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2009年10月まで、大分市と大分空港の間をホーバークラフトが別府湾を突っ切る海上ルートで結んでいた
大分ホーバーフェリー。
運行終了後、ホーバークラフトは中国企業に売却されたことになっていましたが、
なんとそのホーバークラフトの機体が何故か熊本県の八代港で発見されたと大分の新聞社が報道してちょっとした騒ぎになっているようです。
八代港は僕の勤務先のすぐ近所。しかも既に何人かの同僚が釣りに行く際にホーバークラフトを目撃しているようで、聞き込みをしてみると置いてある場所は勤務先の敷地の本当にすぐ隣らしい。
という訳で、今日は土曜日ですが出勤したので、仕事帰りに港へ寄ってホーバークラフトを見てきました。
…実は、僕は大分ホーバーフェリーが運行を終了する直前に一度、ホーバークラフトに乗りに行っています。
(→大分でホーバークラフトに乗ってきました)
本当にこんな身近な場所に、あの日乗ったホーバークラフトがいるんだろうか?そんな気持ちで港へ向かうと…
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…いた!本当に、大分のホーバークラフトだ!!
岸壁の資材置き場のような場所に、ホーバークラフトの機体が置いてありました!
岸壁沿いの道路からはフェンスを隔ててすぐ近くの位置に置かれて野ざらしになっています。
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白くて美しかった機体は、砂埃のような汚れがびっしり付着して無残に荒れ果てています。
中国企業に売却された後は、香港で係留されているのが目撃されたという情報もありますが、彼の地で一体何があったのでしょうか…
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機体後部の巨大なファンとエンジン部も、ろくに手入れがされていないようでもう動かせないような感じです。
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全部で3機のホーバークラフトが、並べて置かれています。
大分から中国に売却された機体は全部で4つだったそうなのですが、残る1機はどこに行ってしまったのでしょうか?
そして、上の写真で一番手前側に置かれた機体は客室部分が無残に焼け落ちて無くなってしまっています。
火災が発生したようですが、本当に一体どうしてこうなったのか…
さらにショッキングなことに、何と焼けた痕跡のある機体には「ドリームアクアマリン」と船名が書かれています。
僕が以前乗った機体だったのです。
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2009年10月、大分空港にて。現役時代の「ドリームアクアマリン」
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大分ホーバーフェリーのホーバークラフトが、中国企業の手に渡ってから一体何があったのか。
どうして日本に戻されたのか。
どうして熊本県の八代港に置かれているのか。
そして、これから先どうなるのか…?
その全てが謎なのです。何というミステリアスで、そして哀しい出来事なのでしょうか…
ホーバークラフトのふるさと大分県では、
ホーバーファンの方々が機体を引き取って地元で静態保存したいと動いておられるとも聞きます。
以前、ホーバークラフトの旅を一度だけとは言え体験して楽しい思い出がある僕も、
このかわいそうなホーバークラフトたちが懐かしい大分の地に帰れるように願わずにはいられません。
大分ホーバーフェリー。
運行終了後、ホーバークラフトは中国企業に売却されたことになっていましたが、
なんとそのホーバークラフトの機体が何故か熊本県の八代港で発見されたと大分の新聞社が報道してちょっとした騒ぎになっているようです。
八代港は僕の勤務先のすぐ近所。しかも既に何人かの同僚が釣りに行く際にホーバークラフトを目撃しているようで、聞き込みをしてみると置いてある場所は勤務先の敷地の本当にすぐ隣らしい。
という訳で、今日は土曜日ですが出勤したので、仕事帰りに港へ寄ってホーバークラフトを見てきました。
…実は、僕は大分ホーバーフェリーが運行を終了する直前に一度、ホーバークラフトに乗りに行っています。
(→大分でホーバークラフトに乗ってきました)
本当にこんな身近な場所に、あの日乗ったホーバークラフトがいるんだろうか?そんな気持ちで港へ向かうと…
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…いた!本当に、大分のホーバークラフトだ!!
岸壁の資材置き場のような場所に、ホーバークラフトの機体が置いてありました!
岸壁沿いの道路からはフェンスを隔ててすぐ近くの位置に置かれて野ざらしになっています。
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白くて美しかった機体は、砂埃のような汚れがびっしり付着して無残に荒れ果てています。
中国企業に売却された後は、香港で係留されているのが目撃されたという情報もありますが、彼の地で一体何があったのでしょうか…
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機体後部の巨大なファンとエンジン部も、ろくに手入れがされていないようでもう動かせないような感じです。
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全部で3機のホーバークラフトが、並べて置かれています。
大分から中国に売却された機体は全部で4つだったそうなのですが、残る1機はどこに行ってしまったのでしょうか?
そして、上の写真で一番手前側に置かれた機体は客室部分が無残に焼け落ちて無くなってしまっています。
火災が発生したようですが、本当に一体どうしてこうなったのか…
さらにショッキングなことに、何と焼けた痕跡のある機体には「ドリームアクアマリン」と船名が書かれています。
僕が以前乗った機体だったのです。
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2009年10月、大分空港にて。現役時代の「ドリームアクアマリン」
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大分ホーバーフェリーのホーバークラフトが、中国企業の手に渡ってから一体何があったのか。
どうして日本に戻されたのか。
どうして熊本県の八代港に置かれているのか。
そして、これから先どうなるのか…?
その全てが謎なのです。何というミステリアスで、そして哀しい出来事なのでしょうか…
ホーバークラフトのふるさと大分県では、
ホーバーファンの方々が機体を引き取って地元で静態保存したいと動いておられるとも聞きます。
以前、ホーバークラフトの旅を一度だけとは言え体験して楽しい思い出がある僕も、
このかわいそうなホーバークラフトたちが懐かしい大分の地に帰れるように願わずにはいられません。
3機も並んで骸を晒している光景は悲しいものがあります。大分のホバークラフトが中国経由で八代へ、何があったか知りませんが、ドラマ作れそうな気がします。
買った相手も、使いこなせないのに何故わざわざ購入したのか…
本当に謎だらけです。
そんなことになってるんですね?
廃止の話しも出て無かった頃に、是非ともホバークラフトに乗ってみようと、京都から「富士・はやぶさ」に乗っていきました。どちらも今では廃止されてしまいましたね。
乗り心地は意外にもフワフワした感じでもなく、固い感じでした。テイルスライドして空港に入っていくのが新鮮な驚きでした。
乗ったのはアクアマリンとトパーズでした…子どもの頃からのあこがれの未来の乗り物でした(泣)
運が良ければ別府湾に沿って走っている時に車窓にホーバークラフトが見えたかもしれませんね。
大分空港のS字ドリフト、ホーバーの名物だったみたいです。
ホーバーは操縦がかなり難易度高いそうなので、パイロットの方の腕の見せ所だったんでしょうね。
中国は大型ホバー軍事転用のために技術コピーをしたのではないでしょうか?
そのために一機は解体されたのではないかと私は思います。
とても淋しい写真ですが、その後どうなったか気になっていたので、有難い情報です。
ホーバー愛好家の方が大分市内での保存展示を目指し活動を開始しておられると小耳に挟みました。ひょっとしたら、奇跡の里帰りを果たせるかもしれません。まだまだ目が離せませんね。
>中国は大型ホバー軍事転用のために技術コピーをしたのでは
なるほど…空母を海上ホテルにすると偽ってまんまと手に入れた程悪質で阿漕な中国政府なら、実際にやりかねませんね。
データをコピーした後で証拠隠滅のために放火炎上…恐ろしい話です。
何より、みんなの夢を乗せて走っていたホーバーに対しての酷すぎる仕打ち、許せない気分です。
横浜から何回か出張で大分に行くたびに利用することを楽しみにしていただけに、呆然です。
自分のサイトのかっての楽しい想い出のホーバー乗船記の最後に、取り返せない残念なその末路ということで貴ブログへのリンクを張らせていただきました。
http://jomako.my.coocan.jp/travel/oita/oita.htm
うっかりしていて、申し訳ありません。
本当に面白い乗り物だったので、もう乗れないのが残念です。
ホーバーは今も、八代港に置かれたままになっています。
何とかこのまま朽ち果てること無く、迫力ある姿のままで保存が実現すればいいのですが。
懐かしいとともに寂しい思いです。単になくなったというだけならまだしも、壊れたり汚れたりした船の姿が悲しいものですね。わたしたちよりも、大分の人がきっと悲しんでいると思います。