治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

様々な世界線 鹿児島から江ノ島まで その4・完

2021-10-05 12:49:25 | 日記
9月20日、鹿児島から帰る日。
暑すぎ。
私たちはチェックアウトの11時まで宿で温泉に入ってごろごろし、空港で食事をして帰ることにしました。
そしてねこ母さんにその旨連絡しました。
何かお土産を持ってきてくださるというのです。

空港につき、ランチを注文したところで隣の人が
「エビス中生一つ」と頼んでいるのをきき、夫の耳がぴくり、と動きました。
ここはお酒出るんだ。
「いる?」と言われたので「私はいらない」と答えました。これからねこ母さんと会うのです。
夫は中生を頼んで嬉しそうにしていました。

食べ終わったころねこ母さんから空港に着いたという連絡が。
私は夫をレストランに残してねこ母さんと会い、カフェでしばしおしゃべりしました。焼酎の一升瓶を持ってきてくださいました。

ふと気づくと夫からLINEが。
ラウンジに入ったということと、ラウンジでは焼酎が提供されているということ。よほど嬉しかったのでしょう。

「ここ(空港)は鹿児島市ではないのですかね?」と私はねこ母さんにききました。
そのとおり、霧島市だそうです。
つまり鹿児島にはマンボウが出ていて、その対象は鹿児島市だから、霧島は除外。お酒も出せるということ。
ただのマンボウを「県独自の~」みたいなフレーズで脅しをかけていたのは、まあカニカマなんとか宣言ですね。本物の緊急事態宣言がカニだとすると、鹿児島に出ていたやつはカニカマ。
きっとマンボウより「緊急事態」という4文字が脅しになると誰か上の人が画策してるんでしょう。くだらね。マンボウだったら首都圏民は蹴散らしてきましたよ。

ねこ母さんに別れを告げ、ラウンジへ。
焼酎を飲みました。そして四国っぽい景色を楽しみ、やがて黒い富士山が見えてきて、あっという間に羽田。
帰ってさつま揚げとかねこ母さんにいただいた焼酎とか、なんやかんや並べるとかっこがつくディナーです。

こうやって私のシルバーウィーク前半は過ぎました。
鹿児島で講演&饗宴に出て、自転車で走り、鹿児島の初心者マンボウを見学した旅でした。

そして2日ほど仕事をしてお彼岸。
またまた天気のいい日
江ノ島までサイクリング。

観光客で密密の江ノ島。

枠パスとか取りざたされて「接種者の県境跨ぎを緩和」とか言われると、fully unvaccinated で県境ばんばん跨いでいる者としては何言ってるか不思議でしかたなかったんですが、うっすらわかってきたこと。
それは医療従事者だけではなく、役人とか、上場企業とか、そういうレギュレーションに縛られがちな人はまさに店の中のマスクと同じように法律に裏付けられてはいないけど職場とかに行動規制されているみたいですね。でもそれでは仕事にならないし観光業界も潤わない、っていうことで、接種を理由、っていうか言い訳に動いていいことにしようとすることは、たしかに今縛られている人には意味があるみたいです。

でも私のように最初から縛られていない人には意味不明なわけですね。

そして何度も書いているように「県境越えるな」は、一向に協力しない医療を説き伏せて各自治体がなんとか確保した自分のところの病床をよその県民に回したくないというけち臭い根性から言っているだけなので、そんなものは無視してよいのです。

それでも江ノ島の密密の人たちを見て思ったのは、なんだかんだ人は近場で動いているんだなということ。
だから人口の多い首都圏の観光地は密密。長蛇の列。どこの店も入れません。
「生しらすあります」という幟をみて、そうだ焼酎のお礼にねこ母さんに生しらす送ろう、と思った私でした。



というわけで、これが私の見たコロナ禍のシルバーウィークです。
18日飛んで講演に出て、19日鹿児島自転車観光して、20日に帰ってきて、21日22日仕事して、23日江ノ島にサイクリング。
fully unvacctinated で中高年が動くとウイルス振りまいて発症して~みたいな設定は嘘だったし、人々が動くと感染爆発する設定も嘘でした。
嘘嘘嘘ばかり。ただのマンボウを県独自のカニカマ宣言にしてまで人々を脅す理由はなんなんでしょうね?
この一年半わかったことは、とにかく医療も行政も脅す。脅す。脅す。
それを真に受けていてはなんにもできないということです。
そして官はすぐさぼる。感染防止を言い訳にさぼる。なんとかビジターセンターとかもすぐ閉じる。
でもアリーナもスタジアムも居酒屋もやってます。だってやってかないと食べていけないから。
官がさぼれるのは税金に胡坐かいているからですよ。


結局誰かに言われたのか自分で怖いのか知らないけど、勝手に自粛している人たちには見えない世界線が確実にあるのですよね。
マスク依存の人はコロナ前からいたようだし、発達の人には多かったみたいだし、もうメンヘラだと思います。

きっと一生外さないんでしょう。他人が素顔だと怖い人ももうなんか病んでいると思う。でも素顔でいると道をきいてくる人も多いところをみると、自分は何らかの理由でつけてても素顔の他人は別に怖くない人も多いと思います。

先進国では画期的に感染が少なかったのに、世界で最後までコロナ禍を続けるジャパン。
見事なまでの敗戦国メンタルです。
先の大戦のときには爆弾が向こうから落ちてきたけど、今度は勝手に恐怖に駆られてあたりに行ってるしね。
ずっと被害が大きかった国を接種率で上回るとか、呆れかえりますわ。
自粛()とかマスクとかしてきた人たちは、そのおかげで助かっていると思っているんでしょうけど、そんなものしなくたって近寄っても来ませんよ新コロは。私が生きたエビデンスです。

本当にバカばっかり。
ビビりばっかり。

でもまあ、その中で楽しく生きていきます。
なんだかんだ楽しいシルバーウィーク。栗本さんの講座に学び、かわいらしいお子さんたちにほっこりし、仲間と楽しくお酒を飲み、美味しいものを食べ、地元(横浜)から準地元(湘南)を自転車で初めてつないだ有意義な一週間でした。

そしてこのあと数日置いてまた霞ケ浦を四十キロ走ったわけですが。

どうしても新コロは近寄ってきません。
新コロがないとは思わないし、ただの風邪ではないんでしょうけど
みんなで怖がるものではないと思っています。

自粛しない人たちを眉をひそめている人たちこそ
お金を使って遊んでいる人を非難する人たちこそ
誰かから生活の糧を奪っていると自覚してもらいたいですね。


様々な世界線 鹿児島から江ノ島まで その3

2021-10-04 09:33:02 | 日記
さて、講演&饗宴翌日(9月19日)もいいお天気でした。
まずは朝ごはん。感染予防対策のためビュッフェは中止になっていて、定食を選びます。
和食・洋食に比べここでは「鶏飯」というオプションがあります。さすが鹿児島。
ということで鶏飯定食を選びました。



なんだかんだ、ホテルは結構埋まっているようで、小さめの二人掛けの席に通されます。
二人の間には頑丈なアクリル板。「黙食」の札。
昨日「全国津々浦々から集まった」「四人以上の集まり」で「飛沫飛ばしあいながら」笑ったり語らったりしたことを思うと、同居家族がアクリル越しに黙食するとか、実にバカらしい話です。私たちはまさに、黒歴史の中を生きています。

ちまちまレジ袋有料にしたりしても、アクリル板もあれ、石油でできていますよね。
それとぴっちり装着されることが推奨されている不織布マスクもあれ、石油でできていそうです。
やってることがちぐはぐすぎるジャパンです。

さて、私たちは朝食後街中へ。
シェアサイクルを借ります。
レンタルサイクルあるあるで、いまいちメンテはよくないですが、まあ遠乗りするわけではないし。
ということで、今までも見慣れた市内の観光地を自転車で回ります。お天気もよくてとても気持ちいい。


シルバーウィークだから、街には観光客がたくさん。
マスクさえしていれば何してもいいと思っている人が多いジャパンですが、中国人の集団も戻ってきていますね。きちんと郷に入っては郷に従ってマスクをし、目的はお買い物らしく、おしゃれなショッピングセンターの地図を見せて道をきいてきました。
あの~私たちも観光客ですが。しかも素顔ですが。
これは地元でもよく経験することですが、素顔だと頻繁に道をきかれるのですよね。
自転車止めてまで、多数のマスク民ではなく素顔民に道をきくひとたち。
これが人間の本能を表しているのではないですかね。
人は人の顔が見えていると安心なのです。

西村飛沫担当大臣が喜びそうなほど、ぴったり不織布マスクを着用した中年のご夫婦にも道をきかれます。
マスクの下から発せられるアクセントは、確実に九州由来。
こっちは関東人ですが、そこそこ鹿児島市内に詳しくなってしまっています。よく来るので。

ともかくたくさんの観光客
を瀕死の天文館は指くわえてみているしかなかった。
店を開けていたら、観光客も薩摩料理に舌鼓を打てたし、店も売り上げられたでしょう。
こうやって店が苦しんでいる間にも、尾身爺の病院は331億円しれっとせしめていた。
みんなを煽るだけ煽って検査売って儲けてるやつらもいる。なんと子ども達にまで検査を売りつけているらしい。
儲かるやつがいつまでもやめたくないコロナ禍。それにあほみたいに従う必要がどこにあるでしょうか。


見慣れた観光地も自転車だとまた楽しかったです。

午後の暑い時間帯はホテルに戻り温泉&お昼寝。
夕方になりまた走りました。
そしてお酒出す店を探すのはめんどうなので、ルームサービスを取りました。
お寿司とかさつま揚げとか地鶏とかとスパークリングワイン。
部屋でテレビを見ていたら「鹿児島県の本日の感染者は~15名」とかニュースが流れてきて脱力しました。
その15名で逼迫しちゃうほど医療がぼろいジャパンだから、今日鹿児島を訪れているたくさんの観光客が夕食場所に苦労し、天文館の店ズは書き入れ時を見過ごしたのでしょうか。
もういい加減にしてほしいですね、医療のヘタレっぷりには。

「県独自のなんとかかんとか」とテレビは繰り返します。
首都圏と違って、なんとか宣言は出てないけど、何かが出ているらしい。
だから酒類提供は自粛したり、桜島のビジターセンターが閉まっていたりするらしい。

地元ではセンターなんか閉まっていないし、スタジアムもアリーナも人数制限してなんかやってます。
イベントのたびにマスク民がぞろぞろやってきます。中はマスク着用なんだろうけど、外でくらい外せばいいのにイベント民が一番りちぎです。
お酒出していない店も多いけど、出している店は客引きやってます。
でも県独自のなんとかかんとかが出ている鹿児島では色々自粛が激しい。
首都圏はもう慣れちゃって通常に戻っているけど(マスクしてるだけ)、鹿児島はおぼこいのかな
なんて思いました。

お店で食べられなかったのは残念だったけど、そこそこ美味しいものを食べ
温泉に入って私たちは眠りにつきました。
明日は帰ります。


続く