治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

神田橋先生と脳みそ先生

2011-05-31 09:02:23 | 日記
の関係は、私の中において
神田橋先生が「予言」していたことを
脳みそ先生がどんどん脳科学で裏付けてくださっている感じです。

昨日最近花風社の本を読み始めたというお客様からお電話いただきました。

神田橋先生の本に大感激したとのこと。
これだけ治療意欲のある精神科医が増えてほしいとのこと。

そうですね。
脳みそ先生もそういう方ですよ。

神田橋先生の本を出して不愉快な思いもいっぱいしましたが
多くの方々が救われているのを見て私も出してよかったなと思います。
個人的にも知り合いで自分にとって大事な人たちの大事な人たちが立ち直っていくのを見るのを含めて。

神田橋先生は後進を育てていらっしゃるのでしょうかときかれたので
いつも診察室は陪席の先生方でいっぱいのようですから
なんとか学ぼうと意欲のある先生はいっぱいいらっしゃるのではないかとお伝えしました。

日本も捨てたものじゃないですねとおっしゃっていました。
そうですね。

それから

ところであの気持ち悪いブログ消えましたね
っていう話になりました。

そうですね。

かわいそうだったですもんね、お子さん。
あんな姿を世界中にさらされて。

そうですね。

鍵の向こうでウソついている人がいるみたいですね。
昨日インフォーマントが教えてくれました。

仲間うちには「メール送ってない」といい、支援者には「筒抜けになった。訴える!」と脅す。

矛盾してるなあ。
どんな脳みそがそういう矛盾を起こせるんだろ。

楽しみにしていてください!

2011-05-30 07:20:24 | 日記
さてさて、週末、読者の方からお便りいただきましたよ。
「活かそう! 発達障害脳」を楽しみにしています、と。

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子どものワーキングメモリの少なさは小学校の勉強で自動化するまでの道のりを遠くしています。
親子でワアワア言いながらやって、いったん回路ができてしまうと、あの苦労はなんだったの、というようなことがよくあります。本を読んで今までのやり方を点検しようと思います。
実行機能をわけて考えるという発想なかったです。

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そう。今度の本の中では私が脳みそ先生に
「学習にとても大事なワーキングメモリって増やせますか?」って質問していますから。
それと、脳みそ先生は実行機能を四つに分けている。
この発想もなかなか便利です。私も自分の仕事を振り返るのに役立ちました。

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自律神経も個人差が大きくあいまいで不調を三分診療で訴えても流されるけど、発達障害の身体の過敏さや挙動不審の背景になんとなくの不安感があり、自律神経系の不調が出発点だという印象を持っているので、自律神経の説明があるのもありがたいです。
これまでは天候や季節、疲れ具合でパターンがあるので前もって警戒して負荷を減らすという
工夫しかしてませんでしたがそれでも工夫することで生活の質が上がると感じていました。
自律神経の育て方がわかればさらに前進のはず。

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はっきり言って、自律神経が安定してLD的要素が少しでも緩和できれば
「変人枠」で世の中乗り切っていけるのですよね。
「治療」っていうのは「普通にする」ということではない。
「ありもので勝負する」ということです。
でもなかなか、普通「ありもの」に気づかないんです。
今度の本で「ありもの」に気づいてくださいね。

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ものすごく期待して待っています。けれどその情報に寄っかかり丸呑みするのではなく
目の前の子どもを理解し子を育てる、人と人との関係を考え続けるヒントを先生の姿勢から学べたらと思います。

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これは、正しい。
それが「知識を活かす」ってことでしょ。
人間というものの深さ・豊かさ
一見マイナスばかりを背負った子たちの中に潜む能力を、今度の本は明るみに出してくれます。

さて、続き。
去年の騒動から今までのこと。

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大大大博士祭りで予想立てて茶化す遊びをしてたやつら。販促に使おうかなと浅見さんがつぶやいたのをみて、すごい人の話が読めると逆に期待を高めてた私は「確かに」と笑えましたが、
血相変えるように、認めない!販促に使ってるのを見かけたら教えてくれときたので幼稚さにびっくり。
さらに医師も花風社の本が売れたら困りますねと堂々と邪魔する宣言してて見苦しい。

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これ、藤居学と吉川徹のことね。
それとそれに集団で悪乗りしていたやつら。
私の辞書に「仲直り」という文字はないので、陰でごちゃごちゃ言っていた(つもりの)人も含めて
突然私に食ってかかられるようなことがあっても驚かないでね。
集団で匿名の攻撃に乗っかった人たちと私は、仲良くする気はありません。一生。

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浅見さん周辺の人をターゲットにして卑怯なことこの上なしの醜態なのに都合良く忘れて今や被害者面です。
ツイッター人口増えた頃で実力者の気分になってはしゃぎすぎてたのかな。
浅見さんが匿名で攻撃する卑怯さ愚かさを丁寧に言い続けて
やっとやばいと気付いてきた?まだまだナメててほとぼりさめるの
を待ってるだけかな。

ストーカーはやることがエスカレートするので警察に相談するのは当然です。
実害があって、行為者は妨害する権利もないのに言論の自由という。
我慢してやって図に乗らせ志をもって企業活動している方が馬鹿をみるなんてことあっていいわけない。
だいたい言論なんて大層なもんじゃない。気に入らんのじゃ~ってだけのスカスカの中身。
覚えがないなら説明すればいいし、警察に連絡がいったことが辛いなら原因行為のどこが問題に
なかったか考えればいい。どっちも自分でできる。阻止しようとやっきになってた行動力はどうした?


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匿名で言えることを実名で言う勇気もなくてどこが言論の自由なんでしょうねえ。

講演の妨害メールが実は来ていたんです、と事後に主催者様に聞かされてこちらにできるのは
「ああ、申し訳なかったな。お手間をかけたな」と思うだけです。
そのメールを見せてくださいなんて言えませんね。
だってそんなことしたら主催者様に迷惑でしょ。情報保護の義務がある以上、できないことなんだから。
私には見せられない。
しかるべき筋からの要請じゃないと応えないでしょう。

つまり自分が原因を作ったということ。
それを、メールを見せたと主催者を訴えると息巻くなんて本当に見苦しい。
だいたい「訴えると警告=脅迫」と解釈していなかったっけ。
それが今、自分の地元の支援センターを訴えると筋違いのことを言って。
大人としての責任の取り方を知らないですね。

さて続き。

=====

浅見さんのことだから発達障害というテーマにであってなかっても何かピンとくる素材を見つけたことでしょう。
でも私にとっては発達障害に興味をもってもらってラッキーでした。
ためになって親切な花風社の発達関係本は貴重です。ただの発達障害本として読んでませんけど。
人間理解や人生について考えさせられる本が多くてこれからも期待してます。

=====

ありがとうございます。
いい本にします。あとちょっとです!

三つの学習経路

2011-05-29 11:06:15 | 日記
ヒトが学習する経路には三つあるのだと脳みそ先生は教えてくださった。

一つめは、正解を求める学習。
仮説を立てて、あれが正解かな、これが正解かな、と試行錯誤していく。

二つめは、正解を想定しない学習。
どうやったらいいだろう、と自分で探っていく。

三つめについては療育にとても大事なところだけど
まあ本が出てから読んでね。
大地君なんかは、この三つめが上手なわけだ。周囲が○○○を与えているしね。
ちゅん平もこの三つめが上手。
ニキさんは一つめが上手だ。

ところで私は脳みそ先生の本を読んで以来趣味であるスポーツ観戦にも脳みそ情報をよく適用するようになり
そういう意味で五月場所もいつもとは違う楽しみができたが

早起きして見たチャンピオンズリーグの決勝。
FCバルセロナvsマンチェスターユナイテッド
トップアスリートという人たちはふたつめの学習「正解を想定しない学習」が
実に上手な人たちだということがわかった。

芸術のような今のバルサのパス。
どこにどうパスを出したら相手の足を封じるか
瞬時に計算していく。

これもまた賢さなんだよな~。

三つの学習経路のうち、どれが自分の得意か知ると
努力のコスパがよくなりますよ。

読まないでうちの本批判している人たちは
「精神論」とか「根性論」とか誤解しているけど
そうじゃないよね。

一貫して追求しているのは
「効率のいい努力」だからね。

そしてそれは人によって違うから。

「どの療育がEBMか」なんて議論を大真面目にできるセンスの悪い人たちは
一つ目の学習だけしかしてないんだよ。

そして自分たちが賢いつもりでも

瞬時の判断の適切さという意味ではアスリートにかなわないね。
賢さの点において。

それは内部にデータを蓄積していないからなんだけどさ。

大大大大大納税者

2011-05-28 11:07:10 | 日記
この国は比較的選択の自由がある。



自分の嫌いな人がテレビに出るのなら見なければいいだけだし
自分の嫌いな人が講演会で講師に呼ばれるのなら行かなければいいわけだ。

でも自分はたーいへんな大富豪で大大大大大納税者なので
自分の地元で行われる講演会にあいつを呼ぶのはけしからん! とか思ったら

自分が「世論形成の場」だと信じている「ジヘイショウキョウカイケイジバン」(仮称)にスレ立てたり

「納税者として断固として反対します」

なんてメールを送っちゃうのも、まあ気持ちはわかるよ。
気持ちはね。

でもね、講演会っていやなら来なければいいわけだから
来る人だけ来ればいいわけだから
そういうメール受けたほうは「きょとん」としちゃうかもしれないね。

でもとりあえず、講師の身の安全のため
当日は緊張して迎えるかもしれないね。

この時点で
そういうメール送った大大大大大納税者は「ちょっと迷惑な存在」として心に刻まれることになる。

かもね。

たとえ大大大大大納税者だとしても
他の民も納税しているわけだし。

「人には選択の自由がある」

それを勘定に入れないで取る行動は、自分では正義のつもりでも
他人からみると「とんちんかん」になることがあるね。

気をつけましょう。

*以上の記述は特定の事件とはかかわりがありません。「沈まぬ太陽」とまあおんなじですね。

パイオニア世代

2011-05-27 10:15:33 | 日記
ネットで情報交換ができるようになったことには大きなメリットがある反面
皆さんはある意味パイオニア世代でもありますよね。

ちょっと育てにくい特性を持つお子さんの情報を理論的には世界中に公開しながら子育てする。
匿名っていったって、狭い世界のこと
完全な匿名ではありません。

写真ものっけたり。アイコンにしたり。
モザイクかかってたって、後姿だって、わかる人にはわかります。

親仲間で交流している「だけ」のつもりでも

将来の就職候補先
入所候補先
通所候補先

にだってアクセス可能なわけですね、情報は。

クリスマスパーティでどうしたこうした
体育祭でどうしたこうした

「くすっ」と笑える何気ないエピソードだと思って書いていても
必ずしも他人がそう受け取るとは限らないわけですね。

差別って難しいですね。

たとえば高校一年生の健常な男の子が、自分のしどけない寝姿を世界中に父親によってさらされたとしたら
侮辱に感じるでしょうし
父親を殴るくらいのことはするかもしれません。

「どうせ知的障害があるからわからない」
そうやってブログのネタにする親を
私は子どもへの差別者のように感じます。

これが特異な感じ方かどうかは知りません。

ただ、こういう風に感じる人もいるのだということ。

たまたま将来の就職候補先がそう感じるかもしれないということ

それは「子どもさらしパイオニア世代」の方々が知っておいたほうがいいことだと思います。

好物を出したらおわんまでなめた。
本当に好きだったんだな。よしよし。

こうやって目を細めるのは親だけかもしれません。

同じように障害児を育てている親だって
別の感じ方をするかもしれません。

それは差別でもなんでもない。
障害のある子の将来をどう見積もっているか
その方針の違いです。

未来への投資

2011-05-26 11:37:07 | 日記

今方々の書店に山ほど積んである
「三陸海岸大津波」(吉村昭著 新潮文庫)を読んだ。

いったいなんでこんなことになったんだろう。
その疑問が頭を離れないからね。

でも読んでわかったこと。

繰り返されてきたことなんだと。

明治37年も、昭和8年も
三陸の人たちは大の男を兵隊に送りながら
それでも復興を成し遂げてきたということ。

海は恐ろしい化け物に変わると同時に
豊かさをもたらしてきたこと。
だから三陸の人たちは海を離れないのだということ。

ところで

牡蠣のオーナー制度というのを知りました。
三陸の牡蠣養殖再生のため
一口1万円から出資できるらしい。

それで牡蠣が立派に育った暁には
20個くらい送られてくるらしいです。

やろうかな、と思ったけど
殻に入った牡蠣が20個送られてくる場面を想像してやめました。

むくのめんどくさいや(←怠慢)。

マメな方にはいい制度だと思いますが。

私の場合は三陸の牡蠣がよみがえった頃
東北新幹線に乗って
仙石線に乗って
むいてもらった牡蠣を食べに行ったほうがいいや。

そこで1万円浮いたつもりになり
ここに送りましたよ。

http://www.city.soma.fukushima.jp/0311_jishin/melma/20110424_melma.html

福島県相馬市が募集している震災遺児支援資金。
住民の救助で命を落とされた消防団員の方にも遺児がいらっしゃいます。

市がまず2億円の基金を拠出し
月々遺児たちに支援していく。
そして寄付が集まって余剰が出れば
適性によっては進学とかにもお金を回す計画だそうです。

牡蠣への投資もいいけど、こっちもいいね。

未来への投資。希望への投資。

こういうの各自治体がやってくれたらいいなと思います。


「この人は本物だ」と思った言葉

2011-05-25 09:15:37 | 日記
発達障害がどうしてバラエティ豊かになるか
それを脳みそ先生は胎児の脳の発生機序から説明してくださった。

はああ、なるほど、と思った。

人によってバグがある機能が違うのだから
リハビリも違って当然なのだ。

すぐれた療育家はそれを知っているだろう。
だから感覚統合の専門家である岩永先生も、地元支援のときにはさまざまな手法を取り入れられている。

ネット上で匿名(のつもり)であれやこれやくだらない議論をしている吉川なんていうのは
きっと場数を踏んでいないか、そもそも「治療」という意識がないのだろう。
治療のできない支援者はしばしば啓蒙方面に走る。
啓蒙も大事だ。
でも医師じゃなくてもできる。
そして啓蒙方面に走って帰ってこなくなったらそれはもう遭難。

最初にABAやTEACCHや感覚統合があるのではない。

最初になんらかの脳のバグを抱えた子どもや大人がそこにいる。
その子に合った療法の組み合わせがその子にとってのベストソリューションであり
自分の理解の及ばない子への口出しは無知に基づく越権である。

その子どもや大人のQOLを上げるのが支援ということであって
「どの療育方法が正しいか」を議論するのはある時点を過ぎると周囲の勝手な暇つぶしでしかない。
暇つぶしは勝手だが他人の子を巻き込むことには慎重であるべきだ。
ベムが自分の子のことをブログに書こうとかまわないがよそのお子さんの顔までさらす権利がないように。
「頑張れる子にはしたくない」という方針を持つ吉川が、大地君の療育に口出す権利がないように。

ところで脳みそ先生は、色々な手法をご存知である。
自腹を切ってお勉強お勉強の連続だ。

どうしてそんなに色々なお勉強をして治療にとりいれるのか
私は訊いた。
その答えを聞いて、この先生の本を出したいと思った。

そのときの言葉を新刊から抜粋します。

=====

 僕は基本的には子どもの療育時代から「なんでもあり」という考え方でやってきました。子どもが多様なだけに、こちらとしては多様な手段を用意しておいて、子どもに合わせて色々なことをやってきたんです。
 親御さんの考え方も多様なので、色々なやり方を見せておいて、さあ、どれにしましょう、と選んでもらうというやり方をしてきたんです。
 それでも、多様な技法の中に共通するものが見つかったり、療育マインドというべき、療育の基本的な考え方が共通していたりします。
 ともかく、大切なのは治療者がどういう理論や技法を信じるかではなく、目の前の人に何が役立つかではないでしょうか。そういう意味で僕はあらゆる技法を頭から否定してかかることはしませんでした。自分で勉強してみて、自分で使ってみて、良いところを自分にできる範囲で使ってきたんです。

=====

そう。
大事なのは治療者の信念ではない。
目の前の人に何が役立つか。
当たり前のことが、発達障害の世界ではしばしば無視されているように思えるのは私の偏見?

そうであってほしいですね。

神経伝達物質のキャラ設定

2011-05-24 09:38:22 | 日記
脳みそ先生の本で、最後の最後になって増えた情報。
それは神経伝達物質とストレス対処法だ。
ぎりぎりになって出てきた話で、なかなか難しいのだが
発達障害の人の神経伝達物質とストレスの話は稀有なので私も頑張ってお勉強して入れた。
薬物療法にもかかわってくるしね。
それにストレスマネージメントができれば、ずいぶん生活楽になるでしょ。

少しでもわかりやすくしようと

・セロトニン君
・ドーパミン君
・ノルアドレナリン君

をキャラにしようと思って画伯にお願いした。

昨日の午後それを見せてもらう予定だったのに
なぜか朝から小暮画伯はついったーの中でダジャレを量産している。

私の頼んだキャラはどーなったのかしら。

と思ったけど、約束の時間にちゃんとラフもってきてくれましたよ。

笑った。

これはわかりやすい。

写真はキャラ設定の途中でなぜか出てきた元横綱の似顔絵。
国技館で画伯が私にくれました。大切に取っておこう。

ところでね、神経伝達物質の性質を知ると
この気の強い元横綱が落ち込んでアルプスの少女ハイジみたいになったのも
ちゃんと仕組みがわかるんですよ。

それにしても
いやあ、似てますね。
やっぱり小暮画伯はただの大酒のみじゃなさそうです。

国技館で売っている力士の似顔絵入りグッズは実につくりが甘いんだが
誰か小暮画伯を採用すればいいのに。

納税者として断固として反対します

2011-05-23 09:00:45 | 日記

なんてベムは書いてたよ。
私の講演を阻止しようと、某所に送ったメールに。

そのメールがいろんな運命をたどって私の元にたどりついたわけだが。

ああ、こういう運動を一生懸命していたのに
全然実を結ばなかったから
だから花風社や浅見をいじるのをやめたんだろうな、と思った。

ベムによると
私が差別主義者なんだと。
内山医師を弾劾しているから演者にふさわしくないんだと。

私は内山医師に個人的な恨みはないよ。

ただ、自分の患者である山岸徹に
「ニキ・リンコは花風社のでっちあげではない」
って一言言ってほしかっただけだ。

それを言わないっていうことは、TEACCHにとって「こだわり」が大事だから?
反社会的なこだわりでも、TEACCHは大事にするわけ?
自閉症者と社会の共存、っていったってそれじゃあ自閉症者原理主義じゃん。
それがTEACCHなの?

っていうのが私の疑問。それだけ。

私が差別主義者かどうかは差別の定義で人それぞれけど
同じように自閉っ子の親でも
「浅見さんは本当の意味で平等ということを知っている人」と評する人もいるよ。

「自閉っ子でもやればできることが増える」
これが私の姿勢だからね。
それを「差別」ととるか「フェア」ととるか、その人が自閉症の人に期待するもので違ってくる。
だからベムが差別だと思ってるなら全然かまわないよ。ベムの見方だとそうでしょ。
障害児の将来が消化試合だと思っている手合いは、私の発言を差別的に感じるかもね。

逆に私に言わせてみれば、このブログなんて究極の差別だ。
親による子の差別。
だってさ
お子さんが健常児だったら、こういうブログ書いたかね?

しかも他のお子さんにモザイクもかけてないしさ。

このブログに来てくださる方の中には千葉県の教育委員会関係の方いらっしゃいますが
いいんですかね、こういうの。
個人情報保護にセンシティブなこの時代に。

っていうか、ここにモザイクかけずに映っているお子さんの親御さんも
もしかしたら見ているかもしれませんね。
いいんですかね?

納税者としては抗議しないけど
一人の人間としてこのブログはどうかと思うね、私は。

 

*追伸

ベムのメールが私のもとにたどりついたルートは合法的なルートです。


支援者によるセクハラ

2011-05-22 10:45:26 | 日記
偶然だと思いますが、この週末に、支援者による発達障害当事者へのセクハラという話が
私のところに二件持ち込まれました。

一件は私が知っておくべきもの。
知っている支援者による加害行為だからです。いや、うさんくさいやつだと思ってたんだよ。当たったね。
もう一件はまったく知らない人からの情報だし、真偽のほどもわからないし
被害者とも加害者ともコンタクトはありません。
うちは支援機関でも司法機関でも医療機関でもないので立ち入ったことはできないし
まあ筋違いといえば筋違いです。

要するになんらかのアドバイスがほしいということなのでしょうか?
そこがちょっとわからないのですが。

ただ私が言えること。

それは「そういうことがあってもおかしくない」ということ。
支援者も天使じゃない。普通の人間ですから。

そして世の中の多くの人がセクハラなんてしないように
セクハラをしない支援者もたくさんいるだろうっていうこと。

けれども世の中にはセクハラをする人間がいる以上
支援者の中にもいてもおかしくないし
色々な意味で脆弱であろう当事者のみなさんは
それに気をつけなければいけないということですね。

それと、何か事が起きたとき、解決に
支援団体を頼るのはやめたほうがいい。
腹をくくってそういう問題に立ち向かってくれる支援団体を今のところ私は知りません。
自分たちの権利拡張には熱心でも
自分たちの世界の中で起きた不祥事に勇気をもって立ち向かう人はとても少ない。
及び腰系の人が多い。そういう実感持ってるんだけど、違う?
違ったら教えてね。

まあともかく
支援団体より司法を頼りましょう。

以上です。