狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

琉球新報の恥ずべき社説

2009-06-24 07:49:24 | 未分類
人気blogランキングへ クリックお願いします 

例年の恒例行事とはいえ、この数日の沖縄二紙の常軌を逸した紙面には辟易する。

特に昨日(23日)の両紙社説は申し合わせたように「反日」思想に溢れていたが、両紙が一定の思想を伝播させる意図をもつことは一応おくとしても、余りにも見え透いた印象操作、読者扇動の手口は、まともに反論する意欲さえ失うほどの噴飯ものである。

縁側さんのブログ「逆風って気持ちいい!」が琉球新報社説のイヤラシサを見事に浮き彫りにしてくれたので、以下に全文引用する。

                   ◆

◆引用開始。

本日の琉球新報 社説

本日は、慰霊の日。沖縄戦の組織的戦闘が終結したとされる日である。反日左翼である地元二紙は数日前から、おどろおどろしい記事を掲載し、公立の小中高校では、平和教育の名の下に、子どもたちを震え上がらせることに躍起になる反日教師と、何の考えも無く、ただただ「悲惨だー」「地獄だー」を連発する情緒馬鹿教師が呼応し合い、日本軍の残虐性だけを強調している。

そこで本日の慰霊の日の琉球新報社説が「さすが!」と言わねばならないほどの反日ぶりでした。ご紹介します。ん?ネットで見られるだよね。でもまっいいか!


64年目の慰霊の日 被害と加害の再現許すまじ 「反軍隊」は譲れない一線2009年6月23日

語り継ぐ沖縄戦教訓


 沖縄戦については1971年の県史「沖縄戦通史」を皮切りに多数の市町村・字史が出版された。多くの県民の悲惨な体験が掘り起こされ、沖縄戦研究の成果が学校の平和教育に生かされた。
 体験者の減少とともに「沖縄戦の風化」が懸念されている。その中で沖縄戦を忘れまいとする体験者の強い意志と、研究者や学校現場の取り組みが沖縄戦の教訓を次世代に伝えている。
 本紙の連載「語らねば、今こそ」は、長く胸に秘めたつらい沖縄戦体験を、高齢を迎え語り出した人々の思いを伝えた。
 沖縄師範健児之塔の慰霊祭は遺族の高齢化で2006年が最後となっていたが、仲田英安さん(34)ら若い世代の遺族を中心に今年から復活する。
 活動が活発な遺骨収集ボランティア団体「ガマフヤー」の代表具志堅隆松さん(54)も戦争体験者の第2世代だ。
 “風化”を乗り越え、沖縄戦体験者から次世代に継承される沖縄戦の教訓、反戦平和の思想はどのようなものか。
 沖縄戦は本土決戦の時間稼ぎのための「捨て石作戦」として県民に多大な犠牲を強いた。日米両軍の激戦が住民を巻き込み、20万人余に上る犠牲者数の多さ、日本兵の住民虐殺、日本軍が関与した住民の集団自決(強制集団死)などが特徴といわれる。
 「日本軍の加害」の記憶は県民に軍隊と戦争への深い嫌悪を抱かせ、「反戦・反軍隊」の県民感情を根付かせた。
 軍隊への根強い不信感は「軍隊は住民を守らない」、また何よりも命を尊ぶ「命(ぬち)どぅ宝」の言葉が定着している。
 県民の「反戦・反軍隊」の思いを象徴するのが「平和の礎」だ。県民、日本軍、国籍、敵味方の区別もなく、すべての犠牲者の名前を刻み、平和を祈念している。
 軍隊を憎みながらも、戦没した一人一人の兵士を戦争の犠牲者として悼んでいるのである。
 「反戦・反軍隊」と「命どぅ宝」の思想の結実といえよう。
 しかし筆舌に尽くせぬ戦争体験を通し県民が培った「反戦・反軍隊」の思いは、「基地の島沖縄」の現実に裏切られ続けている。

軍事同盟の危うさ


 ベトナム戦に嘉手納基地からB52爆撃機が出撃し、沖縄はベトナムへの加害に加担する「悪魔の島」と呼ばれた。復帰後も広大な基地は存続し、湾岸戦争やイラク戦争に戦闘機やヘリが出撃した。
 1990年代の日米安保再定義から21世紀の在日米軍再編で、日米の軍事協力の対象が極東から世界に広がったといわれる。
 米軍再編に伴う沖縄の負担軽減は虚飾でしかなく、日米が軍事一体化する再編強化が進んでいる。
 政府の新「防衛計画の大綱」方針は中国の軍事台頭や北朝鮮の核、ミサイル開発をにらみ「敵基地攻撃能力」をも検討するという。
 北朝鮮の動向など国際情勢によっては、再び沖縄が加害の出撃基地となりかねない。
 沖縄が「敵基地攻撃」の拠点とみなされ、相手国の攻撃の被害を受ける可能性も否定できない。
 日本国憲法は戦争と武力行使の放棄を誓う。無軌道な軍事国家として太平洋戦争に突き進んだ反省に立つ憲法は、沖縄
の「反戦・反軍隊」の思想に通じる。
 広島、長崎が原爆被爆の体験から核廃絶運動の拠点となったように、住民を無差別に巻き込む悲惨な地上戦の犠牲となった沖縄は、あらゆる戦争に反対する普遍的な反戦平和運動の拠点となる資格と責務を負う。
 沖縄が再び「被害」「加害」の地とならぬよう「反戦・反軍隊」の思いをかみしめたい。


いかがでしょうか、ご感想は。はっきり言えるのは、米国の野蛮な無差別攻撃に対する怒りはないようだ。そして悪いのは日本軍であるということ。そしてそれは現在も同じだと言っている。その証拠に北朝鮮の動向など国際情勢によっては、再び沖縄が加害の出撃基地となりかねない。これは何が言いたいのか。つまり、北朝鮮がわが国に向けてミサイルを発射する動きがでてきた場合、沖縄の自衛隊および日米安保により駐留している米軍が北を攻撃したら加害者ですよ!といいたいのだろう。そういう風にしか読めない。いまだに北朝鮮マンセー類ヒト科の生物が生息してるらしい、琉球新報には。

それと、まったくのインチキを報道して恥じない姿勢はこの社説の冒頭にある。

>アンケートでは日本兵の住民虐殺について学生の87%、学徒動員は93%が知っていた。「集団自決」について84%が「日本の軍事下で追い詰められた死」を選択し、教科書の「日本軍の強制」削除も9割が知っていた。
 知識不足の面もあるが、沖縄戦の本質への大まかな理解と平和を守る意識の高さをうかがわせる結果だ。

このアンケート結果は昨日の朝刊に載っていた。ご丁寧に設問内容も掲載しているので恥はとっくに捨て去ったのだろう。

まず、日本兵の住民虐殺について学生が87%、学徒動員は93%が知っていて、集団自決について84%が日本の軍事下で追い詰められた死を選択し、教科書の強制削除を9割が知っていたので沖縄戦の本質への理解と平和を守る意識の高さをうかがわせるらしい。国語能力のない者が社説を書いているのである。だって、設問は、知ってる?知らない?の二者択一で、内容には一切触れていない。どーやって本質を理解して平和の意識が高いと判断できるんだ。知ってる?知らない?と問われれば「聞いたことある」程度でも「知っている」と回答するだろーよ。

設問そのものもイヤラシ過ぎて吐き気がする。

たとえば、「日本軍の強制」削除を知っているか?の設問。知っている93%、知らない6.4%という結果なのだが、賢明な皆様はすでに見抜いておられるでしょう。そーです、設問がインチキですね。「日本軍の強制」削除知ってるか?って、そりゃあ新聞やニュースを見聞してる者は「知っている」と答えるようになっているのだ。つまり、93%の学生の中には「強制だとは思わないが、その問題なら知っている」という者も含まれているのだ。知らないと回答した6.4%は、そのようなニュース事態知らないという、将来のニートを嘱望される者たちなのね。

そして、最もイヤラシくてこの新聞社の程度がわかる設問がこれ。住民の「集団自決」について、という設問で、選択肢は

1、日本の軍事体制下で米軍への投降を許さない、追い詰められた死

2、国のために自ら命を捧げた美しい死

なんとこの二つから選択しなきゃならないわけ。2、を選択する大学生なんかよっぽどマニアックな帝国陸海軍オタクですよ。普通の学生は2を選択しない。そして1、を見てよ。最悪でしょ。いちおう追い詰められたという文言が入っているから1、を選択した者が多いのだろう。マトモな新聞社なら、3、米軍の「鉄の暴風」と形容される猛攻撃に恐怖し、残虐に殺されるよりも自ら命を落とした。とする選択肢を入れるはずだ。

でもよ~く考えるとだ。この新聞社は沖縄タイムスと同様に「旧日本軍の命令で集団自決は起こった」と喧伝していたわけだから、上の設問にある選択肢の中に「軍命」がないところを見ると、それは間違いだったと認めちゃってることになるわけだよね。性格は、どらえもんに出てくるスネオみたいなもんか。恥を捨てると強いよねー。

◆引用終了

このような露骨な印象操作でまともな読者がついていくとでも新報は本気で思っているのなら、琉球新報の廃業もそう遠くは無いだろう。

同じ日の新報コラムが社説と論調を合わせたつもりらしいが、計らずも「集団自決の原因」を記者が白状した形になり興味深い。

社説では「集団自決」=「強制集団死」と書いている。

金口木舌      2009年6月23日

64年前の6月21日、本島南部で砲弾の雨の中をさまよっていたひめゆり学徒の北城良子さん(82)は、至る所に散らばる死体を眺めながらこう願っていた。「一発で、一瞬で死にたい」と
▼北城さんの戦争体験を語る講演会が19日、今年も名護市立屋部小学校で開かれた。児童たちは、これまで想像したこともない生々しい戦争体験に、真剣なまなざしで聞き入った

>「砲弾の雨の中をさまよっていたひめゆり学徒の北城良子さん(82)は、至る所に散らばる死体を眺めながらこう願っていた。「一発で、一瞬で死にたい」と

これと同じ心境で慶良間島の住民は集団自決をしたのであり、この際「軍の命令の有無」は関係なかった。

そう、恐怖を逃れるため「一発で、一瞬で死にたい」・・・・・・・・これが、集団自決の真相である。

ひめゆり学徒も慶良間住民も「砲弾の中をさまよった」のは同じでも、慶良間島の住民の場合は事情が異なっていた。

島中を取り囲んだ米艦船を目の当たりにし、袋のネズミ状態になったのを自覚した為パニックになる度合い強かったので、その分だけ「決行者」が多かったわけである。

語るに落ちた琉球新報(金口木舌)である。
 

人気blogランキングへ クリックお願いします 

 

沖縄戦「集団自決」の謎と真実
秦 郁彦
PHP研究所

このアイテムの詳細を見る

コメント (13)