井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

ワサビと火器管制レーダー

2018年12月31日 | 歴史・政治

 

海上自衛隊のP1哨戒機が韓国駆逐艦から火器管制レーダーの照射を受けた問題で、
韓国が次から次に繰り出す安易な嘘の連打に笑っていたのだが、その矢も
尽きたら、今度は無理な攻撃に転じて来た。

本日付の「ソウル新聞」は特攻隊まで持ち出して来た。

いわく、

「日本の哨戒機の低空飛行は、太平洋戦争当時、米軍艦に自殺攻撃を敢行した『神風』を連想させるという指摘も出ている」

いかなる理由で低空飛行を敢行したのか責任を問い、謝罪を受けなければならない」

そもそも、低空飛行させた原因を作ったのはどちらか。米軍なら即、爆撃に転じた 
火器管制レーダーの照射を受けた海自の哨戒機が低空飛行で旋回せざるを
得なかったことを、神風特攻隊に置き換え日本を逆に非難、謝罪せよと言うごとき
無法な言いがかり、どころか詫びまで求めるメンタリティが世界に知れ渡る。
海自の哨戒機が、なにゆえ韓国駆逐艦に突っ込んで玉砕せなばならぬ。

その嘘と同じく、重ねられる攻撃内容のずさんさで、なおも
韓国という国の特異な性格が知れ渡る。

かと思えば、民間ではワサビが刺し身にしか使えない香辛料だとして
日本をあざ笑うのである。

「しか使えない」香辛料を使う日本人の舌の繊細さが解らぬらしい。
カラシと、なぜ使い分けるのかも。
なんでもかんでも唐辛子をぶちこみ、それが韓国料理の万能香辛料である、
どうだ、というわけだ。

寿司 かまぼこ そうめん そばにもワサビは使われる。

もっとも、最近ステーキにもアボカドに醤油を併せて使われるのだが。

ワサビは清らかな水で生い育つ。

時々食事を共にさせていただいている呉善花さんに
ワサビの日本人と唐辛子の韓国人」という著書があり、
私は未読だが、精神を鎮静させるワサビと、興奮させる
唐辛子というユニークな観点からの、日韓の国民性の
相違を検証した本であるらしい。

韓国の軍隊に自ら志願するほどの強烈な愛国者でいらした
呉善花さんが、敵愾心も露わに日本に留学して来て、
しかし、敏い方だからそのうち、祖国で教わってきた
日韓の歴史がどうも違うのではないかと揺らぎ始め、
学ぶに連れついに、韓国が嘘を国民に教え込んで来たのだと
愕然と悟り、それから呉善花さんがなさったことは、韓国食を
きっぱりと棄て、和食に切り替えることである。

食べ物がその国の国民性を形成するという理論は正しい。
本来の日本人は獣の肉を食すること極めて少なく、人を
穏やかに保つ食品で膳は占められていた。

唐辛子のカプサイシンが、脳を異常な興奮状態に導く
ことは知られている。大量摂取の場合のことである。

体内に吸収されたカプサイシンは、脳に運ばれ、副腎のアドレナリンの分泌を
活発にさせる。アドレナリンの過剰分泌は、大脳辺縁系の扁桃体や海馬に
ダメージを与え、食に原因を求めると韓国の人々の代表的性質「火病」は
唐辛子の辛味成分であるカプサイシンの大量摂取にあると言われている。

韓国はまず、食の改善から始めたらどうだろう。
韓国の悲願「日本を抜いて世界の一流国」になるためである。

それにしてもワサビまであざ笑い、日本を貶める韓国という国の性格の良さ。
(個々人では呉善花さんのごとく目覚めた人もいるが)
こういうところでも、実はわたくしはもっとやれ、と密かに
思っている。レーダー照射を皮切りに、次々韓国の精神レベルが
世界に知れ渡るように。「解りました? 日本は今まで、こんなにも
苦労させられ、でもさしたる反撃もせず黙って耐えて来たのです」
と、ワサビを摂取しつつ静かに訴え続けたい。


暮れの日韓漫才

2018年12月30日 | 歴史・政治

新宿住友ビル最上階の52階にある瀬里奈で、牛と蟹の
しゃぶしゃぶを食して来た。
日韓問題を知悉していらっしゃる元韓国籍でいらした呉善花さんとの
会食で使った店だが、美味しかったので
今日で三度目。甥っ子夫婦と、
その子供たち2人を連れて
行った。

甥の下の子はやっと一歳になったばかりで、隣の赤ちゃん椅子に
座らせたり膝に抱いて私が面倒を見たのだが、まあよく動くこと、
危なっかしく、それを構いつつ食べさせつつ、自分は合間を縫いながらの小刻みな
食事である。
一回きりだから、やれる。毎日これが続く子育ての大変さ、
いかばかりか。

さて韓国。
あちらがわの言い訳がそのつど変わり、皆さんすでに
問題が那辺にあるかつとに承知のことと思うが、
二転三転する言い訳が尽きたかと思うと、
今度は海自哨戒機「P-1」から発信される英語が下手で聞き取れなかった、と
今度は海自の語学力のせいにして(そもそも、では聞こえていたではないか
ということだが)、ここまではそうだろうな、と
予測範囲内だったが、あの国は更に上を行く。

安倍政権が支持率回復を仕組んでやったこと、と
今度は言い始めたが安倍政権の支持率は、もともと
上向き気味であった。もっとも、今度の決然たる
対処で支持率は更にアップは少々すると思うが、もともと
韓国のように反日人気取り政策で支持率が左右されるような
国では、日本はない。80%を超える支持率も異常だったが、
半減する速度も日本ではあり得ない。

韓国への日本政府の抗議は、安保を脅かす「不純な動機」からなのだそうだ。

後は、何だ・・・・不謹慎とお叱りをこうむりそうだが
年末テレビのお笑い特集よりも私は説明に詰まった
韓国の日本への難癖のほうがシュールで笑える。

韓国の観艦式に出なかった日本が、中国のそれには海自艦派遣を検討
している、ということで今度は怒っているが、追い出したのは韓国であろうに、
と言い返すもアホらしいが、中国は自衛艦旗である旭日旗を理由に「招待客」を
玄関先では追い払ったりしない。(たぶん)

「韓国軽視」なのだそうだ。訪問してきた客にいきなり水をかけ、驚いた
客が、では隣家に参りましょうと去ったら、「うちには来ないで隣には
行くのか、ばかにするな!」と怒鳴っている構図。

「韓国人の嫉妬を招き、韓国人を怒らせてもまったく不思議ではない」と
いう報道の「嫉妬」という表現がいかにも韓国の感性だが、その一方で
「他国から尊重されたいならば相応の実力が必要だ。政治面であろうが
経済面であろうが実力がなければ、どれだけ大声で叫んでも尊重されない」
と自省してみせる、そのひがみ混じりの的外れ。

いや、尊重されたいなら国力の問題ではなく、約束は破らない、嘘はつかない、
とまずこれをクリアしなければ。

海自がJAPAN NAVYと名乗ったことも気に食わぬそうだ。
韓国が抗議する内容に応えようとするなら、海自は緊急時にも
「This Is
Japan Maritime Self-Defense Force !」と
連呼せねばならぬのだし、海自は日本の国軍であると海外では
認識、多国籍軍に任務中はJAPAN NAVYで通っているではないか。
「This Is Japan Navy! 」でなぜいけないのか。日本が軍隊を持つ野心を
持っていると称するのだが、他国に余計なお世話というものであろう。

韓国の国防、外交両省は21日午後、それぞれソウルの日本大使館の抗議を受け、
釈明をした。その上で日本側に抗議の事実を公表しないよう求めたそうだが、
日本は今まで、何度も何度も事実ではないことまで世界に「公表」されて来た。
「問題」の拡大化を防ぎたいから、だそうだが拡大化させないためには、
真相の発表と、潔い謝罪が必要であろう・・・・とお行儀よく書きつつも実は
「いいぞ、もっとやれ」と不謹慎ながら思っている。日本がまっとうに
韓国の理不尽に対して抗議するのはこれが初めてだからだ。
今回の一連のやりとりで世界は韓国という国のユニークなキャラを
少々把握することになる。

このたびの日韓漫才、ボケとツッコミはどちらの国だろう。


「火の用心しゃっしゃりませ」

2018年12月29日 | 日本語

火の用心の夜回りに出かけるというご町内の人と
立ち話をしていたら「初めて参加した時に『火の用心しゃっしゃりませ』と教わって、
その『しゃっしゃりませ』が解らず長老に訊いたんですよ」

むろん、しゃっしゃりませは「なさいませ」の意味で、
「さっしゃりませ」からの転化。

サ変動詞「す」の未然形に、尊敬の助動詞「さす」と「らる」の付いた「せさせらる」の変化型である。

火の用心の風情も好きだが、海外にそんな風習があるのはどうかは
知らぬけれど火事への用心を呼びかける言葉を丁寧、尊敬語で
発するのは日本独自ではあるまいか。

立ち話した人はその後「暴れん坊将軍」で大奥の腰元たちが
「火の用心しゃっしゃりませー」と深夜の城内に触れ回るシーンに、
納得したという話であった。

江戸かあるいはそれ以前かは知らぬが、古語がこんな形で
東京の街の片隅にまだ生きていることが、ほのぼのと嬉しく
感じられる。

夜回りのその日には町内の小公園にテントが張られ、
風除けのシートで覆われて、中ではおでんと
酒の振る舞い。寒い冬の夜、火の用心の夜回りを口実に
親睦会なのだろう。これも日本人の知恵であろう。

火の用心、という声の後にいい間合いで響く拍子木が
「日本の音」である。

中国地方の子守唄に「ねんねこしゃっしゃりませ」と
歌う。赤ん坊にさえ丁寧に語りかける日本人の
心映えがいい。

もっとも子守唄は「寝た子の可愛さ」に続き、
「起きて泣く子の面憎(つらにく)さ」と
正直であられもないのだが、旋律の物柔らかさに
乗せて歌われるので、刺々しさはない。

言葉も生き物でいずれは老いて滅びゆく定めに
あるけれど、その言葉に託した日本人の
心映えは、大切にしたい。

外国人が増え、日本のいい佇まいが駆逐されそうな
勢いの昨今、なおそう思う。

海上自衛隊のP1哨戒機が韓国駆逐艦の、撃墜予告に等しい
火器管制レーダー照射を受けたこと、それに伴う韓国側の恥知らずな嘘の連打に胸を
ざわざわさせながらも、日本人としての矜持と穏やかさは失いたくなく、
のんきなことを書いてみた。

国防相公開の動画は早速見てみたが、緊迫するアラームの
鳴り響く中でも海上自衛隊の男たちの
終始冷静でゆとりある構えに、これも日本人を感じた。
アメリカ軍なら、さしずめFUCK! の連呼ではなかろうか、
というのは偏見か、緊急時の軍人は声の記録を前提として
きちんとしているのかもしれない。

ハリウッド映画では、どうということもない
会話にfuckin'の連発で辟易とする。熟(つくづく)染まりたくない、
と思うのだ。

罵り語なら、日本語がもっと多岐に語彙が豊富であり、
それを忌避する気はさらさらないのだが、時と場を心得たい。

「ええい、韓国め豆腐の角に頭ぶつけて死んじまえ」
「顔洗って一昨日来やがれ」と罵り言葉も、日本ではゆとりがあって優しい。


またも、言葉の選択ミス 岩屋防衛相

2018年12月28日 | 日本語

現在私が得た情報は読売新聞の記事によるもののみであり、
岩屋防衛相の言葉の全文を
記載しているものは目にしていないので、あるいは
言葉尻を捉えた偏狭な批判になるやもしれぬとは警戒しつつも、
しかし、相変わらず言葉の使い方が練れていないこと、
サイバーセキュリティ担当の、桜田義孝大臣に次ぐものであろう。

記事内の岩屋防衛相の言葉でひっかかったのは、これである。

「海自側が適切な行動をとっていたということを国民に理解してほしい」
と(画像)公開の理由を説明した、と記事にはある。

いや、理解させるべきは韓国であり国民はその次であろうに。と、
突っ込まれても文句は言えぬ。仮に言葉のある部分を切り取られたにせよ、
切り取られるのが常であれば、切り取られても大事ない
言葉の選択、考え抜かれた表現方法というものがある。

例えばこの言葉の冒頭に「証拠は米国と共有しているが」とつけるだけで、
言葉の軟弱さのトーンが薄まる。

証拠は米国と共有しているが、海自側が適切な行動をとっていたということを
更に国民に理解してほしい」

色文字が、僭越ながら私が添削させて貰った箇所である。

しかし国民はとっくに理解している。ごく特殊なアンチ自衛隊以外の大方の国民は、
各報道で
事態の真相はすでに把握。

字幕で国民の理解を仰ぐのが悪いとは思わぬが、それと併せて数カ国語の字幕を用意、
世界に拡散するのが急務ではなかろうか。(後記 英語版は即刻作られたようだ。
願わくばもう2,3ヶ国語バージョンを。言語使用範囲の広い中国語、
スペイン語だろう)

韓国側のレーダー照射は、北朝鮮の船を捜査中のことではなく
救助後のことであり、こういう基礎での嘘が相手にはあるのだから
自衛隊に非がないことなど素人目にも明らか。自衛隊の潔白を証明することも
大事だが、しかし今回のことを奇貨として韓国側の総体的日本貶めが
いかに虚偽に満ちているか世界への報知活動に逆利用するだけの、
大局的見地からのふてぶてしさを持ちたい。

「国民に理解を」などという、軟弱な紳士は防衛相にはふさわしくない。


韓国の「火器管制レーダー」使用の証拠画像、本日公開

2018年12月28日 | 歴史・政治

自衛隊機が韓国軍から照射を受けたのは、射撃の際に使用する
「火器管制レーダー」で
あり、要するに拳銃のトリガーに
指をかけ、銃口を額に押し当てられたのと同じ、危険で
決して許されざる行為。

クィーンはROCK YOU! だが韓国軍のはLOCK ON!である。
LOCK ONは、狙った獲物は逃さない、という意味だから
言い逃れはきかない。

韓国防衛当局実務者の言い訳が二転三転、また四転、韓国側に
疚しい点があるのは明白であろう。

当夜の海が荒れていた、という韓国側の説明だが写真により
海は凪いでいたことが明らか。こういうところで安易な
嘘をつくことじたい、背後に大きな嘘があることが
露呈する。

しかも自衛隊機は、排他的経済水域にあった。

第一、北朝鮮の小さな漁船になぜ韓国の駆逐艦が「救出」とやらに
それほど、熱心であったのか。漁船に対して上空への照射も
嘘。

「背取り」かもしくは、国際社会なかんずく米国と日本には
知られたくない何らかの「交流」があったのだ、と
いうことであろう。

確か、佐藤正久氏であったと思うが「証拠は米国とも共有」との由、
その上で、防衛省は本日当日の映像を公開する方針であるとか。

いよいよ、文在寅大統領は日米に追い詰められるが、どう
しのいで行くのか。

慰安婦、徴用工、竹島、日韓併合、旭日旗と反日カードを
繰り出して来たが、それらがパワーレス化して
韓国内の人気取りには必ずしも結びつかないことが、
文政権支持率がガタ落ち、ついに支持が半数を割った
ことから知れる。

焦っているさまが、目に見える。
頼みの北朝鮮が、韓国に牙を剥き始め八方塞がりであることから、
文政権の近未来も大方、見える。