治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

応用力養成講座 ポスト配信の代わりに

2022-01-27 11:14:15 | 日記
さて、応用力養成講座がおわりました(配信は続いていますが)。

その後も続々と、応用力に関する情報が出てきてしまい、思わずポスト配信をしようと思ったのですが、いい加減皆さん動画いっぱい持っているので、このブログにカンタンにメモ書きしておきます。

見ていない方には若干見えない話になるかもしれません。

まず、当日直後から。

「目標をおおざっぱ」のところですね。

それに対し「いつも(学校に対して)目標はおおざっぱなのだけど・・・」みたいなご発言がツイッターでありました。せっかくおおざっぱな目標を出していても、学校が細かくしてしまう。

それに対し「なんで学校はあんなに細かいのか」みたいな話がありましたが

それを見てすぐ私はわかりました。
学校は一時期の切り取り的なかかわりしかしない&自分たちの成果をみせたい
のダブルコンボで、その子の人生に丸ごとかかわらざるを得ないご家族とは視点が違ってあたりまえだなあ、と。

学校の論理もわからないではないので、ご家族としてはそこに引きずられないことが大事なのかもしれません。

あと試行錯誤のところですが

今日ブルーさんがアンチ考察の過去ログを掘り出してくださり、再読してみて気づきました。







=====ブルーさん引用。花風社書籍ついて。

答えを出すのは各人の試行錯誤に任せることにより、完全個別化を達成しています。

発達障害への取り組みにおいて、最重要の原理の一つが「完全個別化」です。そして書籍で完全個別化を達成するにはこの「花風社方式」しかありません。

だから花風社の本は、治ったり、発達したりと、読者に明るいエピソードが発生するのです。


=====

おおお、たしかに、と思いました。
花風社は読者の応用力をあてにすることで、完全個別化を達成してしまったかもしれませんね、たしかに。

そしてブルーさんのこちらのコメントも見ものです。



コロナ禍において、なぜある種の人たちは情報の書き換えが進まないのだろう、という智ママさんの疑問に答えたものですが

=====ブルーさん引用

ここで言う知的水準は、出身校の偏差値では多分ありません。何か事が起きたときに、情報を集めたり、自分の頭で考えてみたりと、思考という分野において「試行錯誤」するか否かだと思います。

で、これは凄くエネルギーも喰うし、人と違った結論が出るのも当たり前ですから、やる人が少ないのだと思います。

=====

講座の中で私は、「試行錯誤はみじめなものではない」ことを言いました。誰もが(成功者なら)やっているものだと。
ただそれをすごくみじめに思う人がいるし、そういう人は試行錯誤しないし、試行錯誤する他人を見てあざ笑うことがある。
でもそんなのは試行錯誤に耐えうるだけの体力がない人なのだからほっておけ、と。

体力って言ってしまったけど、体力とは言い切れないかもしれませんね。
体力があったほうが有利だけど、体力がないと言われるタイプでも試行錯誤には耐えられる人もいますし。

ともかくこのコロナ禍においても発達においても

自分で情報を集めてアップデートしていく人と、とにかく最初に入った情報から離れられない人がいることはたしかなようですね。

そんなことを思いました。

応用力養成講座にご興味のある方は2月23日までに配信していますから花風社にご連絡ください。