先週末、北の大地に旅行してきました。
別に講演とか絡んだ旅行ではないので、ご報告することもないのですが、やはり読む読まないは読者が決めること。一応記録しておこうと思いました。
需要喚起のために国策としてGoToをやっていますが、学齢期のお子さんを持つご家庭などは動けないことも多い。自由な立場の人間が動いてみると全国で人々がどんな営みをしているか、私の見たものだけでもお伝えしておこうと思ったのです。
今回北海道に行こうと思ったのは、JR東日本が安い切符を出していたことがきっかけでした。
新幹線も各社、苦戦しています。
私は緊急事態宣言下で小田原まで新幹線に乗り、いつも殿様商売しているJR東海の駅員さんたちに90度のお辞儀をされ「ご乗車ありがとうございます!」と言われてびっくりしたものです。
それでも東海道新幹線はかなりお客が戻ってきたようですが、東北新幹線とか普段から満員、とかあまり見たことがありません。
そのJR東日本が半額切符を出しているというので、この際だから北海道まで新幹線で行ってみようということになりました。
新函館北斗で下車して大沼公園で遊ぶ、という計画にしました。
東京駅で朝ご飯用お弁当を仕入れ、東北を進みます。
雨でした。時折かなり激しく降る地域も。
東京駅ではそこそ人のいた車内も、盛岡ですっかり空きました。
夫もPC抱えて電源求めて他の席に移り、夫婦でもソーシャルディスタンスになりました。
私は奄美大島旅行と高松講演旅行で台風を三つ飛ばしてしまったので、運を使い果たしたかな、と思いながら霧にけぶる東北の山々を見つめ、そしてついに青函トンネルを初めて鉄道で越えました。
新函館北斗につきました。雨は上がっています。空気のおいしさにびっくりします。
ああ、これだ、私が旅好きなのは、と思い出しました。
私は基本、都会にしか住めない人だと思うのですが、新鮮な空気は好きなのです。
子どもの頃都内の社宅、新宿に近い場所に住んでいたのですが、週末になると母は横浜の実家に連れ帰って土で遊ばせたそうです。そうするととたんに顔色がよくなるから。そういう細かい観察をしてくれていたようですね。
どうもいい空気が必要な人のようです。まあ人間みんなそうですよね。
ちょうどタイミングが合い、路線バスで大沼に向かいます。お客はうち二人。
ホテルに着きましたが、チェックインまで二時間あったので荷物だけ預けるつもりが部屋が空いていたようでするする入れてしまいました。というわけで入館時の検温とマスクはお互い忘れていたことに後で気づきました。
ホテルにはバスツアーの人たちがたくさんいました。どうやらここがランチ休憩所だったようです。
車を運転しない都会の人たち(様子のいいご夫婦連れが多かった)がバスで観光地を回っているようです。
すでにこういう乗り合い観光みたいなのが復活しているんだなあ、とそこはちょっとびっくりしました。
そしてなぜ観光バスが回っていたかというと
実は紅葉がすごくきれいな季節でした。
どうやら図らずもベストタイミングで来たようです。
私は森で遊ぼうと思ってきたのですが、そのとき想像した森は、緑でした。
ところが木々は色づいています。
また降り出した雨の中の紅葉を見つめながら、蝦夷鹿カレーを食べて、牛乳のおいしさにびっくりして、そのつもりでなくてもいつもベストタイミングに巡り会うのが私っぽいなあと思いました。
思えば発達障害との出会いもそうだったのです。
温泉に入ります。「スマホ持ち込みお断り」とか書いてあったので「そんなの当たり前だろ」と思っていたのですが入ってみてわかりました。
露天風呂は見事な紅葉に面していたのです。
これは撮りたくなる人がいても不思議ではありません。
お風呂から上がって念願の森の散歩をします。
青い空が見えます。
きれいな青。
でも南国ともまた違う青。
五感で北の大地を楽しみました。
続く
別に講演とか絡んだ旅行ではないので、ご報告することもないのですが、やはり読む読まないは読者が決めること。一応記録しておこうと思いました。
需要喚起のために国策としてGoToをやっていますが、学齢期のお子さんを持つご家庭などは動けないことも多い。自由な立場の人間が動いてみると全国で人々がどんな営みをしているか、私の見たものだけでもお伝えしておこうと思ったのです。
今回北海道に行こうと思ったのは、JR東日本が安い切符を出していたことがきっかけでした。
新幹線も各社、苦戦しています。
私は緊急事態宣言下で小田原まで新幹線に乗り、いつも殿様商売しているJR東海の駅員さんたちに90度のお辞儀をされ「ご乗車ありがとうございます!」と言われてびっくりしたものです。
それでも東海道新幹線はかなりお客が戻ってきたようですが、東北新幹線とか普段から満員、とかあまり見たことがありません。
そのJR東日本が半額切符を出しているというので、この際だから北海道まで新幹線で行ってみようということになりました。
新函館北斗で下車して大沼公園で遊ぶ、という計画にしました。
東京駅で朝ご飯用お弁当を仕入れ、東北を進みます。
雨でした。時折かなり激しく降る地域も。
東京駅ではそこそ人のいた車内も、盛岡ですっかり空きました。
夫もPC抱えて電源求めて他の席に移り、夫婦でもソーシャルディスタンスになりました。
私は奄美大島旅行と高松講演旅行で台風を三つ飛ばしてしまったので、運を使い果たしたかな、と思いながら霧にけぶる東北の山々を見つめ、そしてついに青函トンネルを初めて鉄道で越えました。
新函館北斗につきました。雨は上がっています。空気のおいしさにびっくりします。
ああ、これだ、私が旅好きなのは、と思い出しました。
私は基本、都会にしか住めない人だと思うのですが、新鮮な空気は好きなのです。
子どもの頃都内の社宅、新宿に近い場所に住んでいたのですが、週末になると母は横浜の実家に連れ帰って土で遊ばせたそうです。そうするととたんに顔色がよくなるから。そういう細かい観察をしてくれていたようですね。
どうもいい空気が必要な人のようです。まあ人間みんなそうですよね。
ちょうどタイミングが合い、路線バスで大沼に向かいます。お客はうち二人。
ホテルに着きましたが、チェックインまで二時間あったので荷物だけ預けるつもりが部屋が空いていたようでするする入れてしまいました。というわけで入館時の検温とマスクはお互い忘れていたことに後で気づきました。
ホテルにはバスツアーの人たちがたくさんいました。どうやらここがランチ休憩所だったようです。
車を運転しない都会の人たち(様子のいいご夫婦連れが多かった)がバスで観光地を回っているようです。
すでにこういう乗り合い観光みたいなのが復活しているんだなあ、とそこはちょっとびっくりしました。
そしてなぜ観光バスが回っていたかというと
実は紅葉がすごくきれいな季節でした。
どうやら図らずもベストタイミングで来たようです。
私は森で遊ぼうと思ってきたのですが、そのとき想像した森は、緑でした。
ところが木々は色づいています。
また降り出した雨の中の紅葉を見つめながら、蝦夷鹿カレーを食べて、牛乳のおいしさにびっくりして、そのつもりでなくてもいつもベストタイミングに巡り会うのが私っぽいなあと思いました。
思えば発達障害との出会いもそうだったのです。
温泉に入ります。「スマホ持ち込みお断り」とか書いてあったので「そんなの当たり前だろ」と思っていたのですが入ってみてわかりました。
露天風呂は見事な紅葉に面していたのです。
これは撮りたくなる人がいても不思議ではありません。
お風呂から上がって念願の森の散歩をします。
青い空が見えます。
きれいな青。
でも南国ともまた違う青。
五感で北の大地を楽しみました。
続く