井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

投票に行ってわかった、白髪の効用

2016年07月31日 | 日記

投票所に行き、マニュアル通りの受付を済ませたのですが、
リストから読み上げられた名前がまさかの別人名。

ゆえあって人のを預かってたのですが、それを持参したのです。
無論、そのむね受付では説明し自分の投票券を取りに帰ったのですが、
しかし、預かった人の年齢は37歳です。
・・・・・・・・受付の複数の人達、私の姿をチェックなさっていたのに、
疑いませんでした?
と、実は少々自慢も入っているわけで。

こういう時ワックスで白髪を入れていたら、「ご本人ですか」と
言ってもらえたのでしょう。
あと白髪の効用は、ふだん電車の優先席に座るのが
どうも、ためらわれるのです・・・・明らかに私より
年下らしいのに、老人ぽくよろよろと前に立たれたりすると
「どうぞ」と譲らざるを得なかった私。

白髪を入れていると堂々と掛けていられます。

自宅で家族のと間違えて持ってくる人は結構いると、受付で
聞きました。

とくだらない前置きでしたが、今回ほど一文字ずつに心をこめて
お名前を書いたことがありません。

三者の誰になるかで都政の風景がガラリと変わります。

1 都議会内田氏と森元総理の土建屋利権に汚れた都議会の浄化。
  抜本的構造改革。 
  通訳無しで英語が語れる、五輪に向けて華のある都知事の誕生。

 

2 第二の舛添氏。党の言うまま大人しく、都議会のドンに命じられるまま
  従順に、舛添氏と違うのは私利私欲でお金を使うのはさすがに控える 
  であろうこと。

 

3 論外編。美濃部都政の悪夢再び。

 

これほど大事な天下分け目の選挙なのに、投票率は今のところ50%程度の読みなのでしょうか。自分と関係ないと思う人たちがまだまだいるのでしょう。
選挙に行っても変わらない、という逃げをいうのが特に若者にいますが、きいたふうなことを。悪夢だったにせよ、政権の移行、奪還はありました。
変えるのは投票所に行った人たちです。

投票券を取りに家に帰ったら、とたんににわか雨。
やれやれと思いましたが、じき上がり雲間から弱日(よろび)が
差して、カンカン照りよりは出足はいいのかも。


晴れてよかった

2016年07月31日 | 日記

雨だと、組織の基礎票を手堅く持つ人が有利なので
晴れるようにと祈っていたのですが、今朝の東京はまずまずのお天気です。

しかし、それにしてもいつまでこの組織票というやつ有効なんでしょうか。
沖縄出身なのに基地問題を知らないとかいう人が、組織をバックに
やすやすと当選してしまう茶番。

私だったら組織に所属していても、やすやすと言うこと聞かないけどなぁ。
日本人がとりわけ集団帰属意識が強いのかな・・・・?

あと、理解に苦しむのがその候補者と会ったから、握手したから
投票した、という人たち。選挙には行ってくださいね、と
言いつつ、こういう人行かなくていいから! というのが本音。

それと公約を読んだりテレビで見たりして、直前まで
心が定まらず迷う人。普段から勉強していれば、一発ですよ。
考える間とて無し。

唯一迷うケースがあるとすれば、今回自分の支援する人は
ほぼ絶対当選する。だから、今回は自分の票は通る確率は
ほぼゼロだけど、この人の言い分に強く共感するから、
一つの意志の示し方として、入れるべきか・・・・・という時は
ある程度迷います。


主要三候補の明確な相違点は 外国人参政権

2016年07月30日 | 歴史・政治

小池百合子氏 国防上、明確に反対を表明。

田寛也氏 「賛成」から都知事選出馬にあたって「民意次第」と変更。

鳥越俊太郎氏  賛成。

 

参政権の是非は「民意」とは無関係に、それ自体の功罪で図られるべきものですね。

小池百合子氏の反対理由は、島嶼部でたとえばそれなりの意志を持った人々が100人集まれば、のっとりができる、というものです。

井沢の個人的見解を僭越ながら以上に加えれば、たとえば在日の方々は
本国と日本と2カ国に選挙権を持つことになり、その「愛国心」から人を選ぶ価値観は日本ではなく、韓国や北朝鮮であろうということ。

海外の日本人は、たとえ税金を納めていても基本的に選挙権は与えられません。その国のインフラ他を利用していることで、納税分は相殺されるという考え方からかもしれません。

ジャーナリスト、安積明子氏の見解を参考までに。

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20160717/plt1607170830001-n1.htm

東京都知事選の組織選挙に、女性政治家らが“反乱”を起こした。日本のこころを大切にする党の杉田水脈(みお)元衆院議員は、同党が推薦した増田寛也元総務相(64)への支持を拒否し、政策的に一致する小池百合子元防衛相(64)への共感・支持を公言しているのだ。

 「私は、増田氏の外国人地方参政権への姿勢が納得できません。政治家として支持できません」

 杉田氏は断言した。

 都知事選の焦点の1つに浮上しているのが外国人参政権だ。14日夜のBSフジで、小池氏は国防上の観点から「明確に反対だ」といい、ジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)は「賛成」の意向を示した。

 これに対し、増田氏は岩手県知事時代には賛成していたが、番組では「地域の意向を重視していくべきだ。都民の意見を聞くと、反対の意見の方が大変多い。そういった意見に従うべきだと思う」と語った。そこに増田氏の政治的信念は感じられない。

 実は、自民党は総合政策集Jファイル2012に「国のかたちを壊す『外国人地方参政権』導入に反対」と明記している。都知事選で、自民党の支持を得るために“修正・変節”したのか。

 杉田氏は「国の中に国をつくるようなことは、あってはならない」と主張、外国人参政権は国家システムの基礎を揺るがすものなので、絶対に認められないとしている。

日本のこころを大切にする党は、早々と増田氏の推薦を決めたが、杉田氏は「増田氏側から推薦依頼も来ていないのに総務会が勝手に推薦を決めた」と不信感を募らせる。さらに「私は東京都民ではないので投票権はありませんが、1票を投じるなら増田氏ではなく、外国人参政権に明確に反対している小池氏に投じたい」とも語った。

 杉田氏だけではない。先の参院選で、同党から東京選挙区に出馬して落選した鈴木麻理子氏も、小池氏支持を表明した。

 鈴木氏はフェイスブックに「世界的に自分の言葉で発言でき、クールビズなどを一般に広め、外国人参政権法案を潰した実績は素晴らしい」「この決断によって党から除名されることも考えられますが、私は自分が信じた道を進む事が支持者を裏切らない事だと考えます」と記している。

 圧倒的な組織力をバックにした増田、鳥越両氏に対し、小池氏は政党の支援を受けずに戦っている。オンナたちの“反乱”が、都知事選の戦況を変えるか。 (ジャーナリスト・安積明子)


白髪デビュー

2016年07月30日 | 日記

白いワックスで前髪を白くした画像をアップしたら、

鬢にもやってください、とアドバイスを頂いたので

鬢にも塗って、ついに出かけました。

会った人に訊いてみたら、言われるまでよもやワックスとは

思わなかったとのこと。成功です。

それに、油性なんで少々雨にぬれても大丈夫。

「ベニスに死す」というビスコンティ映画で美少年に恋した

老教授だったか音楽家だったかが、美少年の後を追ううち

雨に遭い、理髪店で染めたばかりの黒髪から、染料が

顔に墨汁となって垂れ、こっけいでしかし笑えない切ないシーンに

なっていましたが、ワックスがあればよかったのにね。

実は猫っ毛の細い髪質なんですが、ヘナを長年使っているので

髪切る人には「腰がある」と言って頂きます。

ただヘナは髪が染まるので、実のところ白髪がどのくらいあるのか、
ないのかが解らないので、ワックスを使うと決めてから念のため
一ヶ月間、ヘナを止めてみたのです。

地毛の白を強調する程度のワックス塗りでちょうどいいのではないか、と。

ところが、ヘナを止めても白髪はほとんどないことを発見、これはいよいよ
ワックス頼みです。

「わが家」で向井くんの妹役をやってもらった村川絵梨ちゃんが
日本酒のソムリエの資格を持っているので、今度利き酒の会を
やろうと言ってるので、その時絵梨ちゃんやスタッフの皆さんには
ワックス白髪デビューしようかなあ、と思ってます。

明日がいよいよ都知事選で、それ関連の文章を期待して
来てくださった方々もいらっしゃるかと思いますが、
もうこれまでに、さんざん述べたので今日は敢えて
外しました。


言葉の暴力

2016年07月27日 | 歴史・政治

石原慎太郎氏が小池百合子氏に対して「厚化粧の大年増」やら「厚化粧の嘘つき」

と、罵っているさまが醜く、この方都政を放り出した時点で、表舞台から
姿を消すべきでしたね。保守の星であったのに、これでは晩節を汚すばかりです。

小池氏には生まれつき頬にアザがあり、それを隠すために塗りが厚くならざるを得ないということを知っての発言でしょうか。

小池氏は「今日は薄化粧で来ました」と、さらっと跳ね返し、さらにかつて石原氏に出馬要請をされたことは事実と明るい口調でばらされ、しかもその要請の理由が、猪瀬氏に潰された、四男のイベントに都の予算をつけてやったのだが、猪瀬氏に縮小された。それを復活させてやってくれ、が第一声だったとのこと。

「都の予算を付けたけれども。猪瀬さんになって、その予算が減らされたんだ。その予算を確保して欲しい。」(小池氏言葉)

都政を自分の息子救済のために使おうとしていたことを、小池氏は石原氏のように罵らず、さらっと「いいお父さんですね」と受け流し、このケンカ、器は小池氏が数倍大きかったようです。

石原さん、失礼ながら少々痴呆が始まっていらっしゃらないでしょうか。都政を投げ出した時点で、首をかしげていたのですが? 痴呆が言い過ぎなら、老齢による判断力劣化。都政を放り出して、ご自身にも周りにも何かいいことがありました?

言葉の暴力という意味で言うなら、福島みずほ氏も小池氏に対して「心は男」として「女装の男」呼ばわりを演説でしましたが、小池氏が子宮筋腫で子宮を全摘していらっしゃることをご存知での発言なのでしょうか。

鳥越氏は小池氏を「核武装に賛成」として非難していますが、これも真意を伝えない言葉の暴力です。

北朝鮮からの核の脅威、そしてアメリカが退いた時どうするかという設問がまずありきで、小池氏の正確な言葉はこうです。

「軍事上、外交上の判断において、核武装の選択肢は十分ありうるのですが、それを明言した国会議員は、西村真悟氏だけです。わずかでも核武装のニュアンスが漂うような発言をしただけで、安部晋三官房副長官も言論封殺に遭ってしまった。このあたりで、現実的議論ができるような国会にしないといけません」

これのどこが「核武装推進」ですか。「選択肢は十分にありうる」ということであり、国会で議論できる土壌づくりを、ということです。それは防衛を語る上での一つの考え方です。核保有が現実、核に対する最大の抑止力である以上、選択肢としては常に持っているべきであり、国会で話題にすること自体が周辺への「睨み」になる、「日本は持とうと思えばいつでも持てるのだから妙なことしなさんなよ」ということです。

「選択肢としてあり得る」がなぜ一足飛びに「東京に核配備」とやらに
すり替えられるのか。

実のところ「核は持たない」などと宣言してしまっては、侵略国の思う壺なのです。第一非核三原則など、守られているはずがないでしょうに。

言葉にはしかし、「言わない暴力」もあります。
小池氏の被災時の公約を紹介するのに、わざわざ瑣末なものを拾い上げて紹介、もっと抜本的公約、たとえば自衛隊との連携緊密化、警察・消防と結んだ対応力強化など隠して言わず、その代わりに「液体ミルク」などと大事だが、ささやかなことを紹介、矮小化するのです。
ほとほと、驚かされます。テレビの体質を知ってはいても、ここまでやるか・・・・・
ということですね。

自衛隊といえば、情報に間違いなければ小池氏は竹島にも触れたそうで
この方、何かがきっと心の中で弾けたのでしょう、本気で腹をくくられましたね。

私は命の心配をしています。祈ることしか出来ません。きっと守られるでしょう。
むしろ都知事になられてからでしょう。都民の一人としてお守りします。