
「アイドルタイムプリパラ」第38話「ユメリー・メガネマス★」の感想です。
オープニング直後の提供画像
~ Aパート ~
前話の続きです。第4回アイドルタイムグランプリで優勝したゆい達の前に現れたファララ。
時のコーデが揃ったため、ファララは、長時間起きていられるようになりました。
となれば、対の存在のガァララは、眠りにつく事に。パックは、ガァララを起こすために、夢を食べようと張り切ります。
それから少しして、ファララは、ゆい達と一緒にカフェでくつろいでいました。
ゆい達は、ファララとこうして楽しんでいる事と、グランプリ優勝で、楽しい気分でしたが、ガァララやパックの事も気にします。ガァララは、誰もいない夜の寂しさを感じてばかりで、それを解消できないのかと。
ファララは、時計塔で眠っていた時に、遠い昔の夢を見たと言います。
古代プリパラには、3つのメガネがありました。それらは、プリパラの始まりの時からあったという伝説の代物。


3つのメガネからは、古代プリパラのシステムについて書かれたものが映し出されていたとか。

という事は、それら3つのメガネを見つければ、ファララとガァララが同時に起きていられ、2人とも幸せになれるかもしれません。
そのメガネはどこに? 古代プリパラの滅亡により、行方が分からなくなってしまったそうです。
そこで、ゆい達は、掘って探す事に。


出たよ、2話以来の採掘アイドル。パパラ宿のプリパラアイドル達は、マイクの他にツルハシやシャベルも基本装備という事でいいですかね。(笑)
そういえば、プリパリは、世界で最も古いプリパラと言われていますが、古代プリパラは、それよりも前なのか? 答えは、イエス。
古代プリパラやサパンナが滅亡した後に・・・、
プリパリが誕生しました。
プリパリは、あくまで「今あるプリパラの中では」最古なだけです。
その夜、ファララは、眠る事なく、ハープを奏でながら、夜空を眺めていました。
「夜・・・。こんなに寂しいんだ・・・。ガァララはずっと、こんな気持ちだったの?」

その頃、パックは、ガァララのために、女の子達の夢を沢山食べていました。
それから後日、アボカド学園では、終業式が行われていました。
式が終わる頃には雪が。さらに、今日はクリスマスという事で、ホワイトクリスマスとなりました。
~ Bパート ~
ですが、今日もゆい達は、メガネを見つけるために、掘りに掘りまくっていました。
その最中、アイドルタイムハープマイクが光を放ちました。その光は、ある方向に指していました。

光の指した先には・・・、

ここはプリパラミュージアム。すなわち、博物館。もしかしたら、ここにメガネが?
博物館に入ってみると・・・、

らぁらはメガネをかけました。すると・・・、

ファララは、「ハートの池の小島」「神殿」「鍵のジュエル」「昼と夜」「システムを解除」と書かれている事が分かりました。
その直後、めが兄ぃがやって来ました。
「メガネの事なら、私に任せて下さい!」

「つまり・・・、ハートの池の小島に神殿がある! そこに鍵となるジュエルがある!」

「昼と夜を制御するシステムを解除するために、そのジュエルをマイクにセットして、歌うのです!」


「ファララの言葉を、ただ繋げただけであろうが!」

みちる、ナイスツッコミ。仕事力を犠牲にしてイケメンアピールに精を尽くす。それが、めが兄ぃです! イケメンでも下には下がいる事を改めて悟りました。(笑)
という事で、ハートの池に行ってみました。
しかし、小島も神殿もありません。めが兄ぃが即興で調べたところ、悠久の長い年月のうちに、神殿は池の中に沈んだそうで。
そこで・・・、
「プリパラガールズのにのレインボーが取ってくるっす! 疾風勁草!」

また季節感ガン無視の水着っすか。っていうか、この子って、常にこれ着ているんでしょうか。「備えあれば憂いなし」とは言いますが、これほどの脳筋にはなりたくないです、ハイ。(笑)
その直後、めが姉ぇがボートに乗ってやって来ました。
「皆さんにお知らせがあります。この池の深さは・・・。」
「2メートルなら楽勝っす!」

「22,222メートルでーす!」
『えーっ!?』

何で、そんなとてつもない深さが、テーマパークの池にあるんだよ。しかも、そんなに深かったら、周りが海になってそうで、プリパラなんて建てられそうにないんですが。まあ、いくらギャグが濃くても、女児向けアニメに深々とツッコんだら負けですかね。(笑)
これでは、神殿に行く事はできません。
ですが、ゆいは、きっと他に方法はあるから、諦めずに探そうと、ファララを励まします。とりあえず今は、クリスマスライブで元気になろうと盛り上げました。
そして、ゆい、にの、みちるはライブに臨みます。
コーデは、ゆいは「ミルキーブルーコーデ」、にのは「ミルキーオレンジコーデ」、みちるは「ミルキーパープルコーデ」。

曲は「Believe My Dream!」。







メイキングドラマは「ホップ!ステップ!ジャンプ! 天まで届け MY☆DREAM」。









続いて、ファララがライブ。コーデは「タイムガーデンブルーミングコーデ」。

曲は「サンシャイン・ベル」。







メイキングドラマは「めばえのグローイングツリー」。







それから少しして、ファァラはあくびが出ました。とはいえ、まだ起きていられます。
ファララは、らぁらにクリスマスプレゼントがあると言い、マイチケを出すよう求めます。
らぁらのマイチケは、ゆいとぶつかった拍子に端が折れたもの。ファララは念を込めると・・・、

マイチケが修復されました。という事は・・・、

本来の姿になれた事に、らぁらは大喜び。しかし、その直後、ファララは眠ってしまいました。
そして、ファララは時計塔に。ゆい達は、残り2つのメガネも見つけて、ファララとガァララが幸せになれるよう、決意を固めます。
一方、ファララが眠った事で目覚めたガァララ。ガァララは、もう二度とファララを目覚めさせやしないと怒りを込めます。
そんな中、プリパラカフェでは・・・、

しゅうかが、グランプリ敗戦のショックを今も引きずっていました。ミミ子の気遣いにも、放っておいてくれ、と返します。
「放っとけって言うんだから、放っときゃいいのよ!」

今回は、これで終了です。
次回:「年末! ババ大そうじでっすわ!」
1年の締めくくりに、アボカド学園では大掃除が行われていました。掃除なら自分に任せろと、パプリカ学園の大神田校長なども集まり、生徒達にハッパをかけます。
ゆい達も掃除に励む中、古いサングラスを見つけます。どうやら、このサングラスが、ファララとガァララの問題解決の重要なアイテムになりそうですが・・・。
なお、次回の放映開始時間は、午後5時25分と、いつもより30分早まります。リアルタイム視聴予定の方は、ご注意を!
次回予告直後の提供画像
【まとめ】 ※今回もかなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
ゆい達は、時のコーデが揃った事により長く起きられるようになったファララと一緒にプリパラを楽しみ、クリスマスライブを盛り上げ、ファララとガァララが幸せになれるよう、決意を固めました。
さて、今話はクリスマス回。
クリスマスといえば、子供達にとっては、とっても楽しいイベント。サンタクロースからのプレゼントを心待ちにしたり、華やかに飾ったクリスマスツリーで気分を盛り上げたり、パーティーで友達と一層仲良くなったりなど、1年を締めくくるにふさわしいビッグイベントといえるでしょう。
そして、このプリパラシリーズでも、前作におけるクリスマス回では、メイン視聴層の女児達を楽しませるものだったと思います。
1期では、ライバルチーム同士で楽しくライブをやり、2期では、パラ宿のプリパラの今後がかかった大きな戦いの前とは思えない楽しさがありました。
勝ち負けを争う大会があるものの、クリスマスは誰もが楽しむもの。それが、前作のクリスマス回の意義だったと感じています。
しかし、今回はうってかわって、誰もが楽しむものとはなりませんでした。勝者側と敗者側の描写があまりにも対照的で、勝者側はとにかく楽しく、敗者側は厳しく描かれていたように感じています。
と言っても、それが良くなかったとは思っていません。こういうのも趣があって面白いと、私は感じています。
「み~んな友達、み~んなアイドル」。それは、プリパラを象徴する言葉ではありますが、だからといって、すべての子が幸せとは限らない。今話を見終えて、改めてそう感じました。
そんな中で、主人公達がどのようにして、すべての子達を幸せにしようと奮闘するのか。それは、プリパラシリーズにおける見所の1つであり、4回すべてのアイドルタイムグランプリが終わった今、その本格的な戦いが始まったと感じています。
さて、先述の「勝者」についてですが、これは、第4回アイドルタイムグランプリで優勝したマイ☆ドリーム、ゆい達を長く支えたらぁら、そして、長く起きていられたファララが当てはまるでしょう。
勝者については、クリスマスをとことん楽しむ姿が描かれていたと思います。遊んでばかりではなく、ファララとガァララを幸せにするための行動もしていましたが、そこからも、楽しさが感じられました。
そんな中、らぁらは、マイチケが綺麗に修復された事で、プリパラ内にもかかわらず本来の姿になれないバグが解消されました。まあ、それでも、中身がお子ちゃまなのは変わらないですけどね。(笑)
ライブシーンは、既存曲ではあるものの、サイリウムタイムからは変化がありました。マイ☆ドリームについては、チームゆめサイリウムコーデに変わり、前よりも豪華に見せていたと思います。
ファララについても、復活ライブをした時から少しばかり変わっていたのですが、気付いたでしょうか?
ストーリー解説部分に載せた画像では分かりにくいと思いますので、変化がよく分かる部分を比較して挙げましょう。
こちらは、ファララが復活ライブを行った31話から。これが、今回は・・・、
こうなりました。
そうです。背中に時計型のエアリーがついていますよね。ちなみに、「エアリー」というのは、前作2期のライブのクライマックス時に出ていた羽のようなものであり、ファララの背中にある時計状のものもそう捉えています。
これは、起きていられる時間が長くなった事により、時の精霊としての力がある程度戻った事を意味しているのでしょう。ゲームでは、こういう変化は拝めませんので、こういう演出はなかなか良いと思いました。
一方、「敗者」については、まずは、ガァララ。ファララが起きていられる時間が長くなった事により、ガァララは起きていられる時間が短くなり、プリパラを楽しむ時間が減少しました。
そして、ファララに対する憎しみも増しました。元々は、他の女の子達のように純粋にプリパラを楽しみたいために夢を奪っていたのが、今や、ファララをずっと眠らせる事が、主目的になっているような気がしますね。
おそらく、このままでは、ファララとガァララが同時に起きられるようになっても、ガァララはファララを許すとは思えず、さらに何かをしなければ無事平穏に終わるとは思えないのですが、果たして?
そして、決定的な「敗者」は、前話のグランプリで敗れたしゅうか。
これまでのような自信と余裕が今回ではまったく描かれず、あの敗戦ですべてを失ったように感じられました。カフェにもかかわらず明かりをつけなかったラストの演出も、しゅうかの落ち込みに追い打ちをかけていたように感じました。
運悪く敗れた。グランプリの敗戦を、そう楽天的に考えられれば幸せでしょう。
しかし、前にも書いたように、しゅうかは「運」という言葉は嫌いなのでしょう。勝負は、勝つべくして勝って、負けるべくして負ける。それが、しゅうかの勝負感でしょうから。
で、グランプリで敗れたとなると、負けるべくして負けた訳であり、何かしらの敗因があるのでしょう。ただ、それが何なのか分からず、勝つための努力を精一杯やったにもかかわらず負けた事に納得しておらずと、気持ちの整理がついていないのだと思いますね。
自分なりに懸命に努力をしたにもかかわらず、結果がついてこないなんて事は、人生にはよくあります。大事なのは、そんな事態に直面した時に何をするか、ですよね。
とはいえ、今話を見た感じでは、しゅうか1人だけの力では前には進めないでしょう。誰かがいないと、ダメな気がします。
その「誰か」は、姉のみあか? 付き合いの良いミミ子か? それとも、ガァララ? ここから、しゅうかがどう立ち直るか見物ですね。
さて、次回は、今年最後の「アイドルタイムプリパラ」。タイトル一新後は、不満を述べていた事が少々ありましたが、今年の最後くらいは、良い気分で見終えさせてほしいと期待しています。
今話の感想は、これで以上です。コメント、トラックバックは、こちらにお願いします。

~ Aパート ~
前話の続きです。第4回アイドルタイムグランプリで優勝したゆい達の前に現れたファララ。
時のコーデが揃ったため、ファララは、長時間起きていられるようになりました。
となれば、対の存在のガァララは、眠りにつく事に。パックは、ガァララを起こすために、夢を食べようと張り切ります。
それから少しして、ファララは、ゆい達と一緒にカフェでくつろいでいました。
ゆい達は、ファララとこうして楽しんでいる事と、グランプリ優勝で、楽しい気分でしたが、ガァララやパックの事も気にします。ガァララは、誰もいない夜の寂しさを感じてばかりで、それを解消できないのかと。
ファララは、時計塔で眠っていた時に、遠い昔の夢を見たと言います。
古代プリパラには、3つのメガネがありました。それらは、プリパラの始まりの時からあったという伝説の代物。



3つのメガネからは、古代プリパラのシステムについて書かれたものが映し出されていたとか。

という事は、それら3つのメガネを見つければ、ファララとガァララが同時に起きていられ、2人とも幸せになれるかもしれません。
そのメガネはどこに? 古代プリパラの滅亡により、行方が分からなくなってしまったそうです。
そこで、ゆい達は、掘って探す事に。




出たよ、2話以来の採掘アイドル。パパラ宿のプリパラアイドル達は、マイクの他にツルハシやシャベルも基本装備という事でいいですかね。(笑)
そういえば、プリパリは、世界で最も古いプリパラと言われていますが、古代プリパラは、それよりも前なのか? 答えは、イエス。


プリパリは、あくまで「今あるプリパラの中では」最古なだけです。
その夜、ファララは、眠る事なく、ハープを奏でながら、夜空を眺めていました。
「夜・・・。こんなに寂しいんだ・・・。ガァララはずっと、こんな気持ちだったの?」


その頃、パックは、ガァララのために、女の子達の夢を沢山食べていました。
それから後日、アボカド学園では、終業式が行われていました。
式が終わる頃には雪が。さらに、今日はクリスマスという事で、ホワイトクリスマスとなりました。
~ Bパート ~
ですが、今日もゆい達は、メガネを見つけるために、掘りに掘りまくっていました。
その最中、アイドルタイムハープマイクが光を放ちました。その光は、ある方向に指していました。

光の指した先には・・・、

ここはプリパラミュージアム。すなわち、博物館。もしかしたら、ここにメガネが?
博物館に入ってみると・・・、

らぁらはメガネをかけました。すると・・・、

ファララは、「ハートの池の小島」「神殿」「鍵のジュエル」「昼と夜」「システムを解除」と書かれている事が分かりました。
その直後、めが兄ぃがやって来ました。
「メガネの事なら、私に任せて下さい!」

「つまり・・・、ハートの池の小島に神殿がある! そこに鍵となるジュエルがある!」


「昼と夜を制御するシステムを解除するために、そのジュエルをマイクにセットして、歌うのです!」


「ファララの言葉を、ただ繋げただけであろうが!」

みちる、ナイスツッコミ。仕事力を犠牲にしてイケメンアピールに精を尽くす。それが、めが兄ぃです! イケメンでも下には下がいる事を改めて悟りました。(笑)
という事で、ハートの池に行ってみました。
しかし、小島も神殿もありません。めが兄ぃが即興で調べたところ、悠久の長い年月のうちに、神殿は池の中に沈んだそうで。
そこで・・・、
「プリパラガールズのにのレインボーが取ってくるっす! 疾風勁草!」

また季節感ガン無視の水着っすか。っていうか、この子って、常にこれ着ているんでしょうか。「備えあれば憂いなし」とは言いますが、これほどの脳筋にはなりたくないです、ハイ。(笑)
その直後、めが姉ぇがボートに乗ってやって来ました。
「皆さんにお知らせがあります。この池の深さは・・・。」
「2メートルなら楽勝っす!」


「22,222メートルでーす!」
『えーっ!?』

何で、そんなとてつもない深さが、テーマパークの池にあるんだよ。しかも、そんなに深かったら、周りが海になってそうで、プリパラなんて建てられそうにないんですが。まあ、いくらギャグが濃くても、女児向けアニメに深々とツッコんだら負けですかね。(笑)
これでは、神殿に行く事はできません。
ですが、ゆいは、きっと他に方法はあるから、諦めずに探そうと、ファララを励まします。とりあえず今は、クリスマスライブで元気になろうと盛り上げました。
そして、ゆい、にの、みちるはライブに臨みます。
コーデは、ゆいは「ミルキーブルーコーデ」、にのは「ミルキーオレンジコーデ」、みちるは「ミルキーパープルコーデ」。

曲は「Believe My Dream!」。














メイキングドラマは「ホップ!ステップ!ジャンプ! 天まで届け MY☆DREAM」。

















続いて、ファララがライブ。コーデは「タイムガーデンブルーミングコーデ」。

曲は「サンシャイン・ベル」。













メイキングドラマは「めばえのグローイングツリー」。












それから少しして、ファァラはあくびが出ました。とはいえ、まだ起きていられます。
ファララは、らぁらにクリスマスプレゼントがあると言い、マイチケを出すよう求めます。
らぁらのマイチケは、ゆいとぶつかった拍子に端が折れたもの。ファララは念を込めると・・・、


マイチケが修復されました。という事は・・・、


本来の姿になれた事に、らぁらは大喜び。しかし、その直後、ファララは眠ってしまいました。
そして、ファララは時計塔に。ゆい達は、残り2つのメガネも見つけて、ファララとガァララが幸せになれるよう、決意を固めます。
一方、ファララが眠った事で目覚めたガァララ。ガァララは、もう二度とファララを目覚めさせやしないと怒りを込めます。
そんな中、プリパラカフェでは・・・、

しゅうかが、グランプリ敗戦のショックを今も引きずっていました。ミミ子の気遣いにも、放っておいてくれ、と返します。
「放っとけって言うんだから、放っときゃいいのよ!」

今回は、これで終了です。
次回:「年末! ババ大そうじでっすわ!」
1年の締めくくりに、アボカド学園では大掃除が行われていました。掃除なら自分に任せろと、パプリカ学園の大神田校長なども集まり、生徒達にハッパをかけます。
ゆい達も掃除に励む中、古いサングラスを見つけます。どうやら、このサングラスが、ファララとガァララの問題解決の重要なアイテムになりそうですが・・・。
なお、次回の放映開始時間は、午後5時25分と、いつもより30分早まります。リアルタイム視聴予定の方は、ご注意を!

【まとめ】 ※今回もかなり長いです。長文苦手な方は、ご注意下さい。
ゆい達は、時のコーデが揃った事により長く起きられるようになったファララと一緒にプリパラを楽しみ、クリスマスライブを盛り上げ、ファララとガァララが幸せになれるよう、決意を固めました。
さて、今話はクリスマス回。
クリスマスといえば、子供達にとっては、とっても楽しいイベント。サンタクロースからのプレゼントを心待ちにしたり、華やかに飾ったクリスマスツリーで気分を盛り上げたり、パーティーで友達と一層仲良くなったりなど、1年を締めくくるにふさわしいビッグイベントといえるでしょう。
そして、このプリパラシリーズでも、前作におけるクリスマス回では、メイン視聴層の女児達を楽しませるものだったと思います。
1期では、ライバルチーム同士で楽しくライブをやり、2期では、パラ宿のプリパラの今後がかかった大きな戦いの前とは思えない楽しさがありました。
勝ち負けを争う大会があるものの、クリスマスは誰もが楽しむもの。それが、前作のクリスマス回の意義だったと感じています。
しかし、今回はうってかわって、誰もが楽しむものとはなりませんでした。勝者側と敗者側の描写があまりにも対照的で、勝者側はとにかく楽しく、敗者側は厳しく描かれていたように感じています。
と言っても、それが良くなかったとは思っていません。こういうのも趣があって面白いと、私は感じています。
「み~んな友達、み~んなアイドル」。それは、プリパラを象徴する言葉ではありますが、だからといって、すべての子が幸せとは限らない。今話を見終えて、改めてそう感じました。
そんな中で、主人公達がどのようにして、すべての子達を幸せにしようと奮闘するのか。それは、プリパラシリーズにおける見所の1つであり、4回すべてのアイドルタイムグランプリが終わった今、その本格的な戦いが始まったと感じています。
さて、先述の「勝者」についてですが、これは、第4回アイドルタイムグランプリで優勝したマイ☆ドリーム、ゆい達を長く支えたらぁら、そして、長く起きていられたファララが当てはまるでしょう。
勝者については、クリスマスをとことん楽しむ姿が描かれていたと思います。遊んでばかりではなく、ファララとガァララを幸せにするための行動もしていましたが、そこからも、楽しさが感じられました。
そんな中、らぁらは、マイチケが綺麗に修復された事で、プリパラ内にもかかわらず本来の姿になれないバグが解消されました。まあ、それでも、中身がお子ちゃまなのは変わらないですけどね。(笑)
ライブシーンは、既存曲ではあるものの、サイリウムタイムからは変化がありました。マイ☆ドリームについては、チームゆめサイリウムコーデに変わり、前よりも豪華に見せていたと思います。
ファララについても、復活ライブをした時から少しばかり変わっていたのですが、気付いたでしょうか?
ストーリー解説部分に載せた画像では分かりにくいと思いますので、変化がよく分かる部分を比較して挙げましょう。


そうです。背中に時計型のエアリーがついていますよね。ちなみに、「エアリー」というのは、前作2期のライブのクライマックス時に出ていた羽のようなものであり、ファララの背中にある時計状のものもそう捉えています。
これは、起きていられる時間が長くなった事により、時の精霊としての力がある程度戻った事を意味しているのでしょう。ゲームでは、こういう変化は拝めませんので、こういう演出はなかなか良いと思いました。
一方、「敗者」については、まずは、ガァララ。ファララが起きていられる時間が長くなった事により、ガァララは起きていられる時間が短くなり、プリパラを楽しむ時間が減少しました。
そして、ファララに対する憎しみも増しました。元々は、他の女の子達のように純粋にプリパラを楽しみたいために夢を奪っていたのが、今や、ファララをずっと眠らせる事が、主目的になっているような気がしますね。
おそらく、このままでは、ファララとガァララが同時に起きられるようになっても、ガァララはファララを許すとは思えず、さらに何かをしなければ無事平穏に終わるとは思えないのですが、果たして?
そして、決定的な「敗者」は、前話のグランプリで敗れたしゅうか。
これまでのような自信と余裕が今回ではまったく描かれず、あの敗戦ですべてを失ったように感じられました。カフェにもかかわらず明かりをつけなかったラストの演出も、しゅうかの落ち込みに追い打ちをかけていたように感じました。
運悪く敗れた。グランプリの敗戦を、そう楽天的に考えられれば幸せでしょう。
しかし、前にも書いたように、しゅうかは「運」という言葉は嫌いなのでしょう。勝負は、勝つべくして勝って、負けるべくして負ける。それが、しゅうかの勝負感でしょうから。
で、グランプリで敗れたとなると、負けるべくして負けた訳であり、何かしらの敗因があるのでしょう。ただ、それが何なのか分からず、勝つための努力を精一杯やったにもかかわらず負けた事に納得しておらずと、気持ちの整理がついていないのだと思いますね。
自分なりに懸命に努力をしたにもかかわらず、結果がついてこないなんて事は、人生にはよくあります。大事なのは、そんな事態に直面した時に何をするか、ですよね。
とはいえ、今話を見た感じでは、しゅうか1人だけの力では前には進めないでしょう。誰かがいないと、ダメな気がします。
その「誰か」は、姉のみあか? 付き合いの良いミミ子か? それとも、ガァララ? ここから、しゅうかがどう立ち直るか見物ですね。
さて、次回は、今年最後の「アイドルタイムプリパラ」。タイトル一新後は、不満を述べていた事が少々ありましたが、今年の最後くらいは、良い気分で見終えさせてほしいと期待しています。
今話の感想は、これで以上です。コメント、トラックバックは、こちらにお願いします。