治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

本物の、正しい栄養療法

2023-04-28 09:48:19 | 日記
昨日(2023年4月27日)午前中、私は家に縛り付けられていました。
夫のとっているふるさと納税定期便がいっきょに届く日で
・卵50個
・豚肉3キロ
・しめさば10枚
・ホタテ500グラム

が午前便で届くはず。まず収納場所を確保するだけでも結構大変です。

そしてクロネコさんを待ちながら、松島さんのところから買った配信、薬物についての講演をきいていました。

前日、栄養療法について混乱しているなあ、という話がありました。
てらっこ塾の大久保さんが栄養療法について言及された動画を上げられ、なおちゅん先生がそれにカウンターで動画を出され。

栄養療法(とくに流行った藤川理論)がある種の人々を大いに助けてきたことはたしかで、私自身ライトなユーザーだった時期もありますし、今でも参考にしています。
小さいころから小食偏食だった知人がメンタルを病んで入院して退院してきたあとは、藤川先生の本を贈ったりしました。質的栄養不足だったのが明らかだったからです。
花風社読者の皆様も、藤川理論に助けられてきた方は多いでしょう。
一方で「今一つ成果が出なかった」方や、「むしろ健康を損ねた」方もいましたね。
yasuさんは「鉄タンパクをまず満たす、ということを藤川先生が再三強調しているにもかかわらずサプリから入る人が多い」と指摘されていて、それもなぜなのかちょっと不思議ですね。

薬物の動画でも、一つのエピソードが紹介されていました。
ADHD様の症状を示した方に、精神科ではなく内科でミネラル検査を勧めたところ、ミネラル補充で症状が全部消えたということ。ADHD診断がついたら麻薬同様の薬を投薬されますから、栄養方面で補充をして助かったわけです。

だから栄養療法があると知っておくことは大事です。
そういうオプションを知っておくことが大事です。

やがて(っていっても午前便ぎりぎりの時間帯に)荷物がつき、私は開封と収納に追われました。

さて、午後、
数々の失敗例がぐちゃぐちゃになってから相談を持ち込まれる大久保さんがこんなツイートをしていました。



これだけだとわからないので、私はもっと詳しく教えてくださいといったら、すでに私へのメールを書いています、ということでした。

その他にもいろいろなことがツイッターで話題になっていましたが
5月8日にCOVID19の5類移行が正式に決まり、結局ほとんどの病院が拒まないこと(一部の医クラが騒ぎ立て一般人を脅していたのと逆)、そして「GWだから」という理由で日本国が入国者に課している水際作戦が4月29日から解除されることを知りました。
入国者がこむから、という実にいい加減な理由。いかに「やってます感」を出すだけの政策だったかよくわかります。
諸外国はとっくに解除していますので、これからまた世界最強の日本のパスポートでどこに行くのも自由になりました(円は弱くなりましたが)。

私は基本、正直、打った人を「アホみたい」と思っていますが
中でも「出入国できなくなるかもしれない」という脅しに負けて打った人をアホだと思っていると率直に告白させていただきます。
原口一博議員のように業務上やむをえなくならともかく、とくに業務上の必要がなかった人が、一時の脅しの風潮を真に受けて海外旅行のために打ったのはバカ。なぜならそんなもの抜け道が設定されるに決まっているし(実際にPCR検査陰性で入れた)一生入国制限を続けられるわけがないからです。なのになぜか注射を打たせたいがために煽った政府とマスコミと医療に騙された人は多かった。それを真に受けなかった人は異物を入れることなくコロナ禍を乗り切りました。

そんなツイッターを後にして、私はライドにでかけました。
いい季節のいいお天気の日。
走ってベンチで休んでいるときに、大久保さんからメールが入ったのに気づきました。
これは帰って返事をしよう、と思いました。

帰ってくると、医クラの言い訳連ツイが炎上していました。


コロナ禍を機に、世間が医療を強く憎むようになったことを医療側も気づいている。これからフルボッコが始まるだろうけど、それは自分たちが正しいことをやった以上しかたのないこと、みたいに自分で自分に酔っている医者に対し人々が「おまえら一個も正しい事やってないじゃん」と突っ込んでいるの巻、でした。

そして私はどっとこむに行ってみていぬこさんの書き込みに気づきました。
大久保さん動画に賛同します、という書き込み。
いぬこさんとは個人的にもおつきあいさせていただいており、生い立ちの事など折に触れ伺っていましたが、「そうかそうだったのか」という感動的な歴史がそこにはありました。
これはぜひ皆さん、全文読んでください。



『発達障害、治った自慢大会!』の中でお嬢さんが自分の感覚を羅針盤にして上手に生きている姿を見せていただきましたが
それは三世代に渡って基礎を築いてきたんだ、ということがわかりました。
そしてお嬢さんはいぬこさんのおばあさんから数えて四世代目です。
大久保さんがよくおっしゃる「受け継がれていく」ということはこういうことでしょう。

いぬこさんの文章を引用させていただきます。

=====いぬこさん引用

大久保さんが動画で菌の継承について語られて
いたので、そこに非常に共感しました。
除菌を必死にしながらインスタントラーメンを食べ、ナントカ菌のドリンクは飲む。みたいな同僚やお客様を見ると謎でした。
菌と共存することでより「丈夫」で「健康的」
な身体に育つこと、また自身の食体験から娘に栄養だけは粗末にしないと決めてました。

=====


=====いぬこさん引用

娘が誕生し、母乳から離乳食に入るとき、私の「手」で作るもので、娘は新しい菌に出会っていくんだ。丈夫な菌が運ばれるようと願いながら、食べさせ始めたことを思い出します。
順調に進み、中期辺りで、塩味の加減を知るため、一度ベビーフードを買ってみました。

一口入れた瞬間、塩味どころか、味の向こう側にある人工的な何かに驚愕し、喉を通りません。赤ちゃんの娘は美味しく食べるのだろうか
と与えてみると、完全拒否でした。

=====


=====いぬこさん引用

まず、食事からの愛着関係を築くこと。
が、まずの栄養療法のステップだと思うのです。

そして、今の栄養療法について思うことですが、藤川理論は勉強になりました。
高タンパクと鉄が大事だということは、かなりの人に広まったと職場(登録販売者)でも感じました。ある時期からプロテインと鉄についての
質問と購入量が一気に増えたのです。

私もプロテインと鉄、ひととおりのサプリを
揃えました。食卓には卵、肉の量が増え、調理もより楽しく豊かになりました。
けれど。
うちのこの手作り栄養たっぷりごはん、、
これでも鉄タンパク質不足なんだろうか?
と思うようになってきたのです。

=====


=====いぬこさん引用

「すべての不調は自分で治せる」の冒頭
今の常識に則ったバランスの良い食事を続けていたら、みな栄養失調になる
との文章に、…それってどんな食事?と。
生まれつきってどこから?みたいなモヤモヤした疑問。

=====

これだ! と思いました。
あまりに外れているので忘れていたのですが、そういえば「普通の食事では質的栄養不足になる」とはどのご本にも書いてあった気がします。

大久保さんは「いい加減5年ほど経ったのだから検証したらどうだ」と動画の中でおっしゃっていましたが
私はもう栄養療法に興味がなさすぎて忘れていましたが
今はっきり言えるのは
普通の食事で栄養を満たすことができているご家庭が多い、ということです。
お料理上手ないぬこさん(FBで拝見しています)のおうちは言うに及ばず。

最初は栄養不足もあるだろうし、現代の便利な食生活を送っていたら圧倒的に糖質過多になるだろうし、母体から引き継いでしまった栄養不足もあるだろう。
それは病気というかたちではなくても、疲れやすさとか、気分の不調とか、乱高下とか、そういうかたちで親にも表れ、そしてそれが子どもに受け継がれてしまって発達障害というかたちで出ることがある。
だからそれを満たしましょう、という栄養療法で、治った人がたくさんいた。

でも大久保さんのところに持ち込まれるケースは悲惨です。
結局、マスク同様、健康な人はやめどきがわかるのです。それがわからないと過剰になるし追い詰められてしまう。
私は「追い詰められるなんてバカだなあ」と思っていたのですが
そういえばどの本にも「普通の家庭の料理では栄養失調」と書いてあった(←忘れてた)。
あれを読むと(真に受けると)一生iHerbでぽちぽちしなきゃいけないみたいな気分になってしまう人もいるかも。
コロナ同様、医療側の煽りなんだけど。
何しろ今も(理由は本当に不明なのだけれど)顔布つけている人も多いんだし。相当のポピュレーションが脅しに弱いジャパン、なのだろう。

そして「打たないと海外旅行に行けない!」と思い込んで打ってしまった人も多かったのも同じ現象。
それを「GWだから」みたいな理由であっさり解除するのです。
結局根拠レスじゃん。
煽りを真に受けていた人がバカみたいです。

医療は脅すのです。
そして栄養療法もしょせん医療だった。
「普通の家庭料理では栄養失調」は「42万人死ぬ」とか「二週間後の東京は」みたいな大嘘でした。
それを私たちは自信を持って言えます。
「ワクチン打たなくても、マスクしなくてもコロナになんないよ」と同じくらい自信を持って言えます。
なぜならどっちも自分たちで体験したことだから。

いったん満たされたあとは、多くの人が栄養療法に飽きて「なんとなく、タンパク質多めを心掛け、インスタント食品とかなるべく使わない現代の食事」に戻っても調子を崩さないからです。
時々不調を感じたときだけ、サプリに手を出す感じ。

それは花風社クラスタ、証明していると思います。
むしろ、栄養に大事なのは
親子間の継承だったり、愛情だったり
家族の喜ぶ顔が見たくて料理する事だったり
そういうことこそ、本物の、正しい栄養療法です。

昨日「これからはフルボッコを甘んじて受け入れないと」みたいな医クラが出現したのは、そして炎上したのは
この三年間、医療側が言ったことが何一つ当たっていなかったからです。
それなのに脅しに脅したからです。

それに比べ、藤川理論は当たっていたことも多く、多くの人を助けました。
でももし、「普通の家庭料理では栄養失調だ」を真に受けてやめどきがわからない人がいるのなら
それは「42万人死ぬ」と同様の脅しなんだと教えてあげたいです。
ある意味親心を軽視するギョーカイと同じように親心軽視だし
そんなの嘘だって花風社クラスタが証明しているよ、と言ってあげたいです。
栄養の基本は手作り料理だと。

ただし急性期にはサプリも効くかも。
だったらその急性期を定義したほうがいいですね。


大久保さんは「浅見さんには包み隠さずお話する」とメールをくださいましたが
それは皆さんに包み隠さずお話した方がいいような内容だと言っておきましたので
そのうち動画なりブログなりになるかもしれません。

さて

コロナと発達障害が絡んで濃い情報の飛び交った一日の終わり。
今度はナスが届きました(笑)。
GW中、うちは食材に困りません(笑)。

GWは2450万人の人が旅行に出かけるそうです。
我慢していたおでコロの皆さんもやっと解禁なのでしょうが
最初の緊急事態宣言のさなかから温泉とか行ってたうちの夫婦はステイホームです(笑)。
でも食材がいっぱいあるので、おうちでたくさんごはんを作ります。

母農園(プランター)でレタスを育てています。
それでサラダ。藤川先生はサラダdisもなさいますが、私は当初よりそれは受け入れていませんでした。なぜなら咀嚼は大事だから。
だからうちは必ず生野菜は出します。

豚肉は先日来たアスパラに巻いてもいいし、春キャベツと炒めてもいいし、ナスと合わせて中華風に仕立ててもいい。
色々考えるとわくわくしますね。
二人そろった夕食はかならず肉と魚、両方出すことにしているので、しめさばは便利です。切るだけで済みます。
私はシンプルな味付けが好きで、それでサプリだのプロテインだのの人工的な味にうんざりしたところもあります。いぬこさんのお嬢さんと同じ。
このシンプルな味付けを好むことでよけいな添加物をとらず、結果的には病気をしないでこの年までやってきて、そしてそれは母の味で育ったからだと思います。

世代間継承。
手作り。
愛着交換の場。

これこそが、本物の、正しい栄養療法ではないでしょうか。

発達障害者のコロナバブルが終わる件

2023-04-21 08:25:47 | 日記


2020年の春、ステイホームが言われだした時、愛甲さんが発達障害者に合ったライフスタイルだとおっしゃったのを覚えている方いらっしゃるでしょうか。
もともとステイホーム、っていうか引きこもりだし。
もともとソーシャライズが苦手だし。
今までは非リアとさげすまれていた行動特性がほめられる時代が来た! たしかに、と思ったものです。

一方で私は2020年の3月末に石垣島に行ったりしたけど飛行機も満席だったりしました。実は動いている人はあの時も動いていた。
それでも動いたり遊んだりするのを当時はまだ活動していたアンチに非難されたりしたものです。
といってもそのアンチたちって、コロナ前も旅行とかしていた気配がないんですが。
元々非リアな人がコロナでリア充な人を非難する権利を得て
火を発見した人類の先祖のように喜んで振り回していた感じ。

発達障害の人って、世の中的にはみ出すのに、そのはみ出すことにものすごいコンプレックスを感じている。
そして自分がすごいコンプレックスなわけだから、意図的にはみ出している人を口を極めて非難する。
〇〇警察化しやすい特性を持っているとも言えます。
えらいえらい医療業界が「発達障害は生まれつきの脳機能障害で一生治らない」と決めているのにそれを全然無視している花風社への攻撃も基本〇〇警察と同じ。エビデンスガーはただの言い訳でした。その証拠に治験中の注射によく調べず飛びついてそれでも感染したりガンになったりしている。

それとマスク。
最近文科省がやっと「感染防止対策は取りつつマスクを着用しない方向で」みたいなこと言っているらしいですが、それですよ最初から言っていたのは。
かつては飛沫感染だとされていて、だったらアクリルは有効かもしれないけど、その上マスクとビニ手はいらないでしょう、だったらどれかやめなさいよ、やめるのならマスクじゃない、っていうお話。

私は子どもの発達には酸素が必要だから、マスク以外の手段を講じるべきだ、と最初から思っていましたし屈託なく主張していたのは皆さんも知る通り。
そして愛甲さんたちのように学校の保健室にいる先生たちは、「顔を見せるのが怖くてマスクをもらいにくる生徒」の存在に気づいていたわけです。コロナ前からね。マスク依存症はむしろ場面緘黙的な問題特性だったわけです。

最近療育整体の自律神経編とか、あるいは『人間脳を育てる』のこととかを思い出して考えるのは、呼吸って発達特性のある子はそれほど苦手なのか、ということ。
元々まともに呼吸ができていない人は、口と鼻を塞がれるのがそれほど苦痛じゃないかもしれません。
それと発達障害者は「首から下の情報が拾えない」。
すべて頭でっかちに考えます。しかも不安が強い。
首から下は「もっと酸素くれ」と言っているかもしれないけど、その情報は届かない。
一方で視覚優位で、周囲の人が皆マスクをしている様子はこびりつく。一方で「していなかったら何か言われるかもしれない」「変な人に思われるかも」という恐怖が身体の欲求より優先される。そうなるとマスクを外す選択肢はなく、そしてしていない人を大っぴらに非難する機会も得て、楽しかったかもしれない。

私などは「非難されるかもしれない不安」などはなく、身体の欲求はきいてあげるので、だからずっと外しっぱなしで平気だったわけです。こういう絶対的な安心感を感じられないのが発達障害者。
もともと医療依存だから、進んで注射を打ち、えらいえらい医療従事者たちにほめられたのもうれしかったでしょう。
でも医療従事者は責任取らないよ。それは発達障害と同じ。「治らない」と断言してその道を選んでも医療は責任は取らないし、異物を身体に入れて何があっても推奨した責任などは取りません。すべて自己責任です。発達障害者の人たちが大嫌いな自己責任ですよ。

そしてもう「発達障害者のコロナバブル」は終わりました。
ステイホームしていないのは、駅のレストラン街がどこも長蛇の列なので明らか。
リモートワークの人たちもどんどん通勤に戻り、ラッシュも戻ってきた(らしい)。
さすがの社畜もマスクを外し始めたこの暑さ。
上場企業の人が、明確に「5月7日までと言われている」とおっしゃっていたので、そういう取り決めもある会社も多いんだろうなと思います。

そしてこれまで(心理的な)コロナバブルをエンジョイしていた発達障害者たちのポストコロナカオスが始まるでしょう。
なぜなら日本政府は明確な検証をしないで終わらせようとしているから。
ステイホームは正しかったのか。
分科会のおじいさんたちは正しかったのか。
注射は効果があったのか。
県境をまたがないことに効果はあったのか。
医療業界に降り注いだ補助金に効果はあったのか。
黙食に効果はあったのか。
マスクに効果はあったのか。

何一つはっきりさせないで終わろうとしているから。
はっきりさせないのは、いつもの日本のやり方でもあるけど、実を言うと上記どれ一つ当たっていなかったですよね。
医療側の意見を聞き入れて何一つ当たっていなかったジャパン、だと認めるわけにいかないので、はっきりとは言わずに終わらせようとして、政治家は一般人よりマスクを外している。そういうかたちのメッセージは受け取れないのが発達障害者です。

もともと先着一名様で、切り替えが効かなくて、しかもはっきり教えてもらえないとわからない発達障害者は混乱するでしょうね。
おそらく最後の最後までコロナごっこを続けると思います。
世界の中で日本が取り残されているように、日本の中で一番取り残されるのが発達障害の、しかも他責的思考の、しかもこの三年間の心的バブルでさんざん他責をやった人たちじゃないかな、と思います。

そしてガイドラインの奴隷たる医療ギョーカイにはASD味のヒト多いでしょうから、しばらく医療はコロナごっこを続けるでしょうね。

三年間を通して、発達障害はやはり治った方がいいと思うようになりました。
なぜなら洗脳に弱すぎるから。
そして洗脳に弱すぎると自ら口と鼻を塞いだり、異物を進んで打っちゃうほど自分を毀損することがわかったし。

あと、支配者側はコントロールするために恐怖を煽りたてるというのもわかったので、今後はむしろ、通説より楽観的に考える方が未来予測は当たるかもしれません。
不安の強い人には無理な芸当だろうけど。

まあともかく

治るが勝ち
治らないとやばい

時代がやってきましたね。


ジャニオタ責任論に思うこと

2023-04-19 05:20:51 | 日記
ここに来て一部の識者が、ジャニオタに責任があるかのような言動を始めたのでそれが当たっているかどうか考えようと例のBBCの番組を見ました。アマプラで期間限定で無料公開ということでしたが、巧みにBBCのサブスクに誘導する感じでめんどくさいのでそっちは使わず、普通に検索したら字幕なしの動画があるのがわかりました。英語は字幕なしだけど、日本語はついています。つまり海外の人向けのアップロードだったようです。

そもそも男性アイドル界隈に興味も知識もない私としてわかっているのは
・ジャニーズっていうほぼ独占的に男性アイドルを輩出してきたコングロマリットがあり
・そこの入り口はジャニーさんに気に入られる美少年であるということであり
・合宿を名目にとめられた場所でジャニー氏による性加害が常習化
・それは割と知られている事実なんだけど文春以外のメディアは黙殺
・今でもジャニーズのタレントなしにエンタメ業界は成り立たない

ということですかね。
なんとなく今までは、双方合意で性交渉が行われたような気がしていましたが、よく考えたら15歳にも満たないような少年たちに対する行動だったんですね。それはやはりよくないんじゃないの? まだ判断力がないし、何しろ権力が非対称的すぎます。

で、そういうことを記者会見しちゃった元少年に対し、ジャニオタの皆さんがセカンドレイプみたいな発言をしていたということなので、それはジャニオタいかん、と思いました。アリーナ地元民としてはもともとジャニオタにいい印象をもっていないこともあいまって(街中の女子トイレ占拠しすぎ)。

でもこの性加害についてジャニオタに責任があるかどうかは別問題です。

で、番組見て「ジャニオタには責任はないだろう」というか、「ジャニオタにも責任がある、ポリコレ棒がついに女性に向いた、と言っている識者はちょっと違うだろう」と「私は」思いました。
なんでかっていうと、年端もいかない少年に対する加害行為はたしかにあったけど、少年たちにも下心があって(親も含め)やってしまったことだし、ジャニオタの皆さんはその結果として提供されるコンテンツを気に入って課金して買っているだけだからです。

昔からまことしやかにささやかれていた説によると、ジャニーさんは少年愛の人だから審美眼があって、それでどっかの芋っぽい少年でも将来性を見抜きスカウトして育てあげるのだということでした。

私に言わせればそれは「見る目がある」というより、「ジャニーさんのお眼鏡にかなう人とジャニオタは趣味が一致している」という風にしか見えず、まあその人数の多さが「見る目がある」ということなのかもしれませんけど、全く別の世界の出来事なので関係ない、っていう感じでした。

スマップとか嵐とかはまだ「コンテンツとして優れているなあ」と思いましたが、柏木学生の年代になると、もうどっちかというと「気持ち悪い一群だ」と感じる昭和のおばさんです。

それでもうちの親戚筋でも「母娘で見に行っている」とかいう人もいますけどね。

地元で見ていると、精いっぱいおしゃれしてマスクで台無しにしてまでやってくるジャニオタが奴隷に見えましたが(おまけに結局失敗に終わったCOCOAも入り口でぱちんぱちんしていたし中では金魚鉢までかぶらされていたらしい)

ジャニーズのHP見ていたら「アーティストを守るために」みたいに推し心を人質に取られており、そもそものジャニーさんと少年たちとの性愛←→下心関係からの非対称性がファンに対しても繰り返されており、愛着障害のループなんだな、と思いました。「〇〇してほしければこの条件のめ」を最初にジャニーさんが少年たちに言って、事務所がファンに言っているわけ。それがジャニオタが押しかけてくる地元住民からみると気持ち悪い一群になるわけ。

それでもきれいな()男の子たちが歌ったり踊ったりするのをみるのが好きな人たちにとって、実質他に選択肢のない時代が続いたようなので(これもまたパワハラをかけて他業者を潰したとBBCは伝えていますが)、実はオプションがなくファンをしていた人も中にはいると思います。

で、今回のテーマ「ジャニオタに責任はあるのか?」ですが

結論としては「ファンはこの加害行為に関係ないわ」と思いました。

いやもちろん、海外メディアの前で記者会見した元少年を罵倒するようなセカンドレイプをしているたちの悪いファンたちはその行為に対しての責任があるかもしれないけど

たとえ入り口が性犯罪であれ、気に入ったコンテンツに課金することはなんら問題ないでしょう。たとえば非常に興味深い本が出たときその著者が犯罪犯していても買う人は買う。自分にとってほしい情報かどうかだから。

だからジャニーズに課金するファンに罪はない。ただ「ジャニーさんと趣味が同じだった」というだけです。

それよりファンを責める言動に私はちょこっと女性蔑視を感じたな。

そもそも悪いのは誰よ?

ジャニー氏。

そもそも受け入れたのは誰よ?

(元)少年たち。

その少年たちの中には、事務所を辞めて今回告発側に回った人もいるけど、芸能界で大出世した人たちもいるわけで

その人たちが何も語らないのに、何も語らせようと誰もしないのに、なのにコンテンツが気に入ってお金出しただけのファンを責めるなんて筋違い、と思いました。

それって芸能界で出世した大物を責められないから小者をいじめているだけで

まあ分かりやすく言うと『発達障害は治りますか?』が出たときに気に食わない連中が神田橋先生を責められず全ての非難を私という小者にぶつけてきた現象のすごいでかいやつだと思います(我田引水)。

ファンに罪があるとすればただ悪趣味なだけ(あくまで個人の意見です)。
でも悪趣味は別に罰則の対象ではありません。
他人から見て悪趣味でも自分でいいと思ったら楽しめばいい。それが自由な社会。楽しむ自由もあれば悪趣味と呼ぶ自由もある。
そしてジャニーズの場合には仲間がたくさんいるでしょ。

それにしてもアリーナ地元で見ていて思うのは、コンテンツ提供されすぎじゃないかっていうこと。
女の子たちが押し寄せてくるジャニーズ。そして女性アイドルの時には男の子たちが。
お互い見る目が肥えてしまって、美男美女しか見えなくなり、みんなが発達障害の人のように「視覚優位」で「首から下で判断しない」感じになっているんじゃないかと思います。
美男美女に課金するのではなく、同年代の相手とサイゼリヤでデートする若者が増える方が国としては健全じゃないかな~なんて思いますけどね。

コロナ禍での音楽方面のコロナ脳っぷりと最後まで脱コロナできない様子を見ていると
音楽方面の人は繊細なんだろうし
私という人間は、繊細な人が嫌い、というより
繊細で食っている人が嫌いなんだろうな、と思います。

だから私は音楽関係の人には魅力を感じない。
だからどうでもよかったジャニーズ。

だいたい美意識オリエンテッドな人は私、普段から信用しないしね。

結論から言うと

ジャニオタに罪はない(セカンドレイプ組は除き)。
でも悪趣味(だと私は思う)。
というか「ジャニーさんと趣味が同じな人たち」という認識。
そしてコンテンツ買っているだけの人を責める人のポリコレ棒もすごいなあ(褒めてません)。
そのポリコレ棒を、ぜひ芸能界で成功している人たちに向けてもらいたいもんですわ。そしたら「どうする家康」も打ちきりですね。

それが困るから叩きやすい人を叩く、みたいな風潮には同調したくないなと思いました。

連載 解毒について その3・完

2023-04-07 08:50:24 | 日記
みんなが「きれいで便利」を求めて化学物質まみれになったジャパン、ですが、それを思い知らされたのは去年自宅マンションで行われた大規模改修ですね。

毎日ロビーに予定が貼りだされます。
そして何日後くらいには「どことどこで騒音が発生し、どことどこで強いにおいが発生するか」予測表が出ます。工事する会社が掲示してくれるのですね。
私は音には強いんですが、臭気には弱く、臭いと予告された日は出かけることにしていました。

あと、日本人ってすぐヒエラルキーを作るので、謎のルールがありました。それは「エレベーターが来ても住民が乗っていたら工事の人は乗っちゃいけない」というやつです。
工事の人は六回くらいエレベーターを見送らなきゃいけないこともあったそうです。実に無駄。
私は自分しかいないときは「どうぞどうぞ」と乗ってもらっていました。

その人たちが臭気を放つ化学物質を持っていることがありました。
同乗を進めたことをちょっと後悔しましたが、まあ数十秒なので、大人の対応で我慢しました。
こういう臭気を放つ物質で家はできていて、そこに私たちは住んでいるのだから、体質によっては化学物質過敏症とかになる人がいるのは当たり前だと思いました。
一方で毎日毎日毎日これを扱っている現場の人もいるのです。
人間の耐性にはバラエティがあります。

ある日、我が家に「臭い予報」が出ていて、私は外出しました。
道を歩いていると「こんにちは」と言われました。
去年のことですから向こうはマスク。あっちは私が誰かわかっても、こっちはどこの誰かわからないというよくあるパターン。
でも「くさいねえ~あんまりいいものつかってないね~きっと」という言葉が中国語なまりだったので、同じマンションに住む中国人女性だとわかった次第です。

私たちにとって中国は、大気汚染とか、毒野菜とか、日本より汚染されているイメージです。
でもその中国の人にさえ「あんまりいいものつかってないね~きっと」と言われる。
そういう物でできた中で私は暮らしているんだな~と思いました。
そして中国で禁止されている農薬さえ使用可能なジャパンなんですね。

あれからほぼ一年。大規模改修は終わり、快適な暮らしが戻ってきました。
もしかしたら有害物質でできているかもしれないマンション生活は、でも実に快適です。
富士山も桜もみなとみらいも見える。
室温が一定に保たれ真冬でも寒くない。
路線も増えますます便利になった街に住むのに集合住宅は便利です。
一戸建ての人が寒くてあんかとか電気毛布とか湯たんぽとかを使っているのをみると、マンション暮らしが健康にいい面もあるのではないかと思います。とにかく冬の朝でも寒くないし、分厚いお布団かけなくても寝られるし、室内の温暖差もなく、脳卒中のリスクとかは少なそう。
ただ木造の家に住んでいる人より余分に何かを吸っているかもしれません。

けれども、大規模改修から一年、私はワクチンを打った一部の人のようにガンにはなっていません。ターボ癌ならもう今ここにいないでしょう。帯状疱疹も血栓もなし。
便利な生活を選んでこういう住まいに住んでいる。でも接着剤でプリーツ作った変なにおいのする紙切れで口と鼻を塞ぐことはしない。治験中の注射などしない。何より私は常備薬を何ものんでいない。
化学調味料は家では使わない。でも別に過敏性ではないので外食に入っていてもそれくらいはかまわず楽しんで食べる。人工甘味料は使わない。まずいから。保存料でたっぷりのお菓子は食べない。まずいから。ファストフードもほとんど食べない。まずいから。私のように本能に忠実に生きていて人目を気にしてマスクするより「別に変な人と思われても呼吸が十全な方がいい」という決断をしていると、わりとまずいと感じるものを避けるだけでかなり汚染を避けられるくらい身体が判断するようになるのです。
という意味で私は食品汚染には気を付けていないけれども結構うまいこと避けているとも言えます。

どっちみち汚染物質まみれになっているジャパンだからこそ、どこでは甘んじて化学物質を受け入れ、どこで余力を生み出すか、それを一人一人が体質と嗜好(どういうライフスタイルを望むかなど)に応じて選べばいいだけないのではないでしょうか。
生殖年齢の場合には気を付ける度合が高くなるのも当たり前でしょうけど。この辺大久保さんの予防の動画を見てください。

とりあえず内臓に余裕を作る。これには黄色本こと『自閉っ子の心身をラクにしよう!』や『療育整体』が役立ちそうです。
現在配信中の療育整体自律神経編も、解毒の要である肝臓への手当が参考になりますね。
そして何がなんでも排するというより(現代日本でそれは無理です)どっちの方面に自分の解毒能力を使うかをなんとなく決める。
別に無農薬野菜とかにこだわる必要もないと思います(そちらにこだわりがある人ならこだわればいいと思いますが)。
大久保さん@てらっこ塾が動画でおっしゃていたように、お子さんには無農薬野菜を買って親はコンビニ弁当とか、〇〇療法に囚われる人はわりとそういうおかしなことをやってしまいがちですが
それぞれの解毒能力に応じて、生活全体の中で、取捨選択すればいいと思います。

それには「入れない」「出す」」というのが重要です。
私の場合、「入れない」となると今回の注射のオプションはなかった。というか、その注射で防げる疾病の危険度により、天然痘と新コロは当然意味合いが違ってくるでしょう。新コロ程度の病気のために異物を入れる必要はないんじゃないの、という結論。
結果的にこうなって、自分も他人も救われました。
そしてどう見ても化学物質でできている何かで呼吸の入り口をふさぐのと、見知らぬ道行く人に「変な人」と思われるリスクを天秤にかけて、呼吸器の健康を選ぶような選択をしているとやがて、合わないものは身体が知らせてくれるようになります。
人の目を気にして身体を犠牲にするのではなく、身体を優先させたので、身体が知らせてくれる能力を発揮しだすんでしょうね。
そこで自分の身体感覚より他人の目を基準にすることを繰り返していると、判断ができなくて、マニュアルがなきゃ不安で仕方がなくて子どもには無農薬野菜、でもスナック菓子は与え放題、なんでうちの子は治らないの、こんなにやってるのに、治らない治らない、みたいなおかしなことになるんじゃないかなと思います。

ジェルネイルもしたい人はすればいいけど、私は爪にも呼吸させる主義。永久脱毛もしたい人はすればいいけど、ムダ毛だって何かを排泄するのには役立っているかもしれません。「入れない」「出す」という点から私は双方を選びません。これも個人の自由。

療育整体的アセスメントによると、まだまだ余力がありそうな私の肝臓。
飲酒はしていても、常備薬一切ないですからね。睡眠という生物として当たり前の活動にさえ薬を要している人より肝臓の能力に余裕があってもおかしくありません。

精神科医東徹先生の『精神科病院で人生を終えるということ』を読み終わりました。
大変感銘深い本だったのですが、個人的にびっくりしたのは「精神科の薬は嚥下反射を抑える」とさらりと書いてあったことでした。
昔からの読者の方はご存じかもしれませんが、花風社的に一時、ニキさんが嚥下を上手にできないことが話題になっていたことがあります。
彼女の場合には
嚥下が上手にできない→しょっちゅう誤嚥→しょっちゅう発熱
ということが例えば会社員とかをやることを阻んでいました(当時)。ブルーさんがおっしゃるように勤怠の安定が企業勤務には大事だからです。しょっちゅう発熱する人に企業勤務は無理。
私たちは「発達障害の人は、歩行とか、そういう普通にできる運動が意識的にやらないといけないところがあるので、嚥下もそうなのだろうか」と思っていました。

ところがこの本によると
精神病薬は嚥下反射を抑える→誤嚥性肺炎のリスク高い→高齢になると胃瘻造設
というのがわりと決まったコースのようなのです。
だったら彼女の問題も、自閉症由来というより薬由来だったのかもしれません。

でもどっちみち彼女は薬をのむことを選んだのです。薬なんてなるべくのまない方がいいよね、という私が素朴に持っていた前提はきっぱりとはねつけられました。薬を大事にする西洋医学の信奉者だったし、最後に会ったのは2015年くらいだと思いますが、きっとこのコロナ禍でもきっちり注射打ったでしょうしきっちりマスクする姿が目に浮かぶようです。

「マスク外すかどうかは他の人を見て決める」という人が多いジャパンで、「他の人がどう思うかを見て自分の身体の取り扱いを決定する」という「意思決定のアルゴリズム」(@yasuさん)の存在を初めて知った私ですが、そういえば神田橋先生の本を作るときニキさんを誘ったら「神田橋先生と本を作ったりしたら仲間に変に思われる」と断られたのだった。

その仲間っていうのは誰? と問うと、仲良しの多くが「トンデモ叩きクラスター」らしく、偽医学とか水伝とか、そういうのを叩く仲間がいるというのをそのとき初めて知りました。私の第一の感想としては「他人が誰と本を作ると叩くとか、暇な一味もいるもんだな」です。
まあその後、その暇な一味が花風社を叩く方に回ったわけですが。

当時はそうなるとは知らなかったけど、まあ彼女はその人たちとの付き合いをとっても大事にしているということだったので、しつこくは迫らず、皆さんが読んだあの本がニキさん抜きで出来上がったわけです。

でも今「みんなが外したらマスクを外すのに」という人、そして「みんながヘルメットかぶるかどうかで判断」という人の多さをみると、西洋医学を信奉し、「仲間にどう思われるか」を判断基準にしていたニキさんの方がずっと私より日本ではマジョリティだったんじゃないかな~なんて思わないでもありません。

まあともかく私はこれからも、生活の中が化学物質に満たされた社会でそれなりに便利な暮らしを続けているからこそ
常備薬はなるべく不要な状態に自分を保とうと思います。
便利な家に住みお酒のみたいから、薬はなるべくのまないわ、みたいな感じ。

私は20%の〇発組で、3月12日まで1%だった完全ノーマスク組で、そして努力義務化される前から自転車に乗るときはヘルメットかぶっています。
すべて個人の判断です。

マスクしてヘルメットかぶっていないママチャリ勢もたくさんいますが、それぞれ個人の判断です。なんのリスクを高く見積もるかです。自分で決定し、なんかあったら自分で責任をとる。

解毒についてもそうでしょう。
入れない。出す。
基本はこれにしても
この化学物質まみれのジャパンの中で、どこを妥協するかを一人一人が決定していけばいいだけです。
これほど「個人の判断」が問われる時代はないかもしれませんね。