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日々の工作など

YAMAHA A750再生記 3

2016-05-05 00:33:13 | オーディオ
昨日に続き1000円で落札したA750を見てみます



1600円のA750はパワースイッチの化粧板がなくなっていましたが、こちらは全部ついていましたが全体にすす汚れています。



これが前回の話に出したA CLASS TURBO ボタンです。



スピーカーターミナルも壊れていましたが簡単になおりました



足は1個もありませんでした。おまけに画面左下の角は潰れています多分落っことしたのでしょう。中を開けてみます。



こちらもフューズは切れていません。電源の電解コンデンサーの蓋も盛り上がっていません。



電源の電解コンデンサーは液漏れもしていません。またアース配線の全体が見られますが随分手間がかかっているのがわかります。



全体的に部品は良好で、今回は両機ともトランジスターの足の黒化もありません。、前回の1600円のA750では破裂していたセラミックコンデンサーも無事です。しかし、



耐圧80V 680μFにニチコンミューズ電解コンデンサーほ液もれしてそうです。耐圧80Vのコンデンサーは入手しずらくて厄介です。

でも大丈夫とみて電源を入れ、無事保護回路は作動せずリレーの動作音がきこえました。



写真の右の2つの赤丸がアイドリング調節の半固定抵抗です、これを調節して70mmAに調節します、オフセットはDCサーボのおかげで 1mmV以下になっています。



このアンプにはA級動作切替の動作点調節が必要になっています。測定のダイアグラムはサービスマニュアルにのっています。



1000Hzを入力し8Ωの負荷で11.5ボルト(15W)まで出力を上げると、基板の写真の左の丸印の半固定抵抗を調節して下側の赤丸のテストピンの電圧が+16Vから -16Vに反転するように調節します。



ネットワーク用のセメント抵抗でダミー抵抗にします40Wまで耐えられそうです。

発振機は持っていませんのでスマートホンで動画サイトを利用します。





こんな簡単な装置で調節ができててしまうのは助かります。

1000円のA750は無事調節完了 1600円のA750は作動しません+16Vのままです。動作原理がわからずお手上げでが、A級動作をするつもりはないのでこのままにしておきます。

アイドリング電流が問題なく調節できたので安定動作していると思われたので試聴してみました。





両機とも無事に作動しました。大出力機のためか全体にどっしりとした貫禄のある音質です。古そうな電解コンデンサーを交換するとさらに凄い音になりそうです。今回は安い買い物ができたようです。









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1 コメント

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アイドリング調整 (bibi)
2024-05-22 08:53:44
大変参考になります、少しわからないので教えて下さい。
英文では、アイドリング調整15.5±1mVの測定条件はボリューム最小とは記載してあるようですが、スピーカー端子には8Ω負荷を接続して測定した方が良いのでしょうか?よろしくお願いします。
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