空のソリトンⅡ
いのちのすがた
雲村 kumo-hmlak
異径のハロ odd radius halos
8/5 18:15
暈(ハロ)が一本じゃありません。何本かあります。
これは、「ピラミッド型氷晶」と呼ばれる氷の結晶(氷晶)が原因となって起こると言われる複数のハロのようです。
かつてイギリスで、イースター(復活祭)の日に観測されたということが、『太陽からの贈りもの ~虹、ハロ、光輪、蜃気楼~』(Robert Greenler)に記述されています。この時は、多い人で6つのハロを観たそうです。
その本では、この現象の原因として、通常とは異なるピラミッド型の氷晶を光が通過することで複数のハロとなるのではないかとの考察が紹介されていました。
強調画像
内側から
赤 9度
橙 18度
黄 20度
外側ははっきり分かれてないので、判然としませんが、
黄緑 22度
水色 23度
という具合になるかもしれません。
(参照:『Atmospheric halos and the Search for Angle X』)
※ ここで「~度」というのは、見た目の距離っていうのか、視半径のことです。たとえば、水平線を見てこれを0度の位置とすると、自分が立つ地面から垂直のラインを伸ばした空のてっぺんが90度、という具合です。ちなみに通常見る暈は、22度の視半径です。
ちょっとやることがあったので、しばらく用事を済ませてから再度撮影に。ここで撮影の間が空いてしまいます。
18:38
9度の上部がとても明るい。
18:39
太陽を遮蔽(しゃへい)して撮影すると、よりはっきりします。
「9度プレートアーク(9°plate arc)」と、参照にした本にあります。はっきりとしたものは初撮影になります。
18:42 強調画像
目では見えなかったのですが、水色を結ぶラインにまた別の暈(ハロ)。
35度ハロと思われます。
9度プレートアーク(この呼び方が正しいのかわかりませんが)の上にも光があり、やはりこれも20度とかのプレートアークになるかもしれません。
18:57 強調画像
9度プレートアークの左方向に雲の明るい部分が観られます。
幻日かとも思いましたが、
19:16
日没後、手で太陽からの見た目の距離を図ると、22度の位置からはだいぶ外にあります。
どうやら9度プレートアークとあるいは太陽柱とが光源になった二次的な幻日のようです。
19:19
そしてこの後も、楽しい空が観られました。
暈(ハロ)が一本じゃありません。何本かあります。
これは、「ピラミッド型氷晶」と呼ばれる氷の結晶(氷晶)が原因となって起こると言われる複数のハロのようです。
かつてイギリスで、イースター(復活祭)の日に観測されたということが、『太陽からの贈りもの ~虹、ハロ、光輪、蜃気楼~』(Robert Greenler)に記述されています。この時は、多い人で6つのハロを観たそうです。
その本では、この現象の原因として、通常とは異なるピラミッド型の氷晶を光が通過することで複数のハロとなるのではないかとの考察が紹介されていました。
強調画像
内側から
赤 9度
橙 18度
黄 20度
外側ははっきり分かれてないので、判然としませんが、
黄緑 22度
水色 23度
という具合になるかもしれません。
(参照:『Atmospheric halos and the Search for Angle X』)
※ ここで「~度」というのは、見た目の距離っていうのか、視半径のことです。たとえば、水平線を見てこれを0度の位置とすると、自分が立つ地面から垂直のラインを伸ばした空のてっぺんが90度、という具合です。ちなみに通常見る暈は、22度の視半径です。
ちょっとやることがあったので、しばらく用事を済ませてから再度撮影に。ここで撮影の間が空いてしまいます。
18:38
9度の上部がとても明るい。
18:39
太陽を遮蔽(しゃへい)して撮影すると、よりはっきりします。
「9度プレートアーク(9°plate arc)」と、参照にした本にあります。はっきりとしたものは初撮影になります。
18:42 強調画像
目では見えなかったのですが、水色を結ぶラインにまた別の暈(ハロ)。
35度ハロと思われます。
9度プレートアーク(この呼び方が正しいのかわかりませんが)の上にも光があり、やはりこれも20度とかのプレートアークになるかもしれません。
18:57 強調画像
9度プレートアークの左方向に雲の明るい部分が観られます。
幻日かとも思いましたが、
19:16
日没後、手で太陽からの見た目の距離を図ると、22度の位置からはだいぶ外にあります。
どうやら9度プレートアークとあるいは太陽柱とが光源になった二次的な幻日のようです。
19:19
そしてこの後も、楽しい空が観られました。
コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )
« つるし雲 8/5 | 薄明光線 » |
こちらの記事のことは昨年から存じており、ブラウザのお気に入りに入れていました。
太陽高度がある程度高い時に撮ったものをつい最近、海外サイトにアップしたところ、ハロ界隈で有名な方からコンタクトがあり、
「太陽高度が0度近くになった時の写真はないだろうか?
この氷晶の状態だと、世界初観測かもしれない35度のプレートアークが写っている可能性がある」
と言われました。
私は「0度の頃はほとんどのハロが消えかけていたので途中で帰ってしまい写真はありません。35度ハロは確認しましたが、35度のプレートアークの存在は知りませんでした」と当日の写真数十枚をすべてを見せ、その旨をつたない英語でメールすると残念がっていらっしゃいました。
お手持ちの写真に、太陽高度が0度近くで35度付近が写っているものはありませんか?
世界初かもしれない35度のプレートアークが写っていたらそれは素晴らしい発見だと思います。
突然失礼致しました。
もし何かお気づきの点がありましたら、私のホームページのメールフォームから連絡いただけましたら幸いです。
それでは。ここまで読んでいただきありがとうございました。
P.S.
過去に新聞に掲載された様々な写真、拝見し感動しました。
春から県外で暮らしているので、また素晴らしい現象が現れた時に実家の者が記事を送ってくれるのを楽しみにしています。
さて、35度のプレートアークが写ってないかということですが。
日没時から日没後20分後くらいまでも撮影しています。それらしきものは無いように見えます。カメラを横に構えてるために、35度のあたりまでとらえた写真が少ないんですが、そもそも35度のハロはパソコンで見てやっと確認できた程度でした。しかも日没後時からの私の目は、太陽柱もしくはプレートアークによってできたかのような2次的な幻日(?)現象に釘付けでした。尾まで引いていましたので。
境港にいらっしゃるのであれば、パソコンに納めた当日の画像をご覧いただくこともできるかともおもったんですが、県外なんですね。今度3~6日、松江の今井書店センター店の多目的スペースにいるんですけれど。
最近は山に入ってることが多くて空もあまり観られず、見逃してることが多い思います。私のほうが他の人からの報告を待つ側になってるような状況かもしれませんね。
Parheliaさんのほうもまたいい空観れるといいですね。では。
「山陰から世界初観測が出ればいいな」
なんて思っていました。
返信ありがとうございました。
今後のご活躍を楽しみにしています。
われわれは、あんがい見逃してるのかもしれないと思っています。関心持つ人が増えれば、誰かがとらえてくれるんじゃないかという期待があります。こういう仲間が増えるといいですね。
それでは。