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治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

続・春ウコンとかエビオスとか

2014-07-20 08:21:24 | 日記
さて、前記事のコメント欄盛り上がっていますが
toyo_hamaさんの米を貼らせていただきます。

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決まった時間にパニックを起こし、こだわりが辛いと嘆く娘。エビオスと春ウコンを飲ませたら・・・それが1~2週間で無くなっていました。あの時は(何年前になるのか忘れてしまいましたが)本当に驚きました。

今は神田橋処方の効果を感じ、娘自ら飲んでいます。
フラッシュバックのぐぁーと来る感じが無くなって楽だと言っています。フラッシュバックが自覚出来るようになったのがつい先日の事なので、今頃ですが・・・
これらの症状・・・病院で相談したって「それは辛いですね」と言われて終りです。
誰も辛い症状を治してくれない中、唯一治してくれたのは、花風社の本です。

エビデンスがどうのという方達に、「あなたは何人治したんですか?」「私の娘を治せますか?」と聞きたいです。

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そして昨日の「頭の悪いカエルさん」の別のツイートも貼りますね。



反省なんかするわけないでしょう。
こうやって実際に、よそに行って手段がなかった人が、あの本をきっかけに良くなってくれているのだから。
むしろあの本を出して、それが多くの人々の役に立ったという成功体験で私はますます、「ギョーカイが救えない人を救える情報」を出して行こうと決意を新たにしたんですよ。
本当にこの人は、二次元にしか見えてないんですね、世の中が。

そしてこの一連のツイートは、本当に無礼ですね。

まず神田橋先生に対して無礼だし
「人を癒やす」という職業全般に対して無礼です。
「その後の顛末に無頓着」な人が、あれだけ多くの方を癒やせるわけがないでしょう。

そしてご本人は自覚ないだろうけど
このついーとに腹を立てる保護者もいるということをここに明記しておきますね。
なぜなら、昨日も書いたように
保護者には「知る権利」があるし
「取捨選択する権利」もあるからです。

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情報の取捨選択なんて自分でするよ。そんな心配されるなんて大きなお世話だし。第一、日々生きてると情報の取捨選択の連続じゃないかな?

それが出来ないと思ってるなんて・・・どれ程相手を馬鹿にしているのか、そこ、理解した方がいいと思う。

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保護者の方の声です。

そういえば画伯がコメントで

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そもそも「チェック」とかって、どこのチェック受けるわけ?


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と書いていましたが、本当に謎ですよね。
もしかしてこの頭の悪いカエルさんは、自分にチェックさせろとでも言うのかな?
だとしたら肥大した自己像ですね。
皆さんが知っておかなければならないのは、こういう人が地域支援者として、巡回指導とかしているという事実です。

そういえば昨日、変なメールがきました。
最近謎のメールをよく送ってくる自称当事者の方なんですけど
ギョーカイ御大であるDrIHを浅見が高く評価しないのはなんでか、っていう話。
その人も嫌いなんだそうです。
そしてその理由が
「医者ではなく障害者ブローカーだから」なんだそうです。
私がDrIHを評価しないのも同じ理由かどうかというおたずねです。

私はギョーカイ事情に詳しくないので(なにしろ化外の民なのでね)ギョーカイでの評判は知りません。
面識もない方です。
司会されたシンポジウムに出たことがあるだけ。あと講演ビデオは見たかな。
ただ自閉症協会の全国大会に出たとき、貴重な医療セッションの時間(長沼先生のお話を聞きに行った)を削られてえんえんと親学批判をなさったのにはうんざりしましたし
「治療法を研究するのはかまわない。でも発表しないでほしい。人心が安定しない」ときっぱりおっしゃったのには、頭の悪いカエルさんと同じような「支援者のエゴ」を感じました。
当事者保護者の「知る権利」とか「取捨選択能力」を全く無視していますからね。

昨日のコメント欄を見てこうお声がけくださった方がいました。

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12番目のコメント、凄く共感しました。医者にみてもらっても、どうしたら治るか、改善するか、親は何をしたらいいか教えてくれないんですよね。唯一教えてくれたのは花風社さんの本でした。

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そしてこの方の息子さんは今、コンディショニング講座で教わったことを方々で宣伝してくださっているそうです(小学校一年生です)。
本当に身体が気持ちよくなったんでしょうね。


ギョーカイも親学批判をするのなら
親学がなんで出てきちゃったかよく考えた方がいいです。

ギョーカイがだらしないからですよ。
「よくなりたい」という希望に一向に応えようとしないからです。
むしろ「よくなりたいと思うな」という指導をする。
そんなのにうんざりしている人は障害者周辺にも健常者の世界にもいっぱいいいるんです。

言っておきますけど(言う必要もないと思うけど)
頭の悪いカエルさんの「神田橋先生は顛末に興味ない」
これありえませんから。

「発達障害は治りますか?」が出たあと
パニックがなくなった、とかそういうお話が読者からありました。

そうしたら神田橋先生は「うれしいねえ」とおっしゃって

「でもそれはまだ治癒ではない」とおっしゃいました。

パニックがなくなったのは、脳がラクになったから。

そしてそのあと起きるのが治癒だと。

そのとおりのことを、私たちは目撃してきたのです。
別にそれは春ウコンとエビオスだけのおかげではないけど。

だから

私は「あんなこと」や「こんなこと」を広めたことを後悔するどころか
ますます頭に乗っていますよ。
喧嘩上等な性格が活かせてよかったなあ、と思っています。

☆☆☆☆☆☆

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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医学ってそんなもの (けいらくでらく)
2014-07-20 09:19:59
いつもお世話になってます。大阪の橋下支持のはり師です。

薬は試行錯誤しても怒られないのに、食品や日本の保険診療に入っていない療法(よその国では国家資格を与えてるものを含む)は試すことも許さない、という人いますよね。

危険度合いはどっちが高いのか?明らかなのですが、自分の物差しに合わないものは理屈ではなく許せないのですかね。

数うちゃ当たる、ではダメですが、どれが合うか?の精度を高める為に大先生はOリングなどで確かめ、はり師は脈診や体表(皮膚)・筋肉などの変化でその処置が正しいか否かを判定するのです。

エビデンスが~は一見ごもっともに聞こえるのですが、私からすると、処方の前にその効果(良い効果・悪い効果共に)を判定出来ないからこそことさらにEBM重視なのでは?と思ってます。
処置・処方の前に効果を判定(予測)する、という部分が現代医学の標準的診断法・治療はありません。

誤解して欲しくないのは、だから現代医学はダメなのだ!と言ってるのではないです。

現代医学が現時点で採用してないものにも価値があるものは当然あるわけで、それを認められないおひとは残念さんとしか言いようがありません。

カルトという表現も、このようなマジックワードを使って批判する人とは話が出来ないんですよね。

あの有名な豆のパパも自ら体験することもなく、机上だけで十分!と鍼灸を否定しましたからね。

わずか1時間ほど体験すれば済むのに、その何倍?もの時間をかけて批判のための理論構築してましたしね笑

その割りには彼が選んだもののお子様への効果が薄そうな印象なのが香ばしいですが笑

危険が少なくて、とてつもなく高価でないなら、どんどん試せば良いのですよ。

専門家はその選択の精度が一般人よりも高いから専門家なので、専門家が勧める優先順位を考慮して試すと当たりにたどり着くのが早いと思うんですよね。

もちろん、専門家は選ぶ必要がありますが笑。

まとまらなくなってきたのでこの辺で。
いつもありがとうございます。
返信する
Oリングとか身体感覚のLDとか (浅見淳子)
2014-07-21 07:51:36
けいらくでらくさん、ようこそ。
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薬は試行錯誤しても怒られないのに、食品や日本の保険診療に入っていない療法(よその国では国家資格を与えてるものを含む)は試すことも許さない、という人いますよね。
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ああそういう構図なのか、なるほど。
それは橋下さんが破ろうとしているものを守る人たちが自然に取る行動じゃないかな。
すなわち「既得権益」です。
自閉症の人が苦しいまま、効かない療法をやり続けてくれて悩み続けてくれた方が、失業しない人たちが一定数いますよ。
私などはどんどん治して次の人の悩みを解決すればいいと思うのですが、どうも恐がりな人が多いギョーカイなので。

Oリングですけどね、もうほとんどなさらないみたいですよ。でもそれは「頭の悪いカエルさん」が言うように「捨てた」のではなく、「それすら必要がなくなった」っていう感じです。わっか作らなくてもみただけでわかってしまうようです。それはまあ、バックグラウンドを知らない人から見たらオカルトだけど(同じような技が使えない医者から見てもそうだと思います)話は早いですよ。患者としてはありがたいことです。
これはけいらくでらくさんのお仕事からも類推できるんじゃないかと思いますが、触診の前にある程度わかるでしょ? それのすごい突き詰めた形、一種の完成形だとご理解いただければいいかもです

某EBM重視の方、今無駄に思えるほど国際学会に出て検証作業に励んでいる先生が以前「全員が職人技を使えたらEBMはいらない」とつぶやかれたことがあり、そういうことなのだと思います。うちの本の中で神田橋先生は逆説的に「DSMは必要だ」とおっしゃっていますよね。かなりの皮肉を込めて。

机上だけで批判して体験しない人。あの周辺の人ってそうですよ。
でも栗本さんに勧められて読んだ東洋医学の巨人故野口春哉先生の著作によると、そういう学習の仕方しかできないのも身体の癖なんですよね。
つける薬はないけど、できる整体はあるみたいです。でもまあ、彼らはやらないでしょう。
コンディショニング講座を始めて、どうしても身体理論がわかりにくい人たちがいて、身体感覚のLDみたいな人が時々いるな、と思うようになりました。算数や書字のLDが実在するのだから、身体感覚のLDがあってもおかしくありません。その自覚がないままに、学習が偏ることはあるでしょう。
でもけいらくでらくさんがおっしゃるとおり、お子さんへの効果が薄そうな方法をわざわざ選ぶのがその偏りのゆえだとすると、やはり芸は身を助けるだと思いますね。
彼らは治りたくない。子どもを治したくない。
そして彼らの学習方法ゆえに、効果のある療法をもってこられない。お子さんは治らない。
ちゃんと夢を叶えているわけです。

私は医療者ではないけど、ウコンでもなんでも自分にいいかどうかは自分で判断するし、夫の体調はほっぺたの色つやでわかりますよ。犬の鼻みたいなもんですかね。
でもプロではないので私がわかるのは自分と夫くらいです。けいらくでらくさんのおうちは数が多いから、もっといっぱいおわかりになるでしょうけど。ていうかプロだし。
でもプロじゃなくても親御さんはわかる人が多いのではないでしょうか。身体のLDの人は別ですが。

こちらこそいつもありがとうございます。
またお越しくださいませ。
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