご一読下さい。

事務所開きの関連部分を抜粋・引用するが、又吉さんが来ているのには気がつかないほどの混雑だったことは、写真を見ればわかるはず。

なお文中、筆者が着色で強調した部分(辺野古道の駅)は政策提案として検討の余地があるだろう。

■以下引用

・・・・手打うどん屋を出て、島袋よしかず候補の事務所に向かった。名護警察を過ぎて、沿道に緑に字で赤いよしかずと書いたのぼりが見えた。私は左折して海の近くに車を停めて、事務所に向かった。

直角に近い山が聳えている。こういう山を見ると崖のような山を登って遊んだ子供の頃を思い出す。



もう一つ私が撮りたかった写真だ。
辺野古の高台にある
旧Aサインバー街の入り口である。

海の方向に進むこの通りは結構長い。五、六〇〇メートルはあるだろう。

叢の先は崖になっている。その先きは木が茂っていて海が見えない。草木がなければ一・五~二キロ先に辺野古飛行場予定地が見える。

この地に三階建ての「道の駅へのこ」を建て、通りにはおみやげ店、食堂、喫茶店などをつくれば辺野古経済は復活すると私は予想している。
V字型飛行場、オスプレイを一度は見たいと思っている県民は多いだろう。もしV字型飛行場を一望できる場所があったら多くの県民が訪れる。それに観光客もやってくるだろう。
多くの人が私の考えに苦笑するかもしれない。しかし、嘉手納飛行場を一望できる「道の駅かでな」は連日観光客で賑わっている。辺野古なら観光客プラス県民で賑わうだろう。

 

 

私は写真を撮るために隅のほうに立った。私の側には四人の男が座っていたが、右側の白髪交じりの男が入ってきた。四人と彼は知り合いらしく話し合っていた。彼らはウチナー口で話し合っていた。ウチナー口を聞いていると心がなごむ。彼は立つのがきつくなってきた。空いている席を探したがなかなか見つからなかった。


私は、「外から椅子を持ってきて座ったらいいよ」とウチナー口で言った。彼は外を見た後に首を振った。私は外を見た。
なんと、外も人が一杯になっていた。持ってこれる椅子はなさそうだ。暫くして彼は知り合いに案内されて前の席に座った。

 決起大会がはじまった。

男性より二人の女性の演説がよかった。若い我那覇真子さんは勇気を持って闘わないと滅びると誰よりも力強い発言をした。


仲村俊子さんは御年90歳を超す。とても元気である。


島袋ヨシカズ立候補者。




乾杯とがんばろうで決起大会は幕。暑いので急いで外に出た。外も支援者で溢れていた


 




インタビューを受ける島袋候補。

インタビューを聞いていると、島袋氏を応援する政党はまだないらしい。そういえば結成大会に議員のバッジを付けているのは一人もいなかった。政治というのは裏の駆け引きが色々なことがあるだろうから「正直者」は敬遠されるだろう。
「県外移設は非現実的」「辺野古移設なしに北部の経済発展はなし」と正直発言した島袋氏が名護市長になってほしいものだ。
私はこれからも応援していく。

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■御知らせ■
 
基地統合縮小実現(辺野古移設を推進する)沖縄県民大会

 


自民党県連の迷走等で混乱状態にある基地移設問題ですが、マスコミや左翼勢力、公明党等の力を見誤り過大評価するところから生じているように感じます。
それならば、民間から健全な声を上げてまいりましょう。

 

私たち県民の会は、辺野古移設を推進する五万筆の署名を知事に提出し、「埋め立て承認申請書」の承認を迫ります。
沖縄県民の良識派が五万名の声を持って迫る歴史的な大会になります。

 

 

 

もちろん参加費、無料ですのでご参加下さい。

 

 

 

日時 11月24日(日)午後2時~

 

場所 パシフィックホテル沖縄 万座の間(2階)

 

 

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