治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

ふりおとし、ふりおとされ

2024-04-22 08:55:00 | 日記
4月20日、いつものように早く目覚め、今日は横浜アリーナに大相撲が来る日だと気づきました。
切符取ろうとしたこともあったんだけど、出遅れたので「なんかいい席残っていないな~」とそのままになったのだった。
でも最近の若い力士の活躍をみていると、久しぶりに生で見たいなあ。
検索してみると、当日券は8時半から当日券が出るとのこと。
8時に行ってみて長蛇の列だったらあきらめよう。

そう思って8時前にブロンプトンで出かけました。
これだとたためば一緒に並べますし、券が手に入ったとき母のうちに届けるのもラク。
行ってみたら私は四人目でした。
母に電話をすると、午後からしか行けないけどぜひみたいといいます。どっちみちメインは午後からです。
というわけで私は一番安い二階の券(一階は売り切れ)を二枚入手し、一枚母の家に届けました。
母も大喜びでした。



去年の3月13日にマスクが個人の判断になって
去年の横浜アリーナ場所が4月のこの時期。
去年チケットを取らなかったのは、去年はまだ大相撲が今ほど盛り上がっていなかった(その後いい力士がどんどん出てきた)のと、マスク問題がまだはっきりしなかったからだと思います。
マスク時代ナマ大相撲にまったく近づかなかったのは、ちょうど贔屓の力士がいなかったのと(はっきり言ってラクです)テレビでやっていたからです。わざわざ家畜コスプレして国技館に行かなくてもいい。
でも飛行機はそうは行かなかった。実際に乗らないといけません。

各興業各施設が政府の何らかの補助や規制を受けており、あほらしい感染対策につきあわざるを得なかったのは理解します。
でもこっちも近づかないという選択肢があった。
近づかなければ、なくて全く困らないものがわかった。
そしてコロナ禍とポストコロナの対応を見て、ふりおとすものとふりとさないものに分けるきっかけになりました。
あのときに要らなかったものは、今も要らない。
最たるものが医療ですが。
今後病気もケガもしないつもり。最後に心肺停止になって運ばれて死亡診断書だけ出してもらうのが理想です。

コロナ禍でも一応私がマスクをしたのは飛行機だけ。
飛行機は安く遠くに行けるので、妥協しました。
おまけに他の客を人質に取られている。私一人がごねて、出発できなかったら申し訳ない。
ただしほぼ出入りのときしかしませんでしたし、マスクと呼べないような布切れを顔に一瞬載せただけというのが実状でしたが。
口うるさいCAから離れた窓際を取るのが癖になり、それ以来窓際を好む人になりました。
それと乗るたびに抗議のメールを送り、ANAからは「いつもご意見を頂戴し恐縮に存じます」という枕詞がついた返事が来るようになりました。あっちも浅見淳子っていう人が乗るたびに文句を言ってくるのはわかっていた。

その飛行機は個人の判断になってあっさり解除。スタッフもどんどん素顔に。
どっちみち飛行機は乗り続けるつもりでしたが、これをみて「解除されたあとの態度」も大事な判断基準だと思いました。
大相撲は他の興行より解除が早くて、とくにお客たちの素顔があっという間に戻りました。高齢者だらけなのに、怖くないみたい。
客筋の問題です。

ところが音楽関係はいつまでものたのたしている。
しれっと客席マスクを告知する大物アーティスト。一生マスクしていろといわんばかりのライブハウスの人。2023年の年末にもマスクで歌うという第九のイベント。
音楽関係は、繊細チンピラみたいな、意識高いみたいな、私って繊細なのそれが財産なの、みたいな人が揃っているんだと思います。いけすかない人種です。
いったい音楽関係の人は、自分たちは朗々と歌いながら客に酸欠を強いるという事態を人間として恥ずかしいと思わなかったのだろうか? ききたいわ。

私は感覚過敏は心からかわいそうだと思ったし、治ればいいなと思って本をたくさん出しましたが、感覚過敏に居座っているやつはきらいです。どっか普通の感覚の人間を下に見ている感じがして。
音楽家とかの繊細チンピラにはそれを感じるので、そしてもともと私は音楽なんぞなくても生きていける人なので、今後一生ナマ音楽に課金するのはやめました。
解除されたあとの態度が気に入らなかった。

それと映画館ももう一生行かなくていいや。
もともと大画面じゃなきゃいけない、みたいな映画ファンではないし、話題作があったときにネットで見るだけでじゅうぶんです。
というわけで映画館も一生行かないと思います。

美術館・博物館はうんと減ると思う。
本当に行きたい企画じゃないと行かない。

演劇はもともとそんなに好きじゃないし、演劇人っていうのも音楽家と同じような理由で好きじゃないし、宝塚は昨日になってもまだ出演者発熱のため公演キャンセルとかやってるし、演劇もたぶん一生行かないと思います。

どうも私は閉鎖空間が苦手みたいです。
だからコロナを避けるのには適性があったみたい。

ともかくコロナ禍で要らないとわかったものを排除したら

これでずいぶんお金が浮きます。自分にとって無駄なものがふりおとされて、あのフユカイなコロナ禍の有効活用です。
残ったのは飛行機と大相撲。
これだけは許してやる。

それと、静岡。
私たちは2020年の初め、そろそろ旅行業界の危機が叫ばれ始めた時代、伊東に遊びにいったのです。そういう恩も忘れて首都圏の人間をばい菌扱いした静岡。
日本一素通りされている県のくせに生意気。
でもまあ、風光明媚でおいしいものたくさんの隣県なので
川勝知事の退任をきっかけに静岡と和解することにしました。

というわけで、五月は忙しい。
GWは霞ケ浦ライド。
そのあとに奄美大島。
お誕生日付近は駿河湾ライドです。

こうやって色々なものをふりおとした結果、本当に使いたいところにお金と時間を使っている私ですが


一方でふりおとされてもいます。

もうすぐ『芋づる式に治そう!』が増刷しそう。
役に立つ本だから当たり前です。

でも著者がさあ
もう本を出したことさえひた隠しにしている。
父親が出て行って見捨てた子を必死に育てている母の気持ちってこういうのだろうな、と思います。

それでも人々のお役に立ち
片親でも立派に育っていますけどね。
医療なしに健康を維持するためには、コンディショニングってとても役に立ちますからね。





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