治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

発達援助イベント 「生きやすさを獲得する時代へ」のお知らせ

2015-09-26 12:04:09 | 日記
お世話になっております。花風社です。
花風社では10月11日(日)、栗本啓司さん(『自閉っ子の心身をラクにしよう!』『芋づる式に治そう!』著者)、南雲明彦さん(『治ってますか? 発達障害』著者)を迎えて下記のイベントを行います。
有意義で楽しいイベントになると思いますので、皆様お誘いあわせの上ご参加ください。
またお越しいただいた方には全員に最新のニュースレター
「なぜ身体アプローチに効果があるかわかってきたこと」(浅見淳子筆)をお持ち帰りいただきます。


イベント詳細

日時
10月11日(日)
12:00 開場
12:30 開演

場所
横浜ラポール1F ラポールシアター

プログラム(予定)

「人としての土台づくりを考える」栗本啓司、南雲明彦、浅見淳子トークセッション
(60分)
12:35~13:35


「秋のラクチン運動会と秋から冬のコンディショニング」栗本啓司(75分)
13:50~15:05


「発達障害と真っ向勝負~生きやすさを獲得する時代へ」南雲明彦(75分)
15:15~16:30


参加費:
大人 3000円
18歳以下 1500円

申込み方法
花風社あて(mail@kafusha.com)にメールで
1 氏名
2 参加人数(大人何名、18歳以下何名)
3 入場券のお送り先もしくはeチケットお送り先(ご希望の方をお書きください)

をお知らせください。
追ってこちらより振込先等をお知らせいたしますのでkafusha.comからのメールが受け取れる設定にしておいてください。

入金確認後、こちらから入場券(南雲語録のハガキです!)もしくはeチケットをお送りいたします。

入金後の返金は原則としていたしませんが、9月30日までにキャンセルのご連絡をいただいた場合には今後の花風社の講座にお振込み金額全額のお振替えができます。

大きな会場ですので、皆様お誘いあわせの上お出かけください。
発達障害の世界は「生きづらさを訴える時代」から「生きやすさを獲得する時代」へと変わっていきます。
どうぞそれを目撃しにきてください!

皆様とお目にかかれますことを楽しみにしております。


浅見淳子

*しばらくこの記事はトップに貼っておきます。日々の更新はこの下をご覧ください。


化外の民のマーケティング

2015-09-26 12:03:25 | 日記
私は久しく「発達障害ギョーカイの化外の民」と名乗っていますが
ちゃんとこの言葉調べてない人もいるかもしれない。
中国の、というかあの大陸の歴史もうっすら学べるから、調べるといいと思いますよ。

私はギョーカイに愛想つかすあまり、発達障害をやめようと思ったとき
なんだかんだ治す人治る人との出会いがあり、とどまることになり
そのときに「化外の民」として生きようと決心したのです。

ということはどういうことかというと

メジャーじゃない周辺でいよう、ということですね。
多数派じゃない少数派でいよう、ということですね。
なるべく影響力を持たない存在でいよう、ということですね。

だからこそ好きなこと言えるでしょ。

でも会社それじゃやってけないんじゃない?

という考え方もあるけど

「それならそれでいいんじゃないの。そうしたら発達障害すっぱりやめられてせいせいする」と思ったのですね。

あと昔から、年長者の心ある忠告をうざいと思いつつ反発して自分で道を選んでそれが結果的に道を切り開いてきた人なので(私)

誰とでも仲良くしないでも生きていけることは学んできてしまったのですね。
たぶん、友だち原理主義の人は知らない真実だと思う、これ。

そして10月11日のイベントの券を発行していて思うのですが

同じくらいの人数を、自治体等からの助成金とかで、もっと安い参加費で集める親の会っていうのはきっとあると思うのね。でもまあ、今どこの親の会も昔ほど人集まらないという状況らしいですが。

でも助成金の一切入っていないイベントで、そこそこ参加費とって、しかも地域に密着した親の会と違って、全国からこれだけ集まってくださるって学会でもない限りなかなかレアなんじゃないかと思いました。

北は北海道、南は鹿児島。
参加者各位のすべてが花風社の方針に賛同しているわけではなく
「得られる知見があるから行ってみよう」の方ももちろんいらっしゃると思いますが

「うちの周りには修行系がいない」と思われても
全国にはかなりの数がいらっしゃるのだと思います、修行系。

それを知っているから私はおそらく
地域支援して絶望した親御さんをおおよしよししている人が度肝を抜かれるようなエッジーな発言が平気でできるんだと思いますよ。

私は「やめたいやめたい」と思っていた発達障害の世界を続けるうちに

「こんだけ好きなこと言って、全方位的に喧嘩して、それでも会社がやっていける分野は他にないのではないか」と気づき、それからあまりやめたいと思わなくなったのですが

未だにどうしても医療福祉のメンタリティとはなじめないところがあります。だから医療福祉の人の論理に触れるたびに「私って向いてないや」って思います。

でも

そもそも今回は、前回と違って集客に親の会の方をあまりお願いせず

というのは、別に喧嘩したわけではなく

皆さんどんどん事情を抱える歳になってきてお忙しいということ。
親御さんの介護とかね。

それを思うと、三組の夫婦が丈夫、というのはやはりこの年齢ではレアな条件だと思うし

それに恵まれているっていうことは

神様が何か仕事をしろとおっしゃっているのだなあ

と思っています。

そして、ほぼ花風社単独でマーケティングしたにもかかわらず、去年より申し込みのペースも速くて

まあともかく、気が付けば残席1なんですけど

1ってすごく申し込みにくいと思うし

関係者用に取っておいた席もあるので

とりあえず申し込みは9月30日まで受けることにします。

こんだけ全国から修行系が集まる会にご興味のある方
今月中にお申込みくださいませ。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

この時点でまだ優勝戦線に残っているとは思いませんでしたので、私は今日は山の上から応援です。

ギョーカイの(少なくとも一部は)発達している!

2015-09-25 08:55:48 | 日記
ちゅん平ブログ。杉山先生とお仕事したときのことが書いてある。
2006年秋。今から九年前。

「あんときの扱いいやだった~」っていうことで、それはその通りで
これを読んだ人から「世間に特性理解を! という人たちがなぜ特性を踏まえた接し方をしないのか」などと感想が寄せられていましたが、私がとっさに問題視するのはどっちかというとそっちじゃないんですよね。

「自閉症の人には予告が大事」と説いて回っている支援者が、有名当事者を前にそれをやらないのはわりと「あるある」なの。自分の患者とは違うみたいなのね。何しろ「会えてうれしい」と欲情してしまうんで、あるべき接し方をわりと忘れるみたいですよね。前にも書いたでしょ。「支援者は有名当事者に欲情する」んです。


私がこの扱いやだなあと思うのは、こういう感覚ってやっぱり「患者供覧」だと思うからです。そういうトレーニングを受けて育ってきた人はやっぱり人権感覚がちょっと違うのよね。若い先生たちに期待するのはそこ。発達障害の場合には、患者供覧みたいなことがかえってマイナスになると思うの、本人のコンディションに。

さて

それにしても

見ようによってはこれは「杉山先生も発達する」っていう記録かなあ、と思いましたよ。

少なくとも2006年の時点ですでに杉山先生は「治療の可能性」を探っていらしたのね。そしてお呼びになったメンツが行動分析とかPECSとか。それって生活上の工夫であって一次障害治んないじゃん。でもそれしか手がないような時代だったのね。

同じ明治安田で同じ杉山先生の企画で今年神田橋先生の講演が行われたとなると

やはりギョーカイ(の少なくとも一部)は発達しているなあ、とうれしくなったのでした。




☆☆☆☆☆☆☆☆☆

えらい先生たちと偏食

2015-09-24 08:43:12 | 日記



そもそもはじめの頃。
自閉症についてえらい先生たちのお話を聞くとだいたい「偏食を治そうとしてはいけません」と言われて「ふむふむ」と思っていた。「嫌いなものを無理やり食べさせるのは虐待です」とか。

何しろこっちは給食を残したことのない食欲旺盛な人生を送ってきたのだから

(でも別に給食がおいしいと思ったわけではない。そこにあったから食べただけ)

食べられるものが限られている、という事態がそもそも想像できないんである。
だから「治しちゃいけない」とえらい先生に言われると「そうかそうなのか」
と思うよね。

というわけで「虐待だ」と言われると「そうか」と素直に受け取っていたのですよ私は。

むしろ偏食治したらその他も芋づる式に治っていった、というお母さんたちご本人たちの体験を聞いて

えらい先生が言ってたことは当たってなかったんだなあ、とあとから思うようになったわけですよ。

でももちろん、治した人たちは無理やり口に詰め込むみたいな真似をしたわけではなく

「自閉っ子のための道徳入門」の賢ママさん(現こよりさん)の章でわかるとおりかなりの頭脳プレイをしてきたわけですね。虐待じゃないやり方。そうすると他にも芋づる式に効果が派生する。



今えらい先生たちが偏食についてどう言っているかわかりませんけど

何しろ十年前と同じレジュメ使っているのがギョーカイメジャーだから
未だに「偏食は治してはいけない」と思い込んでいる人、多そう。

だから

治っている人いるし、虐待じゃない治し方あるし、治ると他もよくなるよ

っていうことはここに書いておきますね。

偏食治すのがフルタイムの仕事になる必要はないと思う。

でも治るし、治るといろいろラクみたいですよ。


剥きやすい栗と発達障害

2015-09-23 09:57:35 | 日記



昨日は剥きやすいというフレコミの栗を剥いて栗ご飯を作りました。
本当に剥きやすいわ。

「ぽろたん」という品種だそうです。
通販でも売ってますが私は地元のスーパーで買いました。
ものすごくカンタン。
切り込み入れて、ゆでて、手で剥けます。
これまでの栗ご飯への道の長さを考えると、夢のようです。

栗が剥きやすくなるくらいですから

発達障害も治っても不思議ではありませんね。

給食食べない自慢サイトを見た元偏食女王、ちゅん平さんのブログ

うん。

かっこ悪いっていうことと同時に

今私たちが一層痛さを感じるのはやはり
あれ以来治す人、治る人を発見し、そして治るっていうことがどういうことかわかったからだと思うんですよね。

専門家が「自分も発達障害の気がある」と告白してくれるのは悪いものではないけど

使いようによっては無礼だよねっていうことは


「治ってますか? 発達障害」にも書いておきましたよ。




これじゃあ治せないよね

2015-09-22 10:26:36 | 日記
昨日、某クリニックのスタッフ案内で「好きな食べ物、嫌いな食べ物」を載せてるのが痛かった、ああいうところにはかかる気がしない、というつぶやきを見て

あったなあそういうクリニック、と思い出しました。

ギョーカイ名物給食食べられない自慢。

最初このHPを見たときには、まだこのクリニック院長が名医だと思ってた。
だから治してくれるんだろうな、私の加害者を、と期待をもって見守っていたとき。

でもその後の展開はご存知の通りで

その後、花風社が出会った「治す支援者たち」のことを思うと

いい年して給食食べられなかったとか自己紹介に書いている人が治せるわけがない。

と今になってつくづくわかります。

その当時は「この世界給食食べられない自慢は成人当事者にも保護者にも多いけど医者にもなのか。まあ繊細そうな人多そうだしな、支援側にも」と思ったんだけど

今思うとそういう支援者ばっかりだから治らないことになってきたのかもね、と思います。
偏食治すより偏食を受け入れてくれる社会を望むのは、自分たちのつらい体験があるからかも。

でもね。

身体なんかそれぞれだから、本当に食べなくていいケースもある一方で

ちょっとでも偏食治るとその分体力ついて芋づる式に社会生活広がるケースも多々あるわけで

それを親子ともに体験してきたこよりさんがブログ書いてくださいましたよさっそく。

支援者を選ぶとき
その人の身体がどれだけ賢いか、を見るのは大事かも。

でも気を付けなければならないのは

病弱でも賢い身体はあるっていうこと。

いつもこの辺の見極めをどう伝えるか悩むのだけど

「身体によさそうな食べ物が苦手」っていうのは
それはもう、アウトでしょうね。

専門家でもコンビニ弁当続きで平気っていう人は

私が親なら避けますね。

国技館で聞いたいい話

2015-09-21 11:18:22 | 日記


快晴の一日、愛甲さんと国技館に行ってきました。
愛甲さんは国技館は二度目。二度目の方が場慣れしてて楽しめたそうです。
本当にこの空間は気がいいですねと言われましたが、本当にそうなのです。神社にいるみたいな感じです。しかも相性のいい神社。
まあ本場所は神を降ろしてから始まるので当たり前なんですが。

愛甲さんがお相撲ファンになったように、突然花風社ファンになる人もいます。
それはそれで大歓迎です。
でも「元猿烏賊鳥烏賊」の改宗告白はしなくていいです。こっそりと改宗して修行してください。うちのご本尊は私ではなく本なので、私に告白する必要はないのです。本を読んで取り組めばそれで改宗完了なのです。

さて国技館で聞いたいい話。
私が「杉山先生の薬物療法の本、素晴らしい本でしたね」と話を向けたら、愛甲さん的には発達障害治療における薬物療法に変化が起きている気がするというのです。
つまり神田橋先生や杉山先生の言うことが浸透してきて、少量処方がだいぶ行き渡ってきたというのです。
いきなり薬を出す先生も減った実感があるというのです。
結局現場で薬を出していた先生方も、いろいろ悩まれていたんでしょうね。

ところで最近国技館では野球場のようにビールを売るお姉さんたちがいます。
プレミアムモルツの生ビールです。美味。




これを愛甲さん、私より早いペースでお飲みになったのでびっくりしたのですが
「どうせだから国技館内見学しますか?」と言ったら
「足がふらふらで動かないかも」と言って、結局ふたりでずっと観戦していました。

昨日も満員御礼で、明らかに初心者のお客も多く、にぎわっていた国技館。
読者からメールが来ると「最近は夕方になると相撲を見てしまう」と書いてあったり
私もささやかにファンを増やすことに貢献していると思います。

そして花風社の本を読んでよくなった皆さんが、改宗者を増やすのに貢献してくださってるんだと思います。

まあ敵失に助けられている部分もありますが。
ありのまま系、海老踊り系、本当に体たらくだって、だんだんわかってきちゃいましたからね。
先日のこよりさんのコメントにもありましたけど
なんにも治んないでしょ? ありのまま系、海老踊り系は。

☆☆☆☆☆☆☆


助かったのはそっちでしょ

2015-09-20 08:33:36 | 日記
この切符の取りにくい時代に中日の升席取れた私は勝ち組です。というわけでこれから愛甲さんと国技館。
愛甲さんもすっかり最近はお相撲ファンで、自分でチケット大相撲に申し込みするくらいなのです。でも抽選外れたんだって。
だからご縁で手に入ったから行きませんか? とお誘いしたら大喜び。

そういえば10月11日のイベントのとき、先方のご希望でイベント前に愛甲さんのカウンセリングを一件入れます。
遠方からお越しの方でいい機会なので。
ご家族でいらっしゃるみたい。つまりそれだけやはり、お子さんの健やかな成長が切なる願い。
きっといいアドバイスがあると思いますよ。
過敏性に対する対応は、愛甲さん本当に素晴らしいと思う。しかもたんなる環境調整だけじゃなくてね。
環境調整だとどうしても限界があるよね。本人をラクにしないと。

さて愛甲さんがお相撲ファンになったように、途中から目覚める人はいます。
改宗する人もいる。時々脱猿烏賊する人もいる。
先日ここに入ってきた名乗れない「そらパパの元信者」ももしかしたら脱猿烏賊したのかもしれない。
お子さんのためにそれはいいことで、花風社の本だって読めばいいと思うし鹿児島でも小田原でも好きなところ行けばいいと思いますが
私は個人的には脱猿烏賊組とか杉山先生のお墨付きがあって初めて神田橋先生にめざめる人とかと親しくはしたくないの。
少なくとも「実は元猿烏賊で」という改宗の告白を受けても
「お子さんのためによかったなあ」とは思っても
「うわ~ありがとうございます!」とか感激してハグしたりしないからね。
「やっと気づいたのね。時間無駄にしたわね」って思うだけ。

だって私は主張も言い方も変えていなくて
それで最初は誤解していたのなら、そっちの方の問題。
修行は早ければ早いほどいい反面、いくつになってもできることはあるので今から頑張ってね、っていう感じかな。

何より
「前は支持してなかったけど、最近支持してやるようになったぞ、えっへん」な人は苦手だなあ。
えらそう。
助かったのはそっちでしょ、って思います。
以前から支持者はいて、それを不思議がっていた人たちがいて。
でもその支持者がどんどん良くなっていく姿とかを見て改宗しただけじゃん。
えらそうに申告しにくる暇があるのなら、さっさと本を読んで修行を始めてください。その方がお子さんのため。社会のため。

私がなんで元からの支持者の方がつきあいやすいかっていうと
その人たちの方が好きだからですよ、人間的に。
「したり顔クラスタ」はキライなの。
遅く目覚める人ってだいたい「したり顔クラスタ」でしょ。


「批判への対応」っていうことは「へえ、へえ」と聞き入れるだけじゃないの。
相手がアホなこと言ってたら「あんたアホ」っていうのも批判への対応なの。「なんでアホか」をきちんと説明するの。


その姿を見て「怖い」と感じるのなら、物事を変える気のない人。私はそうみなしています。だから、個人としては親しくしない。
でもうちの著者の人たちは知見の塊だから、私とは相性がよくない人でも、著者の人たちには学ぶところ多いと思います。
本を読む、講演行く、カウンセリング受ける、指導を受ける、診察受ける。
いろいろな学び方を自分で選んで組み合わせてください。


では国技館行ってきます!

変態マーケット

2015-09-20 08:23:31 | 日記
先日聞いた不思議な話。

某当事者本がシリーズ化されたんだけど、一冊目より二冊目の方が状態が悪くなってるんだって。その悪くなっている様子を本にしている。

私はこのシリーズ、最初から存在を脳みそが無視したみたいだな。「自閉症の人に頑張らせてはいけません」とのたまうギョーカイ人監修ということで、最初から「あ、私には関係のない本だ」ということで一冊目も読んでない。たぶん一生読まない。

でも藤家寛子さんの本とかと違って、だんだん悪くなるのって出す意味あるの? って版元的には思ったんだけど

そうか、変態マーケット向け展開だ! と腑に落ちました。
支援者には変態性欲があるから、だんだん悪くなって苦しくなる様子を見て楽しむ人もいる。

そういう本は健康に良くない。
私の。
どうせ出すなら自分の健康にいい本出したいよね。

そうやってどんどん良くなっていく本を出して、その本が好きで寄ってくる人たちとつきあっていると健康だよね。
変態受けする本出してるよりずっと幸せだね。
私が。

猿とか鳥とか呼ばれたくない人へ

2015-09-18 10:04:00 | 日記
猿とか鳥とか呼ぶんですね

とか言って怒る人は、森羅万象、この地球を生きる人間以外の生命への謙虚さが足りないのではないかしら(真顔)。

なんで猿烏賊という造語が生まれたかというと

乙武さんにきっききっきしている砂のお城周辺を見ていて私が「猿山」と読んだら画伯が「猿山とは猿に失礼!」と私をたしなめたという故事に由来するものです。

そうなのよ。考えてみれば

猿だって鳥だって子どもに餌の取り方を教えるの。
自分で命をつなげる個体になるよう訓練するの。
それが親の務めだと本能に埋め込まれている。
「自分で食べてけるように育てるなんて差別!」とか言ってるニンゲンより、はるかに賢いんだよ。謙虚になれよ、そこんとこ。

猫のお母さんは子猫が危険なことしたら首根っこくわえて止めるし

犬のお母さんはある程度育った子犬が自分の餌取ったら猛然と怒ります。それに懲りて子犬は二度とやらない。これは昔うちで飼ってた犬で確認済。

犬や猫だって
「ありのままでいいんだよ」なんてやらない。
じゃないと生きていけないもん。

「自分で食べてけるようになんて差別!」と息巻きながらこっそりと陰で画策していた砂のお城の裸の王様にお怒りの皆さん

生き物として賢い選択をすれば、砂のお城のインチキ言説になんかだまされず、最初からわかったはずなんですよ。

どういう方針がわが子にいいのか。

猿とか鳥とか呼ばれたくなかったら

猿や鳥より賢くなれば?

生き物として。

子どもに餌の取り方を教えるなんて差別! とか言ってる間は

猿や鳥に負けてるからね。