1979年の映画。
45周年記念ということでIMAXで上映中。
二子玉の109シネマズで鑑賞してきた。
映画館で観るのはこれが初めて。
宮崎駿監督の不朽の名作であることは分かっていたが、スクリーンで観るとその天才性がひときわ目立つ。
とにかく、全ての画角が決まっているのだ。
カット割りとレイアウトの天才性が、もはや異次元。
実写映画と違い、画面内の全てを監督がコントロールするアニメ。
だからこそ、ワンカットワンカットの決まり方は、もう“センス”としか言えないものであり、こればかりは教えられるようなものではない。
天才・宮崎駿が生まれ持った才能で描ききった絵コンテが全てを完璧にコントロールしている。
その神々しさに、もう涙を禁じ得なかった。
そう、泣けるのだ、ここまで来ると。
芸術である。
100年に1人現れるか現れないかのレベルの天才。
つまり、レオナルド・ダ・ビンチの絵画とか、モーツァルトの音楽とかと同じ次元で、彼らと並び称される天才的芸術の発露がここにあるのだ。
星は5つ。★★★★★
星をつけるのも憚られる日本が生んだ世紀の天才。
宮崎駿を並ぶものは100年出て来ないだろう。