治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

老舗

2013-12-31 07:53:50 | 日記


神奈川県民なら一度は、あの巨大な缶の鳩サブレーを誰かに贈ってびっくりさせたいという気持ちに駆られたことはないだろうか。
私にとっても夢であった。
今年は何人かの方へのお歳暮に鳩サブレーを贈った。

愛甲さんもそのお一人だ。
受け取ってメールをくださった。
老舗の食べ物には、独特の良い気があるようだ。
だからこそ、続いてきたのだろうし。

それで初心を思い出した。
発達障害の本を出し始めた頃考えていたこと。
ベストセラーを出すことではなく、この世界の老舗出版社になりたいなあと思っていたこと。

けれども発達障害の世界は変化する。
支援が進み、またそのあり方も変わっていく。
はかばかしく発達する当事者の人たちを見た一方で、私は当事者によって迷惑もかけられた。
前向きな保護者の方たちと知己を得る一方で、大地君の本を出したことで、猿烏賊の存在も知った。
神田橋先生や愛甲さんとお仕事できる機会に恵まれた一方で、死んだふり支援の実態をはっきりと知った。
そしてそういう支援に物足りない思いを感じている人々が多いのも知った。

2013年の年末に改めて思うこと。
老舗になりたいとか、そういう気持ちはとりあえずはない。
それより発達障害の人が、心身健康になっていく本を一冊一冊丁寧に作っていこうと思う。

死んだふり支援者が、猿烏賊を支援し、双方で力を合わせて社会の理解ガーをやっていても治らないのは当たり前だ。
でもそのおかしさに気づいている人々はいる。増えてきている。
障害は生まれつき背負うものだから、そのフォローに公金が使われるのは不当なことではない。
けれどもそういうお金は、社会全体がよりよい方向に行くために、当事者の機能と生活の質が上がるための支援に使われるべきだ。ただひたすら福祉ギョーカイの死んだふり支援の存続ではなく。

その志を持つ仲間は増えてきている。
来年はもっと増えればいいなと思う。

結局今年は二冊しか本を作りませんでした。来年はもっと本を出そうと思います。たった今も、すでに森嶋さんの本は責了し、二冊構想進行中です。
ありがたいことに新刊は少なくても、既刊は毎月のように何かが増刷してました。

今年も大変お世話になりました。
皆様、良いお年をお迎えくださいませ。



選べない理由

2013-12-30 09:19:32 | 日記


朝食のレストラン。
日本人の男の子が「パパ、見たことないものばかりだから何食べていいかわからないよ」と言っていた。
その言葉で私は、十年以上前のちゅん平さんを思い出した。

経緯は覚えていないけど、梅永先生という方を訪ねて先生が当時勤務されていた大学に二人で行った。
あの頃は私、ギョーカイアレルギーじゃなかったんだな(遠い目)。
そして経緯は覚えていないけど、学食で立食パーティーみたいなのがあり、ちゅん平さんは食べたいものが選べなかった。
だけど特別支援教育を志す学生さんたちが、ちゅん平さんのお皿に食べ物を取り分けてくれた。

もともとのちゅん平さんは、食べるという行為を憎んでいるのではと思われるほど、食べなかった。
好きな食べ物なんてなかった。
おまけに解離性障害の中で青春を過ごした。
驚くほど、食べ物の種類を知らなかった。

今朝、「パパ、見たことないものばかりだから何食べていいかわからないよ」とはきはき言う男の子を見て
定型発達の子は、小さくても言語化ができるのだと感心した。
これはやっぱり、脳みそそれだけラクだよね。

男の子のお父さんは
「大丈夫。パパは全部知ってるから」と言っていた。
もちろんお父さんだって、全部は知らないかも。
でも経験値があると、普通の人は汎化が効いて、「これってたぶん茄子の親戚」とか、なんとなく類推が効く。だから並んでいるものが怖くない。そして子どもに、怖くないよと教えてあげる。すごく普通。でもギョーカイでは、この普通のやり方が嫌われる。

自閉の人が持っている恐怖感を否定しない。でも肯定もしない。
それが支援だと思うんだけどなあ。

世界を怖がる自閉の人と一緒に世界を怖がるか。
それとも怖くないよと伝えるか。

そこで私とギョーカイは、袂を分かったのだろう。

その経緯を知りたい方は「自閉っ子と未来への希望」をどうぞ。


嬉しいこと・嬉しくないこと

2013-12-29 06:11:15 | 日記


新刊をご案内すると、ご注文のメールとともに、近況のご報告が読者の方からあります。

花風社の本を読んでよくなったという方の数は(アンチは信じないだろうけど。一生信じなくていいよ)実は驚くほど多いのですよ。だからこそ、新刊が出ると本を必ず読んでくださる方たちがいるわけですからね。

その多くが、身体アプローチを心がけて、驚くほど障害特性そのものがよくなっていったというご報告です。

一方で嬉しくないご報告もあります。

死んだふり支援の多さです。

多くの方たちが、死んだふり支援の被害を受け、このブログを通じて死んだふりに気づき、そこと距離を置くことを選んで(利用者しつつも自力を優先させるというかたちでも)事態を改善させています。

良くなれば結構。でも無駄になっている死んだふり支援にも皆さんの血税が支払われていることは忘れないでおきましょう。

ギョーカイはイメージ戦略のためか、発達障害とエジソンやアインシュタインをリンクさせようとします。

一方で知的に高い人たちにも、福祉就労と障害者年金のパッケージを押し売りします。

これ、なんでだろうと不思議に思っていたのですが、過疎の地からのご報告を見てわかりました。

要するに知的障害のない人たちを支援の対象に組み込んだとき、新しく勉強する気のない事業体を存続させることを優先させるため、知的障害のない人たちの人生をあくまで縮小再生産に留めて置かないとまずいわけですね、死んだふり支援ギョーカイは。

知的障害の人にも障害者として生きることを勧めるのは、ご本人たちのためではなく福祉ギョーカイ存続のためです。

だからこそ、別に障害があっても、一般枠で生きる道もあるよと私は度々言っています。

それを実現させたちゅん平さんは、最初から一般枠で働くことを否定されると、何のために支援を受けているかわからない、と言います。本当にその通りです。

けれどもここでまた、嬉しいニュースも聞きます。一般枠で、バイトの面接に受かった、とか。

「自閉症だけど頑張ります」と履歴書に書いたら「なんだかわからないけど頑張って」と。世間の認識って、実はその程度にゆるいです。障害があろうとなかろうと、給与に見合った働きをすればいいだけ。

そしてギョーカイから飛び出して、世間の風に当たるとぐっと経験値が伸びます。

ニキさんや藤家さんが浅見さんと出会って良かったと時々言われるのはなんでなのか自分ではわからなかったんですけど、おそらく世界が広がって行くきっかけになったんだと思います。きっかけがあれば、世界は広がっていきます。そして一般社会には、伸ばす力があるのです。

森嶋さんのブログ

2013-12-28 05:58:25 | 日記



森嶋さんのブログ

新刊誕生の経緯が載っています。

実践を見たとたん
スポーツは人づくりであり
スポーツエリートのためだけじゃない
ということを強く思ったんですよね。

それは木下音感教室で子どもたちを見た時も同じでしたが。

音楽でもスポーツでもいい。
自分の身体を使って何かことを起こすことは
この世界での身の置き方を覚えることなのです。

そこに愛甲さんの知見が加わって
体力がない人でも身体アプローチは可能だし、それによって発達を取り戻すことができるのがわかってきました。

優れた実践家の実践をわかりやすく明確な言葉で伝えるのが私のお仕事です。
何度も繰り返しますが、自信作です。

業務連絡

2013-12-27 09:07:59 | 日記
1月13日新春ワクワクセラピーお申し込みの皆様。
昨日あたりも、とくに携帯の方で、返信がないと言う方がいらっしゃいますが、こちらからは百パーセントお返事してますので、返信を受け取っていない場合は再送お願いいたします。

愛甲さんへのご質問は、愛甲さんにお渡ししています。一月になったら、ご質問受け取りましたのメールを出しますので、質問を送ったはずなのに一月六日までにそのメールが届かなければ、一月六日以降にご連絡ください。

以上よろしくお願いいたします。

私はありのまま系

2013-12-25 09:45:30 | 日記
先日、FBでどこかの発達障害関連セミナーのホワイトボードが映っていて
「花風社の本→ありのままの現実が書いてある→浅見社長のブログを読めばわかります!!!!!」

と書いてあったのでひとしきり笑いました。

そうしたら昨日、事務所で大掃除中、そもそも最初に森嶋さんにいただいた手紙の写しが出てきて

「花風社の本にはからだの大切さ、そして支援の現場の現実がありのままに書かれているので愛読している」みたいな内容で

そうか、私こそ「ありのまま系」だったのだなと思いました。

森嶋さんと私の出会いは、こちらより冒頭マンガ立ち読みをごらんください。

手紙をいただいてすぐ、大阪に行きました。
仕事をしているうちに気づいたのですが
森嶋さんと私は、「対応が早い」というところで似ていました。
とても仕事がやりやすかったです。

その姿勢は、支援者としての森嶋さんの姿勢でもあります。
「どうやったらあっというまに伸びるか」を考えながら仕事されています。
「様子を見ましょう」はありえないのです。

本当にはっきり言って自信作です。


=====

業務連絡

○1月13日、新春ワクワクセラピー 残席「2」「1」です。(25日23時現在)
○打ち上げは残席「1」です。(12月25日の朝現在)定員に達しましたので札止めとさせていただきます!
○愛甲さんへの質問は、明日が締め切りです。お急ぎを!


悩んでないで、早く読んで!

2013-12-24 10:33:45 | 日記
って中村まこさんがブログに書いてくださっていました。
「自閉っ子のための友だち入門」です。
このレビューは必見!




それと


業務連絡です。

○1月13日午前の部
愛甲さんへの質問会にご出席の方、質問受付は26日までですよ。
どうぞお急ぎくださいませ。

○新春ワクワクセラピー
残席「4」「3」「2」です。
打ち上げは残席「1」です。(12月24日10:30現在)

○大阪でのニキさん藤家さん浅見の講演
1月19日です。テーマは「異文化としての自閉症と幸せな生活の両立」。
「何が治って、何が治らないか。何を治さなくていいか」っていう感じかな。
とにかく目新しい話題を出します。
お申し込みはこちらへ。

○函館のニキさん浅見講演
12月25日から一般受付です。
お問い合わせお申し込みはこちらへ。

【保存版】10年のダイジェスト

2013-12-24 09:20:20 | 日記
とくに自分やお子さんが自閉症だというわけではないけれど
最近花風社の本をよく読むようになったという方から
年末オススメの本は? ときかれました。

花風社につながるのは
・自閉っ子シリーズから
・神田橋先生から
・大地君から

と切り口がいくつかありますが、この方の場合には「自閉症者の犯罪を防ぐための提言」が初めてだったようです。なぜならこの方もまた、被害者だったからです。
もともと、人として親切な気持ちで近づいたアスペルガー親子から、ひどい嫌がらせを受けるようになり
私と同じように、当事者だけではなくその周囲の死んだふりギョーカイにもうんざりしていたわけですね。

(あ、そうだ。ペアレントメンター志望の皆様。
ペアレントメンターになるということは、地域での一般の人から嫌われ者になるリスクがありますね。
なりたいのなら、きちんとそれを覚悟しておいたほうがいいですね。)


この方、「自閉症者の犯罪を防ぐための提言」に続き「発達障害は治りますか?」は読んでくださって
「やはり私の思ったとおり、発達障害者は発達するのだ!」と感激してくださっていました。



そして「自閉っ子のための友だち入門」と「脳みそラクラクセラピー」を早速購入してくださったそうです。

「神田橋先生の本が原点なのですよね? それで、そこからのスピンオフと思われるこの二冊を買いました。あとオススメは?」ときかれたので
この際(年末でもありますし)10年のダイジェストをしてみようと思いました。

=====


原点はなんといっても「自閉っ子、こういう風にできてます!」です。
あの本を作ったときに考えていたこと
・異文化としての自閉症という視点が、社会に広まるといいな
・身体のつらさに、気づいてあげられるようになるといいな

でした。

そしてその本を読んで長崎に読んでくださった長崎大学・岩永竜一郎先生との出会いで「身体の問題は治療している人たちがいる」と知り
・続自閉っ子、こういう風にできてます!
・続々自閉っ子、こういう風にできてます!
を作りました。
私の視点は一貫して「社会に出る」ことにあったからです。



「自閉っ子、こういう風にできてます!」の中でへろへろだったちゅん平さんが立ち直っていく様子を
・「自閉っ子は、早期診断がお好き」
・「自閉っ子的、心身安定生活!」にまとめました。
とくに「心身安定生活!」は、私がこの世界に遺していく遺書のつもりで作った本でした。



この頃から裁判を抱えていて「これだけ立ち直っていく人もいるのにギョーカイ何してるんだよ馬鹿野郎」と思っていたのです。
そして知ったのは「自閉症に特化した支援」なんて救えるのはほんの最初だけだということ。
完全に立ち直らせられるのは、ギョーカイではないのです。
一般社会なのです
藤家さんがよかったのは
「治りかけで社会に出た」からです。だからぐんと治ったのです。

これを作っている間に愛甲さんが会社にやってきて
「神田橋先生は治すんです。岩永先生と会いたいとおっしゃっています。このお二人がお会いになるのなら本にしましょう」ということでなんかあっという間に日取りが決まっていきました。



その日取りを待っている間に
大地君から原稿が届きました。
一読し、出そうと決めました。
自ら修行する自閉っ子の姿がそこにあったからです。

それが「ぼく、アスペルガーかもしれない。」となり
後に「僕たちは発達しているよ」
「僕は、社会の中で生きる」と三冊大地君シリーズが生まれました。


このあたりで、私自身と発達障害のかかわりが十年ほどになり
なぜ私が、一緒に働く一人の社会人として
ギョーカイ人よりご本人たちの可能性を高く見積もっているのか
それを「自閉っ子と未来への希望」にまとめました。



これも遺書のつもりでした。

と思って出かけた学会で、長沼先生のお話を聞いてしまい
「ニキさんのお友だち」としか認識していなかった長沼先生が
実は神田橋先生がおっしゃっていた「診断が粗すぎて治療につながっていない」問題への答えを出していらっしゃるお医者様だと知り
「活かそう! 発達障害脳」を出しました。



そして前から念願だった岩永先生の単著
「もっと笑顔が見たいから」で、「感覚・身体・運動の問題と情緒・認知の問題のつながり」をわかりやすく解説した本を出して



「自閉っ子はきちんと教えれば社会のルールを覚える人たちである」ということを示すため
「自閉っ子のための道徳入門」を出しました。

そしてニキさんと二人で
「自閉っ子はきちんと努力できる人たちである」と示すために
「自閉っ子のための努力と手抜き入門」を出しました。



そうしたら読者の方からリクエストがあり
「自閉っ子のための友だち入門」を出しました。
栗林先生とそれまでさんざんお話ししてきたいじめの問題
ニキさん、藤家さんのユニークな友だち観。
そこに真鍋さんの体験や愛甲さんの考察を入れました。



発達障害者は発達する。
きちんと社会でルールを守れる。
それが私の一貫した主張でした。
けれどもそれに与しない人もいます。
発達障害の当事者や保護者がすべき努力を社会に丸投げして支援したつもりになっている人もいます。
その違いを際立たせる二つの出来事(ちゅん平さんの立ち直りと私が起こした裁判)を

「30歳からの社会人デビュー」と
「自閉症者の犯罪を防ぐための提言」にまとめ、同時発売しました。



そしてそもそも神田橋先生と出会わせてくださった愛甲さんの「どんなに重くてもこんがらがっていてもあきらめない支援」を皆さんに伝えたくて
「脳みそラクラクセラピー」を出しました。



こうやって私は試行錯誤を繰り返し、基本的に善意で動いて本を出してきました。
それが伝わらない人もいるようですが
伝わる人も大勢いて
だからまだ、会社はつぶれずにあります。

=====

そして今
社会性、頑張る力
こういうものを自閉っ子は身につけられるんだと皆さんに伝えるため
「伸ばそう! コミュニケーション力」を出します。





直販お申し込みの方
今回のおまけは、いつもの自閉っ子通信と
二枚の絵はがきです。
「社会とは饗宴である」という絵はがきです。
社会とはどういうものか
ビジュアルでお見せしようと思います。
もちろん新春ワクワクセラピーにいらした方には進呈いたします。

消費税が上がる前に、新刊のご案内をするのは
おそらくこれが最後になると思われますので
どうぞこの際、他のもので気になっているものがある方
同時にご購入ください。
10年を振り返って思うのですが
我ながら誇れるラインナップです。

というわけで
新刊ご案内掲載しました。
巻頭マンガも立ち読みできます。
皆様のお越しをお待ちしております!

被災地でのギョーカイ活動

2013-12-24 07:46:26 | 日記
昨晩、読者の方からメールをいただきました。
先日コメント欄に、JDDから国への提言を貼りましたが
予想通り中身のない内容だった。
やはり支援団体ではなく圧力・活動団体なのだろう。
あれなら人を救えなくて当然だ。

というご意見とともに、東日本大震災の被災地の地元民として
被災地で行われている「(彼らの)自称・支援活動」なるものの実態が綴られていました。

それを引用することはしませんが
結局被災されて苦労されている方への支援というより
「今後日本のどこかでまた震災が起きたときのニーズ調査」のようですね。

私の返答の一部を貼っておきます。

=====

浅見→読者の方

情報をお知らせくださり、ありがとうございます。
被災地支援は、当初から変だなあと思っていました。
被災地のためではないことが、見え見えでした。
あの時期は日本の誰もが、被災地のために何かしたいと思っていた時期でした。
街のあらゆるところに募金箱がありました。
電力と物不足の数日間、私は家でこもって仕事していましたが、一日に一回郵便
局に行って、支援を頼まれた団体に少しずつ寄付を送っていました。
そういう人が多かったと思います。
何かせずにはいられなかった人が多かったと思います。

けれどもJDDには寄付を送りませんでした。
JDDが募った寄付金の名目には
派遣される人たちの旅費もあったからです。
行く人たちは大学教授とか、ふつうにまともな給料をもらっている人たちばかり
です。
その人たちがあの非常時の中、自分たちを派遣する旅費を寄付でまかなう感覚が
どうも理解できませんでした。
どうして自腹で行けないんだろうと思いました。寄付を募るのなら、それは被災
地の方々のために直接使うお金であるべきだろうと思いました。
支援内容も、ぱっとしませんでした。
率直に言って、混乱している被災地の受け入れ側に負担が大きいだろうと思われ
る内容でした。

=====

まあ偶然ですけど
当初に私が受けた印象と、被災地で見ている印象がわりと一致していたわけですね。

別に圧力・研究機関でも、存在してもいいわけですよね。
支援団体だとみなさなければ
適度に皆さんも遠巻きにするでしょうし
過度な期待も持たないですみますね。

昨日はFBにこんなのが貼ってありました。

これって出る人いるんでしょうか? いるとしたら、よほど今後ギョーカイ活動を(なんらかの理由で)熱心にやりたい人なんだろうなあ。

なんか色々と露骨だなあと思いました。




そして朝起きたら、愛甲さんの質問会へのご質問をいただいていました。

苦しみは個別です。

スタンダード作りに熱心な人は、支援というより研究をしているんでしょうね。

新春ワクワクセラピー・プログラム決定!

2013-12-22 08:33:03 | 日記
さて、昨日愛甲さんの講演@横浜ラポールに行ってきました。
感動的な内容でした。
これから死んだふり支援の大海原に乗り出す皆さんに
いつか「こういう話をしていた専門家もいた」と思い出していただければいいと思います。

終わったあと久しぶりに瀧澤久美子さんと長いおしゃべりをしました。
これも楽しかったです。
方々のセミナーにご出席の瀧澤さん。もちろん都合がつく限り花風社関連の集まりにもご参加くださっています。
花風社の読者は、本当に意識のレベルが高いとおっしゃっていました。
そうでしょ。問題解決志向の方たちですからね。

昨日の会場と新春ラクラクセラピーの会場は同じなので
現実的な収容人数を計算してきました。
昨日はスタッフの方の補助席も含めて120~30名入っていたと思います。
うちのセミナーは、実演の場所が必要なのと
書籍を室内に置きたいので(昨日は廊下でした)
やはり90名強が限度かなと思います。
現在83名(+α)のご参加予定なので
あと7名もしご参加希望の方がいらしたらmail@kafusha.com までお知らせください。
午前・午後、あるいは全日希望かどうかも明記していただけましたら幸いです。

打ち上げの方は、ただいま17名です。
こちらはあと3名お待ちしております。

午前の部、愛甲さんへの質問は26日までです。
当日は厳正なる先着順でお答えしておきますので
早めの質問提出の方が、長く時間が取れる可能性があります。

午後の部、下記のようにプログラム決めました。
とはいっても、森嶋さんも私も「臨機応変瞬間対応の人」ですから(たぶんこれって個別支援に大事な資質)
この順番に進まない可能性もありますが
そしておそらく、プログラムに載っていない話もたくさん出ると思いますが
最低限、下記の事項はこなします。
どうぞお楽しみに!

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新春ワクワクセラピー 午後の部 レジュメ(予定)

最初に
スポーツで子どもたちがどう変わっていくか?
 
コミュニケーション力って何(対談)?

コミュニケーション力を養うための運動アプローチの一例(段階を追った実演)

・シングルフォーカスを撲滅するため、どう運動を使えるか?(実演とともに)
・「人のせいにしない」人になるために、どう運動を使えるか?(実演とともに)
その他 本の目次にあるようなことを
状況に応じて実演と画像をまじえて披露していきます。

結論
社会性とは何か? 社会を生き抜く力とは何か?(対談)

社会を生き抜く力を身につけるための遊び(実演とともに)