いぬがみさまへの道

2020-02-10 00:00:00 | The room of Sora
先週ですが、飼い犬が14歳2ヶ月強の生涯を終え、「いぬがみさま」への道を歩むこととなりました。

10歳の頃から犬種特有の消化器系の不調がはじまり、投薬とカロリーコントロールを続けていて、それなりに好不調はあったのですが、13歳になって体力が落ちてきたと思っていたら小腸に腫瘍が見つかり、ステロイドを使いながら延命したのですが、何度も各種の危機を乗り越えたものの、ついに力が抜けるように眠りにつきました。

写真は12歳の誕生日の少しあと。



実は、いくつかの噛み跡が私の手に残っていて、時々うずくことがあるのですが、これからは、そのうずきは、何かの危険が近づいたことを教える「いぬがみさま」からのお告げと考えることにします。


自宅の近くに劔神社という由緒のある神社があり、立派な石彫りの狛犬一対が守っているのですが、今から百年ほど修行したら、今の犬と交代で、台の上に乗せてもらえないかと期待。

マザー牧場で、お散歩

2017-03-21 00:00:43 | The room of Sora
暖かくなってきたので、犬のお散歩に千葉県にあるマザー牧場に行った。千葉県出身なのだが、たぶん学校の遠足に行って以来かな。こどもの頃はバスに乗ると乗り物酔いをしていたので、遠足自体、いい思い出がないというか、思い出すら薄い。

館山自動車道という安心できない自動車専用道路を下りるとやはり山道。運転しないと車酔いしやすいという症状は、完全自動走行車が完成した場合、解消されるのだろうか。車酔いしないため、やはり運転するということになったら、壮大な無駄研究ということだ。もっとも、自宅から好きなところまで自分で運転しないで行けるということは、タクシーに乗るのと同じことだから、それこそ超大な無駄研究ともいえる。

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そして、こどもの遠足の時の薄い記憶はまったく不正確で、ドッグランエリアまでかなり歩くことになる。ゆっくり歩けばいいかな、と思っていたら急に空がかき曇り、黒っぽい雲が遠くに現れる。超低いといっても山岳地帯には違いなく、雨の降る前に目的を果たさなければと足を速める。

もう十歳を超え、老犬の仲間なのだが、人間界でも老人の年齢が引きあがるようで、犬だって、成犬と老犬の間に中犬とか初老とかできるかもしれないが、時々新しいパターンで脳を活性化させるべきは、人間と同じだろう。

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といっても、急に広いところに行っても何をしたらいいのかよくわからないということは人間と同じかもしれない。地方から東京にきて最初の年には会社と駅と最寄りのコンビニしかいかないとか。

そして、馬や豚や羊など見ながら、一っ走りして、売店でミルク饅頭を食べているうちにポツポツと降り始め、大急ぎで駐車場に戻り、大雨の中を逃げるように走り去る。いくら走っても日本から逃れることはできない。海ほたるで定番のあさり饅頭を食べるが、前に食べたときより、あさりが少ないような気がしたが気のせいだろう。

犬と花見に行く不思議

2012-04-12 00:00:54 | The room of Sora
sakura今まで、花見に行くことは、ほとんどなかった。

というのも、スギ花粉症なので、3月の中旬以降、ずっとマスク+投薬+高級ティッシュ+外出控えるというような基本戦術で対応していたので、結局、花見とスギ花粉が同時期にあるがために花見そのものが、大変にリスクが高いレジャーになっていたからだ。

それに、そんなに楽しくもないし、地面に座っても、立ちあがる時にギックリ腰になりそうだし・・

ところが、今年は低温のせいで桜がだいぶ遅れたうえ、数日前の爆弾低気圧が残っていたスギ花粉を全部太平洋上に運んでくれたようで、ブラブラと歩いてみたのだが、実は、まだ満開になってはいない。

それなのに、巨大ブルーシートを拡げて、宴会準備をする邪魔男邪魔女の類もいたのだが、この2時間後に雨が降るのだが、どうなったのだろうか。想像するのもかわいそうだ。

ところで、犬にとって、「桜」は何の意味もないことがよくわかった。「花より団子」というコトワザは言い換えれば、「美よりも食」ということになるわけで、言い換えれば、人間にとって「芸術と食い物と、どちらが重要か」という根源的な問題につながるので、深い意味があることを認識する。さらに言い換えると「人間かアニマルか」ということなのかもしれない。

連想するのは「アリとキリギリス」。イソップ寓話の原典を無視して「働き者と怠け者」の話となり「ドイツ人とギリシア人」の喩に使われるが、キリギリスは怠けていたのではなく、楽器の修練に命を賭けた結果、十分に食料を集めることができなかったのだから、まったく名誉棄損物だ。それにあなた、アリになりたいですか。

ケーキショップ

2011-11-24 00:00:39 | The room of Sora
デパートの1階と言えば、有名ブランドショップや化粧品会社が大きな面積を占めているというのが通例だと思っていたのだが、近くのデパートの一階で目立っているのは、・・

犬用ケーキショップ。

自宅の近くにあって、ちょっと高いけど、行ってみたい場所が二つあって、その一つがここ。(こんなことを書くと、もう一つの行きたい場所である「酸素バー」にも足が向きそうでこわいが)

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犬の誕生日なので、ケーキを買うことにしたのだが、それが簡単じゃない。有名パティシエの手になるので、5日前に予約して、当日、取りに行く。はっきりいって人間用のケーキよりもずっと手が込んでいて、結果として高い。

何しろ、犬の健康のため、砂糖や塩やバターやチーズや生クリームやチョコレートを使わないでケーキを作るわけだ。だからといって、肉や魚を使うわけじゃないので、疑似ケーキ味、しかも犬の好物でかつ、人間もなんとか食べられる線、ということになる。

で、小型犬が食べると多すぎるので、人間と分け合うために、人間用の味付けを頼んだ結果、「キャロット・ケーキ」を勧められた。

で、うかつにも「キャロット」が「人参」であることを失念したまま注文してしまったわけだ。人参が大嫌いなのに、だ。

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もちろん、人参は犬の大好物なので、分け合ったケーキの犬分は寸秒のごとく皿から消えたのだが、細切れの人参片がカステラ生地の中にびっしりと詰まった状態のケーキは、まさに小学校の給食のような古典的な人参の味がするのだが、小学校の時のように窓から捨てるわけにもいかず、手こずっているうちに犬からは疑惑のまなざしを向けられるのである。

ところで、ケーキショップでは、別に記念写真の撮影も行っていて、他のお客様と店員の会話の一部を耳にしたのだが、「初宮詣り」とか、「七五三」とか、単語が聞こえたような気がしたのだけど・・

少子化が進む一方で、犬猫はそれぞれ1000万頭ずついるそうなので、ユニクロなんかもそのうち、ペット衣類に進出したりするのではないかな、とちょっと思うが、安いのは売れないのだろう。

朝のデザート

2011-04-22 00:00:32 | The room of Sora
朝のデザート。



バナナとキウイとパイナップル。そして、中央には細かく千切ったパンが。

なぜか、フォークもスプーンも使わないわけだ。


最近、新しい言葉を覚える。

「ジシン!」



携帯に地震速報が流れ、「ジシン!」と言うと、安全なバリケンに避難するようになったのだが、何回か、避難しても地震が空振りになっているうちに、「ジシン!」と言っても、たかをくくって、避難しなくなってくる。犬も人間も、行動は同じということだ。

イチゴ狩り

2010-05-03 00:00:26 | The room of Sora
イチゴ狩りの季節は、ちょっと過ぎてしまったが、鉢植えのイチゴがまだ実をつけている。

しかし、・・・

なかなかそのイチゴを口にすることができないわけだ。

しょっちゅうイチゴ狩りをしている動物がいるから。

犬である。



イチゴの実は、最初は緑色をしている。

そのうち、大きくなると白くなる。そして、少しずつ赤く色付いてきて、徐々に赤い色が深くなる。そして、数センチになったら収穫する。

ところが、犬にとっては、そこまで待ちきれないわけだ。

といっても、緑や白のイチゴを食べることはないわけだ。少し赤みがついてくると、ぺろぺろと舌で舐めて、占有権を主張するわけだ。

普通、散歩のときに自分の散歩コースの占有権を主張するには、別の方法をとるのが犬の特徴だが、食べ物の場合は、その方法はとらない。



鉢の中には、あちこちにイチゴの実が大きくなるのだが、自分で管理しているわけだ。そして、人間が収穫しようと思う前日に、イチゴ狩りを行うわけだ。

ある時、収穫直前まで舐めまわしていた大粒のイチゴが、野鳥にさらわれていたのを発見した時は、「怒った、怒った」。

機嫌をとるために市販のイチゴ一粒を手品のようにイチゴの鉢の中に忍ばせて、なんとかごまかす。

犬がバカなのか、犬をだまして喜ぶ人間の方がバカなのか。(カネをバラまく政治家と。それを受け取る有権者のたとえではないから。念のため。)

肖像ケン

2009-04-29 00:00:24 | The room of Sora
sora旅行中に飼い犬を預けていたら、さっそくペットホテルのホームページのモデルに使われてしまった。肖像権というのは、人間だけに適用されるのか、あるいはペットにも適用されるのか、よくわからない。

もっともペット屋にすれば、預かっている期間中に、ホームページにアップしているのは、旅行先でパソコンを開けば、預けた犬がどういう状態であるかわかるのだから、気になる飼い主に対するサービスということらしい。

が、旅行先のホテルではネット環境に問題があって、結局、見ることができなかった。まあ、島だから・・

旅行から帰ってきてから、毎日の画像をチェックしてみると、散歩には行っていたようである。体重は、僅かに増加(犬も私も)。ドッグフーズやおやつもその店で買っているので、知らぬ間に、新種のおやつの餌付けでもされているのではないかと疑っているが、今のところ、確認できない。犬に聞いても、口裏を合わせているだろう。

そして、このペット屋のオヤジだが、実は、元の会社で部下だった男。会社をやめた後、紆余曲折の末、総合ドッグ産業を興す。本業は「家庭犬のしつけ」で、「犬の幼稚園」を開いていて、住宅地の中の小規模マンションの一階を借り切って、放し飼いにしている。顧客層は私を除いて、高所得家庭に限定すべく、各種サービスの定価は、普通のショップの約2倍である。例えば、ホテルの宿泊単価は一泊素泊まり1万円であるから、自分の旅行代金と同じ位になってしまう。散歩、無料幼稚園、デイリーレポート付き、ただし、フーズは持ち込みである。

今は、高級住宅地の主婦達に対しては、もみ手でお愛想を並べているが、彼の触れられたくないだろう過去を知る者としては、「(口止め料として、)もっとサービスあってもいいんじゃないの」と言いたいところではあるのだが、どうも、最近は「もみ手、お愛想並べ」の罠にはまっているような気もしている。

バリケン登場

2008-11-17 00:00:49 | The room of Sora
兵庫県知事に脅かされたので、もうすぐ地震がおきそうな気がしてくる。石原都知事は、地震は30年後にくる、と言っていたが、どちらが正しいのだろうか。自分が平均寿命を超えた頃に地震がきたり、世界大恐慌がきたりすると、嫌だなあと思うが、平均寿命を超えることのほうが重要課題だろうか。



そんなこんなで、杜撰(ずさん)な地震対策を少しずつ構築しているのだが、今回は、「バリケン」を購入。地震の時に、飼い犬が逃げ込むスペースである。

じゃあ、人間はどこに逃げ込むかというと、シェルターを購入しなければならないのだろうか。シェルターは核兵器対策だろうか。そのうち、デュアルパーパス・シェルターとか発売されるのだろうか。いや、設置場所が地上か地下かよくわからない。

このバリケン。どうも”VARI・KENNEL”と言うことらしい。VARIはバリケードで、KENNELは犬小屋。しかし、原産地中国で、一旦、米国に送られたあと、再度太平洋を渡って日本にきたこの塊だが、予想よりはかなり「ゴツ」かった。というか、「予想よりもゴツいだろう」と思っていたよりもゴツかった。だいたい重い。5キロ以上10キロ以下。8キロ位かな。

犬の体重と合わせて10キロ以下だと簡単に飛行機に乗って、米国内のどこでも飛んでいけるような説明が書かれているが、何か勘違いもいいところだ。重くてとても持てない。組み立て用のビスは、米国向け中国製品らしく、使用個数よりだいぶ多く入っていたが、案の定、2本が不良品だ。問題なし。




ためしに上に乗ってみたが、頑丈だ。人間用も買いたくなった。

そして、目下のところ、最大の問題は、犬そのものが、バリケンに自主的に入るかどうかなのだが、今のところ、その兆しは、感じられないのが困った問題である。



ところで、バリケンと親戚?のバリカンだが、この犬種のカットにバリカンを使うと、犬齢とともに、体毛が白くなる。それは単に自然現象。品評会に出す犬の場合は、一本ずつ体毛を、「えいっ、えいっ、えいっ」と抜いていくそうだ。そうすると体毛は太く硬く帝王のような貫禄になっていくそうである。さらに、目付きも厳しくなるだろう。

また、人間の数倍もかかるカット代も要らなくなるかもしれない。いや、それならむしろ、自分の頭でやってみようかとも思うが、生えてこなくなると、後で高くつきそうなので、やめておく。

ペット保険

2008-07-30 06:33:00 | The room of Sora
久しぶりの愛犬登場。



ドイツで改良された犬種らしく、暑さには弱く、30度になると活動停止。私のノートパソコンのようだ。犬は人間の2歳児、3歳児の知能と言われるが、人間とは少し思考法が異なっていて、習慣的な活動となると、人間より頭が良いのではないか、と思うこともある。1日のルーティンの順番が替ると、人間に注意のワンワンをする。コンピューターみたいだ。あるいはカーナビ。驚くことに、散歩の時間が到来すると、掛け時計を見てからワンワン。外が大雨でも。

それに比べて人間の脳はきまぐれだ。

ところで、最近、指間炎といって、肉球の間が赤くはれる病気(けが?)になって、獣医さんの世話になる。注射(抗生物質?)をして、1週間ほどの散歩禁止になったが、なにせ、この暑さ。犬にも人にも良かったような。


ところで、この獣医さんだが、人間のような国民皆保険ということではなく、多くの犬は無保険。たまたま、私はアニコム損保の「どうぶつ健保」に入っているため、年間2万数千円保険料を払っておけば、医療費は50%負担でいいわけだ。ただし、支払額上限は、1日、1万円まで。

このペット保険だが、アニコムの他に、最近では日本アニマル倶楽部から「The ペット保険 PRISM」という保険が発売されている。こちらは、全額支給だが、1日の上限が5000円と少ない。保険料は年間3万円位かな。

これら保険制度だが、人間の保険とは少し異なる。

人間だと、まず、健保の保険料支払いは給料の多い人と少ない人と払う額が違うが、もらう方はすべてかかった医療費の7割、8割、9割といったところで、支払い保険料に拘わらず、平等である。また、保険会社の医療保険は、払う金額ともらう金額が連動している。多く払えば補償も大きい。

ところが動物保険の場合、払う額が決まっていて、受け取る額は50%、あるいは100%といった定率である。つまり、人間の健保と医療保険の中間と言える。


ところが、コトはあまり簡単ではないように思えるのである。


たまたま、待合室で順番待ちの時に、前の動物たちの会計金額が耳に入ってくる。「7,400円」、「8,200円」、「6,300円」とか・・・

大部分は、保険に入っていないわけだ。

ところが、ウチの場合は、「保険50%で、1,650円です」ということになる。2倍(保険適用前)でも3,300円。何となく安い感じがする。

もちろん、病状の内容はまったくの不明なので、単にウッスラを感じただけなのだが、保険診療の場合と保険外診療の場合、医療費が異なるのかなあ・・とか。

保険診療の場合は、後で保険会社の審査の眼があるからという推定なのだが。

もちろん、人間の場合でも、保険外診療は保険診療の2倍から3倍以上の診療費が設定されているのが一般的だろうが、「そういう社会の常識を知らない人が、たくさんいるのよねえ、ハハハハハハハ」という会話を、女性医師や医師の奥様方の含まれる飲み会の片隅で、少し前に聞いたのである。はぁ~

ドッグラン

2008-03-25 00:00:20 | The room of Sora
ドイツの先祖は、ねずみ取り専門だったそうだ。なにしろヨーロッパでは猫は「魔女の手先」とされ、火焙りになっていた。その結果、ネズミを媒体としてペストが大流行。

ペスト流行→魔女の仕業とし猫退治→さらにネズミが増える→ペストが大流行。

現在の日本の経済政策のような話だ。

" target="_blank">">" width="320" height="240" border="0" alt="2d96c2a1.jpg" hspace="5" class="pict" align="right">ところで、猫は足音を立てないが、犬は大きな足音で地面を蹴る。同じようにマラソンランナーの足音も大きいそうだ。知人のアマチュアランナーは皇居周回道路で練習していたら、背後から、パカッ、パカッ、パカッと馬のひずめの音が聞こえてきたそうだ。

あぶないな・・

振り返ると、馬ではなく谷川真理さんだったそうだ。風のように彼の横を追い抜いていったそうだ。

誕生日

2007-12-03 06:36:52 | The room of Sora
0c0db647.jpg2歳。

ケーキに二本ローソクを立ててみた。 野生動物は火を怖がると言うけれど、犬は人間と共生しているからだろうが、「火を怖がる」というよりも、「火はあぶないよ」と人間に教えようとしているような表情に見える。

人間は大人になり、さらに中年になり、初老になっていくと、自分の年齢のこととか考えて、「もうすぐ信号が赤に変わるから、走ろうかな、いや、トシだから心臓によくないからやめよう」とか考えるのだが、本を読むと、犬はそういうようには考えないそうだ。「毎日、その日を精一杯生きる」というライフスタイルだそうだ。


0c0db647.jpgところで、省エネのために冬の室温を下げると、人間なら一枚多く着ればいいのだが、犬の場合は元々がヌーディズムだから、服を買ってこないといけない。しかし、人間なら、たいていの人は、レディメードで済むが、犬は種類によって、ボディスタイルが異なるから、サイズ合わせに非常に困る。犬を連れて行ってデジタルで画像処理して、自動的に数分で体型にフィットした服が縫いあがるというようなサービスはできないだろうか。たいして難しいことはないように思う。


犬でできるなら、人間用でも簡単にできるのではないだろうかとも思えるが、実際問題、体に完全にフィットしたスーツなんか着ると、体型がバレてしまうわけだから、そもそもニーズが少ない、ということかもしれない。


ただ、紳士服量販店のスーツの場合、ボタンが特に安っぽい場合がある。スソ上げとかウェスト調整などのサービスはあるのだから、ボタン交換というようなサービスだってあればいいような気もする。さらに言えば、最初からボタン別売だっていいのではないだろうか。お気に入りのボタンはスーツ何代にもわたって使用したりすればいい。高いボタンを買ってきて、ボタンの色に合わせてスーツを買ってもいい。

と、まったくペットとは違う話になってしまった。

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相似形のもの

2007-10-05 00:00:29 | The room of Sora
最近、飼い犬の表情が色々と多彩になってきた。まあ、もうすぐ2歳なので、色々な生活パターンを覚え、人間の行動を先回りして予測するようになったのだろう。怒られる前に隠れたり、好きなことをする前からゴキゲンになったり、嫌なことが起きる前に不快感をあらわにしたりする。



特にミニシュナという犬種は、確立されてから日が浅いため、まだ、野性味がかなり残っていて、一瞬にしてカッとなることがある。が、すぐに自己反省するようだ。某相撲部屋あるいは某力士とは違う。

そして、怒った時は顔をゆがめて、細めでニラむクセがある。最近、わかったのだが、ある女性と似ている。


しかし、無邪気な笑顔を見せることもある。笑うと、口の横の方の歯まで見せてくれる。これもある女性のこども時代に似ている。



こうなれば、政治家を目指すべきなのだろうか。大統領ではなく犬統領。



「わたしを犬統領に!ワン!」「誰が犬統領になっても同じです。ワン!」



学校経営とは・・

2007-05-28 00:00:29 | The room of Sora
ab2c1426.jpgゴールデンウィーク中に、近くの”犬の幼稚園”に行った。犬の知能は三歳児並とは言うが、人間の三歳児の方が上の分野もあれば、下の分野もある。というか、犬の三歳児は成犬である。

うちのSORAは1歳半だが、犬同士の付き合いが苦手である。他の犬とのコミュニケーションが不得意で、嬉しそうにワンワン吼えるが、相手が怖がって逃げてしまう。

おそらく、根本的な問題は、生後すぐに親や兄弟姉妹と別れたため、犬社会に慣れていないことがある。少しでも共同生活をした幼犬を入手した方がいい、という説もあるが、ペット屋としては、小さいほうが可愛いし、大きくなって売れ残ると大損害だから、一刻も早く売ろうとするのだろう。

また、この犬種の専門書によると、生まれてまもなく断尾してしまうので、シッポをつかった犬同志のコミュニケーションサインがうまくいかないことがある、ということだそうだ(それなら切らなければいいのに、と思うが、今さら返せといっても返ってこない。中国の宦官の場合は、切り取った一物を甕に入れて保存しておき、亡くなった時に一緒に墓に埋めていたようだ。)。

そして、半年前に行った幼稚園は、飼い主と一緒に参加が条件で、色々と面倒だった反面、結局長続きできず。そのため、最近、近所で噂の幼稚園に行く。店名X。有名で、かつ、単価が高い。店主が○×△(と英語三文字だが、覚えられない)という家庭犬適正飼育のライセンスを持っているらしい。さらに、併設のペットホテルは1泊1万円。幼稚園は1時間800円というのは時給みたいな単価だが、時給はもらえるのだが、ここでは払わなければならない。

まあ、慣れないところに長くおいておくのはかわいそうだから1時間だけなら、高いとか安いとかあまり関係ないので、ためしに行ってみると・・

「あっ、○○○さん」

「あっ、○○○さん」

とまったく同じ言葉が飛び出す。

驚くことに、知り合いだった。前の会社で、近くのシマにいた社員だ。10歳くらいは私より若い。そして、本名の姓が同じで、よく彼がツケで飲んでいたお店からの請求書が誤って送られてきたような気がする。確か5年前位に辞めたような。

「俺のシマで無断で開業していいのかい?」
「ワンワン」

とか、話を聞いていると、○×△の資格は全国で十人強らしい。その他、専門用語を並べられてしまったが、この店だけじゃなく、手広くビジネスを展開していることはわかった。会社にいる時から、時間を見つけては、コツコツを勉強して、開業準備していたそうだ。まあ、脱サラはなかなか成功しないが、彼は非常にうまくやったということだろう。会社の時は、無愛想だったが、何か、そのやや専門的で職人風の客扱いやトークが、高マージンの原因だろうと思う。

そして、当然ながら、私が彼を発見した話は、私の一言で、マダガスカル島で新たなキツネザルを発見したかのごとく、あっという間に前の会社中に広まってしまったのだが、それを聞いた社員の反応は、まったく正反対に二分されるのである。

まず、彼の成功を素直に喜んで、「機会があれば、寄ってみるから」というスタンスの人。ざっと5割。

しかし、まったく逆の人も多い。「よく、会社を休んで、あっちが痛いとかこっちが痛いとか言っていたのは、なんだったの。許せない。許せない。許せない。・・・」5割。まあ、「ネタミ」は日本人の三大精神欠陥の一つだから。

さらに、「彼が許せない」といった人からの話では、会社を辞めるときの理由が「学校経営関係の仕事をするから」ということだったそうだ。「犬の幼稚園」だったわけだ。

ところで、結局、顔見知りということで、この高額店に自分の財力を上回る金額を(入会金とかペットフーズ、トリミングとか)つぎ込みつつある。しかし、どうみても、預かった何匹かの犬をマンションの床に放し飼いにしているだけのように見えるのだが、そんなものでいいのだろうか。と、少し不安。

そして、そんなにビジネスがうまくいくのなら、サービスとか商品とかにつぎ込むのではなく、共同出資とか共同経営とか、資本の部につぎ込んで、リターンを・・と考えたいくらいだが、その考え方は、「オネダリ」・「ヨコドリ」という日本人の三大精神欠陥のうち二つに該当するのかもしれない。


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犬のおもちゃ

2007-04-19 00:00:21 | The room of Sora
昨日、新東亜交易の話の最後に、最近はペット関連商品を経営上の重要戦略にしている、と書いたので、ついでに犬用のおもちゃの話。

自宅で飼っている室内犬のSoraだが、おもちゃは大好きである。ペット本とか読むと、おもちゃにも序列をつけて、一番好きなおもちゃと、二番目、三番目というようにして、何でも価値観を作った方がいいとされる。実際には、人間側が、これが一番と指示するわけにはいかないので、たくさんの種類の中で、犬が一番楽しそうに遊ぶのが一番、次が二番、と後決めになる。ところが、犬の気持ちだってTPOで変わる。食事の後や、散歩の後は、ちょっとした休息時間がほしいから、骨のような形のものをしゃぶったり、また、昼寝から起きた時は元気一杯だから運動系を好む。全然、理論通りいかない。

d01062b1.jpgしかし、生まれてから直ぐに使っていた何の変哲もないラグビーボール状のゴムのおもちゃだけは定番化していて、いつでも反応していた。犬が咥えると、ピッ、ピッ、ピッと音が出る。しかし、なにぶんゴム製なので、壊れそうになってきた。

犬のおもちゃというのも、多種多様で、郊外のペットショップへ行くと輸入物を中心に多数売られているのだが、犬は「好奇心の動物」といわれるだけ、色々と犬の気をひくための仕掛けや形状や色にこだわったものが多い(もちろん買うのは人間だ。犬は色盲らしい)。しかし、そういうところに、「普通のラグビーボール」のような形状の陳腐なオモチャは見当たらないのである。「本当に必要なものは、本当に必要な時には存在しない」というマーフィーの法則である。かれこれ、数ヶ月探しているわけだ。

そして、捜索範囲は郊外店だけでなく、会社の近くを中心に、都区内にも拡げているのだが・・

都心というのは、買い物には非常に不便な場所のわけだ。港区の人たちはどこに買い物に行っているのだろう、と考えてしまう。大型スーパーはなさそうだし、クルマで移動するにはコストパフォーマンス悪いだろう。だいたい、ペットショップとかあまり見ない。とりあえず、新橋駅周辺のごちゃごちゃした町を探してみたが、「犬のおもちゃ」を扱っている店など、とうてい見つからない。ただし、「大人のおもちゃ」を扱っている店はたくさんある。

結局、銀座の入り口のドンキホーテをのぞいてみると、これがまた妙な店だ。バラエティ商品の隣がペットのおもちゃ用売り場。全裸スーツの隣で売っていた妙なボールに目がいく。「ワンダーボール」。プラステックのサッカーボールの中にモーターと電池と偏った重心が仕込まれていて、床に置くと、不規則な動きで這い回る。1200円くらい。こうして、ラグビーボールを買いに行くつど、別のおもちゃを買ってしまう。

d01062b1.jpgそして、ワンダーボールを犬の前に置くと・・犬はやはり、人間とは運動神経がまったく違うことがわかるわけだ。最初は、前後左右に動くボールからきっちり1メートルの距離をおいて様子を観察。30分後には手を出すようになる。二日目には、自分でボールを部屋のコーナーに追い詰めるようになる。三日目には、人間の目には複雑で予測不能なボールの動きを読み切って、追いかけずに待ち伏せするようになる。犬種がネズミ捕り用だからかもしれない。自分の犬の自慢をするようになると、犬バ○と呼ばれるので、やめる。

そして、依然としてラグビーボールを入手していないので、むなしくネット上で探しても、そういう付加価値の低い商品は見つけ出せないわけだ。さらに、探していると、「犬用のDutch-wife」という種類の商品があることに気付く(ウチのは♀だから無関係)。さすが日本はウタマロ・お犬様・男尊女卑の国だ。メス犬のぬいぐるみなのだが、オス犬のストレス解消用にマウントさせて使うようなのだ。たぶん、開発者は、人間用を買ってきて、実験してから設計したのに違いないと思うわけだ。何しろ、犬の背中にミゾが作ってあるようなのだが、ちょっと犬とは場所が違うのでは・・。あるいは、その商品そのものが人間用だったりして・・。いや、それでは「大人の犬のおもちゃ」になってしまうか・・

そして、ついにラグビーボールは裂けてしまって、ただの「燃やすゴミ」になってしまったのだ。オロオロ・・

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イヌがネズミを捕る理由は?

2007-03-05 00:00:47 | The room of Sora
3f6a8f81.jpg暖冬のせいでいつもより暖かく、庭の高麗芝も完全に冬眠するわけではなく、少し緑が残ったまま春めいてきて少し心配だ。人間で言えば、熟睡しないで朝になったようなものだ。といっても、自分で芝生を冬眠させることなどできるわけもない。飼犬SORAの体毛を伸ばしていたら、ぼうぼうになり、そろそろトリミングか、と思って予約しようとすると、どこも満員だ。考えることはみな同じ。シュナウザーはさらに、かつての首相のように特に眉毛が伸びる。

そして、オオカミから分化したイヌにとって、適した外気温は人間より5度程度低いらしく、すでに「快適モード」のようだ。そして、さらに、この犬種はドイツで改良されたそうなので、寒いのは平気だ。


2005年12月13日号、「住めば都とはペットの話」で書いたのだが、もともとイヌやネコを含む肉食獣の唯一の先祖は「ミアキス」といって北米に生息。その後、陸続きだったベーリング海峡を渡り、ユーラシア大陸に移住。ネコ科、クマ科、イタチ科が先に枝分かれした後、「キノデスヌス」という動物を経て、その他の科が形成される。イヌ科の仲間としてオオカミ、キツネ、タヌキにさらに分化。このオオカミの中の灰白オオカミからイヌに改良された場所は、北朝鮮ではないかと考えられている。

ネコは主にネズミ捕り用として、エジプト発で、世界各地、特に穀物栽培地に分布していき、イヌは羊飼いや狩猟犬、番犬、最近では盲導犬、警察犬など多目的に使われている。現代では、イヌもネコも、ほぼ、愛玩が主目的になっている、ところが・・・

ドイツで改良されたシュナウザーだが、「ネズミ捕り」用だったそうだ。確かに動きがネコと同じように素早い。以前、ネコを飼っていたが、同じように前足を使う。離れたところからジャンプしてバッタを押さえたりする。ネコより体重が重いため、ネズミにとっては、最大な敵になる。調べたところ、ドイツのネズミは小麦を食うだけではなく、牛を飼っている納屋などの藁の中に潜っているそうだ。小屋そのものを齧ってしまう。さらにペストの原因になる。

3f6a8f81.jpgしかし、それなら、ネズミ捕りはイヌではなくネコでもいいではないだろうかと思える。なぜ、ネコは、エジプトから北に向かわずに東に向かっていったのか。気候が合わないといってもペルシャネコの原産地はイランではなくイギリスだ。


これは、どこの本にも書かれていない私の推測なのだが、「欧州でネコがあまり飼われていなかった理由」は、『ネコは魔女の使い』と考えられていたからだろう、と思う。つまり、中世ヨーロッパでは魔女狩りと同時に猫狩りをしていたのだろう、ということだ。

そして、私の自宅にはネズミはいないので、スリッパが「擬似ネズミ」ということになってしまう。「布製のニワトリの頭」も大好きだ。つまり、本物のネズミさんがSORAに捕まった場合、どういう状態になってしまうのか、およその見当がつくのである。