goo blog サービス終了のお知らせ 

治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

私の生きやすさ

2019-02-07 09:00:06 | 日記
昨日、3月3日にご参加の方からこういうメールをいただきました。

=====

現場で経験を積めば積むほど、発達障害についての教科書や研修で述べられていることへの違和感や疑問が強まりました。そんな中で、花風社の本や浅見さんのブログと出会い、書いてあることが日頃自分が感じていたことと一致して、感銘を受けて、ぜひお話を聞きたくて、今回の講座申し込みとなりました。一受講生として受けるつもりでしたが、自分は医療に携わっていることを事前にカミングアウトすべきと感じて、このメールを書いています。(勝手な思い込みかもしれませんが)

=====

医療側からご参加、ということで律儀に知らせてきてくださったようですね。
でも花風社講座に医療の方が参加するのは全く珍しいことではありません。その点でご心配いただくことはありません。むしろ今度の講座は医療側の人はいたたまれなくなるかもしれません。かなり医療ディスが入っているので。でも医療側でもなんとかしたいと思っている人は多いからこそ医療の方が花風社著者関係の勉強会にご参加くださったり本を読んでくださったりするんですよね。

私が悪意を持って読めば「マウンティング?」になりますがまずそうではない。それでも「カミングアウトしとくべき」という思考回路(思い詰め方?)に私はむしろ、医療の人たちの生きづらさを感じるのですよ。

医療に携わる人たちは、ヒエラルキーがあり、公金が入っていて、困っている人、傷ついている人がいっぱいやってきて、という職場だと思います。そこで細かく自分の身の振り方を考えて対処していかなくてはならない。だから自分の顔の使い分けをする。吉川徹大先生なんてそれが上手ですよね。私が行った時なんて(広言して行った)自分の主張を繰り広げつつも私の逆鱗に触れないような言い回し使っていてさすがだな(褒めてません)と思いました。そうやって生きてきたんだなと思いました。でもムダなのに。どうやったって私は吉川の悪口書くんだからさ。気遣うだけムダですよ。

そしてそうやって相手の顔色を伺うことこそ社会性、って思っていると「社会は生きづらい」になり「ここでやっていくのは大変」になり「家事のできるひきこもり」とか言い出すんですな。医療の人々の縮小再生産はそれ。だからこの花風社シンパの方さえ「最初にカミングアウトしておくのが筋だろう」と律儀に打ち明けてくださったんでしょう(推測)。

でも私には関係ないんです。私は「え? 医療くんの? じゃあ穏やかにやらなきゃ」なんていう忖度は一切しないので。これまでだって発達障害者支援センターの人がいても「発達障害者支援センターは護国寺」とかやってきたもんね(このへん知りたい人は電子書籍オリジナルの『発達障害者支援法は誰を救ったか?』をKindleストアで買ってみてくださいね)。

それで激おこぷんぷんしてもそれは向こうの主体性に基づくものであって、私は関係ありません。それで一人客を失っても別の客が増えているかもしれない。プラマイが+かマイナスかにもあまり関心がない。私が知っているのは「私は大丈夫」ということだけ。だから遠慮なく自分の思ったことを言えるんですな。売り上げは増えるかもしれないし減るかもしれないけどわかっているのは潰れないってことだけ。

つまり私は、誰の前でもキャラの使い分けはしないんです。いつも素。それは一種社会性のなさなのかもしれないけどそういう私だって生き残っていけるとしたら社会性のないと言われる発達障害者諸君だって生き残れるほど社会は寛容な場所なんですよ本来。

猿烏賊騒動のとき私は猿烏賊たちに言っていたはずです。あいつらは浅見淳子の振る舞いが許せなかった。小姑のようだった。でも私の振る舞いに目くじらたてるより君たちにとっては大ひんしゅくな私でさえ生き残っていけるという社会の寛容さに目を向けろ! と。猿烏賊たちは1ミリも理解していなかったと思いますが。

でも私がそんじょそこらへんのニートと違うのは、とにかく仕事を一生懸命やることと、それを裏付ける体力と健康があること。だからこそ身体アプローチだよ、って身体アプローチを勧めてきたわけじゃないですか。まあ身体アプローチははるかにそれを越え一次障害治すようになってしまいましたけどね。

というわけで、「家庭で治そう! 発達障害」のお母さんたちnoteが更新されたようです。

治せないでどや顔の迷惑な医師団な。
これは画伯が今漫画にしているはず。
だからSNSに画伯が浮上してきたら「お仕事は?」ってきいてみてくださいね。そういうヒマはないはずなのでね。

あ、それと久しぶりに宣伝。

『発達障害者支援法は誰を救ったか?』


読んでみてください。スカッとしますよ!

最新の画像もっと見る