井沢満ブログ

後進に伝えたい技術論もないわけではなく、「井沢満の脚本講座」をたまに、後はのんびりよしなしごとを綴って行きます。

伊勢海老カレー到着

2019年06月08日 | 

伊勢海老カレーを銀座の某店に予約しようとしたら、伊勢海老は禁漁期に入り
秋口まで待たねばならないということを書いたら、コメント欄で通販の存在を
教えてくださる人がいて、伊勢観光ホテルに早速注文して打てば響く
素早さで届いたのが今日である。

銀座で頂けば1万円ちょっとだが、通販のは1万2千円で2人前。
半分の価格である。
伊勢海老の半身も2尾梱包され、他にサフランライス用のブイヨンと
コーンポタージュまで入っていた。

現地のホテルで食した時の半分の味に満ちていたらよしとする
つもりだったのだが、カレーには伊勢海老特有の
風味が溶け込み、三分の二ほどは味をカバーしていたようだ。
伊勢海老本体もそれなりにお湯で甦った。どのみちカレーを
かけるので、さほどの新鮮さは求めなくてもよい。歯ざわりはそのまま、
十分に伊勢海老を堪能した。

おかげで、秋の解禁日まで待ち焦がれずに済んだ。

伊勢観光ホテルは伊勢海老のスープも出していて、缶入りのそれは
お歳暮でずっと頂いていた時期があるのだがカレーまで
通販しているとは知らなかった。

それにしても、ホテルで頂いた時もコーンポタージュが
添えられていて、なぜコーンポタージュなのかその時も
不思議だったのだが、伊勢海老カレーには合う。
他にスープを思い浮かべてみるのだが、結局コーンポタージュに落ち着く
試行の末の定番なのだろう。

サフランの黄色いご飯はさして好きでもないので、通販のそれは
白いご飯にした。私には至福だが、伊勢海老愛がさほどない人には
お勧めしない。
伊勢海老風味を差し引けば単なるカレーではある。

冬が苦手なのに、食べ物は毛蟹、ふぐ、伊勢海老と寒中のものばかり。


一万円カレー

2019年06月06日 | 

伊勢のホテルで食した伊勢海老カレーが忘れられず、都内でどこかないものかと探していたら、銀座の某店にあった。4日前に予約が必要とのことで電話をしたら、伊勢海老は禁漁期に入り6月からは供していないという。
秋口まで待つことになるが、時間の巻きがやたら速いこの頃、
きっとあっという間に秋である。1万円だそうだ。

 


至福の一夜干し

2019年05月30日 | 

房総にロケにいらしていた三田佳子さんが、マネージャーさんの
運転する車で、拙宅にお土産を届けて下さった。

呆れるくらいに肥えてぶりぶりした金目鯛と鯖の一夜干し、
早速お茶漬けで頂いた。

お返しに、産地から取り寄せたばかりの無農薬のりんごジュースを
差し上げた。皮ごと絞ったジュースで、生涯に巡り合った
りんごジュースの中での最高傑作、インド神話に登場する甘露(アムリタ)を
飲んでいるようなのだが天然自然の甘さなので、ちっとも飽きない。


浅草の江戸前天丼

2019年02月02日 | 

テレビ番組の情報で知ったばかりで、自身は訪れたことがないので
囃し立てるのも気が引けるが、浅草に江戸時代天保八年(1837年)創業の
天ぷらの店があるそうで、テレビではその店の天丼を映していたが、
蓋が閉まらずプリプリに肥えた海老たちの上で、斜めに
傾いでいるその豊穣のさまに魅せられて、いずれ
出かけようと電話をしてみたら、食事時を外せば入れるそうな。
ただカウンター席がないので一人客は相席になるとのこと。

定食もあり、天ぷらはごま油で揚げるのが江戸流儀なのだという。

天丼は1,460円から3,650円まで。

銀座線浅草駅から徒歩1分。雷門の右隣だそうだ。都内在住でなくても、上京の折りのご参考までに。

 


楽しい一夜

2019年01月20日 | 

三田佳子さんとご飯。
銀座の某所でのご飯からさして間がないのだが
電話で話しているうち、会いましょうということになり。

公私共に長いお付き合いで、構えることがないのでとても
気楽なお相手。頭の片隅にはもちろんたぐいまれない才能を尊敬する
大女優さんというのがないではないのだが、包まず語れるお相手で楽しいので、
気がつけば4時間経過。
5合のぬる燗を私がほぼ一人で空けていた。
のどくろの塩焼きが絶品だった。

緑茶を飲むと眠れなくなるとおっしゃるので、私はいつも
ポットにごぼう茶を入れたのを食事の席には持って行く。

私と接しているお相手の顔や手に金粉が浮くことがわりにあるのだが、
この間三田さんの手の甲にキラキラ光って、でも三田さんは
人体の成分が何かのはずみで・・・?と懐疑的。

でいらしたのだが、今回は帽子にキラキラと降りしきり人体説は
あっけなく却下。「ア、金粉、帽子に」と言ったら帽子を
脱いでしばらく首をかしげ見つめていらした。

「あなたは金粉が好きだから」
と金箔を浮かしたお酒を下げて来てくださったのだが、
金粉が降るというだけで、取り立てて好きというわけでもないが
無論、嫌いではなく光れば心楽しくはなる。いや、
やっぱり好きなのだろう。

ところが、お開きとなって5合を空にした私、ただでさえ鈍い運動神経が
更に鈍っていたのか、席を立つ弾みに酒を卓から床に払い落としてしまい、
勿体無いから割れててもいいから持って帰ると言ったのだが、
「危ないから止めなさいよ」と三田さんに止められた。
申し訳ないことをした。降る金粉は無料だが、お酒に漂う
金は有料である。

不思議現象に慎重な構えの三田さんだが、御本人は
無体験というわけでもなく、動物好きでお家にワンちゃんや
ネコちゃんが絶えたことはなく、今も複数。

昔、愛犬の鳴き声をご自宅から遠く離れた別荘で聴き、
不審に思いつつ帰宅したら、息を引き取っていたということなど、
お話を伺いながら、私も愛犬たちのことを思い出し
心にせぐりあげる心情に歯を食いしばっていたら、
「いいのよ、泣ける時は泣けばいいの。涙っていいものよ。
なかなかもう泣けなくなっているのだもの」

今いるネコちゃんの”ひとり”に蛍ちゃんというのがいて、
「美形なのに性格が」とおっしゃり、「あなたに似てるのよ」だって。
言いたいこと言うわ。私も返すけど。

というわけで、泣いたり笑ったり歌ったりの一夜だった。
腹割って正直に自分をさらせる友人がいることを、最近
とみに有り難く思っている。たまたま有名な女優さんだが、
仕事の場を離れれば、しばらく会わないでいると寂しくなる
ガールフレンドである。

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