治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

どいつもこいつも元々魚 新刊と海水浴効果 その18・完

2023-10-27 10:05:35 | 日記
さて、いよいよ最終回です。
本当に長々と皆様、お付き合いいただき、ありがとうございます。

今までこれだけ医療disをやってきた私。今度のドクターは違う、と思ったからこそ本を出す気になったわけですが、それでもトラウマがよみがえってしまい、けっこう大変な日々でした。
でも、今回これまでのことを色々思い出してみると、浅見処方(仮)の(仮)が取れて完成しているの気づきました。
それはこの連載を終えてからまた書きます。

なぜトラウマを受けることになったのか。よく分析してみると、時代ごとに違うトラウマを受けて、それが連続していました。
急性期と慢性期がありました。
時代順に書いてみます。

2001年 杉山ショック

(2004年~2007年半ばまで、花風社ギョーカイ仲いい時代。花風社が言いなりになったこの時代を忘れられず、ギョーカイは「花風社はもうおしまいだ」と言い続けている)

2007年~裁判をめぐるごたごた。ギョーカイが無能無意欲なことに絶望(だんだんギョーカイと離れる)

2010年 『発達障害は治りますか?』出版前後の大炎上。ギョーカイときっぱりと決別。またそれ以降「治らない派アンチ」からの甘ったれた攻撃(エビデンスガー)がえんえんと続く。一方で花風社クラスタでは治った治ったの報告が続く。

2015年 神田橋杉山対談で杉山トラウマ再燃。自分が何に傷ついてきたか。それはこの支援ギョーカイで「主体性の無視」が行き交っている事だと気づくきっかけになった事件だった。

2019年 『NEURO』出版。ハッタツ大戦。発達に関係のない医クラまで飛び入り参加で大騒ぎ。
→花風社愛読者コミュニティサイト「治そう! 発達障害どっとこむ」創設に至る。

2020年~ コロナ禍 医療のひどいのは発達の世界だけではないのを知る。前述医クラ、全員重症のコロナ脳を発症。今も完治せず口枷生活を続行中のよう。

という流れですね。
よくもまあ、これだけ医療(とそれに洗脳されている人々)に痛めつけられたもんですしその都度やり返しましたわ。

そしてこの流れを見ると、パンデミックの前にハッタツ大戦があったことが本当によかったと思う。だから打たないで済んだかもしれない。あのときに、医療従事者の低能さ、底意地悪さがよくわかったので、どう見てもこっちを思いやって打てと言っているのではないのがよくわかった。

先を急ぎます。
なのに、2023年後半になって、突然医者の本を出すことになった理由。
凡医と違いそうだから。

(注:ドクターご本人は私が凡医と呼ぶ精神科医のドクターたちも仕事はしているんだという見解を持たれている。が、私は現時点で納得していない。本の中ではスルーしているのでお楽しみに)。

ドクターの凡医は凡医ではないという見解はともかく、浅見がドクターと凡医が違うと思った理由。箇条書きにします。

1 脳神経内科医が原因を突き止めて治療するというのが新しい。
2 身体アプローチが世界水準であることを教えてくれる。
3 COVIDー19後遺症治療の経験さえ発達障害治療に役立てようとしているなんて20年見解を変えない発達凡医ズとは違いそうだ。
4 「ありえない恐怖感」を内科的解剖学的に病態解明し治療法を開発している。
5 先天的か、後天的か、の問いに納得のいく答えが与えられた。

そして今日は6です。
理由6をご紹介するために、本書の巻末を引用しましょう(今の時点・今後編集の可能性あり)。

=====『発達障害治療革命!』巻末より引用。

医療+民間の知恵で、発達障害治療に新しい時代を築こう

田中 これまで発達障害治療に関しては、かえって医療が不在でした。浅見さんたちが広めてきたような民間の知恵で助かった人もいた。そして今、脳神経内科医として、その正しさを医療側から証明できる時代が来たと思います。
 発達障害治療に、新しい時代を築きたいですね。



=====

ドクター田中のこの言葉で本は終わります。

つまり、今後花風社(の著者たち)は、医療側とコラボしていくのです。

標準医療+花風社の積み重ねてきた知見 がマッチを組んで

診断→治療→卒業医療

の新しい流れを作るつもりなんです。

できれば、システム化しようとしているんです。
著者の方たちの何人かは、それにもう同意してくださっているんです。

私がどう関わるかは未知数です。どっちみち私は「わかりやすく伝える」が役目です。知見を持っているのは著者の人たち。

それに私には延々と医療従事者にいじめられてきた歴史もありますので、トラウマに阻まれて、おいそれとは医療施設に足を踏み入れることすらできないのです。

でも、今後、もし医療機関を訪ねることがあったら、お化け屋敷と考えるのはやめようと思います。

鬼が島なんだ、と考えることにします。
そして私は桃太郎です。
みんなが「生まれつきの脳機能障害で一生治らない」を信じていた間、たった一人で「治そう!」と言っていたのだから。
バカにされたし、著者たちにさえ理解されないこともあった。でも私は「正しいことは正しい」と信じてやってきた。

今ようやく、医療がそれに気づいたのです。花風社が「ラクにしてあげたい」と純粋な赤心からやってきたことが正しかったと、ようやく医療が認めることになったのです。

だから私は「日本一」という幟を立てるような気持ちで出かけようと思います。

そう。この話が出る前は「今度医療施設に行くのは心肺停止になってから」と決めていた。それでも勇気を奮ってドクターに20回近く会いに行ったのは、ドクターの持っている鬼が島の一つが自分の行動範囲内にあったからでした。
奄美大島が好きということが共通していたり、横浜・桜木町に拠点の一つがあったり、会いに行ったら陽キャだったり、色々幸運が重なっての出会いでした。
そして画期的な本が出来上がりますよ。

この本で提示されたように、本当に発達障害の人々が医療の力も借りて「卒業医療」できるシステムが出来上がったとき
20年かけて培われてきた私の医療嫌いもようやく、ようやく治るのかもしれません。
それまで自分の寿命がもつか、それはわかりませんが。

『発達障害治療革命! 脳神経内科医からの提言』
花風社サイトでの販売始まりました。
こちらです。





おまけはどっとこむミニクリアファイルです。
新しい時代の始まりを告げる本です。
どんどん買ってください!
買うことによって、私たちの新しい試みを応援してください!

そして、新刊ご案内と私のトラウマ処理を兼ねた長い連載にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
皆さまとご家族が健康に恵まれますように。




どいつもこいつも元々魚 新刊と海水浴効果 その17

2023-10-25 18:45:06 | 日記
今回のギョーカイトラウマでは、色々なことを思い出したのだけれど、忘れていた神田橋先生の言葉をもうひとつ思い出しました。

時は2009年晩秋。
ところは錦江湾を行く桜島フェリーの上。

先生は私を見ておっしゃったのです。「あなたのそのトラウマ、薬も治療もいらないね」。

そう、ギョーカイトラウマです。
自閉症者にストーキングされていた&支援ギョーカイが一切助ける気がない中で、怒りと悲しみにさいなまれていたときのこと。
だから、発達障害ギョーカイを出ていきたい気持ちが強く、せっかくの先生とのお仕事もなかなか準備が進められなかったことは、当連載その10を読んでくださいませ。



そして先生に電話で事情を説明したら、鹿児島においでと言われて愛甲さんと行ったら、車で桜島に連れて行っていただいた。そしてフェリーで桜島にわたるとき、言われたのがこれだったのです。「あなたのそのトラウマ、薬も治療もいらないね」。

これで半分くらい治った気がするよ。

薬や治療の代わりに、教えてもらったことがあった。それは頭のある部分に8の字すること。それを習って、その日は観光してお魚をごちそうしていただいて帰りました。

そして横浜に戻ってきて、夫に8の字を習ったことを言った。
その後朝めざめると、当該箇所の頭髪がもじゃもじゃになっていたことがよくあった。
私が寝たあと、夫がせっせと8の字してくれていたらしい。

家族はね、助けたいんですよ。家族はね、必死なんです。家族はね、家族が苦しんでいるのが悲しいの。家族を救うためなら、あやしく思える手法でも、効果があるならやってあげたい。それが家族なんだよ。

それをトンデモトンデモいいやがって。先に金取っといて治しもしないごくつぶしの医療従事者のクズどもが!

まあともかく、最近あのことを思い出して、びっくり。

なんでかっていうと、今回この本を読んでみて

https://amazon.co.jp/dp/4314011408

まさに、神田橋先生が8の字するといい、と教えてくださったそこの場所がトラウマによって燃え上がる箇所だった。これが「邪気」の正体だろう。「邪気」という言葉を凡医軍団はあざ笑うけど、ニューロイメージングにもおなじものが映ってますよ。読んでみなよ。

この本の原書が出たのが2014年。私が神田橋先生にその箇所の8の字を教えていただいたのが2009年。本が出る前から、神田橋先生には見えていたんですね。トラウマでどこが苦しんでいるか。

ちなみに先日同じ個所に8の字してみたけど、全然回りませんわ。当時、ぐるんぐるん回ったのが嘘のようです。つまり、あのときのトラウマは取れちゃったということです。

トラウマみたいなのは、生きていれば誰しも背負うと思う。動物はぶるんぶるん身体を震わせたり、お互いにじゃれて遊んだりしてそれを解消している。そういう方法で治るのなら、病院は要らない。

ここまで持ってくるとこっちのもんなのよ。
多少の不調には病院が要らない。
そうすると、面会がどうとか、院内ではマスクをとか、そういう余計な口出しをされずに自由に生きていける。薬もらうために貴重な時間、待合室で口枷着けて待つような不毛な真似をしなくてよくなる。いいことは自分だけじゃない。社会のためにもいいこと。他人が汗水たらして働いたお金から納めている社会保険料を浪費せずに済む。
そういう人を一人でも増やすのが私の目標なの。


多くのお子さんたちも実は、動物並みに自己治療が上手。ところが今はそこにギョーカイが介入して要らないことをするから、お子さんたちのせっかくの治癒力に歯止めがかかっちゃうんですな。邪魔なのよ、支援が。

私が9月に思い立って海水浴旅行に出かけたのも自己治療。何かが仕事を邪魔している、と私は感じた。ギョーカイトラウマだ、とアタリをつけた。そこで「そうだ、海だ」ということになったわけです。

私は仕事して、個人法人双方で納税して、個人法人双方で社会保険料を払い、その残りのお金で奄美に行ったりしています。10割負担で健康を維持している。だから本来、7割公金で給料もらっている医療従事者にトンデモ扱いされるいわれはない。スポンサーはこっちだから。

一般の勤労者の人たちだって医療のスポンサー。年収300万円の人は40万社保払っていて、会社が40万円払っていて、社会保険料がなければ手取りが80万円増える。つまり、国民皆保険がなければその分家族旅行に行ける。

つまり、薬とかで痛めつけられなくても、お子さんたちのトラウマ処理が楽しい時間を過ごす中で進み、発達が促されるわけですよ。年間80万円余分にもらえれば家族旅行なんか何回だって行けるでしょ。

それを今、医療に回してやってるのに、治さないとか、治るなんてトンデモとか、本当に身の程知らずの医療従事者が多い。

内需の国なんですよ、今の日本は。そして社会保険料がなければ、まじめな勤労者家族はもっともっと、家族で楽しい時間を過ごすことにそのお金を使い、国内の観光その他の業者とかが潤う。

なのに今、その貴重な金が国民皆保険のせいで治す気もない医療従事者の外車に化けている。

いい加減気づけよみんな。

それが国民皆保険なんですよ。
だから私は潰そう、と言っているの。

つまり、今はみんなが医療依存しているから、みんなの行けるはずだった旅行代が医者の外車になって国富を流出している。GDPでドイツに抜かれるみたいですけど、かつては倍あったんですよ、日本のGDPはドイツの。経済大国二位三位っていっても、日本はドイツの倍あったの。それが抜かれるの。当たり前ですよ。国民皆保険のせいで国内で楽しく過ごし国内の業者を潤すはずの金がドイツ車に流れ、しかもそれに乗っている医者たちは発熱患者もみないし発達障害は治らない治すなんてトンデモと攻撃してくる! そしてまだまだ、まだまだ甘い汁を吸いたくて、コロナを続けるつもりでやってきた患者には口枷強要する。

だから、行くなよ。そんなお化け屋敷。


待合室で何時間も待って五分診療で薬もらってやっと健康維持、ではなく
海水浴したり外で遊んだり、家族で美味しいもの食べたり、得難い思い出をたくさん作って、それで楽しく健康維持する方がいいと思わない?
どうせなら、そっちにお金使いたくない?

でもこれだけ医療依存になってしまっている国民が多いと、国民皆保険を潰す、というのは現実的ではないかもしれない(私個人は目標として掲げつづけるけど)。だけど医療依存の人を減らす、となるともっと現実的だし、「医療を卒業する人を増やす」のも現実的。

とくに自分がやってきた発達障害の分野で、「脱医療」をメッセージとして打ち出すのに一番ふさわしいのは花風社の浅見淳子だろうよ。

で、それを目指しているドクターだから、私は本を出すわけです。
医者嫌いをエポケーして、必死にお勉強して、『発達障害治療革命!』を出す気になったのは、「卒業医療」をかかげているお医者さんだから。

たとえば

コミュ力残念で仕事もできない人っていうのは世の中にたくさんいますわね。
そして職場で不適応起こす。
そして抑うつとかそういう診断書を書いて、休職とかする。
休んでいるうちに、なんとかカンカイし、職場に戻る。

そういう人たくさんいるよね。
ドクターはそういう人をたくさんみている。

そしてカンカイしても、前と同じだと、また休職するの。
60パーセント近く再休職ですって。
つまり精神医療はごくつぶしなんだよ。

ところが

ドクターはその比率を5パーセントまで下げた。
「成長医療」によって。
「成長医療」というのはなにかというと「病んだときより成長して社会に戻す」ということ。
それを発達障害者にもやりたいんですって。
そして医療を卒業することを目標にするんですって。

私一人では国民皆保険を潰すことは難しくても
成長医療、卒業医療を目指す人に「こういうやり方もあるよ」と伝えるのは、今の花風社にもできる。ていうか花風社こそが得意な分野。
それでこの本を出すことにしました。

いったんは病んでも
そのあと何かにぶち当たったとき
「あなたのそのトラウマ、治療も薬も要らないね」っていうところまで持って行ければ、本人も社会もハッピーだからね。

さて

次回が最終回です。
皆さんお付き合いありがとう。
私がいつも泳ぐ海の写真を貼っておきます。
こういう海で泳げば、薬も治療もいらないのよ。

一時的に医療に頼るのは、仕方ないことかもしれない。
でもちょっとした不調は、楽しく、内需を喚起しながら、治せる自分になろうよ。
その方が医療に金を貢ぎつづけるより、ずっと自分のため、社会のため、そして国力のためになる。
いい加減それに気づこうよ。

私は社保も個人法人きちんと払い
こういう海で海水浴して
添加物でいっぱいのカップ麺とか極力避けて
自転車に乗ったりして体力を維持し、そして医療費は使っていない。

つまり健康維持は全部十割負担でやっている。
十割負担の健康維持は楽しいし、モラルハザードを起こしている医療従事者以外の人に雇用を生んで、感謝もされるよ。
そして何よりいいのは、あいつらと付き合わなくていい。


医療に関して、私は純然たるスポンサーです。
払うだけ払って、使っていない。
だから注射打たなくても、マスクしなくても、発達障害を治る巷の知恵を方法を探して本にして伝えても、こっちが飼っている医療従事者に文句を言われる筋合いはない。

トンデモなのは、先に金取って治らないと言い張るあなたたちですよ、口枷奴隷のみなさん。国民皆保険っていうのは、トンデモないモラルハザードを起こすもんだと痛感しながらあなたがたの滑稽な姿を見ているわ。

医療依存を減らして、浮いた社会保険料でみんなが好きな活動をして健康を保てる時代を築きましょう。
そのための卒業医療。
そのための新刊なの。


続く

どいつもこいつも元々魚 新刊と海水浴効果 その16

2023-10-24 18:45:00 | 日記
さて、えんえんと続く本連載においてえんえんと医療disを繰り広げてきた私ですが

それでもなぜ今般お医者さんの本を出すか、これまで書いた理由は以下の通り。

浅見の目から見て凡医とどこが違うか(注:ドクターご本人は私が凡医と呼ぶ精神科医のドクターたちも仕事はしているんだという見解を持たれている。が、私は現時点で納得していない。本の中ではスルーしているのでお楽しみに)。

・脳神経内科医が原因を突き止めて治療するというのが新しい。
・身体アプローチが世界水準であることを教えてくれる。
・COVIDー19後遺症治療の経験さえ発達障害治療に役立てようとしているなんて20年見解を変えない発達凡医ズとは違いそうだ。
・「ありえない恐怖感」を内科的解剖学的に病態解明し治療法を開発している。

そして今日はあの話題。
先天的、後天的、です。

私は神田橋先生を初めとする治していく方向の支援職の人たちを見ていて、「この人たちには先天的とか後天的とか関係ないんだろうな」と思うことがあります。

でもとにかく、ギョーカイは先天的にこだわるよね。
後天的、と少しでも持ち出すと目くじら立てる。

それは冷蔵庫マザーの濡れ衣をかけられた歴史とか、色々あった反動として、どうしても後天的という言論に過敏。

逆に言うと、ギョーカイはここでも友だち原理主義を発揮して先天的、っていうことにしているだけ。
大事なのは患者様ご家族(笑)のお気持ちで、科学的に事実かどうかじゃないの。
これもまたコロナ禍でよくみた光景。

医療者の友だち原理主義を思い出しましょう。
1st ・医療者は仲間
2nd・次の仲間は患者様

そして





・一般人(人間じゃない)

まあそういう扱いなので、保護者には一応気を遣うわけ。本来ならスポンサーである一般人のためにも科学的事実を追求すべきなんだけど、それをしないから大抵の医者は凡医の名がふさわしい。

万が一後天的だということがわかってしまって、「後天的です」とか言ったときの保護者の荒れようを考えると、とてもそんなこと言えない。だから一律に、どんな子でも、どんな大人でも、とにかく先天的と言っておいた方が平和。彼らがね。

でもどう考えても、後天的な人はまざっているでしょう。
今の診断基準でひっかけてしまうと。

そもそも先天的ってどこから?

という質問で凡医を問い詰めてきた私たちですが、これに答えられる凡医がいない。

お母さんの胎内から出てきた瞬間から後天的?
産道にいるときは生まれる前?
帝王切開はどうなるの?

先天的というのなら先天的を定義しろよ
という質問にすら答えられる凡医がいなかった。

でも今度のドクターは納得のいく答えをくれた。
先天的後天的論争に。
それは読んでのお楽しみ。

まあ

治るんだったらどっちでもいいし
先天的でも治る人はいるだろうし
後天的でも治らない人はいるだろうよ。

そしてたとえ後天的だとしても
親のせいではないかもしれない。


もちろん、親のせいかもしれない。

ていうか、親のせいの人もいるだろう。


でもそれは親が、一生懸命生き残ってきた結果

という言いかたをする。
「トラウマは成功体験」ね。

とにかく私は、
「あ、これが本当のことだ」と腑に落ちたわけです。

コロナ禍の最初、日本は被害が少なかったですね。
尾身クロんまでは少なかった。

だから、本当に医療がこのパンデミックを解決する気があれば
日本人のファクターXを探したはず。


私は自分の実感として交差免疫説をとってるけど。
東アジアの風土病、既存の風邪による交差免疫が効いていたとすると
経済に大打撃を与え、自殺者を増やし婚姻と出生を減らすなんとか宣言など要らなかった。あのときファクターXを突き止めていれば。
国民生活はあんなに圧迫されなかったんです。

でも医療はそれをやらなかった。
自分たちがめんどくさくなくて儲かる方法を選んだ。

もし交差免疫だとすると、みんなが警戒しない。
それでただの風邪でも引かれると迷惑。
何しろ医療は、先に金取っておきながら(これが国民皆保険ね)発熱者を締め出すという暴挙に出た。

そしてやいのやいの言って圧を与え、注射待ち。それまではステイホーム!
犬に命令するかのように命じた。

注射が始まると眼科から皮膚科から児童精神科医まで優先接種。
そして病床は増やさなかった。
国民を押しのけ、国民を助けることはせず、国民に圧をかけ続けた。

もし発酵食品がいいらしい、とか海藻がいいらしい、とかわかってしまったら儲かるのは漬物屋さんとか納豆屋さんとか乾物屋さんであり医者ではない。
だからこそファクターXは探さない。

花風社も散々言われたね。「本当に効果があるのなら標準医療になっているはず」。
でもさ、金魚体操金かからないし。
そういう

・金のかからないもの(例 金魚体操)
・売り上げがよそに行くもの(例 発酵食品や海藻)

を医療が勧めることは決してないの。
それが、コロナ禍で世界で最低だとわかった日本の医療のやりかたなの。
いい加減気づけよみんな。

そして、医療従事者というのは国民が飼っているわけですよ。
それが国民皆保険制度ですよ。
まあ、医療従事者で、国民から7割以上給料もらっていながら「発達障害は治らない!」と叫ぶ医療従事者はこの仕組みもわかっていない。
わかっていないからえらそうに振舞う。


「つべこべ言わずに打て~!」
「反枠は死ね」
「打たないやつはかかっても病院に来るな」

そして2023年10月にはすでにわかっていること。

「7割が二回打てば集団免疫」は嘘でした。
真っ赤な嘘。
目下7回目を打ち、第9波を煽り、超過死亡は増え
人口減少局面。

発達障害者支援法を作って発達障害者を支援しても、自立できる人は増えなかった。むしろ支援産業が増えた。
それと同じ。
注射を世界一打ってもまだ感染者は出る。

いい加減気づけよみんな。

注射は、ただただ「医療が仕事をしないですんでしかも儲けられる一番いい方法」だったから採用されただけ。
みんなはそれに騙されただけ。

それと同じなんですよ。「生まれつきの脳機能障害で一生治らない」も。
しかも操作的な診断基準でぼんぼん診断出して、その全員を治らないことにした。それで医療福祉で抱え込む。

そして医療福祉の就業人口を膨らませ日本の国力を落とす。

が成功しているのが今ここなわけです。

そもそもさあ、「生まれつきの脳機能障害で一生治らない」っていったって、2005年の発達障害者支援法施行からこっちに生まれて不幸にもすでにこの世にいない人なんてすごく少ないはず。

2005年に生まれて発達障害と診断がその場でつき、不幸にもすでにこの世にいない人が生涯発達障害だった、とたしかめたわけではないの。

それどころか2005年の時点では発達障害だった人が、一般人として生きているなんてよくあることなの。
それを知られると、医療は都合が悪い。

誰も一生は見届けてないのよ。
「一生治らない」なんて言い切れるわけないじゃん。
なのに決めつけるのは、そうすると「ラクで儲かるから」。


日本の医療にそんな意欲も能力もないことをはっきり見せつけたコロナ禍。

先天的で一生治らない、なんていう嘘を信じるのはバカですよ。

じゃあ原因はどこに?
どう治すの?

という問いに答えが与えられたので
私は満足してこの本を出すのです。

続く

どいつもこいつも元々魚 新刊と海水浴効果 その15

2023-10-23 08:48:57 | 日記
秋の奄美旅行から帰ってきました。泳いだし自転車で40キロ走って景勝地に行ったし酒盛りもしたし鶏飯やもずくとアオサの天ぷらも食べたし島酒も飲んだしやりたいことは全部やりました。

行く前は「ギョーカイトラウマを癒そう」と思っていましたが、結果的にギョーカイトラウマが癒される旅というより、元気になる旅でした。そして元気になればなるほど、「やはりギョーカイは潰さないといけないな」と決意が強化された旅でした。

でも浅見処方においては、これこそが癒しなのかもしれないのです。

2015年、杉山大トラウマのときには浅見処方(仮)でしたが、最近その(仮)が取れた気がするのです。浅見処方堂々と完成! っていう感じ。

それは一通り、この新刊に関する連載を終えてからお話することにします。

600ページ以上の本を持って行くといいましたが、この本です。

https://amazon.co.jp/dp/4314011408

「身体心理学」で検索したらこの本が出てきました。

で、Amazonさんによると購買済みでした。
誰かに推薦されたのかもしれません。読んだ記憶はなく、本棚にもない。ていうことで再注文しました。

行きの飛行機で100ページ読みました。
もっと早く読んでおいた方がよかったのかもしれないし、このタイミングでよかったのかもしれません。

ともかく
「ギョーカイは私が潰さなくても勝手に潰れるだろう。それがアメリカで起こったことだ」とわかりました。

なぜこの本を読んだかというとドクターから「花風社こそ標準医療」「花風社がやっていることは身体心理学」っていうことを教えられたから。「そうかあ、私がやってきたことは身体心理学なんだ」と思いました。そういえば松島さんが身体心理学という言葉を使っていた。

ということで、身体心理学で検索したらこの本が出てきたのです。

そして今回この本で知ったことですが、どうやら薬理→身体心理学に移行してきたのがアメリカの精神医学みたいなんです。

ただ日本ではこの流れを阻む要因があります。
それは国民皆保険のもと、医療がやっつけ仕事なこと。五分で済まさなければいけないので、薬以外の手段に手を出す気がないこと。
そしてコロナでよくみたように、医療にとっては患者の行く末より効率が大事なこと。

また、国民皆保険のもと、医療側がモラルハザードをおこしていること。
皆も見たでしょう? 先に金取っておいて「治らない。治るなんてトンデモ!」という医療従事者の一群がいたことを。金取っておいて仕事をしない。それが国民皆保険下の発達医療です。どんな業界でも、対価をもらえば仕事はします。医療だけは別。金はとっていく、仕事はしない。おまけに仕事しろというとトンデモとののしってくる。国民皆保険にあぐらをかき、他の分野では通じない仕事の仕方をやっているのが日本の医療従事者です。

また、薬剤・医療信仰の強い患者側がそれを許してしまっている。

おまけに米国でこれほど薬剤が見切りをつけられている関係上、製薬会社が日本には流行おくれの薬を売り込んでくる。

つまり、コロナ禍脱出が世界一遅れた理由と全く同じ理由で、おそらく日本では効果のない発達医療が続く。テクノロジーも進まない。どうやらシンガポールやアジアでももっとテクノロジーが進んでいるらしいのに(その一端が新刊でご覧になれるかも。診断システムとか、日本は完全においていかれています)。

日本だけコロナに取り残されたように、日本だけ発達障害が治らない時代がくるかもしれませんね。

この本の著者のお父さんは、オランダでナチスにあらがった世代。そして移民してきて、息子である著者はアメリカの精神科医になります。そこで薬剤が多くの問題を解決する時代を見ました。それまで隔離して収容生活を余儀なくされた強度に病んだ人たちが薬によって地域で生活できるまでになった。薬万歳! の時代があったのです。アメリカでも。プロザック万能の時代。

ところがこれだけでは治らないことがわかった。しかも、薬によって本人がやっている自己治療が妨げられるケースさえあるとわかった。これも私たちは知っていましたね。神田橋先生も指摘していましたね。

だからアメリカは身体アプローチの方に進んでいった。日本ではまだ薬時代が続いているというだけの話です。

だから治ることを希求すれば、自然に身体アプローチに行く。でも日本では治りたくない治したくない人の利権が生じて、それに固執する人たちが色々非難してくる。その声に耳を傾けなければいいだけで、どうやら正しいのは身体アプローチのようですよ。先行するアメリカが示してくれています。

身体アプローチはやったもん勝ちです。たいして金はかかりません。本当にやったもん勝ち。

日本は精神科が発達障害を担当することになり、診療報酬を気にして五分しか割く気がないので、薬だけになっている。そしてそれに疑問を呈し身体とのつながりを持ち出すとトンデモと退けられる。彼らの五分診療が役に立たないとばれてしまいますから。たとえば腸脳関係とかも凡医療従事者によるとトンデモでしょう。

でも人体を見ると関係あるのが当たり前。今度の本のドクターは「腸と脳は迷走神経でつながれていて腸の炎症は炎症性サイトカインを脳に送る」と仕組みを説明してくれました。シンプル。だから腸内環境をよくすればメンタル整うのは当たり前。

本当に当たり前のことが言えないシステム。それが国民皆保険です。

国民皆保険なんて、ない方がたいていの人はトクなんですよ。

年収300万円の人は社会保険料を40万円取られているそうです。そして40万円雇用者が払っているから、社会保険料がなければ今260万円(ここに所得税がかかります)の手取りが80万円増えるわけです。

その増えたお金で医療費をまかなうのもいいし、療育整体の方がいいと思えばそっちにかけるお金が今より80万円増える。それが国民皆保険撤廃の効果です。

なのに今は、皆さんが自由に使える80万円を、どこかの老体マネロンとか治す気のない発達医療に使われているということです。そのせいで皆さんはネズミーランドにも行けない。余分に80万円あれば、家族旅行は行けますよ。

よほど病弱じゃない限り、ない方がトクする制度。給料もあがり健康づくりの自由度もあがり本当に効果があると自分が判断したものにお金をかけられる。「凡医より療育整体」ができるのです。

仕組みがわかっていない人が多いので、説明しておきますね。

私は毎月医療に金取られて、ほとんど使っていません。でも保険がない分手取りが増えれば、もっと自分の健康に役立っている奄美旅行等にお金が使えます。そして観光業者は仕事した分しか取りません。宿泊したら宿泊代を取り、食べたら代金を取る。そしてありがとうございますと言う。医療は違います。仕事をしていないのに取っていくのです。そして治せと言うと治らない治せというお前はトンデモ、と言い張るのです。こんなふざけた産業他にないでしょう。

というわけで奄美旅行で元気になった結果、医療disに拍車がかかった私です。

つまり私の場合、癒しの先にはどうやら「心の傷がふさがった。皆さんと仲よくしよう。意見も同じにしよう」ではなく「本当に発達ギョーカイってバカばっかりだな! ギョーカイ潰そう!」があるのです。

元気になるとギョーカイが潰したくなる生き物なのです、私は。


なのになぜ
今般ドクターの本を出すか?
これまでのまとめ。
今度のドクターが凡医とどこが違うか(本人は精神科医と喧嘩をしない方針)。

・脳神経内科医が原因を突き止めて治療するというのが新しい。
・身体アプローチが世界水準であることを教えてくれる。
・COVIDー19後遺症治療の経験さえ発達障害治療に役立てようとしているなんて20年見解を変えない発達凡医ズとは違いそうだ。
・「ありえない恐怖感」を内科的解剖学的に病態解明し治療法を開発している。

これまでブログに取り上げたのはここまで。
他にも今度の本のセールスポイント、っていうかこれだけ医療嫌いの私が心を揺り動かされた理由があるのですが

それはまた、続きで。

それで上記本を読み終わったかというと

今200ページくらいです。
つまり行きの飛行機で100ページ読んだのにあっちでは遊んでばかりでしたよ。60歳児二人で。

今日からまたぽつぽつ読みます。

続く


どいつもこいつも元々魚 新刊と海水浴効果 その14

2023-10-19 11:10:18 | 日記
さて、長く続いている当連載。
あすからしばらく更新ありません。
なぜならまた奄美に行くからです。

皆さん呆れているでしょうが
私も呆れますが
今度の旅行は前からスケジュールされていた二人旅行です。

一人で十一時間半海水浴した前回もじゅうぶん楽しかったですが
二人旅行は別の楽しさがありますよね。

たとえば「アオサともずくの天ぷら」食べられたり。

頼むと四つ来てしまうので一人ではポーション多すぎ。
で、前回は注文できなかったのです。

あっちももう秋で、海水浴っていう季節でもないですが
まあ少しくらいはゆらゆら地球金魚するでしょう。

私としては、今手元にある682ページの分厚いハードカバーを読み切る旅にしたいのですが
矛盾しているようですが自転車の準備もしていきます。

自転車を持って行くのではなく「乗るとしても困らないように準備していく」というだけですが。
前回秋に行ったときには、水温が低くて海からすぐ上がり予定外に自転車に乗ったので「クロックスで60キロ走る」というアホなことをやってしまったのです。
よい子は真似をしないように。

だから一応、色々用意しておきますが
ただの酒盛り旅行になる可能性も高く
それはそれでいいと思います。

とにかくこの本を作っている間のギョーカイトラウマはひどかった。
最高にひどかったのは10月3日でした。

でもそのギョーカイトラウマを乗り越えて
私のトラウマ解消法、 浅見処方(仮)から
(仮)が取れたような気がします。

少しくらい地球金魚してゆらゆらして
トラウマ治療の仕上げをしてきます。

まあ、そういうことで今日を最後にしばらく更新はないので
新刊の進行中目次を貼っておきますね。
こんな本になります。

=====


第一章 脳神経内科医が、発達障害の治療に参入!

脳神経内科と精神科の違い
脳神経内科医とは何をする人たちなのか?
仲間としてのビジネスパーソンを助けたいという思い
「ゆっくり休みなさい」では治らない
国際水準の治療法を使っている
発達障害の診断と投薬
今の時点で効果を上げている治療法はどういうものか?
扁桃体症候群
発達障害の診断の内外格差
身体への治療なくして心の治療はできない
トラウマとは成功体験でもある
発達障害の人たちとの出会い
鰓弓神経不全症候群
神経の発達を知るには進化の過程を知ろう


第二章 脳の進化を手がかりに、神経発達症治療法を開発する!

ヒトはお腹の中で系統発生する
魚類の生き残り戦略と扁桃体
扁桃体が過活動するとき
金魚体操、療育整体がなぜ効果的か
扁桃体の過活動を抑える
進化脳の仕組み 進化した脳は下位脳を抑制する
爬虫類脳の役目
爬虫類脳の感覚野と運動野
体調がよくなれば世界観が明るくなるのは当たり前
爬虫類脳が安全だと判断すると
安全だと判断すると哺乳類脳=大脳皮質が動く
愛着の芽生えと鰓弓神経
笑顔が社会神経を動かす
鰓弓神経がコミュニケーションの神経に作り変えられた
鰓弓神経を動かす練習をする
哺乳類脳から人脳へ
神経発達のために遊びが大事な理由



第三章 先天的? 後天的? ストレスと神経発達の関係から治療法を探る!

治療法の究明が進んだ理由
心は治らない。治るのは脳と身体だけ
ミクログリア症 ストレス対応
ミクログリア症 ネガティブフィードバックがかからない
ミクログリアが暴走する
ミクログリア症 免疫細胞による貪食と症状
ミクログリア症仮説誕生
なぜストレスが高止まりするのか? エピジェネティクス
後天的な発達障害?
言葉以前の治療の大切さ
腸内と脳内の関係があるのは当たり前


第四章 医療を卒業してもらうための医療を提供する!

発達障害を神経疾患ととらえて治療する
原因を治せば再発しない
投薬だけでは効果が限定的な理由
症状には内的要因と外的要因がある
薬以外の方法がないと薬に頼らざるを得ない
治療の大原則
原因のわかる診断名をつける
うつ病という病名を使わない病名を創り出し、原因病名をつけて、原因を治療する
新たに病名を作っていいものなのか?


第五章 発達障害の原因を突き止め、治療する!

環境調整してもうまくいかない人たちがいる
発達障害発症理論
治し方の順番を間違えてはダメ
適応障害のステージアプローチが効果を上げている
医療から卒業させるための治療を行う
発達障害治療もステージアプローチで
人間と社会
「原因を問い、治す」発達医療を構築していく



第六章 治らないという考え方はついに治るのか?

「治らないという考え方は治りませんか?」
なぜ「発達障害は生まれつきである」とされてきたのか?
医療+民間の知恵で、発達障害治療に新しい時代を築こう

どいつもこいつも元々魚 新刊と海水浴効果 その13

2023-10-18 10:46:00 | 日記
無駄に長い連載ですみませんね。
原稿もって奄美に行って、画期的な本なんだから画期的に作ろうと思った、というところで終わらせればこれほど長くならなかったんだけど。
でもそのあとどーんとやってきたギョーカイトラウマで
これまでのことをどんどん思い出した。
それでそれを書いていくことになった。

でも皆さんも、摩訶不思議な発達障害、とりわけ医療の世界の成り立ちがわかってよかったのではないかと思います。なんで医療側が「一生治らない」と言いながらいっちょがみするのか。普通に考えて、治らないんなら医療の出番はないはず。そしてなぜ「支援」体制ができてむしろ当事者たちが隔離されている(一般社会から遠ざけられている)方向に進んでいるのか。不思議なことがいっぱいありますが、歴史をたどると理由があるんですよ。

そして私は、それをどうにかしたい側の人間なわけ。
基本的に同じ志を持っている人はいないと思っているし、仲間になりたいとも思っていないわけ。

それで、それほど支援、中でも医療が嫌いだったらなんでまた医者の本出すのよ、と言われそうですが、これは自分でもそう思う。
ただきっと私は、今度は違う、って楽観的に考えているところがあるんだと思う。
基本は楽観的な世界観の人なので、私。

そして「今度はきっと凡医とは違う」と思った大きな理由の一つが

私が大嫌いな「ありえない恐怖感」の機序と治療法が提言されているからですbyドクター。

「ありえない恐怖感」はやっかい。
私の生理的な一次反応としては「フユカイ」。
コロナ怖がった人たちに感じたのもこれ。

そして私のアンチたちが始終感じているのもこれ。
つまり私の大嫌いな成人ASDのストーキングもこれ由来。

また、お子さんたちのこれに悩んでいる親御さんは多いと思います。
実際に生活しにくいし、そして今度の本を読めば、「ありえない恐怖感」が実際神経発達に悪影響を及ぼすのが医学的に説明されています。まあ、皆さん実感されているからこそ極端に怖がりなところのあるお子たちを心配されていたのではないかと思いますが、それは真っ当な心配だった。

でも「ありえない恐怖感」には生理的根拠があった。
二方面からあった。
発達論的に理由があった。
それと、内科的に理由があった。

理由がわかった、っていうことはね
治せるっていうことです。

治るための芋づるの端っこ、って今までも色々ありました。
睡眠障害。
感覚過敏。
それを一個一個治そうと提言し、その方法を具体的に提案してきた花風社の本たち。

それに加えて「ありえない恐怖感」の治し方が具体的にわかったら素晴らしいじゃないですか。
それが実現するんです、ついに。

しかもそのきっかけとなったのは

新型コロナ改めCOVIDー19らしい。

コロナ後遺症、巷に言われますよね。
後遺症が怖いからマスクせいとか注射打てとか攻められたわけだ私たちは。

でも後遺症ない人もいますよね。
一方で苦しんでいる人もいる。

苦しんでいる人がいたら、原因を突き止め治療法を探るのが脳神経内科医の人たちの習慣なんだそうです。

で、コロナ後遺症がなぜ起きるのか
なぜサイトカインストームとかいうやつが起きるのかとか色々調べた結果

発達障害の人が抱きがちな「ありえない恐怖感」等々
ブレインフォグとか、脳みそぐるぐる現象とか
そのへんの治し方もわかってしまったんですって。

コロナ禍は私にとってはとてもフユカイな体験でした。
たぶん生きてきた中で一番フユカイだった時期。これほどの全体主義があっさり人々を覆うんだ、っていう意味で。

今は個人的にはもう関係ないけど
病院に行く必要がある人たちがマスクさせられたりしている、っていうのを聴くと、やっぱり腹が立つし、やっぱり医療従事者基本的に嫌い、っていう気持ちは持っている。

それと回りまわってだけど、私が「もう長生きしたくないなあ」と通奏低音のように感じているのはコロナ禍の体験を経たからだと思う。
自殺するわけじゃないよ。
でももうこの世界に長居は無用だと基本的に感じている。
だから台湾有事とか、大震災とか、くるならくれば、くらいに思っている。

自分の人生はあと十年、のつもりで日々を生きている。

でもあのフユカイなコロナ禍を経たからこそ、「発達障害の治療法がわかった!」というドクターがいるのなら、それって素晴らしくないですか?

少なくともこれまでの既存の発達支援ギョーカイでは

20年前の情報を一ミリも変えないわけ。
講演会にいくとひひひひひひ孫コピーみたいなかすれた文章配って、20年前と同じ情報をやりとりしている。それが発達支援ギョーカイなの。それに引っかかっているおばかさんも多いけど。

その中で「コロナ後遺症の治療しているうちに発達障害の治療がわかった!」っていう先生がいたら、本出したいと思うのが私としては自然な流れだったんですよね。
しかもそれが、私の大嫌いな「ありえない恐怖感」を治す方法であれば。

「あまちゃん」でアキちゃんが太巻さんに生意気なせりふ言ったでしょ。

「てえしたもんだと思います」って。

そういう心境ですよ。
「あのくそつまんねえコロナ禍のさなかにコロナ後遺症の治療を通じて発達障害周囲の人をさんざん悩ませているありえない恐怖感の病態解明したなんててえしたもんだと思います」って感じ。

続く

どいつもこいつも元々魚 新刊と海水浴効果 その12

2023-10-17 10:33:13 | 日記
さて、今日はまじめに本の内容のお話。

ドクターは言った。
「国際的にみると、花風社がやっていることこそ標準治療なのだ」

どういうことかというと、標準は身体アプローチなのよ。
そして、どっちかというと、海外でやっているやつより日本でやっているやつのほうがシンプルで取り組みやすい、と私は思った。
それは神田橋先生に端を発し、小田原の大先生なり、松島さんなりが、東洋的な見立てと養生を花風社に持ち込んでくれたから。

なんだかんだ日本には東洋的な知恵が生活の中にある。
87歳で未接種未感染週に四回ジムに通っているわが母も、東洋的な養生はずっとやっている。むしろ熱心。
西洋医学に身を任せている人が入所している年になっても、外で在野の老人として自由を謳歌している。
そして母が健康なおかげで、私も自由を謳歌している。
どうも東洋医学の勝ち、っていう場面が多いのを私は知っている。

それに比べ、いざ西洋が「どうやら身体アプローチだぜ」っていうことになっても、彼らには元々の伝統がないから、一から土台作りしなきゃいけなくて手がかかる。
だから西洋由来のそういう本を読むと「金魚体操や療育整体は簡単でいいな」と思う。
でもきっと、アホな心理士たちは西洋由来ということだけでそっちを学んでいると思うけど。アホだからあいつら。

おっと心理士の悪口になりそうになってしまった。
それはまた改めて。

まあともかく、「なぜ花風社が標準治療」かというと「発達障害治療において身体アプローチがメインになったから」。
当たり前だよね。
神経発達症なんだから。

でもここで問題。
なぜ身体アプローチがメインになったのでしょう、あっちでは。

これが簡単な話で
「薬が使えなくなったから」ですって。

じゃあなんで「薬が使えなくなった」かというと

海老問題ですってよ奥様。

海老が出なくなったんですって。薬に。

ドクターは海老いっぱいの鍋を持っているから、今度の本にも載りますので、今デザイナーさんが作図しているよ。私は今その作図待ち期間。で、うだうだブログを書いているわけですが

もはや薬に海老が出ない。
だから保険が下りない。
だから身体アプローチ

なんですってよ奥様。

じゃあなんで日本では薬中心の発達障害医療なの?
日本では薬に海老が出ているの?

という話。

それでドクターの説明聴いたんだけど、私が思ったのは

結局海老が「出ていることにしている」っていうのがジャパンだな、っていうこと。

なんで「出ていることにしている」っていう事態になるかっていうと、あれですよあれ。

みんなが大好きで、私が大嫌いなアレ。
そう、国民皆保険です。

日本では国民皆保険を大原則にするから、海老がもはやいなくても海老がいることにしないといけないの。
そうしなきゃ、現場が回らないのよ。
ていうか医療がいっちょがみできないのよ。

発達障害わかりやすくない?
医療がいっちょがみするためには
薬に海老がない、なんて口が裂けても言えないでしょ。
だから二次障害ばかり煽ったのよ、凡医ズは。

だからジャパンにおいては
海老をみるとき、斜めからみたり下から見たり、見方を色々工夫して「よし、海老があることにしよう!」ということになってるの。

だから皆さんは、「他国ではもはや海老が出ていない」薬をのまされて、効かないと増やされて、健康を崩したりしているわけなんですわ。

なんかに似てません?

インフルエンザ。
私は注射打ったこともかかったこともないし、当然治療薬のんだこともないけど、あれも日本でばっかり消費されているらしいし

コロ枠ね。
もうよそはやめてしまった。
それを必死に7回目までつないで、9波とか脅して。
9波って4月くらいから煽ってるけどまだやってるの? しらな~い。

とにかく「よそで海老が出ないもの」を必死に取り入れているジャパンみたいで
それは国際金融とか製薬会社の陰謀、だけじゃなくて

ジャパン独自の事情があるみたいですよ奥様。

と今日は医療disじゃなくまじめに内容の話しようかと思ったんだけど、もしかしたら医療disになっちゃったかな?

当然のことながら、ドクターは医療disは一切していませんよ。
精神科医とも仲良くしているし。
そして彼らは同じ群れの中にいるから、精神科医と仲良くしたいというドクターの夢はかなえられると思う。

でも私は別人格だからね。
当事者本やって感覚統合やって神田橋先生やってコンディショニング原始反射愛着障害治るが勝ちNEURO大久保さん路線療育整体

を経ての今度の本なので。

そういう私からみると、海老の出ない薬が出されているのは

やはりアレのせいだと思いますね。
皆さんはどうかな。
楽しみにしていてくださいね。


続く

どいつもこいつも元々魚 新刊と海水浴効果 その11

2023-10-16 10:20:09 | 日記
さて、医クラとそれに洗脳された人たちの社会戦略は魚レベル。
なんで群れるか?
群れないと怖いから。
なんで資格取得にこだわるか?
ないと食っていけるか不安だから。
なぜ資格保持者の言うことを鵜呑みにするか?
自分で考えるで道を選ぶのが不安だから。
群れの外は危険。
だったら群れの中にいよう。たとえ「生まれつきの脳機能障害で一生治らない」と絶望的な見解を分かち合うのが群れの一員である条件でも仕方ない。
群れの中にいるのがサバイバル戦略。
納得できなくても、たとえその群れの中で立場が弱くても、群れのトップである医者たちに無礼な真似をされても、群れの中にいる発達障害当事者に非常識な態度を取られても、そこにしがみつくのがサバイバル戦略。

その点、私のサバイバル戦略は違うのです。
だから、異質に感じるんだと思う。
だから、目障りなんだと思う。
だから、群れで攻撃したいんだと思う。

だったら私のサバイバル戦略はなんでしょう?

『NEURO』の冒頭に書きましたね。



「正しいことは正しい」
これです。

私は「正しいことをやっていればサバイバルできる」と素朴に信じ
そしてそれを実現してきた人なのです。

あんたたちにこれはできないでしょう?
どうよ、口枷奴隷の皆さん。

「生まれつきの脳機能障害で一生治らない」のはどうやら正しくなさそうだ。
治る人もいるみたいだ。
だったら治った方がいい。
治るためにはきっと身体アプローチだな。
そう思って知見を集めて、本にしてみた。
その結果サバイバルしてきたのです。

魚群の中にいる魚たちは、正しさではなく群れの動く方向で進む道を選ぶ。
私は草原の中に、正しいと思った方向に、道を作ってきたのです。

そもそもサバイバル戦略が違うのだから、仲良くできるわけがない。
そして仲良くする必要もない。
だから私は誰とも仲良くしないでこのギョーカイを渡っているのです。

私のサバイバル戦略は、魚よりは進化している。
少なくとも哺乳類レベルには進化しているのです。

普段の私は、草原に寝そべっている哺乳類。
草食であり、肉食。魚も大好物。
でも貨幣経済と分業が進んだ文明社会に生きているので、自分で獲物は取らないしそのへんの草は食べない。
自分の仕事をして、得たお金で他人が育てて選別した食べ物を買って生きています。

でも基本は草原で「何か通りかからないかな」と待ち構えている哺乳類。
群れる必要がないのです。
安全が確保されているので。

時々神田橋先生みたいな大物が近づいてくる。
そして一緒にお仕事をします。
それが基盤となって、その後数年の方針が自然に決まります。



小田原のおっさんと出会いました。一緒に仕事をして治った治ったと喜ぶ人が増えました。そして小田原のおっさんは、私といるより自分の選んだ群れの中で生きることにして私のもとを去っていきました。そして魚群にも気に入られたいみたい。



さようなら。

原始反射のおじさんが来ました。彼は私と戦略が違いました。私は私の戦略で、必死に「恐怖麻痺反射」を守る戦いに臨みました。彼は、メガネ売りの旅に出ました。魚群に色物扱いされていたのに、魚群にほめられるとうれしいみたい。



さようなら。

元気な若者がいました。根本的に治すことを目指してこと上げする人でした。若いけど、私と同じようにギョーカイの闇を見ていて、そこから一人でも救い出したい志を持っている人でした。一緒に仕事をしてみようと思いました。



こんにちは。

草原の向こうに後光がさしていました。うちの近所から新幹線に乗って、全国中出かけて「薬の要らない発達援助」を伝えているおじさんがいたので会ってみました。素晴らしいことをやっているので、一緒に仕事をすることにしました。



こんにちは。

という風に、私は別に群れを作らなくても、群れからはぐれても、群れからバカにされても、サバイバルできる人なのです。
ガイドラインの奴隷になり必死に口枷して発言は匿名。とにかく群れなきゃ生きていけない(と思い込んでいる)一群とは根本的にサバイバル戦略が違う。

こうやって私が正しさを追求し、治った治ったと喜ぶ人が増えれば増えるほど、魚群は負け惜しみを言うのでした。「花風社には海老がいない!」

これに私は応えませんでした。
かつて感覚統合の人たちは、海老がいない海老がいない、と詰め寄られ、「うちも海老を出さなくては」と全国の発達でこぼこキッズとその親に負担をかけたあげくスケールだけ作って治療法は進まなかった。でも彼らは、どうしても魚群の言うことを聴かなければならなかった。なぜなら魚群の利権が彼らには大事だったから。魚群から追い出されるわけにはいかなかったから。

私はその利権はいらない。
魚群の仲間に入る必要もない。
だから海老は出さない。

そもそもコロナ禍になってどうよ。
42万人? はずれ。
公園の遊具縛って効果あったの? どんな海老に基づいてあんなバカな真似したの? っていうか発熱患者もみないで治験中の注射の押しつけは何? 優先接種しといて病床増やしもしないって何? 7割2回打てば集団免疫じゃないのにまだ9波7回目を煽っているのは何? 世界一マスクして世界一注射して世界一の感染者。なのに謝罪の一つもなくまだ病院内ではマスク押し付ける。どういう海老に基づいているの?

海老海老うるさくいうのならそっちこそ海老だせよ、魚ども。
海老もなしに威張りまくって他人の人権制限しておまけに国力を無茶苦茶にしやがって。

てなもんです。
「生まれつきの脳機能障害で一生治らない」は「7割2回打てば集団免疫」と同じ嘘だった。ただ、それを魚群に引き付けられる情弱に信じ込ませると仕事がラクになり利権を手放さずに済むというだけ。

っていうか私、未接種三年間完全ノーマスクですけど、こういう人って死んでいくはずじゃなかったの? ぴんぴんしてますけど。

本当に、海老ってやつを都合よく利用していただけだってわかっちゃいましたね。

っていうそのとき、鍋いっぱいに海老を抱えたドクターがやってきて「国際的にみれば花風社のやっていることこそ正しい」と教えてくれたわけです。「ボクお化け屋敷いくつか持ってるけど来てみれば」って。

いやあ、別に海老いらないけど。
それにお化け屋敷、口枷しないと入れないんでしょ?

とこわごわ行ってみたらしなくても入れた。
そして本が生まれます。

でも知ってみれば

単純な話だったね。海老って。
解剖学的にみると、身体アプローチが正しかったんだ。

なんで日本では発達障害が解剖学的にみられなかったか。
それは国民皆保険のせいだな。


やっぱり。
正しいことは正しかった。
私にとって今度の新刊
『発達障害治療革命! 脳神経内科医からの提言』
そういう意味を持った本でした。

でもまあ、ひどいギョーカイトラウマもよみがえったけど。
でもこの本を出せて本当によかった。

なぜいつもこんなに良い巡りあわせに合うのか
それは私のアンチでさえ不思議に思っていることでしょう。

単純な話で

正しさを追求しているからだと思うよ。
治ることは正しいと信じ、そのための手段を色々集めてきたから
そしてそれを屈託なく発表しているから
恐れずに発表しているから
だから
正しい手段を持った人がどんどん集まってくれる。

それともう一つ
群れないからだと思う。

自分を偽らないとサバイバルできないと思い込んでいる口枷勢にとっては
群れの中にいるのがサバイバル戦略なんでしょ。
そのために選ぶ自由を放棄し、言いたいことも言えず、
毎日忙殺されてお昼になると口枷をそっとずらしてカップ麺をすするような生活に甘んじているんでしょ。
安定のため? それとも威張るため?
どっちだとしても、私には要らない。そんな生き方。

私のサバイバル戦略は違うの。
群れずに、正しいことを言うことこそ私のサバイバル戦略なの。
無謀?
でも私はこれで生き延びてきたの、この20年。

単純にサバイバル戦略の違いなんですよ。

それを攻めるなら、私のように正しさを追求し、好きなこと言って、好きなことやって、それで生き残ってみろよ。

そんな勇気ないだろ。
腰抜けども。
勇気がないから群れの中にいるだけ。
それを群れの中でしか生きられない自分を正当化するために
えらそうに海老海老言ってるだけ。

治っているのはこっちなんだよ。
それがわかっているから攻めてくるんだろう。
きっと今度の本も。

そして群れの中のドクターは責められないので
またじくじくじくじく人格攻撃してくるだろう。
私の。

いくらでも匿名でほざけ。
拾ってコレクションするわ。

というわけで腰抜けさんたちの襲撃に備え
新しいお部屋を増設しました@どっとこむ。
凡医・凡医療従事者のお部屋です。



続く



どいつもこいつも元々魚 新刊と海水浴効果 その10

2023-10-15 08:24:44 | 日記
お医者さんの本を出すのは十三年ぶり。神田橋先生以来。
「医者なら治せんといかんわな」とおっしゃったのが神田橋先生。
ならば今度のドクターはどうおっしゃっているか。
引用してみます。

=====新刊より引用

外科、内科の医者にとっては

健康だった人が病気になる→病気が治れば健康体に→通院は不要になる(卒業)

のが当たり前なんです。
 医療者として守るべき医療契約は「患者様を治すこと」です。最終的に目指すのは「通院しなくてもいい状態」です。

=====

要するに「医者なら治せんといかんわな」ですね。

こういうドクターと再度巡り合うのに十三年かかったのかもしれません。その間に私は、怪しげな(ほめてます)おじさんたちの本を出しました。小田原の大先生、原始反射とメガネ売りの人、大久保さん、松島さん。そしてその人たちがどんどん治る方法を広めてくれました。みんなが喜びました。

そしておっさんじゃないけど、ライセンスもトリプルでもっているけど、一般の心理士とは違う方法で治していく愛甲さんの本も皆さんに喜ばれました。そうやって杉山大先生も吉田友子医師も知らない世代の人々が治っていきました。

医者なんかいらねえじゃん、と思っていた矢先にまた出会いがあってお医者さんの本を出すことになったのですが、引用部分からおわかりいただけるとおり、今度も「医者なら治せんといかんわな」系のドクターです。

ところで先日言っていたとおり、また(良質の)ギョーカイトラウマがあり、私は皆様にお話しておいた方がいいことを思い出しました。
「医者なら治せんといかんわな」という神田橋先生のあの名言が生まれたプロセスです。

「医者なら治せんといかんわな」の反対はなんでしょうね。
「医者は治さなくてもいい」でしょうか?
甘い甘い。
ギョーカイの闇はそんなもんではないのです。

「医者なら治せんといかんわな」の反対は
「医者は治してはいかん」です。

さらに詳しく説明すると
「医者は治してはいかんしその結果発達障害者がどれだけ社会に迷惑をかけ人権蹂躙をしようと健常者がじっと我慢すべき」

です。
私がやられていたのはそれだから。

よこはま発達クリニック、は評判のクリニックでした。
「よこはま発達クリニックがあって横浜がうらやましいです~」と他県の人に言われるほど。

当時、私はギョーカイの闇を知らなかったので、自分に十年間人権蹂躙をしている自閉症者がよこはま発達クリニックの患者であることを嬉しく思っていました。
彼による人権蹂躙は完全に妄想に基づいたもの。
でもそれほど名医がついているのならそのうちその妄想は治るだろうから。

でも一向に治らないので、私はギョーカイ人にききました。
「なぜ内山先生は彼を治さないんだろう」

そうしたらギョーカイ人は血相を変えて
「な、な、な、治す???? なんて不埒なことを言うんだ!」というリアクションでした。

彼らは自閉症者の理解を、とか寄り添って、とか色々言っていました。
そして「寄り添う」の中には「どれだけ健常者の権利を踏みにじっても自閉症者の味方をしなくてはいけない」が含まれていたのを、私は知りませんでした。

それからも「治してもらえないだろうか。うちは家族ともども迷惑している」というたびに、同じようなリアクションがギョーカイから返ってきました。

皆さんも今、医療とか教育の現場で「障害受容」とか言われているかもしれない。
若い世代のこっぱ医療人、こっぱ教育者は元々の思想を知らないかもしれない。
でも元々の「障害受容」「治すことは考えず受け入れよ」の思想の背景はこれなのです。「自閉症者によりどれだけ蹂躙されようと周りが耐えなくてはいけない」。

今の現場は、二十年前に決められたガイドラインに従って、その末端の知識だけ(「障害受容しなければ」)振り回しているだけかもしれないので、元々の思想が「どんなに健常者が人権蹂躙されようと」にあると教えてあげたらびっくりするかもしれませんね。
そのときは『自閉症者の犯罪を防ぐための提言』を勧めてあげてくださいね。あそこに事情は書いてあります。

ともかく私は、家族まで巻き込んで大迷惑をかけられていたのに「治してほしい」と当たり前のことを言うと罵倒される、というギョーカイのリアクションに遭遇する日々でした。

もうこの世界はいやだ。
出て行ってやる。
と思っていた時に電話をかけてきたのが愛甲さんで、「神田橋先生の本を出しませんか」とかおかしなことを言うのです。

あ~まためんどさいのが来た。
と思いましたが、一回くらい会ってあげてもいいかな、と思い会ったとき、私の頭は桜島のように噴火していたように愛甲さんには見えたそうです。

それでなんだか神田橋先生の本を出すことになり、アポも入ったのですが、私はいまいち腑に落ちませんでした。なんでこんな流れになったのだろう。私はもう発達障害の世界から去りたいのに。

腑に落ちないながら神田橋先生の本を取り寄せて読んで「これはすごい」と思うようになりました。

でも準備は進まない。
なぜなら基本的に私は発達障害の世界を出ていきたいから。
ある日私は神田橋先生に事情を説明する手紙を書きました。
お電話がかかってきました。

あ「主治医が名医だときいていたんで、いつか治してくれると思って我慢していたんです。でも一向に治してくれないどころか、治すなんて間違いというのがギョーカイの総意で」
か「主治医はだれ?」
あ「内山登紀夫先生です」
か「内山くんて、ボクは知らんなあ」
あ「発達障害ではトップのドクターです。初診が20万円くらいみたいなんですけど、三年待ちとかでその後も自費。でもかかってもかかっても不登校も家庭内暴力もなんにも治らないみたいです」
か「そういうことは、続けさせてはいけない」

この電話でわかったのは「医者なら治せんといかん」というのが神田橋先生の考えだということ。
つまり、「いくら当事者に迷惑をかけられても」「治すなんていけないこと」というギョーカイとは違う、ということでした。
そういうお医者さんがいてくれたのがうれしくて、私はわんわん泣きました。
やっとわかってくれる医者が出てきてくれたと思った。

だから私がギョーカイ凡医に対し、心を閉ざすのは当たり前なんですよ。
その間に医者じゃないけど治すおっさんたちと出会えば、「治してはいかん」という凡医よりその人たちを優先させるのは当たり前なんですよ。
この世界の医者たちは「治せない」ではなく「治してはいけない」なんだから。
逆にそういう医者の本を出すことが、反社会行為だと私は考えていた。

今や、これだけ社会保険負担の大きさに国民の関心が高まり
老体マネロンだとかが取りざたされるようになると
「治してはいけない」発達医療が保険で賄われていることが、いずれ問題になるかもしれませんね。
はっきり言って今のままだと、国民全体にとってごくつぶしだと思いますよ、発達医療。

よこはま発達クリニックのいいところはそこだけでした。
三年間待って、20万円出して、A4で6枚の報告書をもらって、そのあとも通うけど治らない。
それを受け入れているのは数寄者、趣味人ですから、健保でやってほしくないよね。
その点、自費診療なのはよかった。

で、私はあのときの電話で神田橋先生がおっしゃった「そういうことは、続けさせてはいけない」という言葉を、覚えていたんだけれど深く意味は考えませんでした。
そもそも「続けさせてはいけない」と言っても、さすがに神田橋先生とはいえ民間のクリニックに向かい「やめなさい」という権利はないことはわかっているので。
その言葉をそんなに深く考えていなかった。

ところが。
今回良質のギョーカイトラウマがやってきて、唐突に思い出したのです。
「そういうことは、続けさせてはいけない」
とあのとき神田橋先生はおっしゃっていたなあ。

で、久々に行ってみました。サイトに。

そうしたら

初診は電話受付。受付日は決まっていて次回は未定、ということですが、長いウェイティングリスト方式ではなくなっていました。年齢層をかなり区切って特定の年代しかみないようでした。成人は対象外になっていました。あのクリニックで成人をみないだけでもいいですね。カンチガイ成人当事者を生み出しますから。

そして健保+数千円、という扱いになっていました。20万円はやめたみたい。

療育やなんかは同法人別組織になっていました。こっちに誘導する作戦ですね。こっちで何十万も取るのかな。でもオプションだからまだマシだよね。数寄者から取ればいいだけ。

そしてコロナワクチン打ってました(笑)。児童精神科で(笑)。お小遣い稼ぎもしていますね(笑)。

というわけで神田橋先生が「そういうことは、続けさせてはいけない」とおっしゃったとおり、あのやり方は続いていませんでした!

なぜ続かなかったのか。もちろん神田橋先生の活動、花風社の活動も寄与したでしょうけど、それも含めて時代が変わった、ということだと思います。

時代は変わったのに、20年前に定められたギョーカイのガイドラインはまだ生きていて、若い世代の支援者も「障害受容」とか言うかもしれません。

でもその思想の背景には、「いくら健常者を蹂躙しても自閉症様の横暴を許すのが正しい社会」だという思想があることを、皆さんは知っておいてください。

イスラエルの音楽フェスでビキニトップで踊っていた若い女性たち。数時間後には虐殺されました。

イスラム思想にとっては、半裸で踊る女など人間ではないから、何をしてもいいわけです。

それと同じなのです。
きっと支援者たちって、非リアで社会になじめないで育ったんだと思う。だから発達障害者が健常者に迷惑をかけるのは、かえって快感だったりするような感じですよ。
そういう背景があるのではないかと思われるほど、彼らは社会を敵視し、そして当事者を甘やかしていました。

だから彼らは「治すのが間違い」だと主張してきたのです。
健常者は彼らにとって、人間ではないからどうでもいいのです。障害者だけが大事なのです。

でも考えてみてください。日本は国民皆保険です。
みんなが大好きで、私が大嫌いなやつね。

国民皆保険のもと、本当に発達医療に携わる人たちの食い扶持を払っているのは、障害をもった患者ではなく、社保に加入している健常者なのだけど、その構図は凡支援者たちには見えない。社会性が魚だから、群れしか見えない。だから健常者の権利には全く配慮しない。それが発達医療でした。

それがおかしいと私は思った。でも受け入れられなかった。現実に自分が被害を受けているのに、受け入れられるわけがない。そのときにまともな医者と出会い「医者なら治せんといかんわな」と言われたので泣いてしまったのです。

そして十三年かかって、また治せんといかん系のドクターに出会えたというわけです。

社会保険について国民の目が厳しくなってきて「そもそも治さない発達医療」がいつまでもいつまでも、健保でカバーされるでしょうか?

この辺で治す方向に舵を切ることこそ、発達医療のサバイバル術かもしれませんよ。

そのための本を出します。
凡医はどうせインチキ扱いし
でも医者同士は攻め合わないという不文律のせいでまた
私の人格攻撃をあることないことやるでしょうけどね。
社会性が魚だから、攻撃するのはいつも群れの外。

続く

どいつもこいつも元々魚 新刊と海水浴効果 その9

2023-10-13 10:52:39 | 日記
さて、新刊が出るのにあたり、愛読者のブルーさんが「ハッタツ有事は起こるのか?」という連載を始めてくれた(笑)。
その第二回に、これまでの死屍累々の記録がある。



いや、ここに上げられている凡医療従事者群が死んでしまったわけではない。
ただ、匿名でねちねちねちねち花風社のあることないことをディスっているうちに、必ず所属と実名を突き止めて持ってくる人がいてくれて、匿名が事実上はぎとられるのである。
それでどこに住んでなんという名前の人なのか、わかってしまった人たちだ。

私はコロナ前まで、こういう匿名で発言する人たちを卑怯だと思っていた。
実名を出せ、と言ったこともある。そうしたら言論圧迫だと言われた。
不思議な話である。正しいと思っているからこその発言だろう。だったらそれをなぜ実名でやれないのか。なぜ「本名を名乗れ」が言論圧迫なのか。とても不思議だし卑怯だと思っていた。

でもコロナ禍で色々なことがわかった。
彼らが実は、とても不自由な人たちだと言うこと。
ものすごい全体主義の中に放り込まれているということ。
おそらくいつも圧迫の中にいて、だからあんなに意地悪なのかもししれない。
そしていったんパンデミックになると、一般人以上に色々制限される人たちだからこそ、普段からあんなに不機嫌で、その結果威張りまくっているのかもしれない。

パンデミック下で、「本当は二類相当じゃないだろうけど言えない」という医療従事者たちがいた。
「本当は打ちたくないけど打たないと研修させてもらえない」という医療従事者志望者たちがいた。

打ちたくなければ医療従事者にならなければいいだけなのに、こういう人はどうしてもなりたいみたいだ。安定のため?
そういう若者はかわいくないので、やはり医療従事者志望するのなら全員きっちり打ってだぶついている在庫処理に協力してもらいたいものだ。
私は一発も打たないけどね。

そもそも人生の選択において、医療福祉系の資格を取ろうとした時点で、私とは違う人たちだとわかる。
自分に自信があれば、資格など取ろうという発想はない。
職務を果たすうえで必要が出たときに取ればよいだけだ。
いい若者が安定志向を持つというのは、それだけ不安が強いのだろう。


そして不安が強いからこそ、魚の社会戦略を取るのだろう。
それは群れること。
群れの外に何か脅威かもしれないものを見つけたとき、自律神経が働く。かつて彼らは、交感神経を働かせて、花風社を、というより「発達障害は治る」という概念を攻撃した。その結果どっとこむができた。そして治りたい人、治っていく人の現実を見せつけられ、今回、死んだふりを彼らの神経系は選んでいるようだ。ブルーさんがハッタツ有事にそなえて国境警備をしていても、海が凪いでいるのはそのせいだろう。



じゃあなんで彼らは「発達障害が治るかもしれない」ことがそれほど怖いのか。
それは、彼らが共有している利権が崩されるかもしれないから。
たいして給料高くないよ、と言葉を引き出すことのできない言語聴覚士は言うかもしれない。
病院としては発達障害赤字だよ、と児童精神科医は言うかもしれない。
この場合の利権は金(だけ)ではない。
「治せないのに、医療がいっちょがみする権利」である。
そしてそこに福祉がぶらさがっていて、行政が死んだふりし、発達障害に巻き込まれなければ彩り豊かであったはずの人生を送れる人たちを弱者に貶め、国民に負担を強いるのだ。えんえんと医療や福祉に公費をもたらす貢物としての生を押し付けられた本人も、社会を支える側に回ってくれるはずの人を支える弱者にこしらえられる社会の側も大迷惑である。

でも医療側としてはその利権を死守したい。
そのために、群れる。
医療従事者は威張っているけれど、実は全体主義の中にいる不自由民なので、匿名で群れることも多い。
何度も言っていることだが、資格は匿名やハンドルネームに与えられるものではない。
なのに威張りたいけど本名は名乗れない。
それを私はコロナ前、卑怯だと思っていた。
そうではなかった。
彼らは卑怯ではなく、惨めなのである。
本名では言いたいことも言えないほど、惨めな存在なのである。

彼らにとって「花風社はインチキだ」「エビデンスガ―」「科学的根拠がない」が慰めの言葉であった。
こっちを罵倒する言葉だと思っていたが、罵倒というより、自分たちを慰める言葉であった。
それに対してこっちがしゅんとしていたら彼らの攻撃はやんだのかもしれない。
でも私はしゅんとしなかった。する必要がないからである。
正しいことは正しいのだ。
『NEURO』を持っている人は本を開いてほしい。
最初のページになんて書いてあるか。
だから私はあの本を書いたのだ。

私は自由人なので、正しいと思ったことを自由に発言できる。
ところが医療従事者って、それが言えない人たちみたいなんである。
だから口枷も彼らにとっては、自然ないでたちなんだと思う。

発達障害は神経発達障害になりました。
と私は正しいことを『NEURO』に書いた。
それを読んで松島眞一さんが目覚めた。神経なら整体の出番だ! ということで療育整体を作り、広め、目下全国津々浦々まで出かけ満員御礼の状態である。治る輪がどんどん広がっている。

そして神経発達という言葉で、もう一人目覚めてくださったのが、今度の著者のドクターです。
エビデンスエビデンス言われた花風社だが、鴨葱どころかエビデンスをたくさんもって鍋持って「さあ鍋パーティ開こうや」くらいのノリで来てくださった。

先生の言葉をお借りすれば「国際的にみれば、花風社こそ標準医療」なんだそうだ。
だから花風社クラスタのみなさんこそ、標準的な治る道を歩んでいるということです。
新刊読むと、それがわかりますよ。

続く