花風社創立29周年記念動画として三回シリーズで「さよなら 二次障害」をお届けしました。
アメリカでの臨床経験が長い中川先生とお話したとき
アメリカでは「二次障害、きいたことない」とおっしゃっていました。
つまりこれほどの二次障害の強調は、私がしゃべったとおり、日本のギョーカイの営業トークなんですね。
それより、私は秋祭りの動画で気になっていたことがありました。
皆様ご存じのとおり、智くんは全身18か所に多発奇形をもって生まれてきました。それでもすくすく育っています。
その智くんがQEEGを受けて、その結果を公開してくれたわけですが、それを解説する中川先生がさらりと「心臓の障害の結果脳室拡大が起きた」とおっしゃっていたことです。
つまり、智くんの心臓と脳が同時に故障したわけではなく
心臓が故障した結果脳に障害が出てきた、という解釈です。
これがすごくヒントになりました。
それでAIさんにきいてみたのです。
=====
浅見 心臓と脳はどっちが先にできる?
AIさん ヒトの発生において、心臓と脳のどちらが先にできるかという質問に対しては、心臓の方が先に機能し始めますが、脳の形成も非常に早く始まるため、両者のタイミングは近いです。以下に詳しく説明します。
心臓の形成と機能開始
開始時期: 受精後約3週目(妊娠5週目頃)。
過程:
受精後約18~19日目に、中胚葉から心臓の元となる「心原基(cardiogenic mesoderm)」が形成されます。
受精後約21~22日目に、心臓の原始的な管状構造(心管、heart tube)ができ、拍動が始まります。これはヒトの体内で最初に機能する器官として知られています。
その後、4週目から8週目にかけて、心臓は4つの部屋(左右の心房と心室)に分かれ、より複雑な構造へと発達します。
ポイント: 心臓は「動き始める」のが非常に早く、血液循環を担うために優先的に機能を開始します。
脳の形成開始
開始時期: 受精後約3週目(妊娠5週目頃、心臓とほぼ同時期)。
過程:
受精後約18~20日目に、外胚葉から「神経板(neural plate)」が形成されます。
受精後約22~23日目に、神経板が折り畳まれて「神経管(neural tube)」になり、これが脳と脊髄の基礎となります。
4週目以降、神経管の前端が膨らんで脳の原始構造(前脳、中脳、後脳)が形成され始めますが、脳が「機能する」のはもっと後の段階です。
ポイント: 脳の構造形成は心臓とほぼ同時に始まりますが、複雑な神経回路が働き始めるのは胎児期に入ってからで、心臓の拍動開始より遅れます。
どちらが先か?
結論:
機能的な観点では、心臓が先に「動き出す」(受精後約21~22日目の拍動開始)。
構造形成の観点では、心臓と脳(神経管)はほぼ同時期(受精後3週目)に始まるため、大きな差はありません。
ただし、心臓の拍動が確認されるのが先なので、一般的に「心臓が先にできる」と表現されることが多いです。
もしさらに詳しい比較や特定のプロセスについて知りたいことがあれば、教えてください!
浅見 先に動き出した心臓は、脳の発育を助ける?
AIさん はい、先に動き出した心臓は、脳の発育を助ける非常に重要な役割を果たします。心臓が拍動を開始することで血液循環が始まり、酸素や栄養素が全身、特に脳に運ばれるようになるからです。以下にその仕組みを詳しく説明します。
心臓の拍動と血液循環の開始
時期: 受精後約21~22日目(妊娠約4週目)に心臓が拍動を始めます。
役割: この時点で心臓はまだ単純な管状構造(心管)ですが、血液を押し出すポンプとしての機能を果たします。最初は原始的な循環で、胎児自身の血液が全身を巡り始めます。
この血液循環は、胎児が成長するにつれて胎盤を介した母体からの酸素と栄養供給に依存するようになります。
脳の発育における心臓の貢献
酸素と栄養の供給:
脳(神経管やその後の脳構造)の発達には、大量の酸素とグルコース(エネルギー源)が必要です。心臓が血液を循環させることで、これらが脳に届けられます。
神経細胞(ニューロン)の増殖や分化、神経回路の形成はエネルギー依存的なプロセスであり、血液循環がなければ進行できません。
タイミングの一致:
心臓が動き始める受精後3週目頃は、ちょうど神経管が形成され、脳の原始構造が作られ始める時期(受精後22~23日目)と重なります。このタイミングで血液循環が開始することは、脳の発育にとって不可欠です。
酸素不足の影響:
もし心臓の拍動が遅れたり停止したりすると、脳に酸素が行き渡らず、神経系の異常(例: 神経管閉鎖不全など)が発生するリスクが高まります。これは先天性奇形の原因ともなります。
胎盤との連携
受精後4週目以降、胎盤が発達し始めると、心臓は母体からの酸素-richな血液を胎児全体に運ぶ役割を担います。この時期、脳は急速に成長しており、特に前脳、中脳、後脳の分化が進むため、心臓の働きがさらに重要になります。
結論
先に動き出した心臓は、血液循環を通じて脳に酸素と栄養を供給し、その発育を直接的に支えます。心臓が「ポンプ」として機能することで、脳を含むすべての器官が成長するための基盤が整うのです。心臓と脳の発達は相互に依存しており、心臓の早期稼働が脳の健全な発育を可能にするといえます。
もしこのプロセスについてさらに深掘りしたい点があれば、教えてくださいね!
=====
つまりね、智くんの場合には心臓に奇形があって、それで十分な酸素を送れなくて脳室拡大が起きた可能性が高く、だとしたら脳室拡大→発達遅滞は継次的に起きたわけですね。同時多発奇形ではなく、継次多発奇形だったかもしれないわけです。心臓は要なので。
だからバイオフィードバックやって、心拍の調整をして、色々発達するっていうのは当たり前なんですね。
そして智くんの場合には、身体の成長に応じて定期的に手術する必要があるくらいの障害ですが
もっと軽微な心臓機能の障害、不調を抱えているお子さんもいるでしょう。中川先生は、発達キッズに血中酸素濃度明らかに低い子が多いという実感を持っていらっしゃるようで。
だとしたらその子たちがバイオフィードバックで治っていくということはアリですね。だから私は、自分でバイオフィードバック購入したんですが。
それと、「脳に歴史あり。脳に未来あり」の配信をすでに受けた方はご存じですが
自閉症由来の困った行動と言われるあれ、「こだわり」も心拍と関係あるということがあっちではとっくの昔に明らかになっているようで
だとしたら「こだわり」も治ります。環境調整の必要性もかなり緩和され家族全員ハッピー
になると思う。
というわけで、QEEGは実は心拍変動率も測っていて、これがあれこれ教えてくれていることがわかるので
今度のお勉強会も必見です。
御案内貼っておきますね。
=====
脳機能スクリーニング&トレーニングについて具体例に学ぼう!
お世話になっております。花風社です。
夏祭り・秋祭りを通じて、脳機能スクリーニング&トレーニングについてお伝えしました。多くの方が実際に測定に出向かれたり、トレーニングを始めたりしているようです。
・具体的に脳波測定で何がわかるのか
・出てきたデータにはどういう意味があるのか
・自律神経の測定について
・脳神経に関する日本の医療ではあまり語られてない知見
・心拍と神経の関わり
をさらに学ぼうと、花風社ではこのたびお勉強会を開きました。
題して
脳に歴史あり。脳に未来あり。最先端テクノロジーによる発達援助の可能性を学ぶ
です。
お勉強会を開いてみて、感じたのは「いや、痛快な時代がやってくるなあ」です。ここまでわかってしまうとは!
今回、データを提供してくださったのは、猫本こと『支援者なくとも、自閉っ子は育つ』の著者であるこよりさんです。
ご存じの方も多いと思いますが、こよりさんご自身ADHDやASDの診断があり、その他持病もあります。28年間にわたる介護生活を経験され、その間発達障害のお子様をお二人育てました。色々な負荷が取れて今に至るのですが今回、脳の状態をみたいということで測定を受けられました。そしてその結果をNFプラクティショナーである中川朋先生に直接解説していただきました。
私も立ち会わせていただき、「脳ってすごいな」と思いました。こよりさんの過去も、そして未来も、刻まれているからです。それと同時に、心拍変動など、これまで日本では発達障害と結び付けられていないバイオマーカーも測定できること、発達援助の糸口になることを確かめられました。課題の自律神経を整える手立てもわかりました。そして、このお勉強会をきっかけにさらに脳神経のつながりについて知見が得られました。
花風社では今回、このお勉強会を配信いたします。
視聴期限は五月十五日です。
中味が少しでもわかりやすくなるように、「浅見メモ」もダウンロードできるようにしております。
料金は1818円+税(2000円)です。
視聴ご希望の方は
1 お名前
2 配信先アドレス
(届かないことが多いのでgmailは不推奨とさせていただきます)
をzoom☆kafusha.comにメールください。(☆を@に変えてください)。
振込先を返信にてお知らせいたします。
どんどん新しいことがわかる会です。
ぜひ視聴をおすすめいたします。
また、花風社は令和七年二月二十三日
創立29周年を迎えることができました。
これもひとえに皆様のおかげと感謝しております。
記念のミニセミナーを三回シリーズで無料配信しております。
テーマは「さよなら 二次障害」です。
https://blog.goo.ne.jp/tabby222/e/7b7436cecc5f8f2718ba2dfee27b9b36
今後とも花風社をどうぞよろしくお願いいたします。
アメリカでの臨床経験が長い中川先生とお話したとき
アメリカでは「二次障害、きいたことない」とおっしゃっていました。
つまりこれほどの二次障害の強調は、私がしゃべったとおり、日本のギョーカイの営業トークなんですね。
それより、私は秋祭りの動画で気になっていたことがありました。
皆様ご存じのとおり、智くんは全身18か所に多発奇形をもって生まれてきました。それでもすくすく育っています。
その智くんがQEEGを受けて、その結果を公開してくれたわけですが、それを解説する中川先生がさらりと「心臓の障害の結果脳室拡大が起きた」とおっしゃっていたことです。
つまり、智くんの心臓と脳が同時に故障したわけではなく
心臓が故障した結果脳に障害が出てきた、という解釈です。
これがすごくヒントになりました。
それでAIさんにきいてみたのです。
=====
浅見 心臓と脳はどっちが先にできる?
AIさん ヒトの発生において、心臓と脳のどちらが先にできるかという質問に対しては、心臓の方が先に機能し始めますが、脳の形成も非常に早く始まるため、両者のタイミングは近いです。以下に詳しく説明します。
心臓の形成と機能開始
開始時期: 受精後約3週目(妊娠5週目頃)。
過程:
受精後約18~19日目に、中胚葉から心臓の元となる「心原基(cardiogenic mesoderm)」が形成されます。
受精後約21~22日目に、心臓の原始的な管状構造(心管、heart tube)ができ、拍動が始まります。これはヒトの体内で最初に機能する器官として知られています。
その後、4週目から8週目にかけて、心臓は4つの部屋(左右の心房と心室)に分かれ、より複雑な構造へと発達します。
ポイント: 心臓は「動き始める」のが非常に早く、血液循環を担うために優先的に機能を開始します。
脳の形成開始
開始時期: 受精後約3週目(妊娠5週目頃、心臓とほぼ同時期)。
過程:
受精後約18~20日目に、外胚葉から「神経板(neural plate)」が形成されます。
受精後約22~23日目に、神経板が折り畳まれて「神経管(neural tube)」になり、これが脳と脊髄の基礎となります。
4週目以降、神経管の前端が膨らんで脳の原始構造(前脳、中脳、後脳)が形成され始めますが、脳が「機能する」のはもっと後の段階です。
ポイント: 脳の構造形成は心臓とほぼ同時に始まりますが、複雑な神経回路が働き始めるのは胎児期に入ってからで、心臓の拍動開始より遅れます。
どちらが先か?
結論:
機能的な観点では、心臓が先に「動き出す」(受精後約21~22日目の拍動開始)。
構造形成の観点では、心臓と脳(神経管)はほぼ同時期(受精後3週目)に始まるため、大きな差はありません。
ただし、心臓の拍動が確認されるのが先なので、一般的に「心臓が先にできる」と表現されることが多いです。
もしさらに詳しい比較や特定のプロセスについて知りたいことがあれば、教えてください!
浅見 先に動き出した心臓は、脳の発育を助ける?
AIさん はい、先に動き出した心臓は、脳の発育を助ける非常に重要な役割を果たします。心臓が拍動を開始することで血液循環が始まり、酸素や栄養素が全身、特に脳に運ばれるようになるからです。以下にその仕組みを詳しく説明します。
心臓の拍動と血液循環の開始
時期: 受精後約21~22日目(妊娠約4週目)に心臓が拍動を始めます。
役割: この時点で心臓はまだ単純な管状構造(心管)ですが、血液を押し出すポンプとしての機能を果たします。最初は原始的な循環で、胎児自身の血液が全身を巡り始めます。
この血液循環は、胎児が成長するにつれて胎盤を介した母体からの酸素と栄養供給に依存するようになります。
脳の発育における心臓の貢献
酸素と栄養の供給:
脳(神経管やその後の脳構造)の発達には、大量の酸素とグルコース(エネルギー源)が必要です。心臓が血液を循環させることで、これらが脳に届けられます。
神経細胞(ニューロン)の増殖や分化、神経回路の形成はエネルギー依存的なプロセスであり、血液循環がなければ進行できません。
タイミングの一致:
心臓が動き始める受精後3週目頃は、ちょうど神経管が形成され、脳の原始構造が作られ始める時期(受精後22~23日目)と重なります。このタイミングで血液循環が開始することは、脳の発育にとって不可欠です。
酸素不足の影響:
もし心臓の拍動が遅れたり停止したりすると、脳に酸素が行き渡らず、神経系の異常(例: 神経管閉鎖不全など)が発生するリスクが高まります。これは先天性奇形の原因ともなります。
胎盤との連携
受精後4週目以降、胎盤が発達し始めると、心臓は母体からの酸素-richな血液を胎児全体に運ぶ役割を担います。この時期、脳は急速に成長しており、特に前脳、中脳、後脳の分化が進むため、心臓の働きがさらに重要になります。
結論
先に動き出した心臓は、血液循環を通じて脳に酸素と栄養を供給し、その発育を直接的に支えます。心臓が「ポンプ」として機能することで、脳を含むすべての器官が成長するための基盤が整うのです。心臓と脳の発達は相互に依存しており、心臓の早期稼働が脳の健全な発育を可能にするといえます。
もしこのプロセスについてさらに深掘りしたい点があれば、教えてくださいね!
=====
つまりね、智くんの場合には心臓に奇形があって、それで十分な酸素を送れなくて脳室拡大が起きた可能性が高く、だとしたら脳室拡大→発達遅滞は継次的に起きたわけですね。同時多発奇形ではなく、継次多発奇形だったかもしれないわけです。心臓は要なので。
だからバイオフィードバックやって、心拍の調整をして、色々発達するっていうのは当たり前なんですね。
そして智くんの場合には、身体の成長に応じて定期的に手術する必要があるくらいの障害ですが
もっと軽微な心臓機能の障害、不調を抱えているお子さんもいるでしょう。中川先生は、発達キッズに血中酸素濃度明らかに低い子が多いという実感を持っていらっしゃるようで。
だとしたらその子たちがバイオフィードバックで治っていくということはアリですね。だから私は、自分でバイオフィードバック購入したんですが。
それと、「脳に歴史あり。脳に未来あり」の配信をすでに受けた方はご存じですが
自閉症由来の困った行動と言われるあれ、「こだわり」も心拍と関係あるということがあっちではとっくの昔に明らかになっているようで
だとしたら「こだわり」も治ります。環境調整の必要性もかなり緩和され家族全員ハッピー
になると思う。
というわけで、QEEGは実は心拍変動率も測っていて、これがあれこれ教えてくれていることがわかるので
今度のお勉強会も必見です。
御案内貼っておきますね。
=====
脳機能スクリーニング&トレーニングについて具体例に学ぼう!
お世話になっております。花風社です。
夏祭り・秋祭りを通じて、脳機能スクリーニング&トレーニングについてお伝えしました。多くの方が実際に測定に出向かれたり、トレーニングを始めたりしているようです。
・具体的に脳波測定で何がわかるのか
・出てきたデータにはどういう意味があるのか
・自律神経の測定について
・脳神経に関する日本の医療ではあまり語られてない知見
・心拍と神経の関わり
をさらに学ぼうと、花風社ではこのたびお勉強会を開きました。
題して
脳に歴史あり。脳に未来あり。最先端テクノロジーによる発達援助の可能性を学ぶ
です。
お勉強会を開いてみて、感じたのは「いや、痛快な時代がやってくるなあ」です。ここまでわかってしまうとは!
今回、データを提供してくださったのは、猫本こと『支援者なくとも、自閉っ子は育つ』の著者であるこよりさんです。
ご存じの方も多いと思いますが、こよりさんご自身ADHDやASDの診断があり、その他持病もあります。28年間にわたる介護生活を経験され、その間発達障害のお子様をお二人育てました。色々な負荷が取れて今に至るのですが今回、脳の状態をみたいということで測定を受けられました。そしてその結果をNFプラクティショナーである中川朋先生に直接解説していただきました。
私も立ち会わせていただき、「脳ってすごいな」と思いました。こよりさんの過去も、そして未来も、刻まれているからです。それと同時に、心拍変動など、これまで日本では発達障害と結び付けられていないバイオマーカーも測定できること、発達援助の糸口になることを確かめられました。課題の自律神経を整える手立てもわかりました。そして、このお勉強会をきっかけにさらに脳神経のつながりについて知見が得られました。
花風社では今回、このお勉強会を配信いたします。
視聴期限は五月十五日です。
中味が少しでもわかりやすくなるように、「浅見メモ」もダウンロードできるようにしております。
料金は1818円+税(2000円)です。
視聴ご希望の方は
1 お名前
2 配信先アドレス
(届かないことが多いのでgmailは不推奨とさせていただきます)
をzoom☆kafusha.comにメールください。(☆を@に変えてください)。
振込先を返信にてお知らせいたします。
どんどん新しいことがわかる会です。
ぜひ視聴をおすすめいたします。
また、花風社は令和七年二月二十三日
創立29周年を迎えることができました。
これもひとえに皆様のおかげと感謝しております。
記念のミニセミナーを三回シリーズで無料配信しております。
テーマは「さよなら 二次障害」です。
https://blog.goo.ne.jp/tabby222/e/7b7436cecc5f8f2718ba2dfee27b9b36
今後とも花風社をどうぞよろしくお願いいたします。
