
以前、在日クルド人家庭訪問~素朴な疑問編に「来日してからまだ数ヶ月で日本語が話せないトルコ系クルド人の一家をボランティアの日本語の先生が訪問するのに同行して、通訳していた」と書いたが、今回は食事編ということで、そこの家庭でご馳走になった食べ物の写真を少し載せたいと思う。
手作りのおやつ。四角いほうが甘いゴマケーキで、楕円形のが塩味のチーズ入りポアチャだったと思う。トルコ式のお茶請けは、必ず塩味のものと甘いものが組み合わされる。手作りお菓子が用意できないときは柿ピーとビスケットとかだった。食に極めて保守的で、あまり日本のものを食べないクルド人も柿ピーは好き(トルコ人も同様)。

イチリ・キョフテ(アラビア語ではクッベ)。ブルグル(挽き割り小麦)ベースの皮に羊のミンチの具を詰めて揚げたもの。日本人にもファンが多い。

中はこんなかんじ。トルコ東南部の料理には唐辛子が多用されるが、これも皮部分に唐辛子が入ってて辛め

ジャジュク。ヨーグルトにきゅうりとミント、にんにくが入っている。サラダと冷製スープの間くらい。ヨーグルトもパンも自家製。パンは売ってほしいほど美味しい。

この家庭には何回か通ったのだが、稼ぎ手がお父さんだけなのに、3人の子供の学校の費用が高くてやっていけなくなったそうで、お母さんと子供たちは最近トルコに帰ってしまった。旅費はトルコの親族に送金してもらったとのこと。お父さんは日本に残って働き、トルコに仕送りをするらしい。日本の学校って、やたらにお金がかかりますからね・・・みんなトルコで元気で暮らせますように。
そういえば、素朴な疑問編で書き忘れたが、この家庭の長女に「日本人の女の人はなぜ前髪を切るの?」と聞かれたことがあった。
君たちはなぜ切らないんだ・・・
(終わり)
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